サウナで「内臓脂肪」が落ちるってウソ・ホント?ダイエット目的だと意味ないの?

更新日:2023-02-15 | 公開日:2022-08-31
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サウナで「内臓脂肪」が落ちるってウソ・ホント?ダイエット目的だと意味ないの?

「サウナは痩せる」って聞いたけど、ホント?

サウナで内臓脂肪や皮下脂肪を燃焼できるのかどうか、専門家に聞いてみました。

おすすめのダイエット方法も紹介するので、効率的に痩せたい人は必読です。

監修者
徳満友美 先生

株式会社Luce/健康検定協会
日本エステティシャン協会認定フェイシャルエステティシャン

徳満友美先生

経歴

大手エステティックサービスの提供、技術営業指導員を経て、化粧品、健康食品会社にてスタッフ育成、その後美容皮膚科にて運営、企画を行う。
株式会社Luceでは健康、医療情報メディカルアカデミーを担う。

サウナで「内臓脂肪」が落ちるってウソ・ホント?

健康や美容によいと思ってサウナをはじめました。サウナで「内臓脂肪が落ちる」という噂を耳にしましたが、本当でしょうか?
女性
専門家女性

ウソです。
残念ながら、少しの時間サウナで体を温めるだけでは、内臓脂肪は燃焼されません。

内臓脂肪を落としたいのであれば、有酸素運動で体を動かして、エネルギーを消費する必要があります。

皮下脂肪は燃える?

専門家女性
皮下脂肪もサウナだけでは落とせません。

「皮下脂肪」はゆっくりと蓄積する脂肪で、内臓脂肪よりも落としにくい傾向にあります。
皮下脂肪を落とすには、筋トレがおすすめです。

筋肉を動かすことで基礎代謝が上がると、皮下脂肪は燃えやすくなります。

じゃあ…ダイエット目的のサウナは意味ないの?

専門家女性

全く意味がないわけではありません。
“サウナに入る→外気浴をする”という行為は、体の代謝に関わる「甲状腺ホルモン」の働きを促します。
そのため、習慣的にサウナに入っている人は、その分脂肪が燃焼されやすくなるといえます。

サウナに入るだけでは痩せませんが、運動と合わせて習慣化すると、効率的にダイエットできるでしょう。

また、サウナは余計な塩分を排出できるので、むくみ改善にも役立ちます。

ダイエットをサポートするサウナ後のケア

サウナに入った後に「マッサージ」をしよう

専門家女性

サウナに入った後は、

  • 脂肪を落としたい部分
  • 普段動かさない部分

を「マッサージソルト」などをつけながら、やさしく揉んでみましょう。

サウナに入った後は、新陳代謝がアップしていて、老廃物を排出しやすい状態です。
マッサージをすることで、むくみ解消につながります。

サウナ直後の「食事」や「飲酒」は控えよう

専門家女性
サウナ後の1時間程度は食事を控えましょう。
サウナに入ると、体がリラックスして栄養分を吸収しやすい状態になるため、食事で太りやすくなります。

また、サウナの後の飲酒もおすすめできません。
酔うと「塩辛いもの」や「カロリーの高いもの」に、つい手が伸びてしまうものです。

せっかく新陳代謝が上がっているのに食べすぎてしまっては意味がありません。
サウナの直後は、常温の水での水分補給にとどめておきましょう。

内臓脂肪を落とす!おすすめのダイエット法

  • バランスのよい食事を摂る
  • 有酸素運動を行う
  • 筋トレを取り入れる

内臓脂肪を落としたい人には、サウナだけでなく、上記のようなダイエット方法を取り入れてみましょう。

ダイエット法① バランスのよい食事を摂る

専門家女性
  • 1日3食、毎日同じ時間に食事を摂る
  • 糖質や脂質を摂りすぎない
  • 野菜を多めに摂る

といった点を、普段から意識しましょう。

食事の時間がまちまちだったり、食事を抜いたりすると、血糖値が上がりやすくなり太る原因となります。

また、糖質や脂質に偏った食生活も太りやすくなります。
野菜もきちんと食べて、栄養バランスが偏らないようにしましょう。

よく噛んでゆっくり食べよう

 

よく噛むと満腹中枢が刺激されるため、食べすぎ防止につながります。
満腹を感じやすくなるよう、食物繊維の多い「野菜」を最初に食べるのもおすすめです。

ダイエット法② 1日20分以上の有酸素運動を行う

専門家女性
内臓脂肪を落とすには、毎日20分以上の有酸素運動を続けることが大切です。
  • ヨガ
  • ウォーキング
  • ジョギング

など、少し汗をかく程度の運動を続けましょう。
20分以上続けると、内臓脂肪が効率よく燃えてくれます。

ダイエット法③ 筋トレを取り入れる

専門家女性
筋トレは基礎代謝を上げるので、痩せやすく太りにくい体を作ることができます。
すぐに行える「プランク」「スクワット」がおすすめです。

プランク

  • うつぶせの状態から両肘で体を支える
  • 腰を浮かせて、頭から背中・腰・足先まで一直線になることを意識する
  • この姿勢を20秒間キープする
  • 10秒間のインターバル(休憩)を入れる
  • ①〜④を3回繰り返す

スクワット

  • 肩幅より少し広めに足を開き、つま先は外側に向けてまっすぐ立つ
  • 腕を胸の前でクロスして、まっすぐ前を向く
  • ヒップを「斜め後方に引くような感覚」でゆっくりしゃがむ
  • 「床面と太ももが平行になる」ところまでヒップを落とし、1秒間キープする
  • 膝が完全に伸びきらないあたりまで立ち上がる
  • 1セット10~15回、1日3セットを目安に行う
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