精神科に行く基準|私は行くべき?診察の流れ~費用まで解説

更新日:2023-01-19 | 公開日:2020-11-19
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精神科に行く基準|私は行くべき?診察の流れ~費用まで解説

「私って…精神科いくべき?」

どんな症状が出ていたら精神科に行くべきなのか、お医者さんに聞きました。
初診の流れや、一般的な費用についても解説します。

監修者

しのだの森ホスピタル 
理事長・院長

信田 広晶先生

経歴

得意分野 心療内科・精神科  「うつ」「自然治癒」
昭和61年 青山学院大学文学部教育学科心理学専修コース卒、平成6年東邦大学医学部卒、東京女子医大精神神経科入局などを経て、平成11年信田病院(現しのだの森ホスピタル)入職。現在しのだの森ホスピタル理事長兼院長を務める。

精神科に行く基準は?

精神科に行くべきか悩んでいます…。
女性
医師男性
自分自身の精神状態が「いつもと違う」と感じていて、違和感があると自覚しているなら、一度精神科で相談してみましょう。

精神科に行くべき症状例

受診を躊躇してしまう場合は、次の症状を目安にしてみてください。

  • 寝つきが悪くなった
  • 1時間以上眠れない状態が1週間以上続いている
  • 夜中に何度も目が覚める。目が覚めると中々眠れない
  • 予定よりも2時間以上早く、目が覚めてしまう
  • 一時的または常に、悲しいという思いが強い
  • 食欲が落ちて、丸一日食べられない
  • ストレスで過食に走ることがある
  • 食欲が止まらない
  • 最近2週間で体重が4キロ以上増減した
  • 集中力がなく、決断を下せない
  • 自分の欠陥点ばかり考えてしまう
  • 一日の何回も死にたいと考えてしまう
  • 今まで、好きだったものに興味が持てない
  • 疲れている気がして、ルーティンワークをこなせない
  • 落ち着く場所がない
  • 動きが遅くなったように感じる など

“しんどい”だけで病院に行ってもいいの?

まだ我慢できるかも…と思っています。

自分がつらいというだけで、受診してもいいのでしょうか?
女性
医師男性
もちろん大丈夫です。
体は、自分自身のものです。あなたがつらい時に利用してください。

どんな診察を受けるの?

精神科 行く基準

精神科の初診は

  1. 問診表の記入(病歴や服用薬など)
  2. 問診(医師に状況を伝え、診断してもらう)
  3. 治療方針の相談(生活指導も含む)
  4. 薬の処方箋を受け取って終了(お薬は必要に応じて)

といった流れが一般的です。

医師男性
精神科は事前予約が必要なケースが多いので、ネットや電話で予約しておくようにしましょう。

精神科を探す

持ち物は?

他の病院を受診するときと同様に、保険証を忘れないようにしましょう。
お薬手帳や他の病院からの紹介状がある場合、持っていくようにしてください。

医師男性
ハンカチやタオルなど、持っていると落ち着くものがあれば持参しても構いません。

所要時間は?

医師男性
初診の場合は、今までの状況などを伺うので、30分〜1時間程度かかるのが一般的です。

時間に余裕を持っていくとよいでしょう。

初診の費用は?

医師男性
保険適用で3000円程度が相場です。薬代は別途必要になります。

※実際の費用は、病院や症状によって異なります。

うまく話せるか不安…

医師男性
うまくご自身のことが伝えられるかどうか不安な方は、事前にメモなどにまとめておくと、スムーズに話せるのでおすすめです。
  • どんな症状で困っているのか
  • いつ頃から症状が出ているのか
  • どんなときに症状が強くなるのか

を整理して、医師に話せるようにしておくとよいでしょう。

あまり身構えずに受診しましょう

医師男性
心の健康診断のつもりで受診してください。
つらい症状でお困りの方は、悪化する前に、ぜひ一度精神科で相談してみましょう。

精神科と聞くと、どうしても身構えてしまう方も多いかと思いますが、実際は他の病院と大きく違う点はありません。

心のつらいことを、医師が相談に乗ってくれる場と考えてください。
精神的面だけではなく、体の異常やそれが精神的な事からくるものなのかなどを確認できます。

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リワークの期間は、約12週から16週間です。 職リハリワークは、職場への適用に向けて雇用を支援するために行われるので、治療は目的としていません。 職リハリワークのメリット 基本的に費用は無料(一部有料の施設もあり) 事業者に対しても助言や支援を行う 疾患を持つ方の就労・就活のノウハウが豊富 職リハリワークは、無料で利用できるケースが多いです。ただし、施設によって有料の場合もあるので、事前に確認が必要です。 また、休職者本人だけではなく、事業者に対しても助言や支援を行うので、よりスムーズな復職を目指せる可能性が高いです。 障害や疾患がある方の就労や就職に関するノウハウが豊富なので、具体的なアドバイスが受けられるのもメリットです。 会社の産業医の指定で、リワークセンター(公営)を利用しました。 当時、赴任していた三重から名古屋へ週5日、まずは通うことからリズムづくりを開始。同じような休職している方と簡単なプロジェクトをしたりと実際の復職に向けてのリハビリができました。 専任の相談員の方が会社の人事部や産業医との間に入ってくれたので、復職の判断材料を客観的視点で伝えてもらえて助かりました。 (48歳 男性) 職リハリワークのデメリット 公務員は利用不可 利用までに数ヶ月かかる場合がある スタッフに専門医がいない場合が多い 職リハリワークは雇用保険を財源とした事業なので、公務員は利用できません。 費用は無料で利用希望者が多いため、実際に利用を開始するまでに数ヶ月間待機しなければならないこともあります。 また、治療を目的としたプログラムではないので、スタッフに専門医などがいないケースが多いです。 沢山の人が利用していたので、待ち時間がでたり、混雑していた事が少し大変でした。 (38歳 男性) ③ 職場リワーク 企業内で実施される復職を支援するプログラムを、職場リワークと呼ぶケースがあります。 復職した後、安定した就労を維持できるかどうかを見極めることが目的です。 職場リワークは、企業や役所の内部に医療機関や専門部署がある場合に、職場復帰訓練制度として行われている例があります。 企業内の組織だけでなく、外部組織の従業員援助プログラムのサービスを利用する場合もあります。 職場リワークのメリット 復職時のギャップが少ない 試し出勤など、復帰への段階的な取り組みが可能 職場リワークは企業の中で実施されるので、社内の人との連絡や連携がとりやすいです。そのため、他の施設よりも、復職時にギャップを感じることが少ない可能性が高いです。 また、職場の雰囲気に慣れるための試し出勤など、正式な復職に備えて段階的な行動ができるという点もメリットです。 うつ病の診断を受け、1年ほど休職した際に職場リワークを経験しました。職場では、3ヶ月以上の休職で職場リワークを利用することになっていました。 簡単な事務作業や、1人で完結する仕事を少しずつ振っていただき、徐々に働く事に慣れていくことができました。 職場の上司も親身になって相談に乗ってくださり、安心して働き続けることができました。 (26歳 女性) 職場リワークのデメリット 導入している企業が少ない 他の社員の目が気になる場合がある 職場リワークを実施している企業が少ないので、一部の企業でしか利用できません。 また、企業内で行われるリワークなので、他の社員など周りの目が気になってしまう方もいるでしょう。焦りや不安から体調不良になる可能性がある点も、デメリットの一つと考えられます。 すぐに職場の人と打ち解けることができませんでした。 休職の理由を聞かれたり、休職中何をしていたかを聞かれたりするので、肩身が狭い思いをすることがありました。 (29歳 女性) ④ 民間系リワーク 企業NPOなど民間団体によって実施されているプログラムです。 失業中であっても、復職への意欲があれば利用可能です。 リワークの期間は、人によっても異なりますが、およそ3ヶ月から6ヶ月程度となるケースが多いです。失業中の場合は1年以上かかるケースもあります。 費用は、福祉制度を利用することで、自己負担額を1割に抑えることが可能です。さらに、前年度の世帯所得に応じて、1ヶ月あたりの負担金額の上限が0円から3万7200円までに設定されています。 民間系リワークのメリット 失業中でも利用可能 独自のプログラムを利用できる施設もある 失業中であっても、復職意欲があれば利用できるということは、大きなメリットです。 農作業など独自のプログラムを実施している施設もあり、働き方の視野を広げられる可能性があります。 病気の発症で仕事をやめる必要があり、フリーな状況でも民間系リワークなら利用可能と知ったため選びました。 最初は何をすればよいのかわからず、職場復帰の不安しかありませんでしたが、「同じような人はたくさんいる」とスタッフの方が優しい言葉をたくさんかけてくれたので、不安はなくなりました。 (26歳 男性) 民間系リワークのデメリット 都市部で展開していることが多い スタッフに専門医がいない場合が多い 民間系リワークの多くは、都市部で実施されています。そのため、地方にお住まいの方の利用は難しい可能性があります。 また、職リハリワークと同様、スタッフに専門医がいないケースが多いです。 職員の方や、施設の管理者の考え方があまり理解できませんでした。 また生活するお金がほとんど無かったので、通所にあたり交通費がきつかったです。 (41歳 女性) リワーク施設を選ぶ4つのポイント 費用や期間 専門領域のスタッフがいるかどうか プログラム対象者はどんな症状の人を想定しているのか 主治医とはどのように連携するのか リワーク施設を選ぶときは、これらの4つを確認するようにしましょう。 主治医や家族と相談しながら、いくつかの施設を見学してみることをおすすめします。 リワークを受ける施設によって、プログラムの内容や専門領域、スタッフの人柄も異なります。 上記の4ポイントをおさえて、「自分の課題に向き合える」と思える施設を探すことが大切です。 経験者に聞く!リワーク施設を選ぶときに大切なこと リワークを始める前に、体験ができるならば体験をすることをおすすめします。様々なプログラムがあり、リワークのスタイルも場所によって違うと思うので、よく確かめてから正式に始めるのが良いと思います。 (47歳 男性) 最初は踏み出すのが怖いこともあると思いますが、踏み出しさえすればあとはスタッフさんが支えてくださります。 それぞれの施設でプログラムの特徴があると思いますので、自分に合った施設・クラスを選ぶと、無理なくしっかり復帰できると思います。 (37歳 女性) どのように主治医と連携を取るのかなど、事前にしっかりと質問した方が良いです。 (32歳 女性) 相談によく乗ってくれるし、いろいろな事例を紹介してくれてよかったのですが、自宅から遠く交通費が負担でした。そのため、家から近い施設がいいと思います。 また、大通りに面していないほうが人の目が気になりません。 (55歳 男性) ▼動画による解説はこちら  ※本記事は、チャンネル運営者の許可を得て作成しています。 ※本記事に掲載している体験談は、Medicalookが独自に調査したアンケートを元にしています。動画の内容には含まれていません。 無理のない復職・再就職を目指せる『リヴァトレ』 本チャンネルを運営しているリヴァトレでは、ご自身の心身のコンディションに合わせて、段階的な復職・再就職支援が受けられます。 週2日午後のみの通所なども可能で、少しずつ通所したいという方にもおすすめです。面接の練習やハローワークへの同行など、就職活動のサポートも充実しています。 復職・再就職だけではなく、これからの自分の生き方について視野を広げて考えていきたい方にぴったりの支援サービスです。 『脱うつリヴァトレCh.』はこちら 『リヴァトレ公式サイト』はこちら

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