体質改善で「痩せやすい体」になりたい!ガッツリ食べても太らない体になるには?

更新日:2023-02-13 | 公開日:2022-02-17
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体質改善で「痩せやすい体」になりたい!ガッツリ食べても太らない体になるには?

「痩せやすい体になりたい…」
「体質改善は何をすれば?」

痩せやすい体になるための体質改善について、栄養士さんに聞いてみました。

おすすめの食事や運動、ルーティンなどもチェックしましょう。

監修者
神原 李奈 先生

株式会社Luce
栄養士・食育栄養インストラクター

神原 李奈先生

経歴

株式会社Luce・健康検定協会 所属
CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

「痩せやすい体質」とは

  • 筋肉量が多い
  • 体脂肪が少ない
  • 活動量が多い
  • 体があたたかい(冷え性ではない)

「変えられる体質」と「変えられない体質」

専門家女性
変えられる体質は、筋肉量・活動量といった後天的な部分です。
ただし生まれつき肥満遺伝子を持っている人は、変えられない体質であるといえるでしょう。

ただし、肥満遺伝子を持っている場合でも、肥満の直接的な原因は「乱れた食生活」と「運動不足」です。
そのため、変えられない体質であるからといって、痩せられないわけではありません。

「肥満遺伝子」って?

 

「肥満遺伝子」とは、

  1. 糖質を燃焼する力が低い
  2. 脂質を燃焼する力が低い
  3. 筋肉がつきにくく、基礎代謝が低下しやすい

などのタイプがあり、遺伝子の異変によって生じます。

 

これらの数には、個人差があり、単独のみ持つ人もいれば、複数持っている人もあります。

 

血液や唾液で調べることができるため、気になる場合は病院で相談してみましょう。

その場合は内科、とくに肥満外来に行くとよいでしょう。

予約時に遺伝子検査を受けたい旨を伝えましょう。

痩せやすい体を作るために必要な3つのこと

専門家女性

痩せやすい体を作るためには、

  1. 食事の内容、順番の工夫
  2. 有酸素運動+筋力トレーニング
  3. 睡眠を十分にとる

などが必要だと考えられます。

1.食事は「回数・バランス・順番」が大切

専門家女性

食事面では、

  1. 1日3食、バランスのよい食事をとる
  2. 腹八分目にする
  3. タンパク質を毎食摂り入れる
  4. 副菜→主菜→主食の順で食べる

などを意識して心がけましょう。

最初から「全て完璧に行おう」と思うと挫折するため、できることから少しずつ始めましょう。

1. 1日3食、バランスのよい食事をとる

専門家女性
1日3食、バランスの取れた食事を摂ることで、間食などを含めた食べ過ぎの防止につながります。
また、代謝がアップして痩せやすくなると考えられます。

朝食は起床してから1時間以内、8~9時ごろまでに食べましょう。
夕食は、18~19時ごろまでにして、夜遅い食事は控えましょう。

そうすることで体内時計も整いやすくなり、食事リズムも規則正しくなりやすいです。

2. 腹八分目にする

一食分の目安量は、次の表を参考に腹八分目に収めましょう。

 

食材例

量の目安

副菜

生野菜、海藻、きのこ など

両手たっぷり

主菜

肉、魚、卵、大豆 など

片手分

主食

ごはん、そば、うどん など

こぶしひとつ分以内

3. タンパク質を毎食摂り入れる

専門家女性
タンパク質が不足すると、筋肉量が落ちて基礎代謝が減る原因となります。
また、タンパク質は腹持ちがよいため、毎食食べると間食を防げます。

成人女性の1日の推奨量は、50gです。
「タンパク質」は不足しやすいため、色々な食材を組み合わせ、毎食意識してしっかりとりましょう。

▼タンパク質含有量の目安

  • 鮭…3g
  • 牛肉(モモ)…2g
  • たまご(Mサイズ)…2g
  • 木綿豆腐…0g
  • 絹豆腐…3g
  • ひきわり納豆…6g
  • 糸引き納豆…5g

4. 副菜→主菜→主食の順で食べる

専門家女性
食べるときは、副菜→主菜→主食の順で食べるようにしましょう。
特に「海藻」を最初に摂ると、糖質や脂質、塩分の吸収が緩やかになります。

食べ過ぎの予防や、糖や脂肪を吸収しにくくする効果が期待できます。

2.運動は「有酸素運動+筋トレ」

専門家女性
「有酸素運動」と「筋力トレーニング」の両方を行うと、より痩せやすくなります。
基本的には1回30分以上の運動を週2回以上行いましょう。

筋力トレーニングをするのであれば“下半身の大きな筋肉”を鍛えるのがおすすめです。

初心者には「ウォーキング」がおすすめ!

正しいウォーキングフォーム

  1. 頭は揺れないようにして、姿勢を伸ばす
  2. 目線は20m先を真っすぐに見る
  3. リラックスして肩の力は抜く
  4. ひじを後ろに引くようにして腕を振る
  5. 前に出した足はひざを伸ばす
  6. かかとからしっかりと地面を踏む
専門家女性
簡単にできる有酸素運動では、ウォーキングがおすすめです。
上記のような正しいフォームで歩きましょう。

正しいフォームで行うと、おなかや太ももの筋肉をしっかり使うことができ、消費エネルギー量のアップにつながります。

歩くスピードは速い方が、消費エネルギー量が多くなります。

慣れてきたら…筋トレも!

専門家女性
慣れてきたら、筋力トレーニングも取り入れるようにしましょう。
下半身の大きな筋肉を鍛えられる「スクワット」がおすすめです。

スクワットの正しいやり方

  1. 脚を腰幅から肩幅に開いて立つ
  2. つま先は膝と同じ向きにする
  3. 手を胸の前で軽く組む
  4. 太ももと床が並行になるくらいまで、お尻を下げる
  5. お尻の力を抜かないようにしながら、ゆっくりと元の位置に戻す

1日10回3セット行いましょう。
※両ひざが内側に入り込まないようにしてください。足首は適度に曲げてかかとは床につけたままにします。

「本気で痩せたい」方におすすめの運動法

専門家女性

本気で痩せたい人は、

  1. 胸・背中・下肢を鍛える
  2. 有酸素運動、筋トレの頻度を増やす
  3. 筋トレの種類、強度、回数を増やす

といった運動法にするとよいでしょう。

また、正しいフォームで行うことで、効率よく結果につながりやすくなります。
最初はジムのトレーナーなどプロに教えてもらうのもよいでしょう。

有酸素運動は、20~60分を週2~5回行いましょう。
重さを使った筋トレは、8~12回を2~4セット行いましょう。

ダンベルなどは、最大挙上重量の60〜80%の重さのものを選びましょう。

3.「しっかり睡眠をとる」ことも痩せるために大事!

専門家女性
7〜8時間を目安に睡眠時間を確保しましょう。

睡眠不足は食欲増進ホルモンの分泌を促すため、食べ過ぎにつながります。
しっかりと質のよい睡眠をとりましょう。

「質のよい睡眠」を摂るためにできること

  • 夕食は就寝の2~3時間前までに、入浴は2~3時間前に済ませる
  • カフェインの摂取(※)は就寝の5~6時間前までにする
  • 就寝前のアルコール摂取は控える
  • 就寝前はスマホやタブレット、PCの操作を避ける
  • 夕方以降は昼寝を避ける

(※)コーヒーや緑茶、チョコレートなど

空調で寝室を過ごしやすい温度にするなど、寝心地のよい環境づくりも大切です。

仕事や家事などが忙しい方も、できる限り睡眠をしっかりとれるようにしましょう。

“痩せやすい体”をつくるルーティン

専門家女性
朝~日中~夜を細かく分けて、やるとよいことを解説していきます。
できることから実践していきましょう。

朝やるとよいこと

  • 朝起きたら朝日を浴びる
  • 朝食は必ず摂る
専門家女性
上記の行動は体内リズムを整え、自律神経のバランスを整えることができます。
自律神経の乱れは、食欲増進やむくみの原因となります。

仕事中にやるとよいこと

  • 間食を控える
  • 水分補給は、水やお茶(できればノンカフェイン)にする
専門家女性
間食による余計なエネルギー摂取を防ぐと、肥満を防ぎやすくなります。
また、カフェインは利尿作用があり、身体を冷やすため代謝の低下につながります。

昼食前後にやるとよいこと

ランチで外に出る際、時間に余裕があれば、

  • できるだけ遠回りをしていく
  • 階段を使う

といった行動をとりましょう。

専門家女性
肥満を防ぐには、日中の消費エネルギー量が多くすることが大切です。

仕事帰りにやるとよいこと

余裕があれば、

  • 少し遠回りして、歩く距離を伸ばす
  • 電車やバスは立つ
専門家女性
歩く距離を伸ばしたり、体幹を使って立つことで、消費エネルギー量も多くなります。

夕食後にやるとよいこと

  • 早めに寝る(7~8時間の睡眠時間を確保する)
  • 夜食は控える
専門家女性
睡眠不足による自律神経の乱れは、食欲増進やむくみの原因となります。
また、夜食は脂肪が蓄積しやすくなるうえ、睡眠の質も下げるので避けましょう。

お風呂でやるとよいこと

  • 湯船に浸かり、体を温める
  • 足などを軽くマッサージする
専門家女性
血行が良くなり、むくみの解消につながります。
また、適度に体温があがることで、寝つきが良くなります。

就寝2~3時間前の入浴が理想的です。

寝る前にやるとよいこと

  • リラックスして過ごす
  • スマホ・PCなどは触らない
専門家女性
リラックスすることで、スムーズな入眠につながります。
スマホ・PCは「画面の光」で交感神経が活性化し、睡眠の質が低下する場合があるので避けましょう。

睡眠不足による自律神経の乱れは、食欲増進やむくみの原因となるため、しっかり睡眠をとることが大切です。

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