老化を早める食べ物について栄養士に聞いてみました。
特に加工肉や、菓子類、ファストフードなどの食品は、体の老化を招くので食べすぎには注意しましょう。
老化を防ぐ食べ物や、食べ方のポイントも解説します。
監修者
経歴
株式会社Luce代表/健康検定協会理事長、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。
老化を早める食べ物ってどんなもの?
- 加工肉(ソーセージ・ハム 等)
- 油を使用して高温調理した食品
- ファストフード
- 菓子類、清涼飲料水
などを多く摂ると、老化を早めてしまう可能性があります。
人の体は、「糖化」や「酸化」という現象が起こることで老化が促進されます。
上記の食事は糖化しやすく、「AGE」という老化促進物質が体に溜まる原因になりやすいです。
老化の原因「AGE」ってどんな物質?
糖化しやすい食事をたくさん食べると、余った糖質が体のたんぱく質と結合して、老化促進物質のAGE(糖化最終生成物)が生成されます。
AGEは分解されにくいため、体内に蓄積していき、肌・髪・骨・血管・臓器など全身の老化を進めていきます。
例えばAGEが皮膚に蓄積すると、肌の弾力が消失して、くすみ・たるみ・しわを引き起こします。
要注意な食べ物① 加工肉(ソーセージ・ハム 等)
加工肉は、AGE含有量が多い食品のひとつです。
ソーセージ、ハム等の加工肉は、長期間保存を可能にするため、製造過程において水分等を除去するケースが多いです。
その結果、糖質とたんぱく質が結合しやすくなり、AGEが高くなると考えられています。
また、砂糖を使用しているものはさらにAGEが増加します。
要注意な食べ物② 油を使用して高温調理した食品
高温調理により、AGE量が急激に高くなります。
その結果、糖化が促進されると考えられています。
特に古い油は、糖化も酸化もしやすいので要注意です。
要注意な食べ物③ ファストフード
短時間で多くの人に商品を提供するため、高温調理の揚げ物がメインのケースが多いです。
また家庭よりも高温での調理が可能なため、さらにAGE量が増加する傾向があると考えられています。
要注意な食べ物③ 菓子類、清涼飲料水
菓子類や清涼飲料水に使用されている人工甘味料(果糖ブドウ糖液)は、ブドウ糖のおよそ10倍もAGEが蓄積されやすいと考えられています。
老けないためには、どんな食べ物がいいの?
老化のスピードを遅らせたいのであれば、
- 良質な動物性たんぱく質(胸肉、白身魚 等)
- GI値が低い食品(玄米、そば 等)
- 抗糖化食品(ハーブ、マイタケ 等)
- 抗酸化食品(海藻類、ナッツ類 等)
を積極的に食べるようにしましょう。
その① 良質な動物性たんぱく質を含むもの
良質な動物性たんぱく質には、糖化を促進させる活性酸素を除去し、AGEを抑制する作用が期待できます。
またたんぱく質には、コラーゲンのもととなるアミノ酸が含まれています。
上記の食材は、
- よく噛んでゆっくり食事を摂る
- 茹でる、蒸すなどの調理をする
- 焼く、揚げる等の料理の際、酢やレモンを加える
といった工夫でより効果が出やすくなります。
その② GI値が低い食品を選ぶ
ブドウ糖の血糖上昇率を100として、血糖値が上昇する割合を数字で表したものがGI値です。
GI値が低い食品は血糖値の上昇率が低く、食べることで糖化予防が期待できます。
糖化により生成されるAGEが体内で発生しやすいタイミングは、食後1時間と考えられています。
血糖値が上昇しやすい食後30分~1時間の間に糖化が起こるため、食後の血糖値上昇を抑えることが糖化予防につながります。
上記の食材は、
- よく噛んでゆっくり食事を摂る
- これらの食材を組み合わせて摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
その③ 抗糖化食品を摂る
抗糖化食品を摂ることで、AGEの生成を抑制する作用が期待できます。
おすすめの食材
- ハーブ類
- どくだみ茶
- 甜茶
- 米糠
- ブロッコリースプラウト
- マイタケ(キノコ類)
- サニーレタス
- モロヘイヤ
- 米ナス
上記の食材は、
- 生食可能な食品は生のまま食べる
- 火を通す必要がある場合は茹でる、蒸すなどの調理をする
- よく噛んでゆっくり食事を摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
その④ 抗酸化食品を摂る
抗酸化作用をもつ食品を摂ることで、体の中のサビつき(酸化)を防いだり、軽減したりする作用が期待できます。
上記の食材は、
- 生食可能な食品は生のまま食べる
- 火を通す必要がある場合は茹でる、蒸すなどの調理をする
- よく噛んでゆっくり食事を摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
老化を防ぐ「食べ方のポイント」
食事の内容だけでなく、食べる順番にも糖化を防ぐポイントがあります。
主食である米やパン等の炭水化物を摂取する前に、食物繊維を豊富に含む野菜、きのこ類、海藻類、たんぱく質を含む魚介類、肉類を摂取するようにしてください。
特に野菜や海藻類から食べるようにすると、血糖値の上昇が緩やかになり、糖化を防ぐ効果が期待できます。
また、食事の際、AGEの上昇を抑制する作用が期待できる緑茶(カテキン)を摂ることもおすすめです。
合わせて読みたい
2021-09-10
老化を早める食べ物について栄養士に聞いてみました。
特に加工肉や、菓子類、ファストフードなどの食品は、体の老化を招くので食べすぎには注意しましょう。
老化を防ぐ食べ物や、食べ方のポイントも解説します。
老化を早める食べ物ってどんなもの?
加工肉(ソーセージ・ハム 等)
油を使用して高温調理した食品
ファストフード
菓子類、清涼飲料水
などを多く摂ると、老化を早めてしまう可能性があります。
人の体は、「糖化」や「酸化」という現象が起こることで老化が促進されます。
上記の食事は糖化しやすく、「AGE」という老化促進物質が体に溜まる原因になりやすいです。
老化の原因「AGE」ってどんな物質?
糖化しやすい食事をたくさん食べると、余った糖質が体のたんぱく質と結合して、老化促進物質のAGE(糖化最終生成物)が生成されます。
AGEは分解されにくいため、体内に蓄積していき、肌・髪・骨・血管・臓器など全身の老化を進めていきます。
例えばAGEが皮膚に蓄積すると、肌の弾力が消失して、くすみ・たるみ・しわを引き起こします。
要注意な食べ物① 加工肉(ソーセージ・ハム 等)
加工肉は、AGE含有量が多い食品のひとつです。
ソーセージ、ハム等の加工肉は、長期間保存を可能にするため、製造過程において水分等を除去するケースが多いです。
その結果、糖質とたんぱく質が結合しやすくなり、AGEが高くなると考えられています。
また、砂糖を使用しているものはさらにAGEが増加します。
要注意な食べ物② 油を使用して高温調理した食品
高温調理により、AGE量が急激に高くなります。
その結果、糖化が促進されると考えられています。
特に古い油は、糖化も酸化もしやすいので要注意です。
要注意な食べ物③ ファストフード
短時間で多くの人に商品を提供するため、高温調理の揚げ物がメインのケースが多いです。
また家庭よりも高温での調理が可能なため、さらにAGE量が増加する傾向があると考えられています。
要注意な食べ物③ 菓子類、清涼飲料水
菓子類や清涼飲料水に使用されている人工甘味料(果糖ブドウ糖液)は、ブドウ糖のおよそ10倍もAGEが蓄積されやすいと考えられています。
老けないためには、どんな食べ物がいいの?
老化のスピードを遅らせたいのであれば、
良質な動物性たんぱく質(胸肉、白身魚 等)
GI値が低い食品(玄米、そば 等)
抗糖化食品(ハーブ、マイタケ 等)
抗酸化食品(海藻類、ナッツ類 等)
を積極的に食べるようにしましょう。
その① 良質な動物性たんぱく質を含むもの
良質な動物性たんぱく質には、糖化を促進させる活性酸素を除去し、AGEを抑制する作用が期待できます。
またたんぱく質には、コラーゲンのもととなるアミノ酸が含まれています。
おすすめの食材
鶏むね肉等の肉類
魚類(特に白身魚)
卵
上記の食材は、
よく噛んでゆっくり食事を摂る
茹でる、蒸すなどの調理をする
焼く、揚げる等の料理の際、酢やレモンを加える
といった工夫でより効果が出やすくなります。
その② GI値が低い食品を選ぶ
ブドウ糖の血糖上昇率を100として、血糖値が上昇する割合を数字で表したものがGI値です。
GI値が低い食品は血糖値の上昇率が低く、食べることで糖化予防が期待できます。
糖化により生成されるAGEが体内で発生しやすいタイミングは、食後1時間と考えられています。
血糖値が上昇しやすい食後30分~1時間の間に糖化が起こるため、食後の血糖値上昇を抑えることが糖化予防につながります。
おすすめの食材
玄米
雑穀米
全粒粉パン
そば
きのこ類
海藻類
上記の食材は、
よく噛んでゆっくり食事を摂る
これらの食材を組み合わせて摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
その③ 抗糖化食品を摂る
抗糖化食品を摂ることで、AGEの生成を抑制する作用が期待できます。
おすすめの食材
ハーブ類
どくだみ茶
甜茶
米糠
ブロッコリースプラウト
マイタケ(キノコ類)
サニーレタス
モロヘイヤ
米ナス
上記の食材は、
生食可能な食品は生のまま食べる
火を通す必要がある場合は茹でる、蒸すなどの調理をする
よく噛んでゆっくり食事を摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
その④ 抗酸化食品を摂る
抗酸化作用をもつ食品を摂ることで、体の中のサビつき(酸化)を防いだり、軽減したりする作用が期待できます。
おすすめの食材
きのこ類
海藻類
色の濃い野菜や果物
ナッツ類
上記の食材は、
生食可能な食品は生のまま食べる
火を通す必要がある場合は茹でる、蒸すなどの調理をする
よく噛んでゆっくり食事を摂る
ようにすると、より効果が出やすくなります。
老化を防ぐ「食べ方のポイント」
食事の内容だけでなく、食べる順番にも糖化を防ぐポイントがあります。
主食である米やパン等の炭水化物を摂取する前に、食物繊維を豊富に含む野菜、きのこ類、海藻類、たんぱく質を含む魚介類、肉類を摂取するようにしてください。
特に野菜や海藻類から食べるようにすると、血糖値の上昇が緩やかになり、糖化を防ぐ効果が期待できます。
また、食事の際、AGEの上昇を抑制する作用が期待できる緑茶(カテキン)を摂ることもおすすめです。
▼参考
オムロン 老化の原因「糖化」を防止しよう
グリコ アンチエイジングに重要な「抗酸化作用」とは?食べ物や生活習慣の改善で老化にブレーキを!
ハウス食品 シミや小じわが気になる女性必見!老化を促進させる「糖化」の原因と予防策
合わせて読みたい
2022-06-03
「血管年齢を若返らせる飲み物はどれ?」
血管は年齢を重ねるごとに硬くなり、動脈硬化などの病気リスクが高まります。
お医者さんに、血管年齢が若返るおすすめの飲み物とNGな飲み物について聞いてみました。
“血管年齢が若返る”おすすめの飲み物一覧
トマトジュース
緑茶
コーヒー
お酢ドリンク
上記のような飲み物は、しなやかで軟らかい血管づくりをサポートします。
血管が若返る飲み物には
活性酸素を取り除いて酸化の働きを抑える物質である「酸化物質(ビタミンACE、βカロテン、リコピン、ポリフェノールなど)」
「EPA」
「水溶性食物繊維」
といった栄養素が豊富に含まれています。
おすすめ① トマトジュース
東京医科歯科大学が40〜60歳の女性95人を対象に行った実験では、トマトジュースを毎日飲むことで、血中の中性脂肪値が低下したという結果が出ています。
効果的な摂り方
朝・夕食の直前(1日2回)にそれぞれコップ一杯(200mL)を飲みましょう。
トマトジュースは、塩分の過剰摂取を防ぐために食塩無添加の商品がおすすめです。
塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こし、動脈硬化の原因となります。
おすすめ② 緑茶
茶カテキンには、抗酸化作用があり、動脈硬化の原因となるLDL(悪玉コレステロール)の酸化を抑制します。
さらに伊藤園の研究により、カテキン(特に「ガレート型」カテキン)がコレステロール吸収の抑制効果を持つことがわかっています。
効果的な摂り方
カテキン緑茶(500mlペットボトル)を1日2本飲むといいでしょう。
伊藤園が行った「成人男女60名(男性38名、女性22名)を対象とした12週間の食事介入試験」では、健常成人男女で20歳以上の血清総コレステロール値が高め(180~260mg/dl)の方60名を2群に分け、ガレート型カテキンを197.4mg配合した飲料を1日2本、12週間摂取させたところ、総コレステロール値、LDL-コレステロール値ともに有意な低下が認められました。(特に男性被験者で顕著)
おすすめ③ コーヒー
コーヒーには、ポリフェノールであるクロロゲン酸が含まれており、その抗酸化作用により、血圧を下げる効果があります。
効果的な摂り方
1日にコーヒーカップ3杯を目安に飲むといいでしょう。
コーヒーを1日に最大3杯飲んでいると、心筋梗塞などの心血管疾患や脳卒中など、命に関わる深刻な病気の予防につながるという研究結果があります。
ただしコーヒーにはカフェインが含まれますので、睡眠への影響を考えると、夕方以降は控えた方がいいでしょう。
おすすめ④ お酢ドリンク
お酢の降圧作用により、血圧を下げる効果が期待できます。
効果的な摂り方
1日100㎖を目安に飲むといいでしょう。
例えば「ミツカン」の『マインズ<毎飲酢>黒酢ドリンク』は飲みやすく、食酢の主成分である酢酸が100mlあたり750mg含まれており、おすすめです。
高血圧予備軍の人であれば、食酢(750mgの酢酸を含む)を大匙1杯強(約1.5〜2ml)を飲むことで、一定の降圧効果が期待できると考えられています。
「トクホ(特定保健用食品)」と「機能性表示食品」の違い
◆トクホ(特定保健用食品)とは
生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品のことです。有効性・安全性を消費者庁が個別に審査したものです。
◆機能性表示食品とは
事業者が自らの責任において、科学的根拠を基に保健機能を表示した食品のことです。事業者は、消費者庁へ保健機能の有効性の科学的根拠や安全性などの情報を届け出ることが決められています。
NG!血管を老化させる飲み物
アルコール
清涼飲料水(コーラやジュースなど)
アルコールや清涼飲料水を飲み続けると、血管を老化させてしまいます。
血管の老化は、脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクを高めます。
また、最悪の場合、命を落とす危険性もあります。
NGな飲み物① アルコール
アルコールの過剰摂取は、脂質異常症や高血圧症を引き起こし、動脈硬化の原因となります。
また、一日に89gのエタノールを超える飲酒により、「虚血性心疾患」のリスクが増加するという報告があります。およそビールなら600ml、日本酒なら180mlで24gに相当します。
虚血性心疾患とは…
心臓への血液の巡りが悪くなり、つまったりして起こる心臓障害の総称です。動脈硬化の進行で冠動脈が狭くなることが原因で起こります。
一般的に知られている「狭心症」や「心筋梗塞」が該当します。
NGな飲み物②コーラやジュースなどの清涼飲料水
コーラやジュースなどの清涼飲料水を毎日のように飲んでいると、血液中の糖や中性脂肪の濃度を上げ、動脈硬化につながります。
国立がん研究センターが行った調査では、コーラやジュースなどの清涼飲料水をほぼ毎日250mL程度飲む女性は、ほとんど飲まない女性と比べて、脳梗塞を発症するリスクが1.8倍高いことがわかっています。
研究チームは、コーラやジュースなどの清涼飲料水には、糖質が多く含まれるため、女性では脂質や炭水化物への代謝に影響を及ぼし、血中の糖や中性脂肪の濃度を上げ、動脈硬化につながったと分析しています。この調査で、男性にはあきらかな差がなかったという報告があります。
有酸素運動も行なうと、健康効果がアップ!
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をしましょう。
動脈壁を柔らかくすることができ、動脈硬化の予防にもつながります(動脈スティフネスの改善)。
肥満は、脂質異常症や高血圧、糖尿病などの病気の原因となり、それにより動脈硬化が促進されるという悪循環に陥るため、運動をして肥満の予防・改善する必要があります。
また、ストレスをためない・発散する工夫も大切です。精神的・肉体的ストレスは、血圧を上昇させ、偏食や嗜好品の多量摂取にもつながるため注意しましょう。
▼参考
デイクリニック天神 血管年齢検査
なかむらクリニック 血管年齢について
糖尿病ネットワーク ウォーキングなどの有酸素性運動が動脈硬化を3分の1以下に抑える
消費者庁 機能性表示食品について
アルコールと脂質異常症
糖尿病ネットワーク 清涼飲料水の飲み過ぎ 糖尿病と脳梗塞のリスクが上昇
生活衛生 Vol.55 No.134-45(2011)アルコールと循環器疾患に関する最近の研究成果
横浜血管クリニック 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について
糖尿病ネットワーク トマトが中性脂肪やコレステロールを低下 オリーブオイルで効果倍増
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター 茶カテキンの特性とその有効利用
株式会社伊藤園 茶カテキン(ガレートエステル型カテキン)により食後中性脂肪の上昇を抑制することを確認
株式会社伊藤園 研究開発レポート レポート01 茶カテキンの種類で変わる健康効果~悪玉コレステロールを低下させる 『ガレート型カテキン』 ~
株式会社伊藤園 2つの働き カテキン緑茶500
日本医事新報社 酢の血圧降下作用の科学的根拠と有効な摂取方法は?
糖尿病ネットワーク コーヒーを1日に最大3杯飲むと脳卒中や心臓病のリスクが低下 糖尿病の人にもベネフィットが
株式会社 Mizkan Holdings 血圧が高めの方へ そのまま飲める食酢ドリンク マインズ<毎飲酢>黒酢ドリンク