お薬手帳の入手方法｜無料でもらえる？どこで？なくしたらどうする？

「お薬手帳は、どうやって入手するの？」
お薬手帳の入手方法や料金、メリットなどをお医者さんが解説します。

お薬手帳をなくした時の対処法についても、併せて確認しましょう。

お薬手帳の入手方法は？

お薬手帳を入手するには

1. 薬局でもらう
2. ネットで購入する
3. お薬手帳のアプリをダウンロードする

という3つの方法があります。
それぞれ、料金やメリットなど詳しく解説していきます。

入手方法①　薬局でもらう

医療機関を受診後、院外処方箋による調剤を受ける際、保険調剤薬局でお薬手帳が欲しい旨を伝えることで入手できます。

保険調剤薬局でお薬手帳を入手する際に料金は発生しません。

薬局でもらうメリット

保険調剤薬局に行くことで、その場で手軽に入手できるというメリットがあります。

入手方法②　ネットで購入する

インターネットでお薬手帳を販売しているサイトを探して注文すると入手できます。

1冊数百円から千円程度で購入できるケースが多いです。

ネットで購入するメリット

保険調剤薬局でもらうことができるお薬手帳は、何種類もあるわけではないため、好みのデザインではない場合があります。
インターネットで販売しているタイプは、キャラクターデザイン等があり、好きなタイプを選んで使用できます。

入手方法③　お薬手帳のアプリをダウンロードする

インターネット等で、使用したいお薬手帳アプリを見つけてダウンロードすることで入手できます。

「健康管理機能」、「健康診断時に測定した血圧」、「血糖値等の数値を記録できる機能」等、さまざまな便利な機能が搭載されているので、自分のライフスタイルに合ったアプリを活用してください。
選んだアプリをダウンロードして、インストール完了後に会員登録を行うと利用開始できるケースが多いです。

また多くの場合、お薬手帳アプリの利用料金は無料となっています。

お薬手帳のアプリをダウンロードするメリット

• 外出先で急に体調不良を起こした際に便利
• 自分だけではなく、家族の分も管理できるタイプもある
• 領収書を紛失した場合も、アプリで履歴を参照することができるタイプもある
• 事前に処方箋の画像を保険調剤薬局に送り、スムーズにお薬が受け取れるタイプもある

お薬手帳をなくしたら、どうすればいいの？

お薬手帳をなくしたときは、保険調剤薬局において無料で再度発行してもらえます。
しかし、過去のデータの記録は自動では行ってもらえないため、必要な場合は薬局で過去のデータを記載してもらいましょう。

無料でデータ記載をしてもらえるケースが多いですが、多少の手数料が発生する場合があるため、事前に確認してください。
（再発行してもらった薬局以外のデータ記載はできません。）

自分に合ったお薬手帳を利用しよう！

お薬手帳は、基本的に保険調剤薬局において無料でもらうことが可能です。

デザインにこだわりたい方は、ネットで好みのデザインのものを購入するのもいいでしょう。
中でもお薬手帳のアプリは、無料で利用できるのはもちろん、忘れたりなくしたりするリスクも少ないのでオススメです。

お薬手帳を利用する6つのメリット

●保険調剤薬局でお薬をもらう際にお薬手帳を提出することで、支払い料金が多少安くなる場合があります。

●複数の医療機関で薬を処方してもらっている場合は、1冊の手帳に記録しておくことで重複や飲み合わせを確認してもらうことができます。

●お薬手帳を携帯しておくと、緊急時や災害時でも、使用している薬を間違えなく伝えることができます。
（万が一命の危機に晒された場合、迅速に対応してもらえる可能性があります。※東日本大震災の際にもお薬手帳が非常に役立ちました。）

●今まで何かのアレルギーや副作用と思われる症状を発症した事があれば「いつ」、「何で」、「どのようになったか」を詳しく記録しておくと、薬剤師により適した薬を用意してもらうことができます。

●今までに服用した薬で副作用が生じた場合、お薬手帳に記入しておくと、その情報を薬剤師の方と共有できるため、薬によるアレルギーの事前予防が期待できます。

●薬局で市販薬を購入する際にも有効に活用できます。

薬剤師が飲み合わせやアレルギーを確認できるようにしておけば、お薬手帳は特に指定のものでなく、自分でノートに記録しているものでも大丈夫です。
ぜひ、ご自身のスタイルに合わせてお薬手帳を選び、活用してみてください。