精神科に相談したいけど、どこに行けばいいか悩む…。
どうやって探せばいい?
「自分に合う精神科医」の見分け方をお医者さんに聞きました。
「専門医の資格を有しているか」など、病院を探す際にチェックしたいポイントを解説します。
いい先生に出会えた方の体験談も必見です。
監修者
経歴
- 横浜医療センター・横浜市立大学病院にて初期研修
- 国立精神・神経医療研究センター病院勤務、tDCS研究に従事
- 都内精神科・心療内科クリニック勤務し心理療法を研修
- さくらライフクリニックにて日中は総合診療に携わりつつ、令和2年11月ライトメンタルクリニック開設・院長就任
悪化する前に気軽な受診を治療指針に掲げるライトメンタルクリニック院長。
朝10時から23時まで診療に没頭しており外来診療経験は都内随一。
精神科や心療内科は、受診の抵抗が高いもの。できるだけ受診したくないという気持ちに寄り添いたいと思っています。
そのために、今すぐ自宅でできるセルフケアを発信していきます。
◆所属学会
日本精神医学会
日本生物学的精神医学会
一口に「精神科」といっても…
精神科の診療の形はさまざまで、医師によって選択される治療法が変わるケースもあります。
また、心に関わる病気であることから、「医師の考え方・対応法が自分に合っているか」も、患者さんにとって重要なポイントです。
日本には数多くの精神科の医療機関がありますが、「信頼できる先生」に出会うまでに紆余曲折がある人も多いようです。
「経験不足の精神科医もいる」と聞いたけど…本当?
精神科医には色んな人がいて、中には十分な経験が不足している先生もいると聞きました…。本当なのでしょうか…?
日本では精神科を標榜するにあたり、特に条件が設けられていません。
そのため、精神科医としての経験・知識が十分でない医師にあたってしまう可能性はあります。
基本的に、「精神科」と標榜しているのであれば、一定の水準の治療は受けられます。
ただし、「患者さんへの接し方」や「薬の調整」の面においては、トレーニングを積んだ医師の方がスムーズに進みやすい傾向があります。
経験・知識の目安としては、
- 「日本精神神経学会認定の精神科専門医」
- 「精神保健指定医」
などの資格の有無が挙げられますが、精神科の診療では“医師と患者さんの相性”が重要です。
まずは実際に相談してみて、自分に合うかどうか確かめるとよいでしょう。
【体験談】精神科でいい先生に出会えた・出会えなかった
いい先生に出会えた!
いつも落ち着いていて優しく語りかける先生で、こちらの話にいつも親身になって耳を傾けてくれます。(60代男性)
いわゆる“お医者様”という雰囲気はない先生です。
とても話しやすく、質問にも丁寧に答えてくれます。いつも褒めてくれるので、先生の診察後は非常に心が軽くなります。(40代女性)
話し方が優しく丁寧で、物腰の柔らかい先生です。初めてお話ししたときから印象がよかったです。
カウンセラーの方も丁寧に面談してくださったので、信頼できる病院だと感じました。(20代女性)
自分に合っていなかった…
評判はいいらしいのですが、返事が「はい」や「えぇ」のみで、自分の状態が良くなっているのか悪くなっているのか、何もわかりませんでした。(30代女性)
病院の評価が高かったので行ったのですが、医師が高圧的な態度で、話をあまり聞いてくれませんでした。(20代男性)
良いお医者さんでしたが、その先生のいる日が週一回だけで、都合を合わせるのが大変でした。(40代男性)
自分にとって“いい精神科”の見分け方
自分にとって“いい精神科”かどうかを判断するには、事前に医院のホームページの記載を確認しておくことが重要です。
特に、以下の点に注目しましょう。
チェックしたいポイント
- 「日本精神神経学会認定の精神科専門医」の資格を持っているか
- 医師の「診察に対するスタンス」
- 依存症、発達障害、特殊な睡眠障害、てんかんなどに対応しているかどうか
- 医師の顔写真
ポイント① 「日本精神神経学会認定の精神科専門医」の資格を持っているか
「日本精神神経学会認定の精神科専門医」の資格を持つ医師の場合、少なくとも一定の経験・知識を持ち合わせている保障になります。
ホームページのプロフィール欄などに記載があるか確認するとよいでしょう。
他にも、精神科医の専門性を客観的に示す資格として、「精神保健指定医」が挙げられます。
▼精神科専門医とは
精神科専門医は、日本精神神経学会が認定する資格です。
医学部を卒業し、2年間の初期研修を修了した後、3年以上の精神科後期研修を受ける必要があります。
▼精神保健指定医とは
精神保健指定医とは、患者さん本人の意思によらない入院や一定の行動制限を伴うケースにおいて、適切な医療を施すために必要とされる資格です。
法律に基づく国家資格で、厚生労働大臣によって指定されます。
ポイント② 医師の「診察に対するスタンス」
厳密な意味では、精神科領域の治療に絶対的なスタンダードはありません。医師によって、治療方針には若干の差がどうしても出てしまいます。
ホームページを参照したり、実際治療やカウンセリングを受けてみたりして、治療方針に患者さんが同意できない場合は、お互いに苦痛ですので、他のクリニックを検討した方がよいでしょう。
※カウンセリングとは
精神科におけるカウンセリングとは、一般的に、患者さんの気持ちを聞いて、医師が患者さんの状態を把握する時間のことをいいます。
医療機関の運営上、カウンセリングの時間は決められていることが多いです。
カウンセリングの目安時間がホームページに掲載されていることもあるので、自分に合った長さかどうか確認しておくとよいでしょう。
ポイント③ 依存症・発達障害・特殊な睡眠障害・てんかんなどに対応しているかどうか
依存症の一部や、発達障害、過眠症や睡眠時無呼吸症候群など一部の睡眠関連疾患では、特殊な治療が必要なことがあります。
登録医でないと、処方できない薬剤があったり、そもそもその領域を診られない医師もいます。ご自身の症状から、疑わしい領域に明るいクリニックを選ぶとミスマッチが少なくなるでしょう。
ポイント④ 医師の顔写真
「自分に合った雰囲気の人かどうか」を確認したいときは、医師の顔写真を見てみるのも一つの手です。
医師の顔写真は、ホームページのプロフィール欄に掲載されていることが多いです。
精神科というと、なかなか行く機会がなく、緊張してしまうこともあるでしょう。
事前に医師の顔を見ておくと、その人に会いに行こうという気持ちが決まり、事前の緊張を半減することに繋がります。
“信頼できる精神科医”ってどんな人?
- 自分の要望を伝えやすい
- 話しやすい雰囲気(緊張しないで話せる)
- 治療内容などの説明がわかりやすい
- こちらが理解できているか確認してくれる
上記のように、コミュニケーションが取りやすく、説明がわかりやすい医師の場合、信頼感も高まりやすいです。
精神科の先生が、自分には合っていなくても、他の人には良いと感じられるということもあります。
「この病院が落ち着く」、「話していて安心できる」と思える医院・医師を見つけてくださいね。
皆はどうした?自分に合う精神科の探し方
Googleでの口コミ・ホームページの内容・資格や経歴を見て、受診を決めました。
実際に診察を受けてみたところ、上から物言いをしない先生だったので、自分に合っていました。(20代女性)
口コミを参考にしながら医院を探し、やっとかかりつけ医に出会えました。
精神科の先生は、「自分と波長が合うかどうか」が大切だと思います。
口コミがよくても自分には合わないケースもあったので、実際に受診してみないとわからないことも多いです。(40代女性)
信頼できる「会社の先輩」に、かかりつけ医を紹介してもらいました。
もともと精神科と縁がなかったので、知り合いからの紹介は安心できました。(20代女性)
当時のかかりつけ医からご紹介いただきました。
自分一人で通える場所で「交通の便が良い所」を重視して探してもらったところ、通いやすい精神科に出会えました(30代女性)
心身ともに疲弊していて通院の負担を減らしたかったので、アクセスしやすいクリニックを選びました。
傾聴する力があり、「無理に頑張る必要はない」とそつなく教示してくれる先生なので、自分に合っています。(30代男性)
自分に合った精神科に出会うには、
- 口コミをチェックする
- 医院のホームページで、診療方針などを見てみる
- かかりつけ医に紹介してもらう
- 信頼できる知り合いから紹介してもらう
- 実際に受診して、自分に合うか確かめる
- アクセス面を重視して探す
といった方法もよさそうです。
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「メンタルクリニック」や「心療内科」との違いは?
精神科・心療内科・メンタルクリニックの違いは、下記のとおりです。
精神科 |
心の病気を専門的に診る |
心療内科 |
精神的な理由からくる体の不調を診る |
メンタルクリニック |
精神科・心療内科の両方に当てはまる症状を見てもらえる医療機関が多い
|
精神面からくる体の不調が続いている場合は、心療内科での治療が適しているケースもあります。
実際には、精神科専門医が心療内科も標榜している事が多いです。
診療科で迷うときは、「メンタルクリニック」など精神科・心療内科の両方を診療している医院で相談するとよいでしょう。
精神科
心の病気を専門とするお医者さんが診てくれる診療科です。
患者の話を聞いて、通常の生活を送るのに必要な薬や、自分自身を客観的に見る認知療法などを用いて診療します。
診てもらえる症状
- 周りから悪口を言われているように感じる
- 細かいことが気になって仕事ができない
- 監視を受けているように感じる
- 夜眠れない
- 食べ物が美味しくなくなった
- 緊張感が解けない
- 物忘れが増えて日常生活に支障が出ている
精神科を探す
心療内科
精神的な理由からくる体の不調を診てもらう診療科です。
薬・カウンセリングなどで症状を楽にし、精神を整えていく治療を行います。
診てもらえる症状
- ストレスを感じると腹痛が起きる
- めまい・立ちくらみが強くて学校や仕事へ行けない
- 涙が止まらない
- 体に問題がないのに、「胸が苦しくなって息ができない」などの不調がある
- 気候の変化で体調不良を起こす
心療内科を探す
メンタルクリニック
入院用のベッドがない、もしくは19床以下の精神科の医療機関です。
専門性を持つ精神科医が診療をしていることが多いです。
診てもらえる症状
精神科・心療内科の両方に当てはまる症状を見てもらえる医療機関が多いです。
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2023-01-19
メンタル不調を抱える方向けに、社会復帰に役立つ情報を配信する『脱うつリヴァトレCh.』。
今回紹介する動画では、リワークについて、臨床心理士さんがわかりやすく解説しています。
「リワークって具体的にどういうものなの?」
「リワークのメリットやデメリットが知りたい!」
復職を希望されていて、リワークについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
※動画による解説は記事末尾から
そもそも、リワークとは?
リワークとは、うつ病などの精神疾患により休職をして療養期間を経た方が、職場復帰のために行うトレーニングのことです。
様々な職場復帰支援プログラムを通じて、病気の再発リスクを軽減しつつ、本格的な職場復帰へとスムーズに移行させるのが狙いです。
リワークは大きく分けて4種類ある!
リワークは大きく分けて4種類あり、それぞれ実施されている機関や対象者の条件が異なります。
医療リワーク
精神科・心療内科などの医療機関で実施されている。
うつ病などで休職している方で、復職の意欲がある方が対象。
職リハリワーク
各県の地域障害者職業センターで「職場復帰支援」の名称で行われている。
センターの職員が、求職者本人と雇用主、主治医をコーディネートして、三者の合意後に実施される。
職場リワーク
企業内で実施される、復職支援のプログラム。
例として、内部に専門部署や医療機関を持つ企業・役所で行われている職場復帰訓練制度などが挙げられる。
民間系リワーク
企業NPOなど民間団体によって行われているプログラム。
うつ病などの精神疾患があり、復職の意欲がある方が対象。復職の意欲がある方なら、失業中でも利用可能。
ここからは、それぞれのリワークの特徴を詳しく解説していきます。メリットやデメリットまで、しっかりチェックしていきましょう。
各リワークの特徴|メリット&デメリットは?【体験談あり】
① 医療リワーク
医療リワークは、精神科・心療内科などの医療機関で行われています。うつ病などの精神疾患で休職している方で、復職の意欲がある方が対象です。
リハビリの意味合いが強く、再休職の予防を最終目標としています。
リワークの期間は本人の体調やプログラムによって異なり、数ヶ月のケースもあれば、1年以上かけて終了するケースもあります。
医療リワークでは、健康保険だけでなく自立支援医療制度※が利用できます。そのため料金の自己負担額は、健康保険の適用で3割、自立支援医療制度を利用すれば1割に抑えることが可能です。
1日あたりにすると、約600円から700円で利用できます。
自律支援医療では、前年度の世帯所得により、1ヶ月あたりの自己負担額の上限が0円から2万円で設定されます。
そのため、上限金額以上の医療費を支払う必要がなくなります。
自立支援医療制度とは…
精神疾患などの治療にかかる医療費の自己負担額を軽減する公的な制度のこと。
▼参考
自立支援医療制度の概要|厚生労働省
医療リワークのメリット
スタッフに専門家が在籍していることが多い
プログラムの一環として治療も含まれている
医療リワークは、専門医・看護師・保健師・臨床心理士など、スタッフに専門家が在籍していることが多く、安心感があります。
また、プログラムの一環として、病状の回復と安定を目的とした治療が含まれていることもメリットです。
専門家に見てもらうことが一番だと思いお医者様の居る医療リワークを選びました。
こちらの精神状態への配慮や、復帰までのスピード調整等、私生活では考えられないほど慎重かつ丁寧に対応いただきました。おかげで再発することなく職場復帰ができました。
(29歳 男性)
知り合いに医療リワークに詳しい人がいて、病院を紹介してもらいました。会話・言語のリハビリも兼ねて、対人コミュニケーションの練習もできて良かったです。また、費用も保険適用で支払いできました。
(32歳 女性)
医療リワークのデメリット
失業中だと利用できない
どこの医療機関でも実施しているわけではない
医療リワークは、復職意欲のある休職中の方が対象です。そのため、失業中は利用できません。
また、限られた医療機関でしか実施されていないので、もともと通院していた病院や主治医の変更が必要となるケースもあります。
強いてデメリットをあげるとすれば、医療機関なので感染症患者さんが運ばれてくることもあり、病気の感染は心配ではありました。
(29歳 男性)
② 職リハリワーク
各県の地域障害者職業センターが、職場復帰支援の名称で実施しています。
センターの職員が求職者本人と雇用主、主治医をコーディネートして、三者の合意後に職業リハビリテーションを実施します。
リワークの期間は、約12週から16週間です。
職リハリワークは、職場への適用に向けて雇用を支援するために行われるので、治療は目的としていません。
職リハリワークのメリット
基本的に費用は無料(一部有料の施設もあり)
事業者に対しても助言や支援を行う
疾患を持つ方の就労・就活のノウハウが豊富
職リハリワークは、無料で利用できるケースが多いです。ただし、施設によって有料の場合もあるので、事前に確認が必要です。
また、休職者本人だけではなく、事業者に対しても助言や支援を行うので、よりスムーズな復職を目指せる可能性が高いです。
障害や疾患がある方の就労や就職に関するノウハウが豊富なので、具体的なアドバイスが受けられるのもメリットです。
会社の産業医の指定で、リワークセンター(公営)を利用しました。
当時、赴任していた三重から名古屋へ週5日、まずは通うことからリズムづくりを開始。同じような休職している方と簡単なプロジェクトをしたりと実際の復職に向けてのリハビリができました。
専任の相談員の方が会社の人事部や産業医との間に入ってくれたので、復職の判断材料を客観的視点で伝えてもらえて助かりました。
(48歳 男性)
職リハリワークのデメリット
公務員は利用不可
利用までに数ヶ月かかる場合がある
スタッフに専門医がいない場合が多い
職リハリワークは雇用保険を財源とした事業なので、公務員は利用できません。
費用は無料で利用希望者が多いため、実際に利用を開始するまでに数ヶ月間待機しなければならないこともあります。
また、治療を目的としたプログラムではないので、スタッフに専門医などがいないケースが多いです。
沢山の人が利用していたので、待ち時間がでたり、混雑していた事が少し大変でした。
(38歳 男性)
③ 職場リワーク
企業内で実施される復職を支援するプログラムを、職場リワークと呼ぶケースがあります。
復職した後、安定した就労を維持できるかどうかを見極めることが目的です。
職場リワークは、企業や役所の内部に医療機関や専門部署がある場合に、職場復帰訓練制度として行われている例があります。
企業内の組織だけでなく、外部組織の従業員援助プログラムのサービスを利用する場合もあります。
職場リワークのメリット
復職時のギャップが少ない
試し出勤など、復帰への段階的な取り組みが可能
職場リワークは企業の中で実施されるので、社内の人との連絡や連携がとりやすいです。そのため、他の施設よりも、復職時にギャップを感じることが少ない可能性が高いです。
また、職場の雰囲気に慣れるための試し出勤など、正式な復職に備えて段階的な行動ができるという点もメリットです。
うつ病の診断を受け、1年ほど休職した際に職場リワークを経験しました。職場では、3ヶ月以上の休職で職場リワークを利用することになっていました。
簡単な事務作業や、1人で完結する仕事を少しずつ振っていただき、徐々に働く事に慣れていくことができました。
職場の上司も親身になって相談に乗ってくださり、安心して働き続けることができました。
(26歳 女性)
職場リワークのデメリット
導入している企業が少ない
他の社員の目が気になる場合がある
職場リワークを実施している企業が少ないので、一部の企業でしか利用できません。
また、企業内で行われるリワークなので、他の社員など周りの目が気になってしまう方もいるでしょう。焦りや不安から体調不良になる可能性がある点も、デメリットの一つと考えられます。
すぐに職場の人と打ち解けることができませんでした。
休職の理由を聞かれたり、休職中何をしていたかを聞かれたりするので、肩身が狭い思いをすることがありました。
(29歳 女性)
④ 民間系リワーク
企業NPOなど民間団体によって実施されているプログラムです。
失業中であっても、復職への意欲があれば利用可能です。
リワークの期間は、人によっても異なりますが、およそ3ヶ月から6ヶ月程度となるケースが多いです。失業中の場合は1年以上かかるケースもあります。
費用は、福祉制度を利用することで、自己負担額を1割に抑えることが可能です。さらに、前年度の世帯所得に応じて、1ヶ月あたりの負担金額の上限が0円から3万7200円までに設定されています。
民間系リワークのメリット
失業中でも利用可能
独自のプログラムを利用できる施設もある
失業中であっても、復職意欲があれば利用できるということは、大きなメリットです。
農作業など独自のプログラムを実施している施設もあり、働き方の視野を広げられる可能性があります。
病気の発症で仕事をやめる必要があり、フリーな状況でも民間系リワークなら利用可能と知ったため選びました。
最初は何をすればよいのかわからず、職場復帰の不安しかありませんでしたが、「同じような人はたくさんいる」とスタッフの方が優しい言葉をたくさんかけてくれたので、不安はなくなりました。
(26歳 男性)
民間系リワークのデメリット
都市部で展開していることが多い
スタッフに専門医がいない場合が多い
民間系リワークの多くは、都市部で実施されています。そのため、地方にお住まいの方の利用は難しい可能性があります。
また、職リハリワークと同様、スタッフに専門医がいないケースが多いです。
職員の方や、施設の管理者の考え方があまり理解できませんでした。
また生活するお金がほとんど無かったので、通所にあたり交通費がきつかったです。
(41歳 女性)
リワーク施設を選ぶ4つのポイント
費用や期間
専門領域のスタッフがいるかどうか
プログラム対象者はどんな症状の人を想定しているのか
主治医とはどのように連携するのか
リワーク施設を選ぶときは、これらの4つを確認するようにしましょう。
主治医や家族と相談しながら、いくつかの施設を見学してみることをおすすめします。
リワークを受ける施設によって、プログラムの内容や専門領域、スタッフの人柄も異なります。
上記の4ポイントをおさえて、「自分の課題に向き合える」と思える施設を探すことが大切です。
経験者に聞く!リワーク施設を選ぶときに大切なこと
リワークを始める前に、体験ができるならば体験をすることをおすすめします。様々なプログラムがあり、リワークのスタイルも場所によって違うと思うので、よく確かめてから正式に始めるのが良いと思います。
(47歳 男性)
最初は踏み出すのが怖いこともあると思いますが、踏み出しさえすればあとはスタッフさんが支えてくださります。
それぞれの施設でプログラムの特徴があると思いますので、自分に合った施設・クラスを選ぶと、無理なくしっかり復帰できると思います。
(37歳 女性)
どのように主治医と連携を取るのかなど、事前にしっかりと質問した方が良いです。
(32歳 女性)
相談によく乗ってくれるし、いろいろな事例を紹介してくれてよかったのですが、自宅から遠く交通費が負担でした。そのため、家から近い施設がいいと思います。
また、大通りに面していないほうが人の目が気になりません。
(55歳 男性)
▼動画による解説はこちら
※本記事は、チャンネル運営者の許可を得て作成しています。
※本記事に掲載している体験談は、Medicalookが独自に調査したアンケートを元にしています。動画の内容には含まれていません。
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