何これ？歯茎に押すと痛いしこりが…固い腫れは口腔がん？病院は何科？

歯茎に押すと痛いしこりがある…これって大丈夫？

しこりができてしまう原因をお医者さんに聞きました。
病気の可能性があるしこりの特徴や注意すべきことなども、詳しくご紹介します。

監修者

むかい歯科
歯科医

迎 和彦先生

経歴

平成2年　昭和大学歯学部卒 昭和大学第三歯科補綴学教室入局
平成8年　昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生 都内歯科医院管理者（院長）勤務
平成15年   同上退職
平成16年   大田区大森にて「むかい歯科」開業

歯茎に押すと痛いしこり…これ大丈夫？

歯茎の押すと痛いしこりは、悪性腫瘍（口腔がん）の可能性があります。

2週間以上口内炎が治らない場合は悪性腫瘍（口腔がん）の可能性が高いです。
すぐに歯科や歯科口腔外科を受診しましょう。初期のうちにに治療ができれば、口腔がんは完治するケースがほとんどです。

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しこりを見つけたら「触らない」

指で押したり、器具で触ったりせず、刺激を与えないようにしましょう。

歯磨きのときに歯ブラシがあたると、痛みや症状が悪化します。

「口腔がん」の特徴

歯茎のしこりは、悪性腫瘍（口腔ガン）の可能性が考えられます。
初期は痛みが少なく、進行すると痛みや硬いしこりを感じるようになります。

50歳以上の男性が発症しやすい病気です。上顎よりも下顎に起こりやすいと言われています。

「口腔がん」の症状の特徴

口の中の粘膜の色が白くなる・赤みが強くなる・ザラザラする・ただれていたら注意が必要です。

腔がんの主な原因

• 喫煙
• 飲酒
• 不潔な口腔衛生状態
• あっていない入れ歯
• ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染

悪性腫瘍は、残念ながら、自分で対処することは難しい病気です。
速やかに、歯科や歯科口腔外科を受診して適切な治療を受けてください。

どんな治療をするの？

口腔癌の治療は手術療法・放射線療法・抗がん剤による3種の方法が一般的です。
治療はどれかひとつだけの場合や、組み合わせる場合があります。

首のリンパ節に転移している場合は「頸部郭清術」を行います。
「頸部郭清術」とは首のリンパ節とその周囲の組織を取り除く手術のことです。口腔がんの頸部リンパ節転移を制御する手術です。

また、切除する範囲が大きい時は、他の部位からの組織を移植する再建術という治療も行います。

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放置すると命を落とす危険性も…

しこりの正体が悪性腫瘍だった場合、放置すると体の他の部位に転移し、最悪の場合は命を落とす可能性があります。

初期の口腔ガンは完治するケースがほとんどです。早期に病院へ行くことで、症状の悪化を防ぐだけでなく、手術で切除する範囲が小さく済むと言われています。

気になる症状がある場合は、放置せず早めに歯科や歯科口腔外科など医療機関を受診しましょう。

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