【二日酔いの頭痛薬・胃腸薬の選び方】ロキソニンやウコンは効くの?服用の注意も

更新日:2023-04-24 | 公開日:2019-11-08
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【二日酔いの頭痛薬・胃腸薬の選び方】ロキソニンやウコンは効くの?服用の注意も

「ロキソニンなど頭痛薬を二日酔いで飲んでもいいの?」
「二日酔いの症状に特化した薬は別にあるの?」
二日酔いの薬の選び方や、飲みあわせの注意点など、医師が詳しく解説します。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

「頭が痛い…」二日酔いの頭痛薬

医師男性
二日酔いによる頭痛にも一般で販売されている頭痛薬が使用可能です。
解熱鎮痛剤のひとつ「アセトアミノフェン」は、胃腸にやさしいとされているため、おすすめです。

ただし、アルコールを多量に飲む習慣がある方は、稀に肝機能障害を引き起こすケースがあります。使用する際は、必ず用量・用法を守り、注意して服用するようにしましょう。

ロキソニンは?

医師男性
二日酔いの頭痛はロキソニンによって緩和されケースもあります。現在、薬局で購入できるようになりましたので、すぐに使用できるのはメリットですね。

ただし、ロキソニンは胃の粘膜を刺激するので、胃腸が弱い方は注意が必要です。
頭痛薬で二日酔い自体を緩和することはできませんが、頭痛がよくなることで、睡眠や食事が摂りやすくなります。
根本的には、頭痛の原因となるアルコールを代謝してできたアセトアルデヒドが分解されないと症状は改善しないので、安静にして水分を多く摂取するようにしてください。

「吐き気が…」二日酔いの胃腸薬

医師男性
二日酔いの時に吐き気がある際は、胃もたれ・胃痛・胃のムカムカと同様に胃腸薬が役に立ちます。

胃酸を抑える制酸薬や整腸剤・乳酸菌製剤がおすすめです。
アルコールの摂取で胃腸が弱っているので、通常の状態に素早く戻してくれるように働きます。
また、胃腸の調子が戻ると水分補給や食事から栄養分を摂れるようになり、二日酔いもよくなります。
なるべく早く胃腸を回復させて、食べ物から栄養補給できるようにしましょう。

二日酔いを早く治すには

医師男性
二日酔いを早くよくするには、必要な薬を飲み、水分補給、睡眠を取って、体を休めてください。

特に二日酔いは、疲れている時や免疫が低下していると強く出るようです。お酒を楽しむ時は、体調のいい時に適量を摂取するようにしましょう。

また、水分補給をしながらお酒を飲むことで、二日酔いになりづらくなります。
アルコールは、体内の水分を排出するので、どんどん体は、脱水していきます。
脱水状態では、アルコールの分解も進みにくく、二日酔いになりやすいのです。

ウコンで対処するのもOK

医師男性
ウコンなどの成分は肝機能を高めたり、アルコール代謝を促したりするものなので、二日酔い予防や対処法として活用できます。

お酒を飲む前や飲んだ後に働きかけるウコンや、ヘパリーゼなど肝臓水解物を成分とする薬も多く市販されています。

「絶対やめて!」薬の注意点

薬

医師男性
お酒を飲んでいる最中や飲んだ直後に薬を飲むことは、絶対にやめましょう。

薬は、あくまでも二日酔いの頭痛や吐き気に対して使用するようにしてください。また、薬は必ず水と一緒に飲みましょう。

他の薬との飲み合わせについては、同じ働きがないものや添付文書の禁忌の箇所に記載されていなければ大丈夫です。
しかし、薬によっては働きが弱くなったり、逆に強くなったりして体に負担がかかる場合もあります。
市販薬を併用したい場合は、基本的には薬剤師や医師に相談するようにしましょう。

あまりもつらい…病院は何科?

医師男性
二日酔いは、主に内科・胃腸内科を受診してください。

頭痛薬と胃腸薬など作用が異なるものでも、併用してもいい薬を処方してくれます。

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