頭を押すと痛い…これって大丈夫なの?
痛みの原因と対処法を、お医者さんに聞きました。
病院は何科を受診すべきかも解説します。
監修者
経歴
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任
頭を押す痛い…これ大丈夫?
一時的な痛みで、その後頻繁に繰り返すことがない場合は、そこまで心配いらないケースが多いです。
ただし、
というする場合は、なんらかの疾患が考えられます。
皮膚科、脳神経外科・脳神経内科など病院を受診しましょう。
皮膚科・脳神経外科・脳神経内科を探す
考えられる5つの原因
頭を押すと痛いのは、
- 頭皮悪性腫瘍
- 粉瘤(アテローム)
- 後頭神経痛
- 脂肪腫
- 外毛根鞘腫
が原因のケースが多いです。
それぞれ詳しく解説します。
原因① 頭皮悪性腫瘍
頭皮に悪性腫瘍が発生し、出血や痛みを発症することがあります。
外で過ごすことが多い人や、帽子を被らずに外出する人などが発症しやすいです。
紫外線を浴びやすい場所(頭頂部や後頭部)に発症します。
主な症状
早期段階では、自覚症状はないことが多いです。進行すると、以下のような症状がでます。
自分でできる対処法
悪性腫瘍は治療が必要です。
頭部に異常を発見したら、まずは皮膚科を受診しましょう。
皮膚科を探す
原因② 粉瘤(アテローム)
毛穴の一部分が落ちくぼみ、その中に皮膚のかけらや皮脂などが溜まった、袋状のものができて、やがてしこりになります。
皮脂分泌が多い、13歳から20歳の青年期の人たちが比較的発症しやすいと言われています。
通常、痛みは伴いませんが、細菌などに感染してしまうと炎症・かゆみ・痛みなどを引き起こします。
主な症状
自分でできる対処法
頭皮を清潔に保ちましょう。
粉瘤のある部分は、コンディショナー・トリートメントは控えてください。
髪は早めに乾かし、粉瘤になっている部分も乾燥状態を保ちましょう。
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2022-07-29
「粉瘤ができやすい体質ってあるの?」
粉瘤と体質の関係について、お医者さんに聞いてみました。
スキンケアなどの予防法も解説しますので、粉瘤を防ぎたい方は必読です。
私は「粉瘤ができやすい体質?」
ニキビ跡に粉瘤ができることもあるため、ニキビが多い人は “粉瘤が発生しやすい状態”といえます。
特に「ニキビをつぶす」などで肌にダメージを与えている人は、粉瘤ができるキッカケを自分で作ってしまっています。
こんな人は「粉瘤ができやすい」
スキンケアを怠っている
ニキビをつぶす癖がある
皮脂詰まりを無理やり出す癖がある
ただし、粉瘤は原因不明のケースも多いです。
粉瘤のできやすさは“肌の癖”のようなものですので、上記に当てはまらない場合でも粉瘤を繰り返してしまう方はいます。
粉瘤って、そもそもどんな病気?
粉瘤とは、皮膚の下に袋が形成され、その中に「角質」や「皮脂」が溜まって発生する“良性のできもの”です。
体のどこにでもできる可能性がありますが、
耳の周り
頬
首
背中
足の付け根(鼠径部)
などは、特に発生しやすい傾向があります。
ニキビとの違いは?
粉瘤は直径10cm以上になることもあるため、そのような場合、ニキビと区別することもできます。
また、ニキビは毛穴や皮脂腺が多いところにできやすいのに対し、粉瘤は毛穴や皮脂腺などにかかわらず、どこでもできます。
粉瘤の中は老廃物なので、これが外に出た場合、臭いにおいがします。
粉瘤を予防するためにできること
ニキビ跡から粉瘤ができるケースもあるため、まずはニキビを防ぐことが粉瘤の予防につながると考えられます。
そのため、
毎日入浴して、肌を清潔に保つ
十分な睡眠時間を確保する
こまめにストレスを発散させる
暴飲暴食を避ける
水分を多くとる(1日1.5リットルが目安)
といった方法で、ニキビができにくい状態を保ちましょう。
特に水分は、ターンオーバーを促したり、便秘を予防したりするうえで大切です。
一度にたくさん飲むのではなく、1日の中で10回程度に分けて飲むようにしましょう。
【注意】粉瘤は自分で潰しても治らない!
自分で治そうと粉瘤で潰しても、治ることはありません。
皮膚の内部にある「袋」を取り出さなければ、一見落ち着いたように見えても再発します。
また、粉瘤を潰してしまうと、
細菌感染を起こし、腫れて痛みが出る
刺激によって皮脂分泌が活性化し、粉瘤がさらに大きくなる
といったリスクもあります。
粉瘤ができてしまったときは、ご自身での対処は控え、早めに皮膚科で診てもらいましょう。
皮膚科を探す
粉瘤を早めに治療すると「傷跡が大きくなりにくい」
粉瘤は、基本的に手術による治療を行います。
炎症がない・小さいうちに摘出してしまえば、手術の傷が小さく済みますし、感染して痛みが出るのを防ぐこともできます。
「できるだけ手術の傷跡を残したくない」という方は、早めに治療を受けるとよいでしょう。
手術の流れ
炎症がない粉瘤であれば、皮膚を切開して、袋ごと内容物を取り出します。
炎症を起こしている場合は、最初に膿を出す処置を行い、炎症を抑えてから袋の摘出を行います。
粉瘤の手術は麻酔をして行うので、治療中の痛みはありません。
粉瘤を放っておくと…どうなる?
粉瘤を放置すると、
内容物が増えて大きく膨らみ、目立ってくる
古い「角質」や「皮脂」が溜まり、悪臭を放つようになる
細菌が入り込んでしまい、腫れて痛む・膿が出てくる
といったリスクがあります。
粉瘤は、そのままにしておいても自然治癒することはありません。
できものに気が付いたら、早めに皮膚科で受診しましょう。※
また、「粉瘤ができやすい」「粉瘤を繰り返してしまう」といった方は、肌に刺激を与えないことも大切です。
確実な予防法はありませんが、毎日のスキンケアを通して、発生しにくい肌作りを目指しましょう。
※粉瘤が小さく、ご自身で気になっていないようであれば、治療せずに様子を見るケースもあります。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
日本形成外科学会 粉瘤
原因③ 後頭神経痛
神経の末端が敏感になっている状態です。
頭痛持ちの人・肩こり・首こりを持っている人によく現れます。
また、最近は長時間のスマホの使用やPCの使用により、若い人にも発症します
主な症状
- 頭を触るとチクチク・キリキリ・ズキズキ・ビリッと痛む
自分でできる対処法
肩こりや首こりがある人は、運動やストレッチで解消しましょう。
眼精疲労の影響が考えられる場合は、目を休ませてください。
目元は、ホットタオルなどで温めても良いでしょう。
原因④ 脂肪腫
皮膚の下にある脂肪組織が増えてできた、しこりのことです。
一般的に痛みはありません。
しかし、頭皮は伸びにくいので、脂肪腫が大きくなると引っ張られるような痛みが生じる可能性があります。
主な症状
自分でできる対処法
自己判断は難しく、病院で超音波検査やCTなどで検査します。
まずは皮膚科などを受診しましょう。
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原因⑤ 外毛根鞘腫
毛穴の一部分が落ちくぼみ、その中に皮膚のかけらや皮脂などが溜まった袋状のものができて、しこりになります。
皮脂分泌が多い、13歳から20歳の青年期の人たちが発症しやすいです。
通常、痛みは伴いませんが、細菌などに感染してしまうと炎症・かゆみ・痛みなどを引き起こします。
主な症状
自分でできる対処法
頭皮を清潔に保ちましょう。
しこりのある部分は、コンディショナー・トリートメントは控えてください。
髪は早めに乾かし、しこりになっている部分も乾燥状態を保ちましょう。
病院に行く目安
- 頭を押すと痛い症状が3、4日以上続く
- 痛みが強くなる
- しこり・腫れが大きくなる
これらの症状が現れていたら、できる限り早く病院に行きましょう。
受診するのは何科?
頭皮が腫れている・触ると痛いときは、皮膚科に行きましょう。
※頭皮に異常がなければ、神経や頭の問題かもしれません。その場合は脳神経外科、脳神経内科を受診しましょう。患者さん自身で判断できない場合は皮膚科を受診しましょう。
皮膚科を探す
脳神経外科を探す
早期受診のメリット
症状が1週間以上続く場合は、重い病気が潜んでいる可能性があります。
病気の初期段階で治療を開始することで、短期間での改善が期待できます。
治療を受けずに病気が悪化すると、入院や手術が必要になる可能性も出てくるので、できる限り早く医者に相談しましょう。
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2020-05-11
「頭痛が治らない…」
「頭痛は何科に行けばいいの?」
頭痛のタイプ別に何科を受診すればいいのか、医師が詳しく解説します。
頭痛で病院に行くなら、まずは何科?
頭痛そのものに悩んでいて、自分では原因が判断できない場合は、まずは頭痛に特化した病院を受診しましょう。
ここからは、よくある頭痛の種類別に、何科の病院を受診すべきかを解説していきます。
\注意!/
激しい激痛が続く
吐き気や意識障害がある
といった症状もある場合には、脳血管障害などによる頭痛も疑われます。脳神経外科などを受診するとよいでしょう。
脳神経外科を探す
「緊張型頭痛(ストレス性頭痛)」は何科?
緊張型頭痛の場合は、「脳神経内科」「脳神経外科」「内科」「ペインクリニック内科」を受診するのがよいでしょう。
かかりつけの医師がいる場合は、相談すると頭痛専門の先生や医療機関を紹介してくれます。
緊張型頭痛頭痛とは
毎日~週に2・3回の頻度で出現し、“慢性頭痛”と呼ばれる分類に入ります。
肩こりや目の疲れ、ストレス等が原因となり、筋肉が硬直していると起こりやすい頭痛です。
▼緊張型頭痛の特徴
重く締め付けられるような痛み
ぎゅーっと圧迫されるような痛み
軽度あるいは中等度の痛み
▼緊張型頭痛がおきやすい場所
後頭部の両側
目の奥 など
▼緊張型頭痛の症状
肩こりや首こり
光や音どちらかに敏感になる
発症しやすい人の特徴
デスクワークが中心の方
パソコンやスマートフォンを長時間見続けている方
ストレスに弱い方
メガネが合っていない方
内科を探す
脳神経内科を探す
「片頭痛」は何科?
「脳神経内科」「脳神経外科」「内科」「ペインクリニック内科」などを受診すると的確な検査を受けることができます。
自分では片頭痛だと思っていても、その判断が間違っていたり、重要な病気が隠れていることもあるため、緊張型頭痛と同様に、頭痛専門医が望ましいです。
片頭痛とは
月に1〜2回から数ヶ月に1回の頻度で起こり、1日に1時間、長いときは3日間続くこともある頭痛です。
女性に圧倒的に多い頭痛の一つです。片頭痛は頭部の血管が何らかの要因により拡張することで、血液の流入量が増えること、あるいは血管周辺の炎症によるものと考えられています。気圧の変化や天気によって頭痛が起こるという方もいます。
食べ物・運動・光や音などの刺激・月経前後・睡眠・ストレスなど様々な要因が考えられます。これは月経やホルモンバランスの乱れも関係してくると考えられます。
▼片頭痛の特徴
ズキンズキンと脈打つような痛み
頭の片側が脈打つように痛み
生活に支障が出るほどの痛み
▼片頭痛がおきやすい場所
片側、あるいは両側
▼片頭痛の症状
吐き気
光に過敏になる
発症しやすい人の特徴
女性に多い
身体や環境の変化に敏感な方
ストレスや気候の変化を受けやすい方
内科を探す
脳神経内科を探す
「群発頭痛」は何科?
「群発頭痛」は、「脳神経内科」「脳神経外科」を受診すると検査を受けることができます。また、「内科」「ペインクリニック内科」を受診するのもよいでしょう。
他の頭痛と同様に、まずはかかりつけ医に相談すると頭痛専門の先生や医療機関を紹介してくれます。
群発頭痛とは
頭痛の中でも最も痛いといわれている頭痛の一つです。
目の奥の方をえぐられるような激しい痛みが、毎年決まった時期、決まった期間に集中して起こります。男性に多いです。
頭部の血管が拡張することで起こると言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。体内時計の不調が関わっているという説もあります。発作が起こる期間に少量のアルコールを摂取するだけで頭痛が起きてしまうので注意が必要です。
▼群発頭痛の特徴
目の奥の方をえぐられるような激しい痛み
一度発作が起こると1〜2ヶ月にわたって、同じ時間帯に毎日のように起こる
▼群発頭痛がおきやすい場所
片方の目の奥
▼群発頭痛の症状
流涙
発汗
目の充血
鼻詰まり
まぶたが下がる
発症しやすい人の特徴
男性に多い
内科を探す
脳神経内科を探す
「自律神経失調症」は何科?
「自律神経失調症」は、かかりつけ医や「内科」を受診しましょう。
そこで原因がわからない場合や、検査で異常が見られない場合は、「心療内科」や「ペインクリニック内科」を受診するとよいでしょう。
自律神経失調症とは
ストレスなどにより、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで起こる症状の総称です。
身体的な症状と精神的な症状のどちらも現れることがあります。精神的・肉体的ストレス、環境の変化が原因と言えるでしょう。
▼自律神経失調症による頭痛の特徴
ズキンズキンと脈打つような痛み
頭が重いような感覚
▼自律神経失調症による頭痛がおきやすい場所
こめかみのあたり
後頭部 など
▼自律神経失調症の症状
倦怠感
低体温
慢性的な微熱
不眠
うつ
胸痛
動悸
窒息感
息切れ
発汗
不安
頻尿
肩こり
めまい
吐き気
手足の痺れ
皮膚の痒み など
発症しやすい人の特徴
虚弱体質の方
低血圧の方
片頭痛持ちの方
ストレスに敏感
几帳面・完璧主義の方
くよくよしがちな神経過敏の方
内科を探す
「事故や転倒後の頭痛」は何科?
事故や転倒後の頭痛は、「整形外科」や「脳神経外科」、「ペインクリニック内科」で痛みの原因を調べるのが的確です。
事故や転倒後の頭痛とは
交通事故や転倒による頭の外傷によって、頭痛が引き起こされることもあります。脳のダメージによっては命に関わる場合もあります。
※このような、事故や転倒による怪我などが原因となる頭痛を二次性頭痛と言います。
▼事故や転倒後の頭痛の特徴
ズキンズキンと脈打つような痛み
▼事故や転倒後の頭痛がおきやすい場所
外傷を受けた部位
頭頂部
側頭部
前頭部の片側、あるいは両方
▼事故や転倒後の頭痛の症状
ぼんやりする
物忘れ
尿失禁
吐き気
意識混濁
手足の痺れ
鼻血や耳から出血
記憶喪失 など
発症しやすい人の特徴
交通事故にあった方
ラグビーやサッカーなど、怪我の多いスポーツをする方
慢性硬膜下血腫(※)の場合は高齢者に多い
※慢性硬膜下血腫…軽い頭部への外傷などにより、ゆっくり1〜2ヶ月ほどかけて、頭蓋骨の下にある脳を包む膜と、脳の表面との間に血液が溜まる状態。認知症と間違われやすい。
整形外科を探す
脳神経外科を探す
頭痛で…病院行くべき?受診の目安は?
頭痛が慢性的に起こるという方は、早期に受診をおすすめします。
なぜなら、受診することで頭痛の原因や頭痛の種類などがわかり、対処ができるようになるからです。
自己流で市販薬に頼っていても、原因を排除しない限りは頭痛なくなりません。
間違った対処法を続けていると、かえって症状を悪化させてしまったり、治りにくくなってしまう可能性があります。
我慢せずに病院を受診することをお勧めします。
「たかが頭痛」放置するリスク
よくある症状だから…と言って頭痛を放置するのはやめましょう。
放置していると、次のリスクが生じる可能性があります。
痛みが増して、日常生活が難しくなる
命に関わるような深刻な病気を見逃す
症状や病気が悪化する
頭痛薬を必要以上に服用し続ける事で起こる薬物乱用頭痛につながる
診察時の「症状の伝え方」
事前に症状チェックシートや頭痛ダイアリーを書き込んでおき、受診の際に渡しておくとよいでしょう。
具体的には以下の内容を伝えましょう。
初めて頭痛が起きたのはいつ頃か
頭のどの辺りが痛いか
痛みはどのくらいの時間続くか
痛みの頻度(1日/週に何回等)
どのような痛みか(ズキンズキンと脈打つ/締め付けられるような痛み等)
痛みの程度、度合い
頭痛の他の症状(吐き気/嘔吐/前兆など)
どういう状況で、痛みが起きたか
生活へどのくらい影響が出たか
市販の頭痛薬は効果を感じられるか
頭痛に特化した病院の問診票では、おおよそこれらの質問が書かれています。
慢性頭痛の方は、頭痛が起きたときに、「続いている期間」に記録をしておくと受診の際にスムーズに伝えることができるでしょう。
救急診療に行くべき目安
救急の判断基準としては「今までに経験したことのない痛み」です。
慢性頭痛を持っている方でも、そうでない方でも、今までに経験したことのないほどの激しい痛みがある場合は、救急診療を受診しましょう。
頭痛に伴う症状がいつもと違っていたり、痛む位置や痛み方が違っていたりすると、それは別の原因による痛みだと考えられます。
命にかかわる頭痛も
頭痛が命に関わる病気に繋がっている可能性もあります。
<くも膜下出血>
脳にある血管が何らかの理由で突然破裂し、脳を覆うくも膜に血がたまることです。ガーンと頭が割れるような激痛が起きます。発作が起きる数日から数週間前に軽度の頭痛が前兆として起こることがあります。吐き気や嘔吐、意識低下などが併発します。
<脳腫瘍>
脳にできた腫瘍が大きくなるにつれて、頭痛の程度も増してくるのが特徴です。腫瘍の部位によっては手足の痺れや言語障害・視覚障害などの症状が併発します。脳に水がたまる場合もあります。
<脳出血>
高血圧により脳血管から出血し、急に頭痛が起こります。短時間で痛みはピークに達しますが、頭痛そのものは軽度のことが多いようです。吐き気、めまい、手足の痺れ、言葉のもつれなどを併発します。
<脳炎(髄膜炎)>
ウイルスや細菌に感染した際に、髄膜にまで感染が広がり、高熱と共にズキンズキンと激しい頭痛が引き起こされます。首の後ろが硬くなるのが特徴的です。麻痺や意識障害が併発します。
▼参考
痛み・鎮痛の基本としくみ 第2版:伊藤和憲著(株式会社秀和システム)
精神疾患の理解と精神科作業療法第3版:堀田英樹編著(中央法規出版株式会社)
一般社団法人 日本頭痛学会
頭痛online
厚生労働省 e-ヘルスネット
自律神経失調症を乗り切ろう!
困った頭痛・危ない頭痛 - 総合南東北病院