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「どんなときに前歯に差し歯ができないの…?」
前歯に差し歯ができないのはどんなケースか、歯医者さんに聞いてみました。
ブリッジ・インプラントなど、代わりに行われる治療法についても詳しく解説します。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
などのケースは差し歯を入れる場所がないため、差し歯ができません。
※矯正や外傷など強い力が加わり、歯根が吸収されてなくなってしまうことがあります。
前歯に差し歯ができない場合、
といった治療で、失った歯を補います。
基本治療であれば保険適用のため、リーズナブルに治療を受けたい場合に行われます。
<入れ歯のメリット>
<入れ歯のデメリット>
入れ歯の素材によって、保険適用の場合と保険適用外の場合があるため、事前に確認してください。
保険適用の場合 |
7,000~15,000円程度(本数により異なる) |
保険適用外の場合 |
15~50万円以上 |
治療期間の目安としては、3~4回ほどの受診で入れ歯が作製され、1~3ヶ月の調整期間が必要になるケースが多いです。
欠損している歯の両隣に歯が残っていたり、外科的手術をせず比較的手軽に治療したい場合に行われます。
違和感なく噛める反面、両隣にある健康な歯を削って支柱を作るため、歯が弱くなる恐れがあります。
<ブリッジのメリット>
<ブリッジのデメリット>
保険適用の場合は、1本3000円(3本以上必要になる)程度になるケースが多いです。
セラミックやジルコニアを使用する場合、保険適用外で1本10万円以上になるケースが多いです。
※ブリッジは通常、3本で1組になるため、合計30万円以上必要になります。
治療期間は受診する医療機関により異なりますが、通常10日間以上必要になるケースが多いです。
虫歯、歯周病、外傷等により、歯をすべて失ってしまった場合にも施術可能です。
<インプラントのメリット>
<インプラントのデメリット>
基本的に保険適用外です。
目安としては、検査費用、外科手術費用を含めて1本30~60万円以上になるケースが多いです。
全体の治療期間としては、半年程度かかるケースが多いです。
外科手術を行うため、治療期間が長くなる傾向があります。
インプラント手術後、治癒するまでの6ヶ月間ほどは治療がお休みになり、治癒後に歯の被せ物の作製、噛み合わせ調整等が行われます。
後悔のない治療につなげるためには、
等の説明を受け、ご自身で納得してから選択する必要があります。
まずは、歯医者を受診して口腔内の状態を確認してもらい、どんな治療法が適しているか相談してみましょう。
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