「目が黄色っぽい…これって黄疸?」
“黄疸で起こる目の症状の特徴”を、お医者さんが解説します。
肝臓病が隠れているケースもあるため、放置はNGです。
受診すべき診療科も併せて確認しましょう。
監修者
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医
岡村 信良先生
経歴
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
黄疸の目の色って、どんな色?
「黄疸」になると、白目が全体的に薄い黄色みを帯びます。
ただし、白目の一部・目頭側だけが黄色いのであれば、黄疸ではなく、目の病気を発症している可能性が高いです。目の病気の場合、「瞼裂班(けんれつはん)」が考えられます。
瞼裂斑(けんれつはん)とは
白目部分に、盛り上がった黄白色の増殖物ができる目の病気です。
目頭側にできることが多いですが、目尻側にできることもあります。
黄疸はなぜ起こるの?
黄疸は、肝臓の不調によって起こるケースが多いです。
肝機能が低下すると、代謝しきれなかった「ビリルビン」の黄色い色素が皮膚や白目が現われ、黄疸の症状が出ます。
肝臓病は命に関わることもあるため、悪化させないことが大切です。
黄疸の症状が出ている場合は、一度医療機関を受診することをおすすめします。
こんな人は黄疸の症状が出やすい!
- お酒をたくさん飲む人
- 太っている人
- 女性
- 肝臓病を患っているご家族がいる人
肝臓が悪いとでる症状
- 尿の色が濃い
- 便の色が薄い
- 全身のかゆみ
- かゆみのある蕁麻疹が出る
- 吐き気、嘔吐
- 発熱
- 右上腹部(肝臓のある部分)の痛み
- 指が曲がる
- 手のひらが赤くなる
- 上半身の皮膚に、蜘蛛の巣状の細い血管が現れる
- 食欲の低下
- 全身の倦怠感
- 関節痛
病院は何科?
黄疸の症状があるときは、内科・消化器内科を受診しましょう。
肝臓の病気が隠れている場合、放置すると命に関わることもあります。
入院など、負担の大きい治療を避けるためには、早めの受診が大切です。
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2021-02-04
「全身がだるい」
「むくみがある」
「皮膚や目が黄色くなっているような…」
それは“沈黙の臓器”と呼ばれる肝臓が悪いサインかもしれません。早急に病院に行くべきケースもあります。
お医者さんに、肝臓病を疑う症状について詳しく聞きました。
肝臓が悪いとどんな症状が出る?
皮膚や目の粘膜が黄色くなる
全身がだるい
お腹が張る
吐き気がする
食欲がない
体がむくむ
体がかゆい
意識障害が生じる
こんな症状が現れたら病院へ!
皮膚や粘膜が黄色い
お腹が張る
意識障害
といった症状があったら、すぐに消化器内科を受診しましょう。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われています。
症状が現れたときには肝臓の病気がかなり進行している可能性があります。
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放置すると…どうなるの?
放置すると、より危険な病気に移行する恐れがあります。
肝臓の状態は、機能を保っている「代償期」と機能が著しく低下した「非代償期」に分けられます。肝臓が悪いサインがあらわれているときは、すでに「非代償期」になっていることが多いです。
肝硬変や肝がんになると、もとの肝臓に戻すことは難しいので、早期発見、早期治療が大切です。
こんな人は、特に要注意!
毎日大量に飲酒する人
肥満の人
生活習慣病がある人
は、肝臓病の発症リスクが高くなります。
飲酒量が増加すると、アルコールを代謝する肝臓への負担が増え、肝臓病のリスクが高くなります。糖質や脂質の摂りすぎると、中性脂肪として肝臓に蓄積されてしまいます。
ただし、「上記3つに当てはまらないから大丈夫」というわけではありません。最近では、お酒をあまり飲まない方の脂肪肝(NASH(ナッシュ):非アルコール性脂肪肝)が増えています。
肝臓の病気が疑われる症状が出ている場合は、必ず受診してください。
病院は何科に行けばいい?
消化器内科を受診してください。
かかりつけの病院がある場合は、かかりつけ医に相談して、専門の医療機関を紹介してもらってもよいでしょう。
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こんな病気になっているリスクがあります
肝臓が悪くなると、次のような病気を発症します。
脂肪肝
よく飲酒する人は要注意です。
エネルギーとして消費できなかった脂質や糖質が、肝臓に中性脂肪として過剰に蓄積した状態です。
肝臓の働きが悪化しますが、自覚できる症状はほとんどありません。
アルコールを摂取すると中性脂肪が合成されます。そのため、長期間大量のお酒を飲むと、肝臓に中性脂肪が溜まり、脂肪肝になることがあります。
肝硬変
よく飲酒する人は要注意です。
肝炎が続くと肝臓がダメージを受けて、損傷の跡ができる、線維化という現象が起こります。
線維化が進行すると、肝臓が硬くなる肝硬変を発症し、肝臓の機能が著しく低下します。アルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドは毒性が強く、肝臓の線維化を進め、肝硬変の原因になることがあります。
肝がん
肝硬変や慢性肝炎などによって、肝臓にできるがんです。ほかの臓器でできたがんが転移することもあります。
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▼参考
厚生労働省:アルコールと肝臓病
MSDマニュアル家庭版:肝不全
日本消化器病学会ガイドライン:NAFLD/NASHガイドQ&A
黄疸を引き起こす3つの病気
目の黄疸を引き起こすのは、
- 肝炎
- アルコール性肝疾患
- 肝がん
といった原因が考えられます。
病気① 肝炎
肝臓の炎症によって肝機能が低下すると、黄疸が生じることがあります。
主な症状
- 尿の色が濃い
- 便の色が薄い
- 食欲の低下
- 全身の倦怠感
- 吐き気、嘔吐
- 発熱
- 右上腹部(肝臓のある部分)の痛み
- 関節痛
- かゆみのある蕁麻疹が出る
- 全身のかゆみ
肝炎の原因
などが肝臓の炎症の原因となります。
薬の副作用の場合、イソニアジド(結核の治療薬)を服用していると、発症リスクが上昇します。
自分でできる対処法は?
肝炎には、ご自身でできる対処法はありません。
疑う場合は医療機関を受診し、適切な治療を受けてください。
病院は何科?
肝炎を疑うときは、内科・消化器内科を受診しましょう。
医療機関では、薬を使った治療や食生活の見直しによって改善を図ります。
多くの場合、入院が必要になります。
病気② アルコール性肝疾患
アルコールによって肝臓が損傷している状態です。
ビリルビンを胆管に運ぶ能力が下がることで、黄疸が生じます。
主な症状
- 発熱
- 右上腹部(肝臓のある部分)の痛み
- 指が曲がる
- 手のひらが赤くなる
- 上半身の皮膚に、蜘蛛の巣状の形の細い血管が現れる
- 疲れを感じやすい
アルコール性肝疾患の原因
大量の飲酒が原因です。
特に、長期間(8年以上)飲酒している人がなりやすいです。
そのほか、
も発症リスクが高いと言われています。
発症しやすい年代は30〜40代です。
自分でできる対処法は?
禁酒をおすすめします。
なお、
といった場合には、医療機関を受診しましょう。
病院は何科?
アルコール性肝疾患を疑う場合は、内科・消化器内科を受診しましょう。
アルコール性肝疾患は、断酒が一番の治療法です。
医療機関では、断酒をサポートするために抗酒剤を使用することがあります。
抗酒剤を服用すると、アルコールを摂取したときに吐き気を感じるため、お酒を飲みたくなくなります。
病気③ 肝がん
肝臓周囲のがんで胆管(肝臓から十二指腸に抜ける管)が詰まると、黄疸が生じることがあります。
主な症状
- 尿の色が濃い
- 便の色が薄い
- 食欲の低下
- 全身の倦怠感
- 吐き気、嘔吐
- 発熱
- 右上腹部(肝臓のある部分)の痛み
- 関節痛
- かゆみのある蕁麻疹が出る
- 全身のかゆみ
肝がんの原因
ウイルス性肝炎が、肝がんの発症原因として挙げられます。
自分でできる対処法は?
ご自身でできる対処法はありません。
命に関わる病気であるため、早めに医療機関を受診しましょう。
病院は何科?
肝がんを疑うときは、内科・消化器内科を受診しましょう。
医療機関では、手術でがんを取り除く場合が多いです。
ほかにも、抗がん剤や放射線を使った治療方法もあります。
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2020-04-17
「体が痒い…!」
「この痒み…もしかして肝臓が原因?」
肝臓が原因のかゆみの見分け方から、病院を受診するべき症状、かゆみの対処法などを医師が解説します。
全身のかゆみは肝臓が原因?
肝臓疾患が原因で、全身にかゆみが出ることがあります。
肝臓疾患の患者さんの3人に1人は、かゆみの症状が出ているといいます。
肝臓には胆汁という消化液を生成し、分泌する働きがあります。
しかし、肝臓の働きが悪くなると、胆汁の流れが停滞し、血流に入っていきます。
この血液中に入ってしまった胆汁が、かゆみを引き起こしていると言われています。
肝機能が低下する原因習慣
喫煙
過剰の飲酒
糖分の過剰摂取
運動不足
食品添加物の過剰摂取
睡眠不足
「肝臓が原因のかゆみ」チェックシート
抗ヒスタミン薬の使用でかゆみが治まらない場合は、肝臓機能の低下が疑われます。
乾燥やアレルギーによるかゆみは、ヒスタミンという物質が神経ではたらくことで、脳でかゆいという感覚が生じます。
一方、肝臓によるかゆみは、オピオイドと呼ばれる別の物質が脳に直接刺激を与えるため、抗ヒスタミン薬では症状が抑えられません。
肝機能低下が疑われる「かゆみの特徴」
かゆみがある部分の見た目に異常がない
全身いたるところがかゆい
かいてもかゆみが治まらない
皮膚や目の粘膜が黄色くなる
体がむくむ
といった症状があらわれている場合は、肝臓の病気を発症している可能性が高いです。
早めに医療機関で相談しましょう。
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ストレスによるかゆみとの見分け方
ストレスによるかゆみと肝臓病によるかゆみは、人によって現れ方が似ている場合があります。
そのため、ご自身で見分けることは難しいです。
「蕁麻疹」がでることもある?
一般的な肝臓の病気が原因で、蕁麻疹がでることはありません。
ただし、B型肝炎ウイルスが原因の場合は、蕁麻疹がでることがあります。
「肝機能が低下するとでる症状」チェックシート
「肝臓の病気かも」と心当たりがある方は、次のチェックリストで診断してみましょう。
皮膚や目の粘膜が黄色くなる
全身がだるい
お腹が張る
吐き気がする
食欲がない
体がむくむ
体がかゆい
意識障害が生じる
5つ以上当てはまる人は肝臓の病気を発症している可能性が高いです。
また、1つだけ当てはまる人でも、肝機能が低下している場合があります。
不調が続く場合は早めに医療機関にいきましょう。
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肝臓が原因の痒み…自分で治せる?
肝臓が原因のかゆみは、一般のかゆみ止めは効きにくいため、自分で治すことは難しいです。
「かゆみを抑える」ためにできること
肝臓が原因のかゆみを自分で改善するは難しいですが、かゆみが強くならないように生活面で工夫することは可能です。
かゆみを抑えるポイントを3つ紹介します。
ポイント1.お風呂はぬるめにする
熱いお風呂は皮膚を刺激し、かゆみの原因となるため、お風呂はぬるめのお湯につかることで、かゆみを抑えることができます。
また、乾燥もかゆみの原因となるため、お風呂上りはすぐに保湿剤を使用して、肌の乾燥を防ぐことが大切です。
ポイント2.汗はすぐに拭く・洗い流す
汗をかいたらそのままにせず、すぐに拭いて洗い流すようにしましょう。
汗に含まれる成分もかゆみの原因になります。
ポイント3.下着は綿素材のものを選ぶ
下着や靴下など肌に直接触れるものは、化学繊維ではなく綿素材のものを使用しましょう。
肌に触れる刺激を減らすことも効果的です。
肝機能に不安があれば「すぐに病院に行くべき」理由
肝臓は沈黙の臓器とも言われており、症状が出てからでは肝臓の病気が進んでいる可能性があります。
特に健康診断などで、肝臓機能の異常が指摘されている場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
放置して肝臓の機能が低下すると、
身体のかゆみ
血が止まりにくくなる
全身の倦怠感
目が黄色になる
といった症状が出てきます。
肝機能が低下すると、次第に全身に悪影響が出てくるようになります。
重い病気の発症を防ぐためにも、医師の診察を受けることをおすすめします。
早めに受診すれば、慢性肝臓病となるリスクが減り、さらに入院や手術ではなく、薬での治療で済む場合が多いです。
病院は何科に行けばいい?
基本的には、内科や消化器内科への受診となります。
薬物療法や外科療法など様々な方法が用いられますが、病気によって治療法は異なります。
かゆみに対しては、保湿や清潔を心がけ、皮膚をかかないよう気を付けることが大切です。
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「放置は厳禁」肝臓病の例
肝臓病を放置すると、「肝硬変」や「肝臓がん」といった重い病気を発症する可能性があります。
いずれも命に関わる病気なので、発症を未然に防ぐことが重要です。
重い病気① 肝硬変
肝臓が小さく硬くなっている状態です。暴飲暴食が原因で発症することが多いです。
足のむくみや、お腹の張りがみられる場合、肝硬変の可能性が高くなります。
重い病気② 肝臓がん
肝臓に悪性腫瘍が発生している状態です。
B型・C型肝炎ウイルスの感染による慢性肝疾患が原因で発症することが多いです。
右のあばら骨のあたりに痛みがある場合は、肝炎が進行した肝がんの可能性もあります。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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2020-05-21
「皮膚に赤い斑点が…もしかして肝臓が悪いの?」
「手のひらが赤いのはなぜ?」
肝臓異常のサイン「くも状血管腫」や「手掌紅斑(しゅしょうこうはん)」の説明から、肝臓のセルフチェックリスト、放置したときのリスクまで、医師が詳しく解説します。
肝臓が悪いと出てくる「赤い斑点」
肝臓が悪いことで生じる「赤い斑点」には
くも状血管腫
手掌紅斑
の2種類があります。
1.くも状血管腫
粟粒ほどの大きさの赤い斑点を中心に、細い糸のような血管がくも状に伸びます。
首・肩・胸・上腕などによくみられます。痛みやかゆみはありません。
2.手掌紅斑
親指下・小指下の付け根部分が赤くなります。
赤くなった部分に熱っぽさが生じます。
赤くなった部分を押すと、赤みが一時的に消失します。
手の平の外周部分のみに赤みが生じ、手の平の中心部分は白いのが特徴です。かゆみはありません。
他の皮膚疾患との見分け方は?
肝臓が原因の場合、
・かゆみはない
・黄疸が現れることがある
といった特徴があります。
病院では、血液検査や超音波検査で判断します。
あなたの肝臓は大丈夫?セルフチェックリスト
下記のチェック項目のうち、1つでも当てはまる症状がある場合は、肝臓の働きが弱まっていると考えられます。
●全身倦怠感
●疲れやすい
●無気力
●発熱
●頭痛
●吐き気、嘔吐
●食欲不振
◎白目が黄色っぽい(黄疸)
◎手が赤くなっている
◎皮膚に赤い斑点が出る
◎濃い色の尿(紅茶のような色)
◎膨満感が強い
◎血が止まりにくい
◎体のかゆみ
◎足のむくみ
◎お酒が飲めなくなる
◎右側のあばら骨周辺の痛み
◎腹壁の血管が浮いてくる
◎男性の乳房が膨らむ
◎お腹が張っている(腹水)
特に◎は要注意項目です。
肝機能低下を自覚したら、早期受診を!
万が一肝臓に疾患があったとしても、早期受診、早期発見により、重篤な状態に陥る前に症状の改善が期待できると考えられています。
肝臓は沈黙の臓器といわれているように、自覚症状が乏しいため、何かおかしいと感じてから病院を受診しても既に病状が進行してしまっているケースが多いです。
重症化を予防するためにも、定期的に医療機関を受診し、肝機能検査等の健診を受けて、日頃から自分の肝臓機能について把握しておくことが重要です。
全身にかゆみが起こっている
かゆみが強すぎて眠れない
黄疸が生じている場合(白目が黄色い)
全身に倦怠感があり、何をする気もおきない
上腹部(右側)が硬くなり、痛みがあり息苦しい
濃い茶色の尿が出る
上記のような症状が出ている場合は、すぐに病院へ行きましょう。
抗ヒスタミン薬等を用いてもかゆみが改善されなかったり、掻いてもかゆみが止まらない時も要注意です。
病院は何科?
肝臓に異常がある疑いがあるときは、内科・消化器内科等の受診をおすすめします。
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どんな治療をするの?
病院では、まず検査(血液検査や肝臓のエコー検査など)を行います。
その後、原因に応じて適切な治療を行います。
代表的な病気の治療例として、
脂肪肝
肝硬変
肝がん
のケースをご紹介します。
① 脂肪肝の治療
禁酒、食生活の見直し等で改善が期待できると考えられています。
肥満が原因の場合は、減量が必要なため、生活習慣の改善を行います。
② 肝硬変の治療
禁酒、食事療法、薬物療法がメインで行われます。
③肝がんの治療
病状に合わせて、抗がん剤治療、放射線治療、外科的切除による治療、肝動脈塞栓術等の治療方法が行われます。
手の「赤い斑点」の放置はNG!
皮膚の赤い斑点は、重い肝臓の病気のサインかもしれません。
肝臓の異常を放置すると、改善も遅くなるのはもちろん、症状が進行・悪化するリスクがあります。
肝硬変、肝がんを発症するリスクや、食道静脈瘤等の合併症を併発するリスクが高まります。
命に関わる重篤な状態に陥る恐れもあるので、早期受診が大切です。
▼参考
日本医事新報社 手を見て肝臓病を疑う─手掌紅斑[プラタナス]
東京都福祉保健局 増え続けるアルコール性の肝臓病
イムス総合サービスセンター 肝臓チェック
岩手医科大学付属病院 肝炎とは?
オムロン 肝疾患の三大症状と「かゆみ」の最新治療
大日本住友製薬 肝臓病のかゆみの特徴
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。