赤ちゃんがりんご病に感染!症状と対処法。自然治癒する?|医師監修

更新日:2022-12-16 | 公開日:2019-10-09
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赤ちゃんがりんご病に感染!症状と対処法。自然治癒する?|医師監修

りんご病は、正式には伝染性紅斑と言います。ヒトパルボウイルスB19に感染すると発症します。5歳〜10歳くらいの幼児に多いですが、赤ちゃんにも発症します。
赤ちゃんのりんご病の症状や、発熱やかゆみの対処法をお医者さんに聞きました。

監修者
武井 智昭 先生

高座渋谷つばさクリニック
院長

武井 智昭先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

赤ちゃんのりんご病の症状

りんご病が流行っている時にいつもより機嫌が悪いよく泣くミルクをあまり飲まない鼻水発熱が見られたらりんご病の可能性があります。
りんご病は、頬が赤くなる1週間ほど前に「風邪のような喉の痛み、鼻水、発熱、倦怠間、関節の痛み」などを感じる場合があります。

自然に治る?

自然治癒します。頬の赤み、手足や全身への紅斑があらわれた後、1週間程度で引いていきます。

頬の赤みは治ってきているサイン

りんご病は、頬に赤みが出る(紅斑)が出たときには、すでに感染力はなく、治癒してきている証拠でもあります。
頬に赤み(紅斑)がでた時にりんご病と気がつきますが、すでに身体の不快感や症状は、なくなっている場合が多くあります。

赤ちゃんのりんご病の対処法

りんご病 赤ちゃん 寝ている赤ちゃん

りんご病は特別な治療は必要がありません。
自然治癒を待つので、機嫌が悪い時は、よく抱っこしてあげて落ち着かせましょう。
熱を出している時や鼻水、喉が赤く痛みがあるといったときは、病院へ行く以外の外出は避け、部屋を暖かくして加湿しましょう。
加湿していると喉が楽になります。ミルクは欲しがるだけあげましょう。

高熱出ている場合

あまりありませんが、38度以上になったら病院を受診してください。

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発疹・かゆみがある場合

かゆくて掻いてしまい、傷をつけるのを避けるために、爪を切ってあげましょう。
保湿剤かゆみ止めの外用や内服で、かゆみがおさまりやすくなります。できるだけ医師に処方されたものを使いましょう。
ない場合は、薬剤師に相談して、ドラッグストアで買える市販薬でも大丈夫です。

お風呂は入れてもいいの?

りんご病特有の赤み(紅斑)は出ていても、入浴可能です。
ただし、体調が悪い時に無理して入れる必要はありません。
かゆみがある場合、お風呂で温まるとかゆみが強くなりますので、あまり温めないようにしてください。

保育園の登園は?

りんご病 赤ちゃん 幼稚園

頬のあかみや体に紅斑があっても感染しませんので、登園可能です。
風邪のような症状や発熱、いつもと体調が違うという時は、様子を見てお休みさせましょう。

赤ちゃんから大人にうつる?

咳や唾液を介して感染します。
赤ちゃんのお世話をする時はマスクをする、その後手洗いを行い予防しましょう。
しかし、りんご病は、1度感染すると2度と感染しないので、小さな頃に済ませている人がほとんどでしょう。
注意が必要なのは、妊婦さんです。妊娠中にりんご病に感染すると胎児に感染して、まだ免疫力の低い胎児の流産や死産の原因となる場合があります。

病院を受診するタイミング

元気で、食欲もあり、よく眠るという時は、様子を見ても良いでしょう。
りんご病で高熱が出るのは稀ですが、38度以上の高熱・ぐったりして無反応・意識がないといった場合は、すぐに病院を受診しましょう。

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病院での治療法

りんご病に特効薬はなく、対症療法が行われます。

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<参照>
りんご病 伝染性紅斑 東京都福祉保健局
http://www.guide.metro.tokyo.jp/sick/ringo/index.html

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