中性脂肪・LDLコレステロールが低い|精密検査は何科?費用は?医師監修

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-05-31
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中性脂肪・LDLコレステロールが低い|精密検査は何科?費用は?医師監修

「中性脂肪、LDLコレステロールが低いと出た…」
「精密検査は何科で受ければいいの?」

受診すべき診療科を、お医者さんに聞きました。
検査内容や検査費用なども併せて解説します。

肝臓病やバセドウ病が隠れているケースもあるため、放置は禁物です。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

中性脂肪やLDLコレステロールが低い!精密検査は何科?

医師男性
中性脂肪やLDLコレステロールが低い場合は、内科で精密検査を受けましょう

精密検査の内容は?

医師男性
問診・診察と血液検査が行われます。
さらに必要に応じて、血圧検査、CT検査を行うこともあります。

再度の検査によって、まずは健康診断時の結果と相違がないかを確認します。
その後、代謝に異常がないか、低栄養状態が起きていないかといった点も調べます

精密検査を受けるにあたっての注意点

医師男性
検査を受ける前は、12時間程度の絶食が必要です。

一般的には前日の夜8時頃までに夕食を終え、以後は食事をとらず、検査当日は朝食を抜いた状態で採血に臨むことが理想的です。

上記を守らなかった場合、中性脂肪の病気かを判断するための正確な数値を導き出すことができません。
前回の検査(健康診断時)と大きく数値が変わると、再度検査を必要とする場合もあります。

精密検査にかかる費用は?

中性脂肪 低い 精密検査

医師男性
保険適用の場合(3割負担)、診察料込みで3,000円ほどかかります。

精密検査にかかる時間は?

医師男性
検査そのものの時間は、5〜15分程度です。
検査結果が出るまでには、平均で1週間程度かかります。

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そもそも中性脂肪・コレステロールって何?

医師男性
中性脂肪とは、体のエネルギー源となる脂肪分です。
また、コレステロールは、ホルモンや細胞膜を作るうえで必要な脂肪分です。

中でもLDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ役割があります。
中性脂肪・コレステロールは、食事から脂質を摂取したり、多くの場合は肝臓で合成したりすることで生まれます。

数値が低いと、こんな不調が起こることも…

医師男性
中性脂肪、LDLコレステロールが低いというのは、体に蓄えてあるエネルギー量・栄養が少ない状態です。

エネルギーと栄養が不足すると

  • 倦怠感が続く
  • 睡眠不足になる
  • 失神、めまい(貧血症状)
  • 肌や髪、爪のカサつき

などの症状が出てきます。

慢性的な倦怠感によって、うつ状態を招くこともあります。
また、疲労が取れにくくなり免疫力が低下するため、感染症にもかかりやすくなります。

中性脂肪やLDLコレステロールが低くなる原因は?

医師男性
  1. 栄養不足
  2. 過度な運動
  3. 肝機能の低下

などが原因として挙げられます。

原因① 栄養不足

食事から摂取している栄養源が低いことで、脂肪もたまりにくくなり、中性脂肪やLDLコレステロール値が異常に少なくなります。

ほとんど食事をとらない方や、ダイエットをしている方は要注意です。

原因② 過度な運動

摂取カロリーよりも使われるエネルギーが高ければ、余分に蓄えがなくなり中性脂肪やLDLコレステロール値が少なくなります。

激しい運動を繰り返している方は、食事によって消費したエネルギーを補給する必要があります。

原因③ 肝機能の低下

中性脂肪・コレステロールは肝臓でつくられるため、肝機能の低下によっても数値が下がります。

飲酒・高血圧・暴飲暴食などが肝機能の低下を招きます。

こんな病気の可能性も

医師男性

中性脂肪やLDLコレステロールが低い場合、

  1. バセドウ病
  2. 肝硬変

といった病気が隠れているケースもあります。

病気① バセドウ病

医師男性
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過度に分泌される病気です。

甲状腺ホルモンには新陳代謝を促す作用があります。
バセドウ病を発症すると、中性脂肪が多く消費されたり、LDLコレステロールが過剰に分解されたりするため、両方の数値が低くなるのです。

こんな症状がある方は要注意!

  • 大して体を動かしていないのに汗をかく
  • しっかり食事を摂っているのに痩せる
  • イライラする
  • 不眠
  • 微熱
  • 下痢

「バセドウ病」を放置するとどうなる?

医師男性
バセドウ病は、心臓に負担かけてしまう病気です。
何もケアせずに放置すると、心不全を招く恐れがあります。

バセドウ病の症状を抑えるには、医療機関での治療が必要です。

病気② 肝硬変

医師男性
肝硬変とは、度重なるダメージによって、肝臓が硬く小さくなっている状態です。

肝硬変になると、肝機能が大きく低下します。
これにより、中性脂肪やLDLコレステロールを正常に作り出せなくなるため、両方の数値が低下しやすくなります。

こんな症状がある方は要注意!

 

  • 皮膚や白目が黄色っぽくなる
  • 慢性的な倦怠感、だるさ
  • 体重の減少

「肝硬変」を放置するとどうなる?

医師男性
肝臓の機能が低下しているため、他の臓器にも悪影響を与えます。
さらに悪化すると“肝臓がん”をはじめ、命に関わる合併症を引き起こす恐れもあります。

中性脂肪やLDLコレステロールが低いときは、必ず再検査を

医師男性
中性脂肪やLDLコレステロールが低い場合、病気が隠れている可能性もあります。

肝臓の病気をはじめ、悪化すると重い合併症を引き起こす恐れもあるため、放置はキケンです。

再検査を受ける場合は、内科を受診しましょう。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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