筋肉のぴくつきは自律神経失調症サイン?病院を受診すべき?

更新日:2023-01-13 | 公開日:2021-05-28
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筋肉のぴくつきは自律神経失調症サイン?病院を受診すべき?

「筋肉がぴくぴくする…」
「原因は、自律神経失調症?」

この症状の原因を、お医者さんに聞きました。
病院に行く目安や、改善のための対処法も併せて解説します。

脳の病気が隠れているケースもあるため、放置はキケンです。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

筋肉のぴくつきは「自律神経失調症」のサインかも

医師男性
自律神経失調症になると、突然無意識に筋肉がピクピク動いたり、引きつれたりすることがあります。

発症する場所には個人差があり、顔面、手足といったあらゆる部分で発症します。

自律神経失調症とは、体の器官がバランスを崩し、さまざま不調が起こる病気です。
筋肉の不安定な動きもその一つで、脳からの信号が乱れて発症すると考えられています。

他にも、こんな症状はないですか?

  • めまい
  • 動悸
  • 不眠
  • 冷や汗
  • のぼせ
  • 涙が止まらない
  • 体の冷え
  • 倦怠感
  • イライラする、集中力の低下
  • 肩こり
  • 頻尿、残尿感
  • 生理不順
  • 便秘、下痢

これらは自律神経失調症の諸症状です。
筋肉のぴくつきに加え、上記症状に2つ以上当てはまる場合は、自律神経失調症の疑いが強くなります。
もちろん、1つしか当てはまらなくても、自律神経失調症のことがありますので、日常生活に支障がある場合は医療機関へ行きましょう。

発症しやすいのはこんな人

  • ストレスや疲労が溜まっている人
  • プレッシャーが多い生活を送っている人
  • 生活リズムが崩れている人
  • 更年期(45歳以上)の女性

自律神経失調症かも…病院で相談すべき?

医師男性
ぴくつきが気にならなければ、受診の必要はありません。
ただし、他にも体の不調がある場合は、医療機関での相談をおすすめします。

自律神経失調症は、単発での症状よりも複数の症状が併発して現れることが多いです。

また、自律神経失調症が悪化すると、長期間の治療が必要になるケースもあります。
悪化を防ぐためには早めに受診し、症状が少ないうちに治療を開始することが大切です。

何科で受診すればいい?

医師男性
過度のストレスなど「精神面に原因がある」と思う場合は、心療内科・精神科を受診しましょう。
また、「まずは体に不調がないか調べたい」という場合は、内科を受診してください。

お医者さんには、どう伝えればいい?

医師男性
体に感じている不調を、できるだけ正確に伝えましょう。

また、

  • いつ頃から症状が出ているか
  • どんなタイミングで症状が出るのか

なども併せて伝えると、より良い診断につながります。

心療内科を探す

内科を探す

改善するために心がける2つのこと

医師男性
  1. 心と体をリフレッシュ
  2. 休息をとる

を心がけましょう。

その① 心と体をリフレッシュさせる

医師男性
ストレス対策は、自律神経失調症に必要です。
ストレスを発散する方法としては、太陽を浴びる、体を動かす、趣味を楽しむなどの方法があります。

体を動かす場合は、ウォーキング、散歩程度の運動でも良いです。

気持ちを変えて、楽な気持ちで過ごしましょう。

その② 休息をとる

医師男性
自律神経失調症の改善には、十分な休息も必要です。
可能であれば、仕事や学校を休んでください。

自律神経失調症の方は、「頑張ろうとする気持ち」と「動かない体」とのギャップに悩みやすいです。
まずはよく眠って心身の疲れをとり、朝起きて夜眠るという生活リズムを作りましょう。

“病気”が隠れているケースも…

右脇腹 違和感 張り

医師男性

筋肉のぴくつきには、

  1. 顔面痙攣(がんめんけいれん)
  2. 脳の病気

などの病気が隠れているケースもあります。

病気① 顔面痙攣(がんめんけいれん)

医師男性
顔の筋肉が勝手にぴくぴくする場合、顔面痙攣の可能性も考えられます。
顔面痙攣は、顔の片側だけ現れる場合が多いです。

こんな症状はありませんか?

  • 目の周り、口元、顎の下がぴくぴくする
  • 顔がきゅーっと突っ張る
  • 勝手に瞼が閉じてしまう

顔面痙攣(がんめんけいれん)の原因

医師男性
顔の神経が血管によって圧迫されることが原因です。

40代以上の女性が発症しやすいと言われています。

放置するとどうなる?

医師男性
基本、健康に悪影響はないため、放置してもかまいません。
ただし、対人関係や仕事、また生活に支障をきたす場合は、治療が必要です。

医療機関を受診すると、薬の注射手術などの治療によって、症状の改善を図ってもらえます。
顔面痙攣は、脳神経外科で相談しましょう。

脳神経外科を探す

病気② 脳の病気

医師男性
脳梗塞、脳出血などによって、筋肉のぴくつきが起こるケースもあります。
脳の病気の場合、体の片側に症状が出やすいです。

こんな症状はありませんか?

  • 体の片側の麻痺、しびれ
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛
  • 呂律が回らない

脳の病気の原因

医師男性
糖尿病高血圧症といった生活習慣病は、脳の病気につながりやすいです。

そのため、

  • 甘いものばかり食べる
  • 塩分の多い食生活
  • 運動不足

などに心当たりのある人は、発症リスクが上昇します。

放置するとどうなる?

医師男性
脳の病気は、命に関わるケースがあるため、放置は危険です。

特に、

  • 呂律が回らない
  • 殴られたような激しい頭痛

などの症状があるときは、早急な受診が必要です。

脳の病気を疑う場合は、脳神経内科を受診しましょう。

脳神経内科を探す

筋肉のぴくつきは、早めの受診がおすすめ!

医師男性
筋肉のぴくつきには、自律神経失調症“ほかの病気”が隠れている可能性があります。

自律神経失調症の症状が進行すると、朝起きられなくなり、仕事や家事ができなくなってしまうケースもあります。
また、脳の病気が隠れていた場合、放置すると命に関わります。

筋肉のぴくつきが気になる方は、一度医療機関で相談してみましょう。
「精神面に原因がある」と思う場合は、心療内科・精神科を受診してください。
「体の不調」を疑う場合は、内科を受診しましょう。

▼精神面に原因がある場合

心療内科を探す

▼体の不調が強い場合

内科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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