20代で歯周ポケットが4mm…回復する?抜歯は嫌!治すために今からできること

更新日:2023-04-24 | 公開日:2022-02-03
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20代で歯周ポケットが4mm…回復する?抜歯は嫌!治すために今からできること

「20代なのに歯周ポケットが4㎜…」
「改善するにはどうすれば?」

20代で歯周ポケットが深くなる原因を、歯医者さんに聞いてみました。

4㎜の歯周ポケットの深刻レベル治療についても解説します。
改善のために自分でできることなどもチェックしましょう。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

20代でも20~30%が歯周病

医師女性
20代でも、20〜30%の人が歯周病に感染しているとされています。

初期であればセルフケアのみでも改善が期待できますが、歯周病は進行するまでは自覚症状が全くないので、感染しても気がつかず、悪化させてしまうことも多いです。

なぜ「歯周病」になるの?

歯周病は、細菌感染によって歯茎が炎症を起こす病気です。
歯磨き不足で口内を不衛生にしていると、細菌のかたまりの「歯垢」「歯石」が溜まって歯周病を発症します。

若くても「歯周病がどんどん進行する」生活習慣

  • 「口呼吸」や「歯ぎしり」が日常的になっている
  • ブラッシング不足
  • 歯、歯茎のケアが不十分
  • 食事の後にすぐ歯磨きを行なっていない
  • 食事時間が不規則
  • ダラダラと長い時間食べることが多い

上記のような習慣は歯周病を進行させやすいので要注意です。

20代なのに4mmって…「どのくらい深刻なの?」

医師女性
歯周ポケット4mmは、歯茎から膿や血が出る、歯がグラつく一歩手前と考えられ、放置はキケンです。
「歯科治療が必要なレベル」の深刻度と言えるでしょう。

この時点でしっかりとケアをしないと、歯を支えている骨がほとんど溶けてしまい、将来的に歯を失ってしまう恐れもあります。

20代の歯周病は「侵襲性歯周炎」の可能性が高い

医師女性
通常、歯周病は35歳頃から少しずつ発症する場合が多いです。
若いうちから歯周病の進行が見られる場合には「侵襲性歯周炎」の可能性が高いです。

「侵襲性歯周炎」の症状の特徴

医師女性
「侵襲性歯周炎」の場合、歯垢・歯石が少量にも関わらず、歯周病が一気に重症化してしまいます。

急速に歯周ポケットが深くなっていくため、歯が抜け落ちるリスクが高いのが特徴です。

通常の歯周病は、歯垢・歯石が多くなければ、歯が抜けるほど重症化することはほぼありません。
「侵襲性歯周炎」の場合、歯周病菌が出す毒素に過剰反応してしまうことが、症状の進行速度を速めていると考えられています。

侵襲性歯周病の発症の原因

症状の進行の速さには、遺伝的要因が関係していると考えられています。
ただし、今のところ詳細な原因は明らかになっていません。

今からでも「回復できる?」

医師女性

歯周ポケットが4㎜以下の状態であれば、歯医者での治療・徹底的なセルフケアによって回復できる可能性は十分にあります。

また、4mmまで深くなっていると、セルフケアのみで回復させるのは困難と考えられます。治療とセルフケアを同時に進めましょう。

歯がグラグラになると「抜歯」が必要になることも…!

重度の歯周病になり、

  • 歯がグラグラで噛むことができない
  • 噛むたびに痛む
  • 歯茎が腫れて膿が出て痛む

など日常生活に支障が出ている場合は「抜歯」が検討されます。

この状態の歯を残しておくと、歯自体が歯周病菌を増やす場所になり、周囲の歯の歯周病を悪化させる原因にもなります。

歯周病の相談ができる歯科を探す

歯周病を治すために自分でできること

歯磨き

医師女性
歯周病の改善には、口の中を清潔に保つことが大切です。
ご自身では「丁寧なブラッシング」を毎日欠かさないようにしましょう。

ブラッシングのコツ

医師女性
  • 歯ブラシは優しく持つ
  • 小刻みに動かす
  • 歯の間はフロスや歯間ブラシを使う

などを意識して行うとよいでしょう。

強い力を入れすぎると歯ブラシが潰れて、歯垢をかき出すことができません。
大きく歯ブラシを動かすと、細かい部分に歯垢が残ってしまうので要注意です。

また、「小さめヘッド」「やわらかめ」の歯ブラシを使うとケアしやすいでしょう。

食事は時間を決めて食べよう!

食事時間が長くダラダラ食べていると、口の中で細菌が繁殖しやすいです。
食事は時間を決めて終わらせ、食後はすぐに歯磨きをしましょう。

歯周病の相談ができる歯科を探す

とにかく「早期治療が鍵」放置すると…

歯科医師

医師女性
歯周病が進行してしまうと40代以降から少しずつ歯を失っていきます。
また、侵襲性歯周炎の場合は、若いうちから歯が抜け落ちてしまうリスクもあります。

歯を残すためには、セルフケアと歯医者でのケアで、歯周病の進行を抑制することが大切です。
歯周ポケットが気になる人は、早めに歯医者で治療を受けるようにしましょう。

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セルフケアと歯科治療の違い

医師女性
歯科治療は、セルフケアでは取ることができない「歯石」「バイオフィルム(※)」の除去などを行えます。

※バイオフィルム…目に見えない細菌の塊

特に歯石は固く歯に張り付いているので、歯磨き等で落とせません。
歯石を放置すると、歯茎の中にまで増えて歯周病を悪化させていくため、治療でしっかりと取り除く必要があります、

歯科治療の内容

医師女性

歯科治療では、

  • 歯石取り
  • 歯周ポケットの洗浄(クリーニング)

などを行います。

重症な状態まで進行すると、歯石取りに痛みが伴います。
また、歯肉を切開して歯石を取る「外科手術」が必要になることもあります。

費用の目安

治療法 費用の目安
歯石取り(保険適用) 1回1,000〜2,000円程度
クリーニング(保険適用外) 1回2,000円〜5,000円程度
外科手術(保険適用) 1本2,000~5,000円程度

※歯石取りは、広範囲に歯周病があると1回では取り切れないこともあります

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