PMTCが保険適用になるのはどんなとき？料金相場やメリット・デメリットも

「PMTCは保険適用されるの？」
「保険適用になるのはどんなとき？」

PMTCが保険適用されるかどうかについて、歯医者さんに聞いてみました。
適用される条件や、料金相場、メリット・デメリットについても解説します。

監修者

歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

PMTCは「原則、保険適用されない」

PMTCは、病気の症状に対して行う治療とは異なるので、基本的には保険適用外となります。

PMTCをわかりやすくいうと、歯科で行われる専門家による徹底的な歯の表面清掃です。
表面を清掃することによって、虫歯予防、歯石予防、歯周病予防などの効果が得られます。

歯の病気の治療ではなく、予防のための治療なため、基本的には自費治療です。
ただし、一部保険適用になる場合があります。

PMTCが「保険適用になる」のはどんなとき？

治療を受ける医療機関がかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所（か強診）に認定されている場合は、保険適用として受けられます。
また、医療機関によっては、治療の一環として保険で対応できる場合もあります。

「かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所（か強診）」は、厚生労働省によって認定されます。
「かかりつけ歯科をもつ」「虫歯になる前に予防する」ことを進めるために2016年から新設された比較的新しい制度です。

「か強診」に認定されている歯科医院はまだまだ少ないので、事前に調べてから受診しましょう。

▼かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所（か強診）の検索ページはこちら
https://system.identali.or.jp/search/

PMTCの料金相場

保険適用外の場合、医療機関によって異なりますが一般的には6,000円〜20,000円程度です。

保険適用されると、料金相場は2,000円〜4,000円程度です。

※保険適用の場合は、同じクリーニングであれば一律同料金です。

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PMTCのメリット・デメリット

PMTCの流れ

• 口の状態をチェック
• 歯垢・歯石の除去
• 歯の研磨
• フッ素塗布

口の状態をチェックし、歯垢や歯石は、クリーニング（PMTC）前に取り除きます。
その後、洗浄剤をつけて歯を磨き、虫歯の原因となるバイオフィルムをなくしていきます。
さらに、歯を強くして強化するフッ素の薬剤を塗布します。

クリーニング後、30分は食事を避けてください。

「自分の歯を一生残したい」という方におすすめ

PMTCは、自分の歯を一生残し、自分の歯で食事をしていきたいという方におすすめです。

また、虫歯や歯周病の治療完了後に、再発を防ぐために定期的に行うのもおすすめです。

セルフケアではどうしても届かない歯の隙間や、歯石の原因となる歯垢を専用の機器を使用して、効率よく取り除くことができます。

虫歯や歯周病は、痛みや腫れなどが出てから治療を行うと歯のダメージも大きく、治療の時間もかかり、費用もかさみます。普段からPMTCを行っていると、数ヶ月に1度の検診とクリーニングだけで済みます。

虫歯や歯周病の進行予防には、3～4ヶ月に一度PMTCを行うとより効果的でしょう。

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