「お腹に赤い斑点ができた…」
「かゆくないけど、これって大丈夫なの?」
自然に治る?病院に行くべき?
お腹のかゆくない赤い斑点について、お医者さんに聞きました。
「ジベルばら色粃糠疹」や「梅毒」など、こわい病気のサインの可能性もあります。
監修者
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医
岡村 信良先生
経歴
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
なぜ?お腹に「かゆくない赤い斑点」
代表的な原因として
- ジベルばら色粃糠疹
- 梅毒
- 帯状疱疹
が考えられます。
それぞれの病気について、詳しく解説します。
原因1. ジベルばら色粃糠疹
この病気の原因は、ヘルペスウイルスが関係している可能性があると考えられていますが、まだはっきりとわかっていません。
人にうつすことはありません。かゆみは軽い場合がほとんどです。
症状の特徴
約2~10cmの大きさの円形や楕円形の斑点が、主にお腹や背中など胴体部分に生じます。淡い黄褐色のこともあります。
斑点は突然あらわれることもあれば、先に体調が悪くなったり、食欲が減ったりすることもあります。熱や頭痛など風邪に似た症状が起こることもあります。多くの場合、胴体や上腕、太腿などにカサカサした初発疹が起こり、その後1~2週間すると、胴体を中心に似たような小さめの斑点ができます。
どうやって治すの?
自然に治ることが多い病気です。
ただし、かきむしると、跡が残ったりすることがあるため、気をつけてください。
かゆみがある場合は、濡らしたタオルや保冷材などで冷やすと、和らぎます。肌触りがよく、皮膚への刺激の少ない洋服を着ましょう。
アルコールや香辛料などは、かゆみを増しますので、控えましょう。
病院では、塗り薬で治療します。
かゆみがひどい場合、飲み薬を使用することもあります。妊娠中は、抗ウイルス薬を使用します。おおよそ2ヶ月ほどで治ることが多いです。
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原因2.梅毒
梅毒トレポネーマという細菌に感染して発症します。
性的な接触によってうつる病気です。感染して1年未満は感染力が強く、人にうすしやすいです。1年以上経つと、感染力はなくなります。
治療しないと死に至る病気です。
症状の特徴
感染してから3か月くらいすると、体の色々な部位に0.5~2cm位のピンクから赤色の発疹(バラ疹)があらわれます。手のひらや足の裏にもできるのが特徴です。湿疹にかゆみや痛みはありません。
この症状は、数週間でよくなっていきますが、病気自体が治っているわけではありません。
どうやって治すの?
自然治癒する病気ではないため、病院での治療が必要です。
病気の進行度によりますが、2~8週間ほど薬を服用して治療します。
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梅毒について、分かりやすくまとめました。
初期症状からの経過や治療法も紹介します。
梅毒とは
梅毒とは、性病の一種です。「梅毒トレポネーマ」という病原菌に感染すると発症します。
しこりや発疹などの症状が出て、そのまま治療せずに病気が進行すると、体の様々な器官に異常があらわれます。
昔は助からない病気でしたが、現在は薬で治療が可能です。
梅毒の原因
梅毒は、性交渉(キス・オーラルセックス・アナルセックスを含む)により感染します。
したがって、不特定多数と性交渉がある人は、梅毒にかかるリスクが高いと言えます。
心当たりがないけど…
梅毒は通常の性行為をはじめ、オーラルセックスやキスだけでも感染することもあります。
また、性交渉以外にも、傷口や血液からの感染も起こります。
感染を知らないまま他者と接触している患者が多いため、誰でも感染リスクがある病気です。
梅毒の初期症状とその後の経過
1期(初期症状):感染してから約3週間後
しこりができる:感染した部位にしこりができてきます。大きさは、小豆粒大ほどです。コリコリした硬さがあり、中心部が固く盛り上がりがあります。このしこりは、痛みを感じる人と感じない人がいます。
リンパ節が腫れる:特に多いのは、太ももの付け根にあるリンパ節が腫れてきます。痛みは通常ありません。
これらの症状は自然に消えていきますが、治ったわけではないので注意が必要です。
2期:感染してから約3か月後
全身に症状が現れ始めます。これらの症状は、3ヶ月ごろから発症し、3年間ほど続く人もいます。
ばら疹:赤色の湿疹が顔や体に出る
疹性梅毒疹:赤みがなくなってくると、しこりが全身に現れる
扁平コンジローマ:性器や肛門、脇の下などに柔らかいイボができる
梅毒性アンギーナ:喉や扁桃が赤く腫れる
その他、脱毛・口内炎・全身リンパの腫れ・熱・食欲減退・関節の痛み など
3期:感染してから約3年以上経過後
ゴム種と呼ばれる、弾力性の潰瘍が皮膚、内臓に広がります。
この潰瘍により臓器が圧迫されて壊されます。他に血管が炎症を発症します。
4期:末期症状
各器官に異常が現れます。視覚や聴覚に影響が及び、目が見えない・難聴となることもあります。脳や脊髄にまで腫瘍ができて、認知症・言語障害などが現れます。
梅毒を疑う場合は早めに病院へ
梅毒は「症状が出ては消え、数ヶ月にまた出る」というように進行するので、少しでもおかしいと感じたら、すぐに受診しましょう。
治療を受けないと、失明したり、神経が侵されて体に麻痺を起こしたりする恐れがあります。
心臓疾患や脳疾患を起こすリスクも高いです。
何科に行けばいい?
女性の場合は「皮膚科」または「婦人科」、男性の場合は「皮膚科」または「泌尿器科」に相談しましょう。
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梅毒の治療法
病院で抗生物質の投与で治療可能です。
治療期間は?
病気の進行度によりますが、2~8週間ほど薬を服用して治療します。
梅毒の放置はNG!
中枢神経に感染が広がると、神経梅毒になり、記憶障害が脳卒中などを起こす可能性もあります。悪化すると入院の必要が出てきます。
また、パートナーにうつしてしまうと、双方の治療が必要になります。
少しでも心配な症状がある場合は、病院で相談しましょう。
原因3.帯状疱疹
体の中に潜んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが、再度活性化することで帯状疱疹が起こります。
水痘帯状疱疹ウイルスは、幼少時より体内にいることが多く、ほとんどの方がウイルスをもっています。そのため、新たな感染にはなりません。
症状の特徴
周りが赤い小さな水疱が帯状にたくさんあらわれます。体の片側でにあらわれることが多く、5日程度でかさぶたになります。
通常、水疱はズキンズキンとした強い痛みを伴います。
どうやって治すの?
軽度の場合は自然に治ることもありますが、早めに病院で治療を受けましょう。
早めの受診がその後の痛みなどに影響します。病院では、抗ウイルス薬や鎮痛剤を使用して治療します。
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帯状疱疹ってどんな病気…?
放っておいてもいいの?
帯状疱疹という病気について、分かりやすくまとめました。
発症する原因や初期症状、治療方法についても解説します。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹とは、過去に感染した「水ぼうそうのウイルス」が再活性化することが原因で発症する感染症です。
帯状疱疹になると、体の片側に痛みやチクチクとした感覚、かゆみが生じます。
その後そこに、まわりが赤い小さな水ぶくれがたくさんできます。ピリピリとしたしびれを感じることもあります。
帯状疱疹の症状
体の片側のかゆみ
体の片側の発疹・水ぶくれ
発熱
頭痛
※かゆみ・発疹等は、腕・胸・顔に出ることもあります。
症状の経過
帯状疱疹は、「①かゆみや痛み→②発疹→③水ぶくれ」と症状が変化していきます。
① 痛みやかゆみが出る
体の左右どちらか片側に、はじめは皮膚の痛みやかゆみなどの症状があらわれます。
胸から背中など、上半身に症状が出ることが多く、顔や目の周りに発症することも多いです。
② 紅斑・発疹ができる
痛みやかゆみなどの症状がある箇所に、赤い斑点(紅斑)が出てきます。
その後、虫に刺されたような発疹ができます。
発疹は神経に沿って帯状にあらわれ、数日から1周間ほど続きます。
③ 水ぶくれができる
発疹ができた部分にみずぶくれができます。発疹の中央の部分が膿のようになり、ただれたり、潰瘍のようになったりします。
やがて、かさぶたとなり、自然に枯れて剥がれ落ちます。
皮膚の症状は、一般的には1~2周間から1ヶ月ほどで良くなります。色素沈着が残る人もいます。
帯状疱疹の原因
帯状疱疹は、体内に潜んでいる「水痘ウイルス(水ぼうそうのウイルス)」が原因です。
免疫力が低下しているときにウイルスが活動を再開すると、帯状疱疹を発症します。
帯状疱疹になりやすい人は?
40~50代以上
疲労やストレスがたまっている
睡眠不足
免疫力が低下していると、神経細胞に潜んでいた「水ぼうそうのウイルス」が活性化して、帯状疱疹を発症しやすくなります。
※水ぼうそうに感染した人全員が、帯状疱疹を発症するわけではありません。
帯状疱疹は人にうつるの?
帯状疱疹は、周囲の人に帯状疱疹として感染することはありません。
しかし、過去に感染した水ぼうそうのウイルスが帯状疱疹の原因なので、乳幼児など水ぼうそうにかかったことがない人には、水ぼうそうとして感染することがあります。
帯状疱疹かもと思ったら…
時間をかければ自然治癒しますが、早めにウイルスや痛みを抑えるのがよいため、帯状疱疹の疑いがあったら、皮膚科にいくのがよいでしょう。
病院で処方される抗ウイルス剤を飲めば、自然治癒を待つより早い回復が期待できます。
また、免疫力が低下している状態です。まずは安静にして、食事をしっかりとりましょう。
お家では、お風呂に入ったりホットタオルをあてたりして、体を温めて痛みを和らげましょう。帯状疱疹による痛みは、血行が悪いと強く感じます。
治療内容
抗ウイルス剤の点滴や内服を行います。痛みに対しては鎮痛薬を使用することもあります。水疱には軟膏を塗ります。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
この斑点、自然に治る?
ジベルばら色粃糠疹は、約1~2ヵ月、軽度の帯状疱疹による水疱は、約2~3週間で自然に治ります。
しかし、これらの病気と他の病気を、患者さん自身で判断することは難しいです。自己判断せずに、症状があるときは、病院で診てもらいましょう。
放置NG!悪化すると…こんなことに!
かゆくないからといって、お腹の赤い斑点を放っておくのはやめましょう。
「ジベルばら色粃糠疹」を治らないまま放置すると…
妊娠中に発症すると、早産や死産のリスクが高くなります。
「梅毒」を放置すると…
パートナーにうつしてしまうと、双方の治療が必要になります。さらに、中枢神経が感染することで、神経梅毒になり、記憶障害が脳卒中などを起こす可能性もあります。
悪化すると入院の必要が出てきます。
「帯状疱疹」を放置すると…
痛みが続き、日常生活に支障が出ます。症状によっては、入院治療が必要になこともあります。
少しでも心配な症状がある場合は、病院で相談しましょう。何科に行けばよいか迷う場合は、皮膚科を受診しましょう。
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2021-03-26
「太ももに赤い斑点ができた…」
「かゆくないけど、これって大丈夫なの?」
太もものかゆくない、赤い斑点に関する疑問などを、お医者さんに聞きました。
自分でできる対処法や早期に医療機関で治療を受けるメリットも解説していきます。
なにこれ?太ももにできた「かゆくない赤い斑点」
太ももにあらわれる「かゆくない赤い斑点」は
薬疹
IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
の可能性があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
原因① 薬疹
ある特定の薬に対するアレルギー反応として、赤い斑点が生じます。
薬疹の場合、太もも以外の全身にも出ます。
薬疹の斑点の特徴
赤い部分が盛り上がっている
形と大きさはさまざまで、通常左右対称にできる
体の一部に現れ、少しずつ広がっていく
皮膚の色が紫色・青色・灰色に変色する
薬を使用してから数分以内に赤い斑点が生じる場合もあれば、数時間・数日・数週間後に生じる場合もある
なりやすい人
アレルギー体質の人
薬疹を起こしやすい薬を使用している人
斑点以外の症状はある?
痛みを伴う
倦怠感がある
口の中がただれている
発熱する
リンパ節が腫れる
肝臓・腎臓・骨髄などに障害がある
血圧が低下する
ショックを起こす
太もも以外にも斑点はできる?
太もも以外にも、全身の皮膚・口の中・目に現れます。
口の粘膜に異常がある場合、症状はひどくなり命に関わることがあります。
自分でできる対処法は?
まずは、原因と思われる薬の使用を中止してください。
その後、自己判断で対処するのではなく、皮膚科など医療機関を受診しましょう。
原因となっている薬を特定するために、使用中の薬やおくすり手帳を持って行きましょう。
使用している市販薬があれば、その旨を医師に伝えてください。
医療機関での治療方法
医療機関では原因のものを除去する指導を行い、その上で、症状に応じてステロイドや抗ヒスタミンの薬物療法を行います。
軽度であれば、2週間ほどで治ることが多いです。
原因② IgA血管炎(ヘノッホ・シェーンライン紫斑病)
詳しい原因はわかっていませんが「IgA※」という抗体が、血管の壁に付着し、皮膚の細い血管で炎症を引き起こすことで、太ももに赤い斑点ができます。
※IgA 体にウイルス・細菌などの異物が侵入したときに作られる抗体
IgA血管炎の斑点の特徴
あざのように赤い
斑点を触るとしこりがあり、押すと痛む
蕁麻疹が1つにまとまったような赤い斑点ができる
数日~数週間経つと、皮膚に新しい斑点や盛り上がりができる
なりやすい人
3~15歳の子ども
がん患者
感染症にかかっている人
薬を使用している人
妊婦
悪性腫瘍、細菌・ウイルスの感染、薬剤、妊娠などが誘因となることから、がん患者や感染症にかかっている人、妊婦はかかりやすい傾向にあります。
斑点以外の症状はある?
発熱する
足首・膝・腰・手首・肘などの関節が腫れる
足首・膝・腰・手首・肘などの関節がうずくように痛む
足首・膝・腰・手首・肘などの関節を押すと痛い
筋肉のけいれんを伴う腹痛がある
お腹を押すと痛い
吐き気、嘔吐
タール状の黒い便がでる。(黒色便)
下痢をする
便や尿に血液が混じる
太もも以外にも斑点はできる?
太もも以外にも、足・腕・体幹に現れます。
自分でできる対処法は?
症状は通常4週間程度でおさまりますが、数週間後に再発するケースが多いです。
再発予防のためにも、自己判断で対処するのではなく、速やかに医療機関を受診しましょう。
医療機関での治療方法
薬によって起こっている場合は、薬の中止を行います。
そのほかは、症状に対しての対症療法を行います。
治療には、1ヶ月ほどかかることが多いです。
医療機関に行く目安
赤い斑点が広がっている場合や「薬疹」、「IgA血管炎」のような症状が見られる場合は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
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原因がわからない「赤い斑点」は早期受診を!
紹介した病気の他にも「血管炎」「横紋筋融解」など、血管疾患が原因で太ももに赤い斑点ができることもあります。
早期に医療機関で検査を受けることで、赤い斑点が悪化する前に適切に治療していくことが可能になります。
斑点ができる部位によっては、放置すると命にかかわることもあるので、自己判断せずに早めに医療機関を受診しましょう。
◆血管炎…全身のさまざまな血管に炎症が起きる病気です。原因不明のケースもあれば細菌・ウイルス感染が原因の場合もあります。
◆横紋筋融解…筋肉を作る骨格筋細胞が溶けたり壊死したりすることで、筋肉の成分が血液中に流出してしまう病気です。薬・ケガなどが原因と言われています。
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▼参考
MSDマニュアル家庭版 薬疹
MSDマニュアル家庭版 IgA血管炎
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足にできたかゆくない赤い斑点について、お医者さんに聞きました。
対処法と病院に行く目安も解説します。
かゆくない足の赤い斑点の正体は?
足にかゆみがない赤い斑点が出ている場合、
薬疹
IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)
の可能性が高いです。
原因① 薬疹
薬疹とは
薬に対するアレルギー反応
薬の副作用
長期間の摂取による薬剤の蓄積
少量の薬剤でも過剰状態(不耐性)
本来の薬理作用と異なる効果(特異体質)
がでている状態です。
薬を使用して数分以内に症状があらわれるケースもあれば、数時間・数日・数週間後にあらわれるケースもあります。
薬疹を起こしやすい薬を使用している、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人などがなりやすいと考えられます。
薬疹の「斑点の特徴」
赤い部分が盛り上がっていることが多いです。
皮膚が紫色・青色・灰色に変色することもあります。
赤い斑点以外の症状
倦怠感がある。
痛みがある。
口の中がただれる
熱が出る。
リンパ節が腫れる。
肝臓、腎臓、骨髄などの他臓器障害がある。
血圧が低下する。
ショックを起こす。
早く治すためにできることは?
原因となる薬を特定する必要があるため、医療機関を受診しましょう。
その際、おくすり手帳など使用している薬がわかるものを持っていくと良いです。
使用している市販薬があれば、あわせて伝えてください。
原因② IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)
血管炎の一種で、頻度が高い病気です。
皮膚の細い血管に障害がおこることで、斑点が生じます。
細菌やウイルスの感染、薬剤、妊娠、悪性腫瘍などが誘因と考えられています。
3~15歳の子どもがなりやすいですが、どの年齢でもなる可能性があります
IgA血管炎斑点の「斑点の特徴」
膝から足首に、あざのような赤い斑点ができることが多いです。
斑点を触ると、軽いしこりのようなものがある場合があります。
※乳児の場合は顔、小児の場合はおしり・ふともも・背中・腕にできることが多いです。
赤い斑点以外の症状
血疱(血液を含んだ水ぶくれ)がある。
直径1cm以内の皮膚のもりあがり(丘疹)がある。
ただれている。
潰瘍がある。
微熱がある。
倦怠感がある。
関節が痛い。
腹痛や吐き気がある。
タール状の黒い便や下痢をしている。
最初の症状から数日・数週間後に、皮膚に新しい斑点や盛り上がりができることもあります。
早く治すためにできることは?
IgA血管炎が疑われる場合は、自己判断せず、早急に皮膚科を受診しましょう。
上記したような症状は通常は4週間ぐらいで治まりますが、数週間後に再発することが多いです。再発を予防するためにも、一度病院で診てもらうことをおすすめします。
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受診するのは何科?
まずは、皮膚科を受診しましょう。
特に、皮膚のもりあがりやしこりがある、皮膚症状以外にも症状がみられる場合は、一度病院に行きましょう。
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▼参考
皮膚病治療情報・皮膚科教科書 あたらしい皮膚科学 第3版 薬疹
MSDマニュアル家庭版 薬疹
公益社団法人 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A 血管炎・紫斑病
MSDマニュアル家庭版 IgA血管炎(ヘノッホ-シェーンライン紫斑病)
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。