鼻水が止まらない…!
風邪や花粉症など鼻水が出る原因はさまざまありますが、
鼻水がとまらなくてつらい…対処法は?
風邪のひきはじめに鼻水が出る原因
風邪をひくと鼻水が出るのは、体が細菌やウイルスを排除しようとしているためです。
風邪の初期では、ウイルスや細菌が増殖しきっていないため、鼻水が透明でサラサラしていることが多いです。ですが、日を追うごとに粘性がある黄色や緑色に変化していきます。
水っぽい鼻水に伴い次の症状がある場合は、風邪の初期段階である可能性が高いと考えられます。
今すぐ鼻水を止めたい!困ったときはやってみて
授業中や仕事中など、どうしても鼻がかめない!という時に鼻水が出続けるとつらいですよね。
どうしても今すぐ鼻水を止めたいという時は次のような方法でも鼻水が止まりやすくなります。
- 深呼吸する
- 息を吐ききって息を止めて鼻をつまむ
- ②の状態のまま、頭をゆっくり上下に動かす(2秒を目安に行う)
- 息が苦しくなってきたところで手を放して呼吸する
その他、
- 首の後ろや鼻の付け根を冷やす
- 上を向いて鼻の付け根を軽く抑える
- ゆっくり深呼吸して鼻の通りを整える
などをやってみるのもいいでしょう。
首の後ろや鼻の付け根(眉間あたり)を濡らしたハンカチやペットボトルなどで冷やすと鼻水が止まりやすくなることがあります。
これは鼻の血管が収縮することで鼻水の分泌が減るからです。
上を向いて鼻の付け根を抑えるときは、喉に鼻水が流れ込まないように注意しましょう。
▼鼻水の対処法を詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
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2020-03-10
「水っぽい鼻水が出るのはなぜ…?」
「鼻水が垂れてきて困る!」
「今すぐ止める方法を教えて!」
この記事では、なぜ鼻水が水っぽくなるのか、考えられる原因を医師に伺いました。
また、水っぽい鼻水が止まらない場合の対処法や、病院へ行くべき症状についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
水っぽい鼻水の2つの原因
水っぽい鼻水が出る主な原因として
風邪のひきはじめ
アレルギー
が考えられます。
① 風邪のひきはじめ
風邪の初期段階は、ウイルスや細菌等の侵入を阻止しようとして水っぽい鼻水が出るケースが多いです。
また風邪の初期では、ウイルスや細菌が増殖しきっていないため、鼻水が透明でサラサラしているとも考えられています
鼻水は日を追うごとに粘性がある黄色や緑色に変化していきます。
水っぽい鼻水に伴い次の症状がある場合は、風邪の初期段階である可能性が高いと考えられます。
喉の痛み
咳や痰が出る
発熱
筋肉痛(関節痛)
頭痛
倦怠感 等
② アレルギー性鼻炎(花粉症・寒暖差アレルギーなど)
アレルギー性鼻炎の場合、くしゃみを伴うサラサラの水っぽい鼻水が出るケースが多いです。
アレルギーの場合、鼻水・鼻づまりが一週間以上続いたり、連続してくしゃみが出るという特徴もあります。
鼻水に加えて、
鼻づまり
目のかゆみ
充血 等
といった症状がある場合は、アレルギー性鼻炎が疑われます。
アレルギー性鼻炎の場合、アレルゲンを排除するために鼻水が出ています。そのため、アレルギーの原因が排除されない限り、水っぽい鼻水が出続ける場合が多いです。
アレルギーの原因としては、花粉、ほこり・ダニの死骸(ハウスダスト)、動物(ペット)等が挙げられます。
寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)のケースも
寒いときに、
水っぽい鼻水や咳が出る
鼻が詰まる
ムズムズする
くしゃみ
イライラする
食欲不振
なんとなく調子が悪い 等
といった症状があるときは、寒暖差アレルギーの可能性があります。
7度以上の気温差(寒暖差)が生じると血管収縮が寒さ暑さの状況に対応しきれなくなり、自立神経が誤作動することで、体調不良が起こると考えられています。
鼻がつまったときの対処法
水っぽい鼻水が止まらないときは、鼻を優しくかみましょう。
鼻をすすらないように、片側ずつ小刻みにゆっくり鼻をかむようにすましょう。
また、次のような方法でも鼻水が止まりやすくなります。
深呼吸する
息を吐ききって息を止めて鼻をつまむ
②の状態のまま、頭をゆっくり上下に動かす(2秒を目安に行う)
息が苦しくなってきたところで手を放して呼吸する
鼻水をすするのはNG!
出てきた鼻水はすすって体内に戻すことなく、できるだけ体外へ排泄するようにしてください。
水っぽい鼻水が出てくるとついすすってしまいがちですが、鼻水にはウイルスや細菌の残骸やそれらと闘った白血球の残骸等が含まれています。
「それでも鼻水が止まらない」ときの6つの対処
それでも鼻水が止まらない時は、次の6つの対処法があります。
蒸しタオルを鼻に当てる
漢方薬を使用する
マスクを使用して、鼻の乾燥や異物の侵入を防ぐ
部屋を加湿して乾燥を防ぐ
お風呂に入ったり、シャワーを浴びたりする
市販の鼻水吸引機を使用して吸い取る
お風呂の湯気の加湿効果によって、鼻水、鼻づまりが解消する場合があります。
鼻水の吸引だけでも耳鼻科の受診は可能です。
漢方薬
小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)等
アレルギー性鼻炎の対処法
アレルギー性鼻炎の場合は、
お薬を使用する
部屋の掃除を行う
という対処ができます。
部屋の掃除を行うことで、日常的にアレルゲンを除去することも大切です。
「点鼻薬」は、抗アレルギー成分、抗ヒスタミン成分、血管収縮成分、ステロイド成分等を配合するものを選びましょう。
「鼻炎薬」は、抗アレルギー成分、抗ヒスタミン成分等を配合する内服薬を選びましょう。
\花粉症の方へ/
市販の抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を花粉が飛散するピークの2週間前から服用しておくと、症状が軽く済む場合があります。
寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)の場合は…
寒暖差アレルギーの場合は、
体温調節をしっかり行い、気温差が生じないようにする
日々の体調管理を徹底する
適度な運動を行い、体力をつける
体を冷やさない
といった対処をとるとよいでしょう。
こんな症状は病院へ!
水っぽい鼻水が止めどなく出てきてしまう
水っぽい鼻水が長期間続く(1週間ほど)
水っぽい鼻水から強い粘性や緑黄色のある鼻水に変化した
風邪でもないのに慢性的に鼻水や鼻づまりが続く
といった症状がある場合は、病院を受診しましょう。
耳鼻いんこう科を探す
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2021-08-31
「薬を飲んでいるのに鼻水が出るのはなぜ?」
「サラサラとした鼻水が止まらないけど大丈夫?」
この症状の原因を医師が解説します。
対処法や病院に行く目安もチェックしましょう。
なぜ?薬を飲んでも鼻水が止まらない…
原因となる症状に、薬が合っていないと考えられます。
例えば…
サラサラの鼻水はアレルギー症状(花粉症など)だけでなく、風邪などの感染症の初期にも見られる症状です。
感染症の鼻水場合、花粉症の薬を飲んでも良くならないことが多いです。
こんな症状は感染症の疑いアリ
倦怠感、体のだるさ
発熱
喉の痛み
咳
鼻詰まり
また、症状に合った薬を使っていても、薬の成分によって効果の出やすさに個人差があります。
どう対処すればいい?
薬を飲んでも鼻水が止まらないときは
薬の種類を変える
加湿する
体を温める
「鼻うがいキット」や「鼻吸い機」を使う
などの対処を行いましょう。
その① 薬の種類を変える
薬の働きが感じられない場合は医師に相談し、必要であれば別の薬に変えてもらいましょう。
市販薬の場合は、薬局で薬剤師に相談の上、薬の種類を変えてみてください。
<アレルギー性鼻炎におすすめの市販薬>
アレグラ(久光製薬)
クラリチン(大正製薬)
「フェキソフェナジン塩酸塩」「エピナスチン塩酸塩」「ケトチフェンフマル酸塩」「ロラタジン」「エバスチン」が含まれている薬をおすすめします。
眠気が起こりにくいため、仕事中にも使用しやすいです。
<花粉症の鼻水におすすめの市販薬>
パブロン(大正製薬)
エスタックイブNT(エスエス製薬)
上記の薬に含まれる「クロルフェニラミンマレイン酸塩」という成分は、アレルギー性の鼻水に強く働きます。
自己判断で薬の量を増やすのは危険!
自己判断で薬を多く服用したり、複数の薬を併用したりするのは、危険ですので絶対にやめましょう。
過剰に服用すると血中の薬の濃度が上がって、体調不良を起こす恐れがあります。
薬の働きが感じられないときは、医師や薬剤師の指示に従いましょう。
その② 加湿する
空気が乾燥していると、鼻腔が刺激されて鼻水がたくさん出ます。
加湿して湿度を上げると、鼻水の量が減ると言われています。
加湿器を使用したり、濡れた衣類を部屋に干したりすると、部屋の湿度が保たれます。
鼻腔内の湿度を上げるには、入浴もおすすめです。
その③ 体を温める
入浴や厚着で体が温めましょう。
血行が促進されると鼻水が少なくなります。
また、ホットタオルで顔を温めて、鼻周りの血流を良くするのも良いでしょう。
その④ 「鼻うがいキット」や「鼻吸い機」を使う
鼻うがいでアレルギー物質を洗い流すと、鼻水を減らせます。
また、鼻吸い機を使用すると、余分な鼻水を奥から吸い取ることができます。
鼻うがい・鼻水の吸引は耳鼻いんこう科でも行っています。
症状が続いているときは、一度受診してみるのもおすすめです。
こんなときは病院へ
市販薬を1週間以上使用しても鼻水が止まらない
*ただし、薬の添付文書に「◯回服用しても改善がない場合は医療機関に相談すること」と記載ある場合はその指示に従う。
鼻水の症状が変わらない
鼻水の量が増えて悪化している
といった場合は、医療機関を受診しましょう。
花粉症は早期受診で症状悪化を食い止めることができます。
風邪やウイルス感染による症状も、初期段階で医師の診察を受ければ早めに治すことが可能です。
病院は何科?
薬を飲んでも鼻水が止まらないときは、耳鼻いんこう科を受診して相談しましょう。
耳鼻いんこう科を探す
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
Hisamitsu アレグラFX
鼻が詰まってつらい…鼻づまりの対処法は?
なんで鼻がつまるの?
風邪をひいたときに鼻がつまるのは、 鼻の粘膜が炎症を起こし、血管が腫れて狭くなるから です。
鼻づまりは 鼻の通り道(鼻腔)が狭くなり、空気が通りにくくなる状態 です。風邪をひくと、イルスに対抗するために 鼻の粘膜が腫れて分泌物が増える ことで鼻づまりが起こります。
風邪の初期~中期は、鼻の粘膜が炎症で腫れて空気の通り道が狭くなることで鼻づまりが起きることが多いです。
鼻づまりで寝付けない…困ったときはやってみて
鼻づまりを解消したい時は、
などをやってみると鼻の血行や血流が変わり、腫れが抑えられるため鼻づまりが解消することがあります。
▼もしかして副鼻腔炎?蓄膿症?こちらの記事もチェック
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2023-01-30
副鼻腔炎とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。
副鼻腔炎の主な症状も紹介するので、「副鼻腔炎かも…」と思う人は心当たりがないかチェックしましょう。
副鼻腔炎とは
副鼻腔炎とは、副鼻腔(鼻の奥にある空洞)や鼻の粘膜に、細菌やウイルスが侵入し、炎症が起こる病気です。
副鼻腔に膿が溜まったり、腫瘍が発生したりすることで、目の下の骨に痛みが生じることがあります。
副鼻腔炎の症状
鼻がつまる
黄色や緑色の鼻水(膿性鼻水)が出る
発熱する
痰がからむ咳が出る
ほほ、おでこに痛みが出る
頭が痛い
目が痛い
歯が痛い
副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎にかかる原因としては、下記が挙げられます。
風邪
ハウスダスト
花粉
カビ
風邪以外の原因に関しては、それらが鼻から入って副鼻腔にまで侵入し、炎症を起こして鼻水が臭うこともあります。
副鼻腔炎になりやすい人
副鼻腔炎は、誰にでも発症する可能性のある病気ですが、次のような人は特に注意が必要です。
75歳以上の高齢者
糖尿病、慢性肺疾患、慢性腎疾患などにかかっている方
ウイルスや細菌感染による鼻症状を繰り返している方
過去一ヵ月に抗菌薬を使用した方
肥満傾向の方
喫煙習慣のある方
ぜんそくや気管支炎のある方
副鼻腔炎に使える市販薬は?
市販の鼻炎薬を使用することで、回復することもあります。
市販薬の例
アレルギー性副鼻炎の場合…
ナシビンメディ:佐藤製薬
アルガード鼻炎クールスプレーa:ロート製薬
風邪による副鼻炎の場合…
パブロン鼻炎アタックJL:大正製薬
アレルギーによる場合には、副鼻腔炎だけでなく鼻閉(鼻づまり)も併発している可能性があるため、点鼻薬がおすすめです。
また、最近では漢方薬による副鼻腔炎の治療薬も出始めています。
蓄膿症の漢方薬としても用いられている辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)がおすすめです。
こんな症状は早く病院へ
副鼻腔炎が悪化している場合、自然に治りにくいです。症状が2週間以上続いているときは、早めに受診しましょう。
副鼻腔炎が悪化すると、症状の慢性化や中耳炎を発症するリスクがあります。
中耳炎は聴力に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意したいものです。
さらに、重症化して髄膜炎(※)を引き起こすケースも稀にあります。放置しないようにしましょう。
※「髄膜炎」…頭蓋骨と脳の間にある「髄膜」という膜に、細菌・ウイルスなどが感染し、炎症を起こす病気。頭痛や嘔吐、錯乱などの症状が現われ、最悪の場合命に関わることもある。
病院は何科?
副鼻腔炎の症状は、耳鼻いんこう科で相談しましょう。
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副鼻腔炎の治療法
薬の処方、点鼻噴霧ステロイド、鼻洗浄を行います。
処方するお薬には、鼻の中の環境を整える「抗菌薬」、痰を出しやすくする「去痰薬」などがあります。
症状によっても異なりますが、2〜3ヶ月程度で治るケースが多いです。
なお、薬物療法で改善が見られない場合には、内視鏡での手術も検討されます。
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2020-02-13
「風邪が治りかけているときに運動してもいい?」
「おすすめの食事は?」
咳、鼻水や痰の状態に、風邪が治りかけていることを示す特徴はあるのでしょうか。
風邪を完治させるための過ごし方から、NG行動、病院へ行くべき症状まで、医師が詳しく解説します。
”治りかけの風邪”の症状の例
ドロドロの緑・黄色の鼻水が出る(鼻水が鼻に溜まりやすい)
喉の炎症・鼻水で痰が増える
疲れを感じやすい(だるさ・眠気など)
鼻づまりや息苦しさがあるときは頭痛がでることも
他の風邪症状に比べ、喉の炎症が長期化しやすい(咳だけが約1週間程度続く場合もある)
なぜ、黄色いドロドロの鼻水がでてくるの?
鼻水の変化は、白血球や免疫細胞がウイルスや細菌と戦った後で、死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることで、黄色っぽい粘性のある鼻水になるために起こります。
なぜ、だるくて疲れやすいの?
風邪の治りかけあたりには、体力が消耗していること多く、だるさ、疲れが起こりやすいのです。
風邪の最中は、ウイルスと闘うため、体の中では様々な免疫が働き、熱を出したり、汗をかいたりと、日常よりもエネルギーを使います。
しかし、食欲があるわけでもなく、外からのエネルギー補給(食事)も困難な状態でもあります。
風邪が治りかけているときの「過ごし方」
風邪から早く回復したいです!
安静にする
消化にいいものを食べる
体を温める
を意識するようにしましょう。
①安静にする
熱がなくても、日中はゆっくりと過ごすのが早い回復につながります。
風邪が治りかけのときは、会社や学校に行っても、無理をせずに早めに帰宅するようにしましょう。
反対に、この時期に運動をすると、夜に熱がぶり返してしまう場合もあります。
②消化にいいものを食べる
消化にいい温かいものを食べ、栄養補給をしましょう。
例えば、野菜や卵入りのうどん・お粥・鍋物などがおすすめです。
治りかけのときは栄養補給が大切です。
体力をつけるための食事と水分をしっかり摂りましょう。
飲み物は、ノンカフェインの飲み物を選ぶとよいでしょう。
カフェインには興奮作用があり、交感神経を刺激するため、体を休めたくても神経が高ぶって寝付きが悪くなることもあります。
③体を温める
無理をせずに、体を温めてゆっくり休みましょう。
例えば、
入浴・サウナ・岩盤浴で、体を温める。
温かい食べ物・飲み物を摂取する
部分的にカイロを使用する。
といった行動を心がけましょう。
カイロであたためるときは、主に三首(首・手首・足首)を温めると体全体が温まりやすくります。
お風呂にはいるのは、適度な時間にしましょう。
個人差や症状にもよりますが、5~10分ほどが体に負担ない時間かと思われます。
入浴やサウナは鼻づまりの緩和にもおすすめですが、これらの長時間すぎると、体力・水分を奪います。
汗をかくと風邪がよくなる…ではない!
汗をかくと風邪がよくなるという話はよく聞きますよね。
しかし、汗をかくから風邪がよくなるわけではありません。
これは、風邪のウイルスをやっつけるために発熱して汗をかき、熱が下がる頃には体内のウイルスが減少して体が楽になるということから、言われているのだと思われます。
汗をかいたまま放置すると、体が冷えてしまい、風邪の悪化やぶり返しにつながります。
汗が出てきたら、こまめに着替え、体を冷やさないようにして水分補給をしてください。
風邪の治りかけに「NGな行動」
刺激物(香辛料・辛いもの)の大量摂取
無理な運動
は避けましょう。
風邪の後は、胃腸が弱っているので、刺激物は下痢や体調不良を引き起こすきっかけになります。
また、体のマッサージ、筋トレ、ジム通いなどで無理に運動すれば、体調の悪化につながります。
インフルエンザの予防接種は?
風邪がほぼ治りかけで熱もなく、体調も戻ってきているのであれば、診察の上、予防接種可能な場合もあります。
予約を入れているときは、問い合わせてみましょう。
風邪が治りかけのときの「お薬」について
風邪が治りかけている頃には、総合感冒薬ではなく、残っている症状(鼻水・咳など)に合わせた薬を使いましょう。
そうすれば、余分な成分を体に取り込まないで済みます。
漢方薬もおすすめ
漢方薬を服用するのもよいでしょう。残っている症状に対して効果を発揮する漢方薬を選びましょう。
治りかけでも…「人にうつる」場合も
一般的な風邪は熱が上がるまでが感染力が高いので、諸症状がほぼおさまっていれば感染力は低いです。
しかし、免疫が低下しているような人(妊婦、高齢者、幼児など)にはうつしてしまう可能性もあります。
学校や会社に行く場合は、マスクを着用しましょう。
また、風邪が完全によくなるまでは食器やタオルの共有は避けましょう。
こんな症状が続くときは病院へ!
治りかけでも、ひどくなる症状には注意が必要です。
ひどい鼻づまり(頭痛)
2週間以上咳が続く
下痢や吐き気が続く
ときは、病院にいきましょう。
ひどい鼻づまり(頭痛)の場合は…
鼻水が溜まっていると「急性副鼻腔炎」を発症し、鼻づまりや頭痛などが現れます。
そのような場合は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。
耳鼻いんこう科を探す
2週間以上咳が続く場合は…
また、咳が続いている・夜だけ出るという症状が2週間以上ある場合は、呼吸器内科を受診しましょう。
肺炎や他の呼吸器系の病気の可能性があります。
呼吸器内科を探す
下痢や吐き気が続く場合は…
風邪症状が落ち着いてからの、下痢・吐き気・胸焼けなども、食中毒や逆流性食道炎の可能性がありますので、内科や消化器内科を受診してください。
治りかけでも、ひどくなる症状には注意が必要です。
内科を探す
鼻炎に効く市販薬のおすすめ
- アレルギー成分のヒスタミンを抑える抗ヒスタミン剤
- 鼻の粘膜の腫れを抑える「血管収縮剤」
- 鼻水の分泌を抑える「抗コリン剤」
- 鼻の粘膜の炎症を鎮める「抗炎症剤」
などが配合されている薬を選びましょう。
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2019-01-07
鼻風邪をひいた時やアレルギーなどで鼻炎を発症すると、くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状が現れます。
なかなか病院に行けない方も、市販の薬で症状が軽減されれば助かりますよね。
この記事では、鼻炎薬について医師に解説していただきました。
おすすめの薬や市販薬を選ぶときのコツ、また鼻炎で処方される薬にはどのようなものがあるのかもお答えします。
薬を選ぶ際には参考にしてみてくださいね。
あなたの症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり?
鼻炎とは
鼻炎とは、鼻腔(びくう)粘膜に炎症が起こった状態です。
急性・慢性・アレルギー性に分けられます。
急性鼻炎
急性鼻炎は、主に風邪のウイルス感染により起こります。
主な症状は次の通りです。
鼻水
鼻づまり
くしゃみ など
慢性鼻炎&アレルギー性鼻炎
慢性鼻炎は、慢性的に鼻粘膜が腫れ、鼻づまりが起き、アレルギー性鼻炎は、アレルゲンを吸い込むと次のような症状が起きます。
主な症状は次の通りです。
鼻がかゆい
くしゃみ
鼻水・鼻水が止まらない
鼻づまり など
花粉、ハウスダスト、ヒノキ、ブタクサなどが原因となります。
また、鼻炎が悪化した結果、副鼻腔まで進行し、副鼻腔炎(蓄膿(ちくのう)症)を引き起こすことがあります。
鼻づまり・鼻水といった症状が進行すると次のような症状が起き、生活に支障をきたします。
頭痛
顔面痛
嗅覚障害 など
鼻炎は、ひどくなる前に耳鼻咽喉科を受診しましょう。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりが現れるのはなぜ?
くしゃみ
くしゃみは、鼻の粘膜についた異物を反射的に取り除こうとして起こる反射的な動作です。
異物は、主に次のようなものです。
ゴミ・チリ
風邪のウイルス
病原菌 など
鼻の粘膜に付着した異物によって神経が刺激されると、横隔膜が収縮して息を吸い込みます。
その空気を異物とともに、一気に吐き出す反射がくしゃみです。
くしゃみは、風邪・アレルギー性鼻炎などの症状の一つです。くしゃみを繰り返すと体力を消耗します。
骨がもろくなっている高齢者は、くしゃみで、肋骨(ろっこつ)の骨折を起こすこともあります。
また、風邪のように人にうつる病気が原因の場合や刺激物(ハウスダストや花粉、寒暖差など)が原因の場合で対処法が変わるため、くしゃみが止まらない方は耳鼻咽喉科で検査を受けましょう。
鼻水
鼻水は、鼻やノドに付着したウイルス・病原菌・花粉などを洗い流すために、鼻の粘膜から出ています。
サラサラの水のような鼻水は、風邪のウイルス・花粉・ハウスダストなどを洗い流すために出てきます。
風邪が原因の場合は、体に入ったウイルスと戦うために白血球が消費されます。
白血球の死骸が膿(うみ)になり、鼻水に含まれてネバネバした黄色い鼻水になるのです。
ネバネバした鼻水は鼻腔につまりやすく、鼻づまりの原因にもなります。
鼻づまり
鼻炎が原因で、鼻腔内の粘膜が腫れて狭くなると、鼻づまりが起きやすくなります。
ご紹介したように鼻づまりは、急性鼻炎・慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎が原因で起こります。
その他、鼻づまりを起こしやすいのは次のような状態です。
鼻中隔弯曲症…鼻中隔(鼻の仕切り)が大きく湾曲している
鼻たけ…鼻の中に、柔らかい塊ができる。鼻ポリープとも言う
アデノイド肥大…のどの突き当たりの組織(アデノイド)が肥大している
これらは、鼻からの空気の通り道が狭まり、常に鼻が詰まりやすく呼吸しづらい状態です。
それぞれ、耳鼻咽喉科での治療が必要になります。
耳鼻いんこう科を探す
鼻炎薬の選び方
鼻炎薬に配合されている主な成分
⑴アレルギー成分のヒスタミンを抑える抗ヒスタミン剤
⑵鼻の粘膜の腫れを抑える血管収縮剤
⑶鼻水の分泌を抑える抗コリン剤
⑷鼻の粘膜の炎症を鎮める抗炎症剤
これらが主成分として、配合されている薬が鼻炎には多く使われます。
ご自分で選ぶときにも基準にすると良いでしょう。
鼻炎薬と他の薬を併用しても良い?
同じ成分が入っていなければ問題ありませんが、念の為薬剤師、登録販売者に確認しましょう。
妊娠中や授乳中は飲んでも良い?
飲んでも大丈夫な薬もありますが、妊娠や授乳のことを伝え、薬剤師、登録販売者に確認しましょう。
おすすめの市販薬
眠くならない鼻炎薬の選び方
第2世代の抗ヒスタミン剤配合の鼻炎薬は眠くなりにくいです。
エピナスチン塩酸塩(アレジオン 等)、フェキソフェナジン(アレグラ 等)を選ぶと良いですね。
その他にも、アレルビ、エバステル、クラリチン、コンタック鼻炎、ストナリニもおすすめです。
病院ではどんな薬が処方される?
スイッチOTCといって、処方薬が一般医薬品になった市販薬も多くあります。
そのような薬は処方薬と変わらないものも多くあります。
市販薬は手軽に買えますが、自分の症状や体質に合わない薬もありますので、まずは受診するのが安心です。
点鼻薬・スプレー薬の使い方
点鼻薬
鼻が上を向くように、頭を後ろに下げて薬を入れてください。
しばらくそのままの姿勢で、薬が行き渡るようにします。
スプレー
ノズルを軽く鼻腔内に入れ、スプレーをします。
薬剤が鼻の奥まで届くようにスプレーをした後、少し頭を後ろに傾け、鼻から息を吸い込んでください。
それぞれ、使用上の用法、容量をよく読んで使用しましょう。
鼻炎薬の副作用は?
抗ヒスタミン鼻炎薬は、神経の伝達を抑えるメカニズムのため、眠気、倦怠感、口の渇きなどの副作用が起こることがあります。
その際は体を休める、水を飲むといった対処をします。
まずは薬の添付文書(薬の説明書)を読み、用法容量を守り、起こりうる副作用に対して理解をしましょう。
副作用に「眠気」があれば、運転はしない、細かい作業はしないといった対策が必要です。
まとめ
風邪で鼻が詰まると呼吸がしづらいという症状の他に、耳が聞こえにくいという方がいます。
これは、風邪の鼻づまりが原因で、耳にある耳管の働きが悪くなっているためです。
鼻づまりが良くなれば、耳閉塞(へいそく)感も自然に改善していきます。
鼻炎によるつらい症状がある方は、炎症が副鼻腔まで進行しないように、早めに治療を受けましょう。
市販薬を使っても鼻水が止まらない、鼻づまりが改善されないときには、耳鼻咽喉科を受診し、症状に合った処置や治療を受けましょう。
【参考文献】
https://www.chugai-pharm.co.jp/ptn/medicine/karada/karada004.html(中外製薬株式会社)
http://www.sato-seiyaku.co.jp/nasivin/cause/mechanism.html(佐藤製薬株式会社)
https://www.iwano-jibika.or.jp/sneeze/(岩野耳鼻咽喉科サージセンター)
https://www.apha.jp/medicine_room/entry-3496.html(愛知県薬剤師会)
http://www.taiyo-pharm.co.jp/2014_renewal_site_nasal/nasal_spray_how_to_use.html(大洋製薬株式会社)
https://takeda-kenko.jp/yakuhou/feature/nose/vol01.html(武田コンシューマヘルスケア株式会社)
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近くの処方箋薬局で、かんたんネット予約するには?【ウエルシア、スギ、ツルハなど】
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2020-02-04
「副鼻腔炎って市販薬で治せる?」
「おすすめの市販薬を教えてほしい!」
副鼻腔炎におすすめの市販薬や漢方薬、授乳中でも使えるもの、病院の受診目安まで医師が詳しく解説します。
副鼻腔炎は市販薬で治せるの?
急性の初期の副鼻腔炎であれば市販薬でも治る可能性はあります。
しかし、症状が2週間近く続く場合には耳鼻いんこう科を受診しましょう。
副鼻腔炎の主な原因は、鼻の奥の方に膿が溜まって細菌感染が起きていることです。
細菌性の副鼻腔炎特有の匂いがある黄色の鼻水が出ている場合は、鼻の膿を全部取り除いて細菌を出さないと、回復は見込めないでしょう。
アレルギー性の副鼻腔炎は自然に治ることも
近年では花粉のアレルギーによる副鼻腔炎もあります。
アレルギー性の場合、鼻水は粘性がなく、サラサラ垂れてくるのが特徴です。
花粉のアレルギー性の副鼻腔炎であれば、花粉を除去することで自然回復の可能性があります。
しかし、匂いが強く、黄色い膿が出る副鼻腔炎が2週間近く続いているのであれば、耳鼻咽喉科を受診しましょう。
細菌感染の場合は病院へ
細菌感染による副鼻腔炎であれば、飲み薬による抗生物質を用いることが優先されます。
市販薬に抗生物質はありませんので、病院を受診してください。
副鼻腔炎におすすめの市販薬
アレルギーによる場合には、副鼻腔炎だけでなく鼻閉(鼻づまり)も併発している可能性があるため、点鼻薬がおすすめです。
市販の鼻炎薬を使用することで、回復することもあります。
<市販薬例>
アレルギー性副鼻炎の場合…
ナシビンメディ:佐藤製薬
アルガード鼻炎クールスプレーa:ロート製薬
風邪による副鼻炎の場合…
パブロン鼻炎アタックJL:大正製薬
しかし、2週間ほど経っても改善されなければ病院を受診しましょう。
初期の急性副鼻腔炎には漢方薬も
最近では、漢方薬による副鼻腔炎の治療薬も出始めています。
蓄膿症の漢方薬としても用いられている辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)がおすすめです。
市販でも購入しやすくなってきているので、急性副鼻腔炎の初期症状に用いてみるのも良いでしょう。服用しても改善しなければ、慢性の副鼻腔炎です。
<市販薬例>
チクナイン:小林製薬
鼻うがいもおすすめ!
細菌・ウイルス・アレルギー物質などを洗い流すので、副鼻腔炎の際にも行うといいです。
<市販薬例>
痛くない鼻うがいハナノア:小林製薬
授乳中もOKな薬
アレルギー性の副鼻腔炎の場合、アレグラやクラリチンであれば使用可能です。
細菌性の場合には、薬剤の成分が母乳から赤ちゃんにうつる可能性もありますから、病院を受診するようにしましょう。
子どもの場合も大人と同じ薬で大丈夫?
大人用の薬を子どもに使用するのはやめましょう。
アレルギー性であれば子ども用の鼻炎薬、点鼻薬で改善が期待できます。
しかし、黄色い膿や匂いが強い場合には、細菌感染の可能性が高いですので病院を受診しましょう。
市販薬を使っても2週間以上治らないときは病院へ
市販薬を使用して2週間経過しても回復を感じないようでしたら、早期に病院を受診して原因を見つけてもらいましょう。
副鼻腔炎の原因がわかっていない状態で、自分で市販薬を購入して色んな薬使用すると、別の副作用を起こす可能性を増すことになります。
アレルギー性と細菌感染では治療の手段が異なるため、薬の相談を薬剤師にするか、病院を受診して副鼻腔炎の原因を見つけましょう。
耳鼻いんこう科を探す
▼参考
小林製薬
授乳中に安全に使用できると考えられる薬 - 薬効順 – 国立成育医療センター
鼻をかみすぎて痛い…対処法はコレ
鼻の下が痛くなったり皮がむけたりするのは、ティッシュによる皮膚への刺激や弱っている皮膚に鼻水が触れて、刺激を与えるのが主な原因です。
「オロナイン」を鼻の下に塗ることで、炎症を抑える・化膿を防いでくれます。
ただし、傷口につけるとしみる・痛む時は皮膚科を受診しましょう。
▼もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック!
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2020-03-11
「鼻をかみすぎて鼻の下がヒリヒリする!」
「思いっきり鼻をかんだら、なんだか耳が痛い…」
そんな経験はありませんか?
この記事では、鼻の下のヒリヒリをはじめ、鼻をかむことで耳や頭が痛くなる理由について、医師に伺いました。
鼻のかみすぎで生じる痛みの対処法や上手な鼻のかみ方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
鼻の下がヒリヒリ痛い・皮がむける
鼻の下が痛くなったり皮がむけたりするのは、ティッシュによる皮膚への刺激や弱っている皮膚に鼻水が触れて、刺激を与えるのが主な原因となります。
オロナイン・保湿力の高いティッシュで対応
まずは、できるだけヒリヒリする部分に触れないように鼻をかんでください。
そして皮膚を保護する薬を塗りましょう。
市販薬では、炎症を抑える・化膿を防いでくれるオロナインも使用可能です。
ただし、傷口につけるとしみる・痛むというものは、皮膚を余計に傷めてしまうので避けてください。
また、保湿力が高いティッシュも販売されています。
保湿されていると皮膚への刺激が弱まるので、何度も鼻をかむときは皮膚を傷つけないため、おすすめです。
耳が痛い・違和感がある
両鼻を強くかむと、耳の鼓膜に圧がかかり、耳管から風邪のウイルスや細菌を含んだ鼻水が中耳に送り込まれてしまいます。
すると、急性の中耳炎を引き起こす場合があり、耳が痛い・聞こえにくい、めまい、耳の違和感などが現れるようになります。
鼻を強く噛むのは避けて
耳へ鼻水が送られてしまうのは、強く鼻をかむのが原因です。
鼻をかむときは、優しくかみましょう。
治らない場合は病院へ
中耳炎は、自然に治癒する場合もあります。
炎症の程度により異なりますが、1週間ほどで快方に向かいます。
しかし、長期的に耳に違和感がある・痛みが強いという場合は耳鼻咽喉科を受診して、診察・治療を受けましょう。
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鼻のかみすぎで頭痛がする
鼻が詰まっているときや鼻水がたくさん出て鼻をかむ回数が増えている場合は、急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎が原因となっている場合があります。
副鼻腔炎は、急性・慢性ともに鼻の奥にある空洞に鼻水や膿が溜まり、鼻づまりの他にも頭痛・顔の痛みなどを引き起こします。
鎮痛剤で頭痛が緩和することも
副鼻腔炎が原因の頭痛は鎮痛剤で一時的に痛みが緩和される人もいます。
軽度の急性副鼻腔炎では、対症療法を行いながら快方に向かうことがあります。
長引く場合は病院へ
対症療法で良くならない場合は、抗菌薬を投与して、原因となっている病原体を殺菌する必要があります。
鼻づまりがなかなか良くならない場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
副鼻腔炎の症状は、3ヶ月以上続くと慢性副鼻腔炎になり、長引くことがあります。
1ヶ月くらい続いていたら、まずは医療機関へ行きましょう。
その他、日常生活が辛いと感じる症状がある場合も、医療機関を受診してください。
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鼻血が出た
鼻の入り口から1センチほどの箇所は、毛細血管が非常に多く存在していて、傷をつけたり力を加えたりすると出血する場合があります。
また、鼻をかむときに片方を強く押さえすぎると出血する場合もあります。
鼻血の止め方
鼻血が止まるまで下を向いて軽く鼻をつまみ止血しましょう。
通常は、数分で止まります。
繰り返す鼻血は病気の可能性も
頻繁に鼻血が出る背景には、他の病気が隠れている可能性があります。
その場合は、医療機関を受診して、原因となっている病気の治療を行う必要があります。
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上手な鼻のかみ方
ティッシュを当てたら、片方の鼻を軽く押さえて(穴は塞いで)、優しく少しずつかみます。
一気に強い力で噛むのは避けましょう。
また、湿度の高い空間(お風呂場など)で鼻をあたためて加湿すると、鼻水が出やすくなるので試してみましょう。
鼻の中にティッシュを直接入れる方法は、粘膜を傷つけて血が出る原因となりますので、避けてください。
まとめ
間違った鼻のかみ方をすると、病気を発症する場合があるので注意が必要です。
また、鼻をすすることも病気の原因になります。
鼻をすすると、鼻の内部で細菌が増殖し、中耳炎を発症しやすくなりますのでやめましょう。
<参考>
一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会 鼻の病気
http://www.jibika.or.jp/citizens/daihyouteki2/hana_disease.html#fukubiku
鼻をかむと耳が痛い・耳が詰まる・違和感がある…大丈夫?
両鼻を強くかむと、耳の鼓膜に圧がかかり、耳管から風邪のウイルスや細菌を含んだ鼻水が中耳に送り込まれてしまいます。
すると、急性の中耳炎を引き起こす場合があり、耳が痛い・聞こえにくい、めまい、耳の違和感などが現れるようになります。
鼻を強く噛むのは避けて

耳へ鼻水が送られてしまうのは、強く鼻をかむのが原因です。
鼻をかむときは、優しくかみましょう。
鼻をすするのはNG!
鼻水にはウイルスや細菌の残骸やそれらと闘った白血球の残骸等が含まれています。
鼻をすするってしまうと、鼻の奥に細菌を押し込んでしまったり、喉に流してしまったりすることになるため、できるだけ鼻をかんで外に出すようにしましょう。
ドロッとした鼻水は風邪の治りかけの合図?
鼻水が黄色くドロドロになるのは、鼻水の変化は、白血球や免疫細胞がウイルスや細菌と戦った証拠です。死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることで、黄色っぽい粘性のある鼻水になるために起こります。
そのため、風邪の治りかけであることが多いです。
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2020-02-13
「風邪が治りかけているときに運動してもいい?」
「おすすめの食事は?」
咳、鼻水や痰の状態に、風邪が治りかけていることを示す特徴はあるのでしょうか。
風邪を完治させるための過ごし方から、NG行動、病院へ行くべき症状まで、医師が詳しく解説します。
”治りかけの風邪”の症状の例
ドロドロの緑・黄色の鼻水が出る(鼻水が鼻に溜まりやすい)
喉の炎症・鼻水で痰が増える
疲れを感じやすい(だるさ・眠気など)
鼻づまりや息苦しさがあるときは頭痛がでることも
他の風邪症状に比べ、喉の炎症が長期化しやすい(咳だけが約1週間程度続く場合もある)
なぜ、黄色いドロドロの鼻水がでてくるの?
鼻水の変化は、白血球や免疫細胞がウイルスや細菌と戦った後で、死滅した白血球や免疫細胞が鼻水に含まれることで、黄色っぽい粘性のある鼻水になるために起こります。
なぜ、だるくて疲れやすいの?
風邪の治りかけあたりには、体力が消耗していること多く、だるさ、疲れが起こりやすいのです。
風邪の最中は、ウイルスと闘うため、体の中では様々な免疫が働き、熱を出したり、汗をかいたりと、日常よりもエネルギーを使います。
しかし、食欲があるわけでもなく、外からのエネルギー補給(食事)も困難な状態でもあります。
風邪が治りかけているときの「過ごし方」
風邪から早く回復したいです!
安静にする
消化にいいものを食べる
体を温める
を意識するようにしましょう。
①安静にする
熱がなくても、日中はゆっくりと過ごすのが早い回復につながります。
風邪が治りかけのときは、会社や学校に行っても、無理をせずに早めに帰宅するようにしましょう。
反対に、この時期に運動をすると、夜に熱がぶり返してしまう場合もあります。
②消化にいいものを食べる
消化にいい温かいものを食べ、栄養補給をしましょう。
例えば、野菜や卵入りのうどん・お粥・鍋物などがおすすめです。
治りかけのときは栄養補給が大切です。
体力をつけるための食事と水分をしっかり摂りましょう。
飲み物は、ノンカフェインの飲み物を選ぶとよいでしょう。
カフェインには興奮作用があり、交感神経を刺激するため、体を休めたくても神経が高ぶって寝付きが悪くなることもあります。
③体を温める
無理をせずに、体を温めてゆっくり休みましょう。
例えば、
入浴・サウナ・岩盤浴で、体を温める。
温かい食べ物・飲み物を摂取する
部分的にカイロを使用する。
といった行動を心がけましょう。
カイロであたためるときは、主に三首(首・手首・足首)を温めると体全体が温まりやすくります。
お風呂にはいるのは、適度な時間にしましょう。
個人差や症状にもよりますが、5~10分ほどが体に負担ない時間かと思われます。
入浴やサウナは鼻づまりの緩和にもおすすめですが、これらの長時間すぎると、体力・水分を奪います。
汗をかくと風邪がよくなる…ではない!
汗をかくと風邪がよくなるという話はよく聞きますよね。
しかし、汗をかくから風邪がよくなるわけではありません。
これは、風邪のウイルスをやっつけるために発熱して汗をかき、熱が下がる頃には体内のウイルスが減少して体が楽になるということから、言われているのだと思われます。
汗をかいたまま放置すると、体が冷えてしまい、風邪の悪化やぶり返しにつながります。
汗が出てきたら、こまめに着替え、体を冷やさないようにして水分補給をしてください。
風邪の治りかけに「NGな行動」
刺激物(香辛料・辛いもの)の大量摂取
無理な運動
は避けましょう。
風邪の後は、胃腸が弱っているので、刺激物は下痢や体調不良を引き起こすきっかけになります。
また、体のマッサージ、筋トレ、ジム通いなどで無理に運動すれば、体調の悪化につながります。
インフルエンザの予防接種は?
風邪がほぼ治りかけで熱もなく、体調も戻ってきているのであれば、診察の上、予防接種可能な場合もあります。
予約を入れているときは、問い合わせてみましょう。
風邪が治りかけのときの「お薬」について
風邪が治りかけている頃には、総合感冒薬ではなく、残っている症状(鼻水・咳など)に合わせた薬を使いましょう。
そうすれば、余分な成分を体に取り込まないで済みます。
漢方薬もおすすめ
漢方薬を服用するのもよいでしょう。残っている症状に対して効果を発揮する漢方薬を選びましょう。
治りかけでも…「人にうつる」場合も
一般的な風邪は熱が上がるまでが感染力が高いので、諸症状がほぼおさまっていれば感染力は低いです。
しかし、免疫が低下しているような人(妊婦、高齢者、幼児など)にはうつしてしまう可能性もあります。
学校や会社に行く場合は、マスクを着用しましょう。
また、風邪が完全によくなるまでは食器やタオルの共有は避けましょう。
こんな症状が続くときは病院へ!
治りかけでも、ひどくなる症状には注意が必要です。
ひどい鼻づまり(頭痛)
2週間以上咳が続く
下痢や吐き気が続く
ときは、病院にいきましょう。
ひどい鼻づまり(頭痛)の場合は…
鼻水が溜まっていると「急性副鼻腔炎」を発症し、鼻づまりや頭痛などが現れます。
そのような場合は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。
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2週間以上咳が続く場合は…
また、咳が続いている・夜だけ出るという症状が2週間以上ある場合は、呼吸器内科を受診しましょう。
肺炎や他の呼吸器系の病気の可能性があります。
呼吸器内科を探す
下痢や吐き気が続く場合は…
風邪症状が落ち着いてからの、下痢・吐き気・胸焼けなども、食中毒や逆流性食道炎の可能性がありますので、内科や消化器内科を受診してください。
治りかけでも、ひどくなる症状には注意が必要です。
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