「コーヒーを飲むとなんとなく調子が悪い…」
「コーヒー自体は好きだけど、体質に合っていないかも…」
そんな人に向けに、コーヒーを飲まない方がいい人の特徴をご紹介。
コーヒーをやめたら若返るという噂の真相や、コーヒーをやめることで期待できる変化も解説します。
監修者
経歴
2007年3月 東京慈恵会医科大学 卒業
2007年4月 東京慈恵会医科大学附属柏病院
2009年4月 東京都立墨東病院
2012年4月 東京都保健医療公社豊島病院
2018年10月 都内大手クリニック
2022年5月 四谷内科・内視鏡クリニック 開院
2023年4月 東京大学医科学研究所附属病院 非常勤講師
コーヒーを飲まない方がいい人の特徴
- 体質的にカフェインが合わない人
- 胃腸が弱い人
- 逆流性食道炎と診断されている人
- 頭痛持ちの人
- 貧血症状がある人
- 体調が悪い人
- 妊娠中・授乳中の人
上記に当てはまる場合、コーヒーを飲まない方がいいでしょう。
1.体質的にカフェインが合わない人
元々カフェインが合わない体質の人は、コーヒーを飲まない方がいいです。
カフェインが合わない人がコーヒーを飲むと、様々な不快症状を引き起こすリスクがあるからです。
カフェインが合わない場合の症状
- 倦怠感
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 下痢
- イライラ・不安感
- 不眠
- 手足のしびれ
- 動悸
これらの症状は、カフェインの感受性が高いことが原因で生じます。
特に、体が未発達なお子さんはカフェインの感受性が高く、上記のような症状が出やすいです。10歳以下の子どもにコーヒーを飲ませることは、基本的には控えた方がいいでしょう。
2.胃が弱い人
コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分には、胃酸の分泌を促進する作用があります。そのため、胃が弱い人がコーヒーを飲むと、胃酸による刺激で胃痛が起こる可能性があります。
また、お腹が空いていると胃酸による刺激を受けやすくなります。胃が弱くない場合でも、空腹時にコーヒーは飲まない方がいいでしょう。
3.逆流性食道炎と診断されている人
コーヒーの多飲は、逆流性食道炎を悪化させるリスクがあると考えられています。
先述のとおり、コーヒーに含まれるカフェインには、胃酸の分泌を促進する作用があります。
さらに、カフェインには胃の入り口の筋肉を緩める作用もあるとされています。
これらの作用が胃酸の逆流を誘発する可能性があるため、逆流性食道炎の人はコーヒーを控えた方がいいでしょう。
参考
Association Between Beverage Intake and Incidence of Gastroesophageal Reflux Symptoms: Beverages and GER symptoms.
4.頭痛持ちの人
頭痛持ちの人がコーヒーを飲むと、症状の悪化を招くケースがあります。
そのため、頭痛にお悩みの方は、コーヒーを控えた方がいいでしょう。
特に、首や頭の筋肉が緊張して起こる「緊張型頭痛」の場合、カフェインの作用で血管が収縮すると、さらに頭痛がひどくなります。
「片頭痛はコーヒーで緩和する」って聞いたけど…
脳の血管が拡張して起こる「片頭痛」の場合、コーヒーを飲むとカフェインの働きで血管が収縮するため、一時的に症状がおさまるという意見もあります。
ただし、片頭痛には、血管の収縮と拡張を繰り返すことで起こるタイプもあり、この場合はカフェインの摂取で症状の悪化を招く恐れもあります。
また、頭痛持ちの方は、片頭痛と緊張型頭痛を併発しているケースも多く、この場合もコーヒーを飲まない方がいいです。
頭痛にお悩みの方は、頭痛のタイプにかかわらず、基本的にはコーヒーを控えめにするのがおすすめです。
5.貧血症状がある人
貧血持ちの人がコーヒーをたくさん飲むと、症状の悪化に繋がるリスクがあります。コーヒーの成分であるカフェインには、鉄分や亜鉛などの吸収を阻害する働きがあるからです。
貧血症状がある人は、基本的にはコーヒーの摂取を控えめにして、体の調子が悪い日は飲まないようにしましょう。
6.体調が悪い人
風邪や生理前などで体調が悪い人は、コーヒーを控えるのがおすすめです。
体調が悪いとコーヒーによる胃の不快感が生じやすいです。また、コーヒーを飲み過ぎると体の冷えを招くため、風邪やPMSの症状が悪化する可能性があります。
7.妊娠中・授乳中の人
妊娠中・授乳中にカフェインを摂りすぎると、赤ちゃんに悪い影響を与える可能性があります。そのため、コーヒーの飲み過ぎには注意が必要です。
カフェインを一切絶つ必要はないですが、1日の摂取量は200~300mg程度(コーヒー2杯分くらい)に抑えることが推奨されています。
~知っておこう~コーヒーのメリット&デメリット
コーヒーは、体にとって良い面も悪い面もある飲み物です。
コーヒーをやめるべきか悩んでいる人は、メリットとデメリットの両方を把握した上で、コーヒーとの付き合い方を判断しましょう。
コーヒーを飲むメリット
- 覚醒作用がある
- 美容・ダイエットをサポートする
- 便秘を解消する
- リラックス効果が得られる
- 病気の予防になる
メリット1.覚醒作用がある
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、眠気や疲労を抑えて集中力や記憶力を高めてくれます。
メリット2.美容・ダイエットをサポート
コーヒーに含まれるカフェイン・ポリフェノールなどの成分には、血行促進の働きや抗酸化作用があり、美容に役立つと考えられています。
さらに、カフェインとポリフェノールは、脂肪の分解・燃焼をサポートするため、ダイエット中にも適しています。カフェインの利尿作用によりむくみの解消も期待できるため、水太りが気になる人にもおすすめです。
メリット3.便秘を解消する
カフェインには、腸の動きを活発にして便の排出を促す働きがあります。
また、「コーヒーオリゴ糖」という成分は腸内環境を整えることに役立つため、便秘の解消に繋がると考えられています。
メリット4.リラックス効果が得られる
コーヒーの香りには、リラックス効果があるといわれています。
疲れたときや心を落ち着かせたいとき、「コーヒーを飲んだらホッとした」という経験をお持ちの人も多いはず。
ちょっと一息つきたいときの飲み物にぴったりですね。
メリット5.病気の予防になる
コーヒーは、糖尿病の予防効果が期待できるとされています。
またコーヒーを飲むと、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」「ドーパミン」などの分泌が増えると考えられており、うつ病の予防に繋がる可能性があります。
コーヒーを飲むデメリット
- カフェイン依存症のリスクがある
- トイレが近くなる
- お腹が緩くなる
- 口臭・歯の着色の原因になる
デメリット1.カフェイン依存症のリスク
カフェインには中毒性があるため、コーヒーを飲み過ぎると依存症のリスクが生じます。
依存症になると、カフェインを摂取していないときに、倦怠感や頭痛、イライラ、不安感など、様々な不調があらわれます。
これらの不調はカフェインを摂取することで治まるため、常にカフェインを摂り続けるようになり、依存症から抜け出すのが難しくなります。
デメリット2.トイレが近くなる
カフェインには利尿作用があるので、コーヒーを飲むとトイレが近くなります。
すぐにトイレに行けないタイミングでコーヒーを飲むと、尿意を我慢しなければなりません。
デメリット3.お腹が緩くなる
『コーヒーを飲むメリット』でもお伝えしたように、コーヒーには腸の動きを活発にする働きがあります。
そのため、飲み過ぎるとお腹が緩くなる可能性があります。
デメリット4.口臭・歯の着色の原因になる
1日に何杯もコーヒーを飲むと、舌の表面にコーヒー豆の微粒子が付着して、口臭の発生に繋がります。
さらに、カフェインの利尿作用によって口の中が渇くことも、口臭を悪化させる要因となります。
また、コーヒーを飲むと歯にステインが付着し、黄ばみが生じやすくなります。
コーヒーを飲む量は1日3~4杯まで
コーヒーのメリットを最大限に実感するためには、1日に飲む量を3~4杯程度にしましょう。個人差がありますが、これ以上の量を飲むと過剰摂取となり、コーヒーによるデメリットの影響が大きくなる可能性があります。
また、空腹時や夕方以降にコーヒーを飲むと不調に繋がりやすいので、こういったタイミングで飲むのは控えましょう。
コーヒーをやめると期待できる4つの効果
- 眠りの質が上がる
- 体調が良くなる(カフェインが合わない体質の場合)
- 口臭・歯の着色を予防できる
- 余分な糖質・カロリーの摂取を抑える
1.眠りの質が上がる
コーヒーには覚醒作用があるため、コーヒーを飲まなくなると眠りの質が向上する可能性があります。
特に、毎日コーヒーを何杯も飲む人や、夕方以降にコーヒーを飲む習慣がある人は、コーヒーをやめるとぐっすり眠れるようになるかもしれません。
2.体調が良くなる(カフェインが合わない体質の場合)
カフェインが合わない体質の人の場合、コーヒーをやめることで体調の改善が期待できます。
「コーヒーを飲むと気持ち悪くなる」「お腹が痛くなる」といった場合、一度コーヒーをやめてみると症状がなくなる可能性があります。
3.口臭・歯の着色を予防できる
先述したように、コーヒーは口臭・歯の着色の原因となります。コーヒーを飲むのをやめれば、不快な臭いや歯の黄ばみの予防になります。
4.余分な糖質・カロリーの摂取を抑える
コーヒーにミルクや砂糖を混ぜて飲む人の場合、コーヒーをやめることで、これらの糖質やカロリーをカットできます。
コーヒーをやめたら「若返る・白髪が減る」って本当?
個人差はありますが、コーヒーをやめることで、若々しい印象になる可能性もあるでしょう。
一方、コーヒーの摂取と白髪の関係は医学的に証明されておらず、直接的にはほとんど影響しないと考えられます。
コーヒー断ちと若返りの関係は?
コーヒーのせいで睡眠の質が低下している人は、コーヒーを控えることで熟睡できるようになります。すると、肌にツヤが出たり、顔色が良くなったりして、以前より若々しい印象になるケースもあるでしょう。
また、コーヒーの過剰摂取によって栄養の吸収が阻害されている場合、コーヒーをやめることで肌に栄養が届きやすくなります。その結果、肌の状態が良くなり、若く見られることもあるかもしれません。
ただし、『コーヒーを飲むメリット』のところで解説したように、コーヒーには血行促進の働きや抗酸化作用があるため、適量であれば美容をサポートしてくれると考えられています。
そのため、「コーヒーをやめたら若返る」というのは、一概には断言できないという点も念頭に置いておきましょう。
「コーヒーをやめたら白髪が減る」と言われる理由は?
「コーヒーをやめると白髪が減る」とう噂の理由は、コーヒーに含まれる『過酸化水素』という成分にあります。過酸化水素は、ヘアカラーやブリーチ剤などにも含まれており、この成分のせいで白髪が増えるという意見が一定数あるようです。
ただし、先述したように、この意見には医学的な根拠はありません。
とはいえ、コーヒーを控えることで睡眠の質や栄養の吸収が良くなれば、間接的に髪の状態の改善に繋がるケースも考えられます。
コーヒーを飲み過ぎている自覚があり、白髪が気になる人は、一度控えめにしてみるのもいいかもしれないですね。
やめたら人生変わった!?【脱コーヒー】体験談
今回編集部では、コーヒーをやめた人62名にアンケートを実施。コーヒーを飲まないことでどのような変化を実感したか、聞いてみました。
日中の頭痛や眠気がなくなり、寝起きが爽快になりました。(40代 男性)
カフェインの取り過ぎに気づいたので、コーヒーを控えるようにした。睡眠の質が良くなった。(20代 男性)
コーヒーを飲まなくなったら、胃もたれ・頭痛の頻度が減った。香りは好きなのでたまに飲みたい気持ちになるけど、体調が悪くなる可能性を考えると飲めない。(40代 女性)
コーヒーは身体を冷やす飲み物と知って、飲まなくなりました。目覚めが良くなり寝不足が解消されて、健康的に過ごせています。(50代 男性)
歯に着色しにくくなったので、お手入れが楽になった。(50代 女性)
コーヒーを砂糖なしでは飲めないので、コーヒーをやめることで砂糖摂取量を抑えられた。(50代 男性)
コーヒー代がかからないので、節約になります。(30代 女性)
最も多かったのは「眠りの質が向上した」「寝起きが良くなった」という声でした。
また、コーヒーをやめることで、頭痛や腹痛などの体調不良が改善した人も多いようです。
その他、「歯の着色が軽減された」「コーヒーにかけていたお金が節約できた」といった意見も集まりました。
協力:ミルトーク
コーヒーをやめたら何を飲むべき?
デカフェ
コーヒーの代替品としてまずおすすめしたいのは、デカフェです。
デカフェとは、コーヒーからカフェインを除去したものです。カフェインの摂取を控えつつ、コーヒーに近い味わいを楽しめます。
また、抗酸化作用など、コーヒーが持つメリットを得られるという点もポイントです。
お茶(ルイボスティー)
コーヒーの代わりにお茶を飲むのもいいでしょう。特におすすめなのはルイボスティーです。
ルイボスティーは南アフリカ原産の赤茶色のお茶で、カフェインが含まれていません。また、ポリフェノールやビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれており、免疫力や美肌効果を高めると言われています。
独特な風味とコクある味わいが魅力で、ミルクや砂糖を混ぜなくても美味しく飲めます。
無糖の炭酸水
シュワっとした爽快な口当たりが魅力の炭酸水は、リフレッシュしたいときにぴったりです。
炭酸水には、コーヒーと同様、血流促進や便秘解消をサポートする働きがあると考えられています。そのため、美容や健康の観点からもおすすめの飲み物です。
炭酸水を日常的に飲む場合は、糖質・カロリー過多を避けるため、無糖タイプを選ぶといいでしょう。
合わせて読みたい
2023-10-30
炭酸水は肝臓や腎臓に悪いって本当?
血圧にも影響するの?
毎日飲んでも大丈夫?
炭酸水を毎日飲み続けると体に悪影響があるのか、詳しく解説します。
炭酸水を飲むメリット・デメリットをまとめましたので、炭酸水を習慣的に飲んでいる方は必見です。
炭酸水は肝臓や腎臓に悪い?
水と炭酸だけの「無糖炭酸水」であれば、肝臓にも腎臓にも悪い影響はないと考えられます。
ただし、砂糖入りの甘い炭酸水の場合は、飲み過ぎると悪影響となる可能性があります。
甘い炭酸水は脂肪肝や慢性腎臓病のリスクに
甘い炭酸水をたくさん飲んで糖質を過剰摂取すると、肥満に繋がります。すると、肝臓に脂肪が蓄積されて「脂肪肝」という状態になります。
脂肪肝そのものは目立った症状がないケースも多いですが、進行すると、肝硬変や肝炎など重い病気を発症するリスクが高くなります。
また、加糖飲料の摂取量が多い人は、慢性腎臓病のリスクが上昇するという研究結果もあります。
そのため、糖分を多く含む炭酸水の飲み過ぎは、腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があると言えます。
参考
加糖飲料と慢性腎臓病(CKD)のリスクについて|eHealth clinic
健康に配慮するなら、炭酸水は加糖ではなく無糖のものを選ぶことをおすすめします。
炭酸水を毎日飲むとどうなる?血圧が上がるって本当?
無糖炭酸水の場合、毎日飲んでも体に悪影響となるケースは少ないです。
また血圧に関しては、炭酸水には血行を良くする働きがあるため、むしろ高血圧解消のサポートになる可能性が高いです。
ただし、炭酸水をあまりにたくさん飲んだり、胃腸の弱い方が毎日飲んだりした場合は、次のような不調が生じる可能性があります。
腹痛・下痢
ガス溜まり
貧血・疲労感
腹痛・下痢が起こる
炭酸水を過剰に摂取すると、炭酸ガスが胃腸を刺激して、蠕動運動が促進されます。すると、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
特に、過敏性腸症候群などの病気を患っている方は、症状が悪化するリスクがあるため注意が必要です。
ガス溜まってお腹が張る
腸の働きが悪くなっている状態で大量に炭酸水を飲むと、ガスが溜まってお腹が張りやすくなります。
その結果、腹部の膨満感や食欲減退などの症状を招く可能性があります。
腸の働きが悪くなる原因としては
偏った食生活
運動不足
ストレス
生理前のホルモンバランスの影響
などが挙げられます。
貧血や疲労感が生じる
炭酸水を過剰に摂ると、鉄分の吸収を妨げるリスクがあります。これにより鉄分が不足すると貧血になってしまいます。
また、炭酸水は弱酸性の飲み物です。飲み過ぎると、通常は弱アルカリ性に保たれている体が、酸性に傾きます。体が酸性に傾くと代謝が低下するため、疲労感が生じる原因となります。
嘘?本当?歯が溶けるという噂の真相
無糖炭酸水を適量飲む場合は、歯が溶ける可能性は低いと考えられます。
飲み物によって歯が溶けるのは、酸性度の強さが原因です。水と炭酸だけの無糖炭酸水の酸性度は水道水より少し強い程度で、過度に心配する必要はありません。ただし、無糖炭酸水であっても、レモンなど柑橘系の味が付いている炭酸水は、通常のものと比較して酸性度が強いケースが多いです。また、砂糖が加えられた炭酸水も酸性度が強いため、歯が溶けるリスクが高くなります。
歯の健康状態が心配な場合は、無糖で味の付いていない炭酸水を飲むのがおすすめです。
炭酸水を飲む量は一日1Lを目安にしよう
無糖炭酸水を飲む量は一日1L程度にするのがおすすめです。
体質や体調にもよりますが、これ以上の量を飲むと、先に解説したような体調不良を招く可能性があります。
飲み過ぎに注意は必要なものの、適量の炭酸水を毎日飲み続けることは、健康や美容のサポートになると考えられています。
ここからは、炭酸水を継続的に飲むメリットについて、詳しく解説していきます。
ダイエットや美肌に◎炭酸水に期待できる5つの効果
ダイエットのサポート
便秘解消
肌が綺麗になる
冷えや肩こりの解消
食欲の増進
1.ダイエットのサポート
炭酸水を摂取すると血液中の二酸化炭素濃度が上がり、血行を促します。すると代謝が良くなり、太りにくく痩せやすい状態になると考えられます。
また、ジュースなど糖質を含む飲み物をよく飲む方の場合、代わりに無糖炭酸水を飲むようにすれば、摂取カロリーを抑えることが可能です。
さらに、食事の前に炭酸水を飲むと、炭酸ガスで胃が膨れて空腹感が紛れるため、食べ過ぎの予防になります。
食前に炭酸水を飲む場合は、300ml程度(コップ一杯半程度)を飲むようにしましょう。量が少ないと、逆に食欲が増してしまう可能性あるので注意してください。
2.便秘を解消する
炭酸水の過剰摂取は下痢などの不調を招きますが、適量であれば、腸内を刺激して便秘の解消をサポートしてくれます。
便秘にお悩みの方は、朝起きぬけにコップ一杯(200ml程度)の炭酸水を飲みましょう。冷たい炭酸水は体を冷やす恐れがあるので、できれば常温が望ましいです。
さらに、炭酸水に少量の酢を混ぜるのもおすすめ。酢のにおいが胃酸の分泌を促して、腸の動きがより活発になります。
3.肌が綺麗になる
炭酸水の摂取により血行が良くなると、肌や髪の毛の生まれ変わりをサポートしてくれる可能性があります。その結果、肌や髪が健やかな状態になることが期待できす。
美容目的の場合は、コップ一杯程度(200ml程度)の炭酸水を、一日の中でこまめに分けて飲むと良いでしょう。
4.冷えや肩こりの解消
炭酸水を飲むことで、血行不良からくる冷え・肩こりの解消が期待できます。
美容目的の場合と同様、コップ一杯程度(200ml程度)の炭酸水をこまめに摂取するのがおすすめです。
5.食欲の増進
少量の炭酸水は胃腸の動きを活発にするため、食欲増進をサポートします。
暑さや疲労などで食欲がない時、食事の前に100ml程度の炭酸水を飲んでみましょう。前述したように、飲み過ぎると満腹感が生じるので気を付けてください。
【体験談】炭酸水を飲み続けて感じた変化は?
日常的に炭酸水を飲んでいる方100名にアンケートを実施!
炭酸水を飲み続けることで、どのような変化を実感したか聞いてみました。
喉が渇いた時に水の代わりに飲んだり、満腹感を得るために食前に飲んだりしています。満腹感があり、少しの時間ならお腹が空くことを防止できます。(30代 女性)
お風呂上がりに飲むようにしています。腸の動きが良くなることで、便秘の症状が軽減されました。(40代 男性)
炭酸水を飲むことでお腹が膨れておやつを食べることが減り、健康的になった。(30代 女性)
気分転換したい時や休肝日に飲んでいる。すっきりしてリフレッシュ感があるし、満足・満腹感も得られる。(50代 男性)
炭酸水を飲むようにしたら、ジュースを飲む頻度が減りました。(50代 女性)
最も多かったのは、「食べ過ぎを防止できる」という声でした。
小腹が空いたときに炭酸水を飲んだり、食前に飲んだりして、食べ過ぎを防いでいる方が多いようです。
他にも、「便秘が解消された」「肌荒れが減った」「気分や体のスッキリ感が得られた」などの声がありました。
協力:ミルトーク
炭酸水を飲むメリット&デメリットのまとめ
メリット
ダイエットに役立つ
便秘の改善に繋がる
美肌をサポートする
冷えや肩こりを解消する
食欲を増進する
デメリット
※飲み過ぎた場合
腹痛・下痢が起こる
ガス溜まってお腹が張る
貧血や疲労感が生じる
適量の無糖炭酸水は、肝臓や腎臓への負担となる可能性は低く、むしろ体にとってメリットの方が多いと考えられます。
シュワシュワとした爽快感のある口当たりで、疲れた時のリフレッシュにぴったりの炭酸水。
日常的にお酒を飲む方は、休肝日にお酒代わりに取り入れるのもおすすめです。
ぜひ、毎日の食習慣に炭酸水を取り入れてみてくださいね。
参考
炭酸水は無糖なら水代わりに飲んでもOK?|日本経済新聞
暑熱環境における強炭酸水の摂取効果|アサヒ飲料