「足の裏が熱くて眠れない…これはストレスのせい?」
足の裏が熱くなる原因を、お医者さんに聞きました。
自律神経失調症や更年期障害など、考えられる病気を解説します。
病院に行く目安、受診すべき診療科も要チェックです。
監修者
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医
岡村 信良先生
経歴
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
足の裏が熱いのはストレスのせい?
過多のストレスで自律神経が乱れると、体温調節が上手くいかなくなり、足の裏にほてりが生じる場合があります。
足の裏が熱くて眠れない…!どう対処すればいい?
暑く感じる部分は、布団をかけずに放熱させましょう。
熱が放散されると体の深部温度は下がるため、次第に眠くなってきます。
こんなときは病院で相談を
症状が軽いうちに治療を開始すれば、治療期間が短く済むことが多いです
しかし、悪化して複数の不調が重なってしまうと、治療が長くかかってしまう場合もあります。
「体の調子がおかしいな」と感じるときは、早めに治療を受けましょう。
病院は何科?
足の裏が熱っぽいだけであれば、まず内科を受診しましょう。
ただし、
- イライラする
- 気持ちが落ち着かない
- 気分の浮き沈みが激しい
など精神的な不調を伴うときは、心療内科の受診をおすすめします。
上記の症状には、自律神経失調症の可能性が考えられます。
▼「足の裏が熱っぽい」症状のみの場合は内科へ
内科を探す
▼精神的な不調を伴うときは心療内科へ
心療内科を探す
考えられる3つの病気
足の裏が熱くなるのは、
- 自律神経失調症
- レストレスレッグス症候群
- 更年期障害
といった原因が考えられます。
原因① 自律神経失調症
自律神経失調症になると、体温調節に不具合が起こることがあります。
これにより、発汗異常やのぼせ、ほてりを発症すると、足の裏が熱くなります。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- 倦怠感
- 動悸
- 手足のしびれ
- 頭痛
- 下痢、便秘
- 微熱
- めまい、立ちくらみ
- 気分の浮き沈みが激しい
- 耳鳴り
- 不眠
どんな人に多い?
- 妊娠中、または出産後の女性
- 更年期の女性
- ストレスをため込みやすい人
- 不規則な生活を送っている人
は、発症リスクが上昇します。
自分でできる対処法は?
まずは生活リズムを整えることが大切です。
また、ストレスをためないように、上手に気分転換しましょう。
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に眠ることを心がけてください。
ストレス対策には、適度な運動と十分な睡眠をおすすめします。
なお、改善が見られない場合や、症状がひどい場合は、医療機関での治療が必要です。
病院は何科?
自律神経失調症を疑うときは、心療内科・精神科を受診しましょう。
医療機関では、お薬での治療やカウンセリング、理学療法などによって、症状の改善を図ります。
心療内科を探す
原因② レストレスレッグス症候群
夜眠ろうとしてじっとしていると、足がムズムズしてきたり、熱く感じたりして眠れなくなる病気です。
こんな症状に心当たりはありませんか?
どんな人に多い?
- 食生活が偏っている人
- 妊娠中の女性
- 腎臓の病気を患っている人
に発症しやすい傾向があります。
食生活の偏りや妊娠による発症には、鉄分不足による貧血が関係していると考えられています。
ただし、発症の詳しい原因はわかっていません。
自分でできる対処法は?
鉄分補給、禁煙、日中の適度な運動によって、夜間の症状が楽になることがあります。
また、日中にカフェインを摂りすぎないようにしてください。
上記の対処で改善しない場合には、医療機関で相談しましょう。
病院は何科?
レストレスレッグス症候群でお困りの場合は、内科を受診しましょう。
医療機関では、生活習慣の指導とお薬による治療を行うことが多いです。
内科を探す
原因③ 更年期障害
更年期に伴って自律神経のバランスを崩すと、体温調節に不具合が起こりやすいです。
これにより、夜に足の裏が熱くなる場合があります。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- イライラする、もしくは憂うつな気分になる
- 下痢、便秘
- 微熱
- 異常発汗、暑がる(ホットフラッシュ)
- 冷え
- 頭痛、めまい
- 不眠
- 動悸、息切れ
- むくみ
- 目や口の中が乾きやすい
どんな人に多い?
閉経を迎える50歳前後の女性に多いです。
自分でできる対処法は?
規則正しい生活を送りましょう。
症状を悪化させないよう、深酒、喫煙、ストレスがたまる環境は避けてください。
なお、更年期障害はセルフケアだけで改善しないことも多いです。
症状が続く場合には、医療機関で相談しましょう。
病院は何科?
更年期障害を疑う場合は、婦人科を受診しましょう。
医療機関では、生活指導や運動指導、ホルモン充填療法などを行い、症状の改善を図ります。
婦人科を探す
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2021-08-04
「足の裏と手のひらが熱い…」
「熱はないのに、なぜ?」
手足が熱っぽくなる原因を、お医者さんに聞きました。
自律神経失調症、更年期障害といった病気についても解説します。
病院に行く目安や、受診すべき診療科も併せて確認しましょう。
足の裏と手のひらが熱い…何が起こっている?
発熱がないのに足の裏と手のひらが熱いのは、何らかの影響で血流が活発になり、手や足に血液がたくさん流れ込んでいる状態であることが多いです。
血流が活発になる原因は、もちろん激しい運動の後や体温が上がった時など様々ありますが、時には運動や特別な活動をしていない場合にも起こることがあります。
その場合は自律神経が乱れていたり、病気が潜んでいる可能性もあります。
血流が活発になって足の裏や手のひらが熱くなる原因を説明します。
考えられる原因3つ
熱がないのに足の裏と手のひらが熱い場合、考えられる主な原因は
・自律神経の乱れ
・ホルモンバランスの乱れ
・末梢神経障害(糖尿病など)
の3つです。
原因① 自律神経の乱れ
自律神経が乱れると、体が血流や体温をうまく調節できなくなります。
そのため、ストレスなどにより交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、体温が急に上がってしまったり、手足が熱く感じられることがあります。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類あり、この2つの神経がバランスよく働くことで血流や体温を正常に保っています。そのため、この自律神経のバランスが乱れると体温をうまく調整できなくなることがあります。
逆に副交感神経が優位になりすぎると、血管が拡張して血流がゆっくりになり一時的に滞るため、手足が冷たく感じる場合がありますが、その後急に血液が流れ込むと、手足が熱く感じることがあります。
自律神経の乱れの原因
ストレス
疲れ
睡眠不足
急な気温の変化
生活リズムの乱れ
自律神経のバランスは日常の生活によって乱れることが多いです。仕事や人間関係で緊張する状況が続いていたり、睡眠不足だったり、疲れが溜まっていたりなどの環境でも乱れます。
また、自律神経は温度差などでも乱れやすいので、真夏に冷房が効きすぎている室内に入ったり、逆に真冬に暖房が効いている部屋に入ったりなどを繰り返すことでも起こりやすいです。
【見分け方】症状の特徴
ストレスや環境(暑い・寒い)によって悪化や改善が見られる
リラックス時に症状が目立つ場合が多い
手足が冷たいと感じた後に熱く感じる、または交互に繰り返すことがある
動悸、息苦しさ、倦怠感、消化不良、不眠などの他の自律神経症状を伴うことが多い
自律神経の乱れによる熱さの場合は、他の部分(例えばお腹や背中など)は熱くないのに、手のひらや足の裏だけが「熱い」と感じることが多いです。
また、冷たいタオルや水に触れても、一時的には気持ちよくなるものの、完全には改善しない場合があります。
原因② ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、体温調節がうまくできなくなり、血流の変化や自律神経の働きに影響を及ぼすことがあります。その結果、全身の体温が上がる場合もあれば、手や足の血流が増加して局所的に熱く感じることもあります。
女性ホルモンには主に 「エストロゲン」と「 プロゲステロン」があります。この2つは、月経周期や妊娠を調整するだけでなく、体温や血流、血管の働きをコントロールする重要な役割も担っています。
例えば、「エストロゲン」は血管を広げたり、血流をスムーズにする作用があり、「プロゲステロン」は体温を上昇させる作用があるため、この2つのホルモンのバランスが崩れると体温が上がりやすくなります。
また、エストロゲンが減少すると、体の水分や塩分のバランスが崩れ、むくみが出やすくなります。このむくみにより血流が停滞すると、周囲の組織に炎症や酸素不足が生じ、局所的な熱感につながることがあります。
ホルモンバランスの乱れの原因
生理周期(排卵日付近)
更年期(加齢)
妊娠、産後
食生活の乱れ(ダイエット)
運動不足・過剰な運動
ストレス
睡眠不足
など
生理周期の中でも、特に排卵日付以降は体温を上昇させる「プロゲステロン」の分泌が増えます。そのため、体温が上がりやすくなり、結果足の裏や手のひらが熱くなることがあります。
【見分け方】症状の特徴
体の内側からじんわり熱く感じる
冷やしてもすぐに戻る
生理前、排卵期など特定のタイミングで感じやすい
気分の変化
肌荒れ、乾燥
むくみ
表面だけが熱いわけではなく、体の中からじんわりと熱が上がってくるように感じるのが特徴です。
原因③ 末梢神経障害(糖尿病など)
末梢神経障害とは、脳や脊髄から伸びる末梢神経に異常が生じる病気です。なかでも特に感覚神経に異常があると「熱い」感覚が現れやすいです。
末梢神経障害は糖尿病などによって起こります。
末梢神経が損傷すると、神経が送る信号が異常になり、「実際には熱くないのに熱いと感じる」などの違った情報が脳に伝達。
これにより、実際は熱くないのに足の裏や手のひらが熱く感じることに繋がります。
また、末梢神経障害によって自律神経が乱れることで血流が増減し、熱感やほてりを感じる場合もあります。
末梢神経障害の原因
特に手足が熱くなる末梢神経障害の原因は、
糖尿病
アルコール依存症
ビタミン不足
などです。
糖尿病によって血糖値が高い状態が続くと、末梢神経がダメージを受け、手足が熱く感じたり、しびれたりします。
また特にビタミンB群(B1、B6、B12)の不足は、神経の修復に影響を与え、末梢神経障害を引き起こします。
【見分け方】症状の特徴
ジリジリと焼けるような熱さ
夜間に悪化しやすい
手足がしびれることもある
「じんわり」ではなく、「焼けるような熱さ」や「チクチク」とした痛みを伴うことがあるのが特徴。手足がしびれたり、物を触ったときの感覚が鈍くなることもあります。
バーニングフィート症候群とは?何が違うの?
バーニングフィート症候群とは、その名前の通り「足の裏が燃えるように熱く感じる」症状が特徴の状態です。
この症状は主に足の裏に集中しますが、手のひらには現れないのが一般的です。
バーニングフィート症候群は、主に
ビタミンB群の欠乏
慢性的なアルコール摂取
末梢血管疾患
自律神経の異常
などによって起こりますが、症状が起こるのは足の裏だけで、手のひらに同じ症状が出ることはほとんどありません。
自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れがある場合は足の裏だけでなく、手のひらも同様に熱く感じることがあるため、違う現象だと考えられるでしょう。
もしかして糖尿病の前兆?セルフチェックしてみよう
足の裏や手のひらが焼けるように熱い、またはチクチクする感覚がある
特に夜間や安静時に熱さを強く感じることが多い
喉が渇きやすく水分を頻繁に欲しくなる
尿の量や回数が増えたと感じる
疲れやすい
体重が急に減少した
食後に眠気やだるさを感じやすい
傷や切り傷が治りにくい、悪化しやすい
足の裏にしびれや感覚の鈍さがある
目がかすむ、または視力が落ちたように感じる
★7個以上当てはまった場合、糖尿病の可能性が高いです。早めに医療機関を受診して検査を受けてください。
今すぐ自分でできる対処法
足や手を冷やす
足や手を高い位置にする
ゆっくり深呼吸する
水分補給をする
気分を落ち着ける
などを試してみましょう。
対処法① 足や手を冷やす
手や足が熱く感じるときは、血流が集中している場合があります。冷やすことで血管が収縮し、血流が落ち着くため、熱さを和らげられます。
やり方
冷たいタオルや保冷剤を布で包んで、足の裏や手のひらに当てましょう。
冷水に手や足をつける方法も有効です(20分以内)。
\この行動はNG!逆効果です/
手足を急激に冷やす行為は避けましょう。熱いからといって氷や冷たい水に当てるのはNGです。
急激に冷やすと、体温を戻そうとする働きが活発になるため、逆にさらに手足が熱くなることがあります。
対処法② 足や手を高い位置にする
血液が手足に滞っている場合、重力を利用して血流を全身に分散させることができます。これにより、熱さの感覚が軽減されることがあります。
やり方
仰向けに寝て、クッションや枕を使って手や足を心臓より高い位置に上げます。
そのまま手を開いて閉じて「グー、パー」を繰り返すとさらに効果的です。
対処法③ ゆっくり深呼吸する
自律神経の乱れが原因の場合、リラックスすることで交感神経(活動モード)から副交感神経(リラックスモード)に切り替わり、血流の異常が改善されることがあります。
やり方
静かな場所で座り、鼻から深く息を吸い、口からゆっくり息を吐きます。
これを数回繰り返しましょう。
特に緊張やストレスを感じている時などにおすすめです。
対処法④ 水分補給をする
体内の水分不足は血液の循環を悪化させ、体温調節がうまくいかなくなることがあります。十分な水分を摂取することで体内の循環が改善されます。
やり方
常温または少し冷たい水をゆっくり飲みます。スポーツドリンクもおすすめです。
対処法⑤ 気分を落ち着ける
ストレスが原因で自律神経が乱れている場合、気分を落ち着けることで交感神経の過剰な働きを抑えることができます。
やり方
散歩をする、好きな音楽を聴く、アロマを使ってリラックスするなど、自分が落ち着ける方法を実践しましょう。ぬるめの湯船にゆっくり浸かるのもおすすめです。
足の裏と手のひらの熱さ…放置していて大丈夫?
足の裏や手のひらの熱さが一時的なものであったり、マッサージをしたり軽く動くと改善する場合は一旦様子を見てよい場合が多いです。
ただし、足の裏や手のひらの熱さが数日以上続く場合や、しびれ、痛みを伴う場合は末梢神経障害なども考えられます。早期に病院へ行くのが望ましいでしょう。
様子を見て受診をするのが望ましい場合
環境的なものや、物理的なもので何か自分ではっきりと原因が分かる場合であれば一旦様子をみてもいいでしょう。
数分~数時間で自然に治まる
他に体調の不調を感じない
動いたりマッサージをすると改善する
などです。
運動後、暑い場所での活動、ストレスや疲労などによって一時的に血流が増えたり、自律神経が刺激されたりすることで起こっている場合が多いです。体を休めたり、静かな場所でリラックスしてみましょう。
ただ、大したことないと思ってても何か見付かることがあります。原因が分からなければまず内科を受診してみましょう。そこで「何もない」と言われれば安心です。
できるだけ病院を受診するのが望ましいでしょう。
緊急性がある場合
足の裏や手のひらの熱感が数日以上続く
徐々に熱さが強くなる
しびれや痛みを伴う
疲れやすい、だるい
夜に症状が悪化する
頻繁な手足のむくみがある
末梢神経障害や自律神経の異常、ホルモンバランスの乱れが考えられます。病院へ行くことで楽になることもあるため、一度専門医にみてもらうといいでしょう。
病院は何科?行く目安は?
「熱がないのに足の裏や手のひらが熱い」と感じるとき、原因がわからない場合はまず内科を受診するのがおすすめです。
足や手の熱さは、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの問題、末梢神経障害、血行不良、糖尿病など、多くの原因が考えられます。
内科では、これらの病気を特定するための問診や血液検査、必要に応じて他科への紹介が可能です。
病院で何を伝えればいい?
病院では、
いつから熱さを感じるようになったのか
どんなときに症状が強くなるのか(夜間、運動後、緊張時など)
他に感じる症状(しびれ、疲労感、むくみ、喉の渇きなど)
を伝えるとスムーズに診断できるでしょう。
病院に行く目安は?
1週間以上足や手の熱さが続いている
手足のしびれ、むくみなどがある
急に熱さが増す
足や手に赤み・青みが出る
などの症状がみられた場合は、病院へ行くのが望ましいでしょう。
足の裏や手のひらの熱さが一時的で、足や手を冷やしたり、リラックスすることで症状が軽減する場合は様子を見てもいいでしょう。
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2021-03-16
「なぜか、足がじわーと熱くなる…」
「更年期?それとも他の病気?」
どんな原因が考えられるのか、お医者さんに聞きました。
自分でできる対処法もご紹介します。
足がじわーと熱くなる…大丈夫?
足がじわーっと熱くなるのは、血行不良や身体の冷えが原因の可能性が高いです。
冷えた身体を温めようと、血行を良くする体の反応の過程で足が熱くなることがあります。
眠りに落ちる前などに手や足が暖かくなるのは生理現象なので、特に心配はいりません。
しかし、熱さに加えて
足がむずむずする
脚が落ち着かない
などの他の症状もある場合は、病気が潜んでいる可能性もあり、注意が必要です。
足が熱くなる2つの原因
足がじわーと熱くなるのは
更年期障害
むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)
が原因となっているケースが多いです。
原因① 更年期障害
更年期は女性ホルモンの急激な減少によって、様々な体の不調が起きる時期を意味します。
のぼせ・ほてり・イライラなどいろいろな症状がありますが、足のほてりもその一つです。
閉経を迎えるにあたり、女性ホルモンの分泌が急激に減ることが原因で、体にいろいろな症状が現れます。
なりやすい人
40~50代の閉経を迎える頃の女性が発症します。
一般的に閉経を迎えるのは50代ごろですが、その閉経前後5年ほどに更年期となる人も多いです。
更年期障害の症状
全身がほてる
イライラする
汗をかきやすくなる
頭痛が起きる
腰痛が起きる
しびれる
めまいが起きる
不安感が増す
不眠になる
皮膚にかゆみが出る
ドライマウスになる など
自分でできる対処法は?
「生活リズムを正す」「適度な運動」「質の良い睡眠を取る」ことを意識しましょう。
更年期障害の対処法
毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝る
太陽を浴びる
寝る1時間前からパソコンやスマートフォンを触らない
ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
1日20~30分程度、散歩する
1日30分ほど、ウォーキングなど適度な運動を行う
ストレスを溜めない
※ただし、1ヶ月ほど対処法を行っても足が熱くなる場合は、脳神経内科など病院を受診してください。
※更年期の症状が強い場合は婦人科をおすすめします。女性ホルモンに似たホルモンを補充する治療や漢方など、患者さんに合った方法で治療していきます。
原因② むずむず脚症候群(レストレスレッグ症候群)
鉄分不足・糖尿病・一時的な神経伝達がうまくいかないなどが原因で、足のほてりやむずむずと落ち着かない症状が現れます。
はっきりとした原因はまだわかっていません。鉄分不足・糖尿病・遺伝などが関係していると考えられます。
なりやすい人
鉄分不足の人
妊婦
糖尿病の人
家族がむずむず脚症候群を発症した人
女性
むずむず脚症候群の症状
脚がむずむずして眠れない
脚が痙攣する
チクチクする
痛みを感じる
だるさを感じる
イライラする
虫が這っている様に感じる
自分でできる対処法は?
「規則正しい生活を送る」「鉄分を補給する」「眠る前に軽いストレッチ」を行いましょう。また脚同士をこすり合わせたり、さすったりすると楽になる場合もあります。
鉄分が多い食べ物
レバー
牡蠣
あさり
大豆
木綿豆腐
豆乳
小松菜
ほうれん草
切り干し大根
自分できる対処法を1ヶ月程度行っても症状が良くならない場合は脳神経内科へ行きましょう。
鉄分を補う薬・むずむずを和らげる薬などが処方されます。
糖尿病など基礎疾患がある場合は病気の治療を行います。
カフェインやアルコールはNG
カフェイン・喫煙・アルコールなどの刺激物質の摂取は、むずむず脚症候群の症状を強くするので控えましょう。
就寝前の激しい運動も症状を悪化させる可能性があるので、控えてください。
早期受診のメリット
早めに病院で検査を受けて原因を突き止めることで、短期間で治療していくことが可能になります。元々ある基礎疾患が原因だった場合も、早期発見に繋がります。
病院は何科?
足がじわーっと熱くなるときは、脳神経内科を受診しましょう。
※更年期の症状が強く現れているときは、婦人科の受診をおすすめします。
脳神経内科を探す
婦人科を探す
▼参考
日本神経治療学会 標準的神経治療レストレスレッグ症候群
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。