「何これ?」皮膚の感覚がおかしい|ストレスのせい?病院は何科?

更新日:2023-01-17 | 公開日:2021-02-19
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「何これ?」皮膚の感覚がおかしい|ストレスのせい?病院は何科?

なんだか皮膚の感覚がおかしい。
これってもしかして…病気?

皮膚の感覚異常とその対処法について、お医者さんに聞きました。
病気の可能性がないか、ご自身の症状をチェックしましょう。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任

なんだか皮膚の感覚がおかしい…これ大丈夫?

医師女性
長時間同じ姿勢で作業をしていると、血行が悪くなり皮膚にしびれが起きやすくなりますが、特に危険な症状ではないため、一旦様子を見ても大丈夫でしょう。

この場合は、感覚がおかしい部分を温めたり、ストレッチをして、血流をよくすることで症状が緩和できるケースがあります。

しかし、「何もしていないのに急に発症した」、「原因に心当たりがない」という場合は、何か病気が隠れている可能性があります。

皮膚の違和感はどう対処する?

医師女性
原因不明のしびれが数日続く場合は、病院に行くことをおすすめします。

また、血糖値や血圧値が高めな人は生活習慣病による合併症の可能性があるため、早めに受診しましょう。

特に注意が必要な症状

  • じんじんする感覚
  • 大きな手につかまれるような感覚
  • 体の片側だけ感覚が異常
  • 呂律が回りにくい

という場合は注意が必要です。
脳梗塞などのリスクがあります。

受診するのは何科?

医師女性
皮膚の感覚異常だけのときは、まず皮膚科を受診しましょう。
その他にも症状があるという場合は、脳神経内科、脳神経外科を受診しましょう。

皮膚科を探す

脳神経外科を探す

皮膚の感覚がおかしい「3つの原因」

医師女性

皮膚の感覚異常は

  1. 自律神経失調症
  2. 椎間板ヘルニア
  3. 糖尿病性神経障害

が原因となっているケースが多いです。

それぞれを詳しく解説していきます。

原因① 自律神経失調症

医師女性
自律神経のバランスが崩れてしまい、心身に不調が起こる病気です。

自律神経失調症は、極度の過労やストレスによって、自律神経の乱れが起き、それが戻らなくなっている状態です。自律神経失調症になると体の様々な部分が不具合を起こします。皮膚の感覚の異常もそのひとつです。

皮膚の違和感の特徴

医師女性
しびれる感覚や、痛みなどを生じます。
片方だけに出るケースもよくあります。

皮膚の感覚異常が出やすい場所

  • 手足

など

どんな人が発症しやすい?

ストレスの多い人に発症しやすい傾向があります。
女性では、更年期を迎える時期に多く見られます。

自分でできる対処法は?

医師女性
  • 休息をとる
  • 生活リズムを整える
  • 過度のアルコール・カフェイン摂取を制限する

の3つを意識してください。

自律神経は、少しの生活習慣の乱れやホルモンの乱れでも混乱しやすい器官なので、適度な休養や休暇が必要となります。
休暇や休息は、家族や職場の協力も必要になります。

病院は何科?

医師女性
心療内科、精神科を受診しましょう。

病院に行かずに症状を放置するとうつ症状が悪化したり、治療に時間を要するようになります。症状が1ヶ月以上続く場合は受診をしましょう。

心療内科を探す

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原因② 椎間板ヘルニア

医師女性
背骨一つ一つの間にある「椎間板」という骨の間にあるクッション材が、飛び出てしまう病気です。

長時間の運転する人、猫背の人、同じ姿勢で仕事を続けなければいけない人など、椎間板を圧迫する姿勢を長く取っていると発症しやすいです。

皮膚の違和感の特徴

医師女性
椎間板が飛び出すと、皮膚の神経が圧迫されて、しびれピリピリと電気が走ったような感覚を感じるようになります。

皮膚の感覚異常が出やすい場所

 

<腰の椎間板ヘルニアの場合>

  • 腰周りや太もも
  • すね
  • 足指
  • 足の甲
  • 足の裏

<首の椎間板ヘルニアの場合>

  • 肩や腕
  • 手のひら
  • 手指

に多く現れます。

自分でできる対処法は?

医師女性
自己流ケアで治そうとするのはおすすめできません。
椎間板ヘルニアは、放置せず専門医の治療を受けましょう。

悪化すれば、強いしびれ・痛みで歩行困難になる人もいます。

病院は何科?

医師女性
整形外科を受診しましょう。

整形外科を探す

原因③ 糖尿病性神経障害

医師女性
糖尿病によって生じる合併症の一つです。神経に不調を生じさせます。

糖尿病を持っている中高年以上の男女、運動不足、食べ過ぎ、不規則な再喝が長く続いている人に多いです。

皮膚の違和感の特徴

医師女性
違和感は、左右対称に起こるのが特徴です。
しびれ刺すような痛み、じんじんする感覚、虫が這っているような感覚などを生じさせます。

皮膚の感覚異常が出やすい場所

  • 足の先
  • 足の裏

※ただし、手・指・顔など、いたるところで発生する。

自分でできる対処法は?

医師女性
血糖値のコントロールが必要です。
糖尿病がある人が、足の異常を感じたらすぐにかかりつけ医に相談するようにしましょう。

医師の指示のもと食事療法、運動療法、薬での治療を受けてください。

病院は何科?

医師女性
内科、糖尿病内科を受診しましょう。

病院に行かずに症状を放置すると、合併症を発症したり、指が壊疽したりする恐れがあります。

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早期受診をおすすめする理由

医師女性
もし重病だった場合、早期受診が治療の鍵となります。
心当たりのある方は、早めに病院へ行きましょう。
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背中の皮膚がピリピリ痛い!帯状疱疹や椎間板ヘルニアが原因かも。病院は何科?
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「背中の皮膚がピリピリ痛いのはなぜ?」 背中の皮膚が痛む原因を、お医者さんに聞いてみました。 帯状疱疹・椎間板ヘルニアといった病気の場合、悪化すると痛みが長引くこともあります。 心当たりのある症状がないか確認してみましょう。 背中の皮膚がピリピリ痛い…原因は何? 背中の皮膚がピリピリと痛む場合、血行不良によって一時的に神経痛を起こしている可能性が高いです。 これは 疲労の蓄積 無理な姿勢 などがキッカケとなって起こる症状です。 しばらく経って症状が落ち着くようであれば、心配いりません。 発症して間もないときは、入浴やストレッチで体を温めてみましょう。 血流を改善するとピリピリとした痛みが軽くなりやすいです。 症状が長引くときは、病気の疑いも 「背中の皮膚のピリピリとした痛み」が1日以上続く場合は、 帯状疱疹 椎間板ヘルニア といった病気も考えられます。 いずれの病気も、「ピリピリ・チクチクと痛む」「焼けつくように痛む」「ビーンと電気が走るように痛む」といった症状が出やすいです。 病名 どんな状態? 伴いやすい症状 帯状疱疹 水ぼうそうと同じウイルスによって、感染症を起こしている状態。 体の片側のかゆみ 体の片側の発疹・水ぶくれ 発熱 頭痛 椎間板ヘルニア 骨と骨の間にある「椎間板」が飛び出し、神経を圧迫している状態。 おしりや足の痛み・しびれ 体が動かしにくい 腰痛 「背中の片側のピリピリ痛」は、帯状疱疹かも 帯状疱疹が疑われる症状 体の片側のかゆみ 体の片側の発疹・水ぶくれ 発熱 頭痛 ※かゆみ・発疹等は、腕・胸・顔に出ることもあります。 帯状疱疹とは、過去に感染した「水ぼうそうのウイルス」が原因となって起こる感染症です。 初期症状として、背中の片側のかゆみ・ピリピリ痛などが現れることもあります。 この場合、背中のピリピリ痛が出た場所には、帯状の発疹・水ぶくれが出てくるようになります。 帯状疱疹の場合、皮膚の症状は1週間~1カ月ほどで自然に良くなっていきますが、神経痛などの後遺症が残ってしまうケースもあります。 帯状疱疹の原因 帯状疱疹の発症の主な原因は、免疫力の低下です。 そのため、 ストレスをため込んでいる 睡眠不足 不規則な生活を送っている といった人に発症しやすい傾向があります。 帯状疱疹は「皮膚科」で相談を 「背中の皮膚のピリピリ痛」で帯状疱疹を疑うときは、皮膚科で相談しましょう。 初期段階のうちに抗ウイルス薬を服用することで、帯状疱疹による頭痛・発熱、さらには後遺症も防ぎやすくなります。 帯状疱疹の後遺症には、長期に渡って痛みが続く、「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる病気もあります。 これは50歳以上の人の約2割に起こるといわれているため、特に中高年以降の方は早めの受診をおすすめします。 皮膚科を探す 「腰痛」「下半身のしびれ」を伴う人は、椎間板ヘルニアかも 椎間板ヘルニアの症状 背中の痛み・こわばり おしりや足の痛み・しびれ 体が動かしにくい 腰痛 椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある「椎間板」が飛び出てしまった状態です。 周囲の神経が圧迫されることで、背中の皮膚がピリピリと痛むことがあります。 椎間板ヘルニアの原因 背骨や椎間板に過度の圧がかかることで、発症します。 特に、 長時間座り仕事をする 重労働を仕事にしている 加齢で背骨が弱くなっている といった人は発症リスクが高いといえます。 自分でできる対処法はある?病院に行くべき? 軽度であれば自然に改善していくケースもあります。 まずは姿勢を正すなど、日常生活で背骨に負担がかからないようにしましょう。 ただし、セルフケアを行って1週間以上改善がみられないときは、整形外科で相談することをおすすめします。 体の痛み・しびれが強くなってきた場合は、早めに受診するようにしてください。 椎間板ヘルニアが悪化すると、歩行機能に支障をきたすリスクもあります。 整形外科を探す こんな症状は一度病院で診てもらおう 痛みが強い 毎日繰り返しピリピリ痛む 他にも体の不調を伴っている といった場合は、病気が疑われるため要注意です。 一度病院で診てもらいましょう。 上記症状には、帯状疱疹・椎間板ヘルニアといった病気も考えられます。 いずれも悪化すると痛みが長引きやすくなるため、早めの治療をおすすめします。 「背中の皮膚がピリピリ痛い」は何科で相談すればいい? 背中の皮膚にピリピリとした痛みがある場合、 帯状疱疹 → 「皮膚科」 椎間板ヘルニア → 「整形外科」 といったように、原因によっておすすめする診療科が異なります。 以下の表で症状を確認して、自分に合った診療科を選びましょう。 「皮膚科」がおすすめ 「整形外科」がおすすめ 体の片側のピリピリとした痛み・かゆみ 体の片側の発疹・水ぶくれ 背中のピリピリとした痛み 背中のこわばり おしりや足の痛み・しびれ 体が動かしにくい 腰痛 皮膚科を探す 整形外科を探す ▼参考 MSDマニュアル家庭版 神経障害性疼痛

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