もくじ
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「詰め物と歯の境目が茶色い…」
「汚れ？虫歯？」
詰め物と歯の境目が茶色くなる原因を、歯医者さんに聞いてみました。
茶色くなった箇所の治し方や、特に早く歯医者に行くべき症状なども解説します。
茶色い変色は歯に悪影響を及ぼすケースもあるため、放置はやめましょう。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
また、他にも
などが原因で、歯と詰め物の境目が茶色くなっているケースも考えられます。
「色の濃い飲食物」を頻繁に摂取していませんか？
カレー、チョコレート、紅茶、緑茶、コーヒー、ワイン など、色の濃い飲食物は、着色汚れを招きやすいと考えられます。
表面が凸凹するのは、長年の使用ですり減ったり、詰め物の成分が溶けてしまうことで引き起こるケースが多いです。
特に、保険適用の詰め物で使用されることが多い「レジン（プラスチック）」などは、劣化しやすい傾向があります。
＼詰め物の「寿命」の目安／
詰め物には、目安の寿命があり、劣化してきたら取り換える必要があります。
歯垢が入り込んでいる場合、「口臭がきつくなる」ことがあります。
「毎食後の歯磨き」はできていますか？
歯垢は、「食べカス」などが溜まってできる“細菌の塊”です。
毎食後の歯磨きで食べカスが取り除けていないと、歯垢が付着しやすくなります。
また、ダラダラ食べ、間食が多い食生活も、歯垢を作りやすくなります。
虫歯の場合、「冷たい飲み物や甘い物で痛む」ことがあります。
また、虫歯が悪化していたり、歯石が詰まると、境目が「黒くなる」こともあります。
「ダラダラ食べ」「間食」が多い食生活していませんか？
虫歯菌は、食事に含まれる「糖」をエサに酸を作り、歯を溶かします。
ダラダラと食べたり、間食が多く、口の中に食べ物がある時間が長いと、その分虫歯菌が歯を溶かしてしまい、虫歯ができやすくなります。
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原因 |
歯磨きで消せるかどうか |
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着色汚れ |
多少の色素であれば、落ちる可能性があります。 ただし、詰め物が劣化している場合は難しいです。 |
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境目に「歯垢」が入り込んでいる |
消せる可能性はあります。（ただし、詰め物の剥がれた部分の修理が必要） |
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虫歯になっている |
難しいです。 |
一方「虫歯」「詰め物の劣化」が原因の場合は、セルフケアでの改善は難しいです。
歯と詰め物の境目が茶色くなっていて、
などの症状を伴う場合は、特に早めに歯医者で受診しましょう。
上記症状には、詰め物の下の歯で虫歯が進行していることが疑われます。
歯医者では、
などの処置が行われます。
素材によって異なりますが、保険適用の詰め物の場合は、
が目安になります。
保険適用外の詰め物を選択した場合や、歯医者によっても異なるため、事前に歯医者さんに確認しましょう。
虫歯の進行度にもよりますが、1～3回程度の通院が必要になります。
費用は保険適用になり、1,500〜2万円程度と、歯の状態によって差があります。
「詰め物の材質の変更」という選択肢も
保険適用外の「セラミック」にすると、歯垢が付きにくく、虫歯予防の効果が期待できます。
費用面では負担が大きくなりますが、歯の健康にメリットがあります。
歯の寿命を縮めないためには、お口のトラブルを悪化させないことが大切です。
歯医者で受診すると、
などのメリットがあります。
歯と詰め物の境目が茶色くなっていると気づいたら、一度歯医者で相談することをおすすめします。
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