なぜ?「歯茎がめくれる…」歯肉弁や剥離性歯肉炎かも。白い・取れそうなのは大丈夫?

更新日:2023-08-31 | 公開日:2021-11-26
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なぜ?「歯茎がめくれる…」歯肉弁や剥離性歯肉炎かも。白い・取れそうなのは大丈夫?

「なぜ?歯茎がめくれる…」
「そのままにしておいて大丈夫?」

歯茎がめくれる症状について、歯医者さんに聞いてみました。
症状の原因や治し方についても解説します。

監修者
菊地 由利佳 先生


歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

なぜ?「歯茎がめくれる…」

医師女性
「歯茎がめくれる」という症状は、水ぶくれが生じて、それが潰れた(剥離性歯肉炎)ときに起こることが多いです。

歯茎がめくれていても、痛みなどがない場合は、あまり心配しなくても大丈夫です。
自然に消失していくことが多いので、そのまま様子を見てみましょう。

ただし、こんな症状は歯医者へ!

医師女性
  • めくれている部分に痛みがある
  • めくれている部分が大きい

などの症状があるときは、早めに歯医者で受診しましょう。

痛みがある場合、歯茎の炎症が起こっていると考えられます。
また、めくれている部分が大きいと汚れが溜まりやすくなるため、治療を受けることをおすすめします。

すぐに歯医者に行けない…そんな時は!

「毎食後に歯磨き・うがいをする」「めくれている部分を触らない」といった点を心がけ、口の中を清潔に保つようにしましょう。

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剥離性歯肉炎は、40代の女性に多い!

医師女性
剥離性歯肉炎は、歯茎が炎症を起こして、ただれてめくれている状態です。
今のところ原因は、はっきりと分かっていません。
40代前後の女性の発症が多いとされています。

「剥離性歯肉炎」の症状

  • 歯茎に赤い斑点ができる
  • 歯茎が赤く腫れる・出血する
  • 歯茎に触れるとヒリヒリと痛む

※軽度の場合は、痛みを感じないケースが多いです

「剥離性歯肉炎」は、まず歯茎に小さな水ぶくれができます。
それが潰れることによって、歯茎がめくれたり、歯茎がただれたりします。
症状が見られる範囲としては、数本の歯のこともあれば、口全体に広がることもあります。

どうやって治すの?

医師女性
原因がはっきりしないため、対症療法が基本となります。

歯医者では、

  • 歯石の除去
  • 歯のクリーニング(PMTC)
  • 抗菌薬の使用

などの治療を行います。

「痛みが強い」場合は、毛先がやわらかい歯ブラシで優しく歯磨きを行います。
また、「ただれの症状が強い」場合は、ステロイドの軟膏を使用します。

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