なぜ？ホワイトニングで知覚過敏に。すぐ治る？めちゃくちゃ痛いときはどうすれば…？

「ホワイトニングをすると知覚過敏が痛い…！」
「治し方を教えて！」

ホワイトニングで知覚過敏が痛む理由を歯医者さんに聞きました。
痛みを和らげる対処法も詳しく解説します。

監修者

歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

ホワイトニングで知覚過敏が「めちゃくちゃ痛い」

ホワイトニングの薬剤の刺激が歯の神経に伝わると、歯がしみる・痛いという症状が出ます。
知覚過敏の人は刺激が伝わりやすい状態なので、痛みが強く出る傾向があります。

こんな人も痛みが出やすい

• 歯にヒビが入っている
• 歯が欠けている

などの場合も、ホワイトニング剤が歯の中にまで浸透して、しみるような痛みを感じやすいです。

痛みは…何日くらいで治まる？

個人差がありますが、数時間〜数日で治まるケースが多いです。

痛みが治まらないときの対処法

1. 冷たいものや熱いものを避ける
2. 鎮痛薬を飲む
3. 知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

などの対処で痛みの緩和が期待できます。

対処法①　冷たいものや熱いものを避ける

冷たいものや熱いものは歯の刺激となるため、痛みを悪化させる原因となります。
ホワイトニングから24時間以内は避けましょう。

対処法②　鎮痛薬を飲む

痛みが強い場合には、市販の鎮痛薬（ロキソニンなど）を飲むのも良いでしょう。

ただし、事前に薬剤師に相談してから服用することをおすすめします。

対処法③　知覚過敏用の歯磨き粉を使用する

知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると、歯の表面がコーティングされて知覚過敏の症状の緩和につながります。

知覚過敏の人はホワイトニングができないの？

重度の知覚過敏の場合、ホワイトニングができないこともあります。

重度の知覚過敏の場合、何もしていなくても歯がズキズキと痛くなります。刺激が伝わりやすい状態なので、痛みが強く出る傾向があるためホワイトニングができない可能性があります。

次のホワイトニングの痛みを軽減したい…

1. 正しい歯磨きを心がける
2. 知覚過敏の治療を受ける
3. 虫歯の治療をしておく
4. 歯周病の治療をしておく

などの対策を行うことで、痛みを軽減できることがあります。

対策①　正しい歯磨きを心がける

日頃から正しい歯磨きを心がけ、虫歯や歯周病にならないようにしましょう。
虫歯や歯周病があると、ホワイトニングができないことがあります。

また、歯ブラシだけでは、歯と歯の間のプラークを綺麗に取り除くのは難しいです。
デンタルフロスや歯間ブラシも一緒に使いましょう。

対策②　知覚過敏の治療を受ける

知覚過敏がある状態だと、どうしても痛みを感じやすいものです。
歯医者では知覚過敏の治療も行っているので、一度相談してみると良いでしょう。

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対策③　虫歯の治療をしておく

虫歯があると、ホワイトニングにより歯がしみやすくなるため、事前に治しておきましょう。

初期虫歯の「歯に穴が開いていない・表面が白くなっている状態」の場合であれば、プラークを溜めないためにフッ化物などを活用して再石灰化（※）させます。

進行した虫歯の「穴が開いている状態」の場合には、細菌が入った虫歯部分を削る治療を行います。
削った後は、そこに金属やセラミックスなどの人工材料を被せたり、白いプラスチックを詰めたりして、歯の形に回復させます。

（※）再石灰化…歯の自然修復力

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対策④　歯周病の治療をしておく

歯周病で歯茎が下がっていたり、歯茎に炎症が起きていたりすると、知覚過敏を起こしやすくなります。
事前に歯周病の治療を受けましょう。

歯周病の治療は、歯石の除去と歯磨き指導がメインです。
噛み合わせに問題がある場合には、歯の一部を削って噛み合わせの調整を行います。

上記したような治療を行っても改善されない場合には、外科的手術を行うこともあります。

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痛みの少ないホワイトニング方法は？

「ポリリン酸ホワイトニング」というホワイトニング方法があります。
ポリリン酸で歯の表面をコーティングするため、痛みの少ないのが特徴です。

「ポリリン酸ホワイトニング」を取り扱っている歯医者でのみ受けられるホワイトニングです。

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