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3歳児健診や、小学校の検尿で「血尿」判定が!
子どもの「潜在的な血尿」の原因をお医者さんに聞きました。
「治すためにできること」も解説するので、しっかり読みましょう。
高座渋谷つばさクリニック
院長
武井 智昭先生
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
目で見ても色はわからない血尿を顕微鏡的血尿と言います。尿検査をして血液が出ていることに気がつきます。
しかし、子どもの場合は血尿が発見されても、病気があると決まったわけではありません。多くが一時的なものですが、念のため腎臓や腎臓以外の部分に異常があるかを確認する必要があります。
ただし、慢性腎炎や、溶連菌感染による急性腎炎であるケースもあるので、検査は必要です。
知っておこう!「溶連菌」感染後の血尿について
子どもの風邪の一種、溶血性連鎖球菌(溶連菌感染症)の感染が血尿の原因となることがあります。
4歳~10歳くらいまでの子どもが感染しやすい病気です。秋から春頃にかけ感染が増えます。喉の腫れや扁桃腺の炎症・発熱・体の発疹などが出たら感染が疑われます。抗菌薬の治療を行わない場合には、快方後1〜2週間は、「体や顔のむくみがないか」や「尿が減っていないか」と子どもの様子を観察しておくとよいでしょう。
むくみや尿の異常(肉眼的にわかる血尿)が見られた場合は、早急に病院を受診しましょう。
検査の結果が出るまでは、できるだけ安静にしましょう。多くが、疲れが溜まっている時や病気の後に一時的に起こる現象です。疲れをとれば自然に血尿も止まっていくでしょう。
血尿と同時に蛋白尿をチェックしますが、「血尿のみ、尿蛋白なし」であれば、腎機能には問題がないことが多いです。
しかし、「尿蛋白あり」の場合は、腎臓に異常がある(慢性腎炎など)の可能性があります。長期的なフォローアップが必要です。
※小児科で検査後に、専門機関を紹介される場合もあります。
初めは1ヶ月ごとに行い、特に変化がなければ感覚を数ヶ月おき・半年・1年などと開けていきます。
また、定期的に尿をチェックして、血が混じっているなどの変化がないか見ておくとよいでしょう。急激に顔がむくみ、目で見てもわかる血尿が出るなどする急性腎炎を発症する子供もいます。
溶連菌感染症後の急性腎炎であれば、入院をして水分制限、血圧を下げる薬、排尿を促す薬などにより改善するまで経過をみていきます。
慢性腎炎となると薬物療法・食事療法が必要となりますが、軽度の場合は、経過観察を行うこともあります。
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