【子どもの無呼吸症候群チェック】大きないびきに注意。原因は?何科に行くべき?

更新日:2023-08-24 | 公開日:2020-10-01
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【子どもの無呼吸症候群チェック】大きないびきに注意。原因は?何科に行くべき?

「子どものいびきがうるさい」 「寝ているとき、呼吸が苦しそう…」

もしかして、それは「小児睡眠時無呼吸症候群」かもしれません。

監修者
武井 智昭 先生

高座渋谷つばさクリニック
院長

武井 智昭先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

子どもの無呼吸症候群チェック

  • 大きないびきを繰り返す
  • カッカッという呼吸(呼吸が再開するような音)
  • みぞおちがペコペコへこむ(陥没呼吸)
  • 夜中に何度もおきる
  • 10秒までは呼吸が止まらないが、2回分の呼吸停止が確認できる
  • 口を開いて眠っている
  • 咳や嘔吐でよく起きる
  • 寝汗をかく
  • おねしょがある 
  • (ひどい場合)チアノーゼを起こす

など

正式な「診断基準」は

睡眠中の呼吸データを検証し、無呼吸の時間が1時間に1〜2回分の呼吸停止があれば無呼吸と診断できるとされています。

無呼吸症候群の子どもの特徴

無呼吸症候群 子供 ばんざい寝

日常生活にあらわれる症状として、次のようなものがあります。

  • 口呼吸
  • 肥満
  • 注意力の低下、学力の低下
  • 日中の傾眠傾向

なぜ?無呼吸症候群の原因

医師男性
鼻呼吸障害を引き起こす、アレルギー鼻炎、アデノイド肥大、扁桃肥大などが主な原因です。または、骨格肥満などが影響する子供もいます。

改善のためできること

医師男性
まずは、耳鼻咽喉科あるいは小児科での診察を受けましょう。

原因が治療可能であれば治療を受ければ症状がよくなります。

また、日常では、枕の高さがあっているか、肥満傾向には食生活改善と運動を取り入れる必要もあります。また、早寝早起きで生活リズムの調整もしましょう。

病院に行くべき目安

医師男性
風邪や感染症の後の鼻づまりではない時にも、顔色不良などの無呼吸を確認した際は、受診しましょう。

子どもの場合、アデノイド肥大や口呼吸などは、一時的なもので自然によくなっていく場合も確かにあります。しかし、原因が複数ある場合もあるので注意が必要です。

病院は何科?

医師男性
耳鼻いんこう科・呼吸器内科など、無呼吸症候群の治療を専門としている医師に相談しましょう。

どの病院に行けばいいか迷う場合は、一度かかりつけの小児科医あるいは耳鼻科に相談して、適した医療機関を紹介してもらう方法もあります。

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