2型糖尿病を発症したとしても、医師と相談しながら適切に血糖値のコントロールをすることができていれば、「絶対に高カロリーなものを食べてはいけない」「絶対にお酒を飲んではいけない」というわけではありません。
2型糖尿病と診断されたら、まずは病気をよく理解し、自己管理の重要性を確認し、糖尿病と向き合う準備をすることから始めましょう。
糖尿病になったら「やってはいけないこと」「控えるべきこと」を解説します。
監修者
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医
岡村 信良先生
経歴
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
糖尿病の人が「食べすぎてはダメなもの」
糖尿病を患っている人は、次に紹介する食べ物や飲み物を控え、バランスのよい食事を心がけてください。
GI値が高い食べ物
|
白米、白いパン、もち米、マッシュポテト、フライドポテト、ドーナッツなど
|
糖分が多い食べ物
|
スナック菓子、ケーキ、ドーナツ、クッキー、飴、菓子パン、和菓子など
|
塩分が多い食べ物
|
ラーメン、うどん、干物、漬物、練り物、加工品、調味料など
|
アルコール飲料
|
ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、ブランデー、カクテルなど
|
糖分の多い飲み物
|
コーラやジュース、スポーツ飲料などの清涼飲料水、砂糖の入ったコーヒーや紅茶、など
|
アルコールは種類によらず、アルコール自体が血糖値を上げるので、注意しましょう。
また、空腹の際に上記の「血糖値が上がりやすい食べ物」を食べると急激に血糖値が上昇するので、避けましょう。
GI値が高い食べ物
GI(グリセミック・インデックス)値とは、食後の血糖値の上昇度を示す指標です。
この値が高い食品は、食後の血糖値を急激に上げやすいので注意が必要です。
食べるときは
- 事前に食物繊維の多い野菜を食べる
- よく噛んで食べる
- 主食は1人前分より多くとらない
ようにして、血糖値の急上昇を避けましょう。
こんな主食がおすすめ
精製されていない玄米や全粒粉(ぜんりゅうふん)などは消化に時間がかかるので、血糖値の上がり方もゆるやかです。
糖分が多い食べ物
糖分が多い食べ物は、血糖値を急上昇させるおそれがあるので、できるだけ避けてください。
食べるときは、1人前を守り、空腹の時にはその食品から食べないようにしてください。
塩分が多い食べ物
塩分が多い食べ物は血圧を上昇させる恐れがあるので、できるだけ避けてください。
1日の塩分摂取量の目安
1日塩分量は、
が目安なので、超えないように注意しましょう。
(医師の指示がある場合はその指示に従って下さい。)
アルコール飲料
アルコール飲料は血糖値を上昇させる恐れがあるので、できるだけ避けてください。
1日のアルコール摂取量目安
飲むときは、1日平均純アルコールで20g程度にしましょう。
- ビール:中瓶1本まで
- 日本酒:1合まで
- ウイスキー:ダブルで1杯まで
(医師の指示がある場合はその指示に従って下さい。)
糖分の多い飲み物
糖分の多い飲み物は血糖値を急上昇させる恐れがあるので、できるだけ避けてください。
ジュースは1日1本くらいまでにし、空腹の時にはその飲料から飲まないようにしてください。
(医師の指示がある場合はその指示に従って下さい。)
糖尿病の人は注意!「ダメな食べ方」
糖尿病になったら
- 間食(ダラダラ食い)
- 早食い
- 大食い
- 外食ばっかり
の食事をしないようにしましょう。
注意① 間食(ダラダラ食い)はやめよう!
食事と食事の間は、血糖値を下げるために必須の時間です。
間食をすると血糖値が高い状態が継続されるので、できるだけ控えてください。
また、ダラダラ食べていると、常に胃腸を働かせることになるので、胃腸に負担がかかって、消化不良が起こりやすくなります。
注意② 早食いはやめよう!
早食いは、食べている量を把握しづらくなり、ついつい食べ過ぎてしまいます。
また、早食いはよく噛まずに飲み込んでしまうため、食べ物の消化を阻害してしまいます。
そのため、インスリンが十分な働きができず、血糖値を上昇させることがあります。
注意③ 大食いはやめよう!
満腹になるまで食べたりせず、腹八分目を心がけてください。
血糖値は食事の量に比例して上昇するので、食べ過ぎは血糖値を上昇させる要因になります。
ゆっくりとよく噛んで食べることで、食べ過ぎを抑え、食事の量を腹八分目に抑えられます。
注意④ 外食ばっかりはやめよう!
外食は、「カロリーが高い」「塩分を多く含む」食事が、比較的が多いため、注意が必要です。
外食の回数を控えて家で食事をしたり、カロリー控えめの食事を提供する店を選んだりして、カロリーや栄養バランスを気にした食事を心がけましょう。
食べる順番にも気をつけよう!
糖尿病を患っている人は、食事のときの食べる順番も注意しましょう。
NGな食べる順番
- ご飯、パン、麺など主食のものから食べる
- お菓子を先に摘む
といった順番だと、血糖値が上がりやすくなります。
特に空腹のときに糖質から食べると、血糖値が上がりやすくなります。
OKの食べる順番
食物繊維が多いものを先に食べると、糖質の吸収が抑えられ、血糖値が急上昇するのを防ぐことができます。
また、野菜類、スープ類、お肉やお魚などの「たんぱく質」などは血糖値に影響を与えにくいので、これらを食べてから主食を食べましょう。
糖尿病の人の「食事のとりかた」
食事をするときは、早食いに気をつけて、よく噛んでゆっくり食べるようにしてください。
糖尿病はインスリンが十分に働かず、血糖が増えてしまうので、血糖値が急上昇するのを抑える「食物繊維」の多い食品などをよく食べるようにしましょう。
おすすめの食品
- 玄米、胚芽米
- 生野菜(トマト、なす、きゅうり、キャベツなど)
- キノコ類(しいたけ、まいたけ、エリンギ、えのき など)
- 海藻類(わかめ、めかぶ、ひじき など)
- 豆類(納豆、高野豆腐、おから、豆腐 など)
- 芋類(こんにゃく、里芋、しらたき など)
|
食事以外も…糖尿病の人が気をつける3つのこと
糖尿病は、1日の暴飲暴食が原因ではなく、不規則な生活、運動不足、喫煙といった不健康な生活が日常的に続くと、血糖値をコントロールできなくなって発症します。
糖尿病を「改善する」「悪化させる」は生活習慣にかかっています。
治療を途中で放棄するのはNG
治療を途中でやめてしまうと糖尿病はどんどん進行し、合併症等を引き起こし、気付いたときにはもう遅いという状態になりかねません。
「2型糖尿病」と診断されたら、その事実を受け止めて、着実に治療を続けていくことが大切です。
もし「守れなかった」場合は…
食事や運動の習慣など、いままでの生活をいきなり変えるのは容易なことではないと思います。
大食いや早食いといったダメな食べ方や、運動しなかったり、喫煙をしてしまったりしたとしても、それがほんの数回であったり、医師に相談したうえで、あなた自身で血糖値をコントロールできていれば、さほど問題視されることはないでしょう。
糖尿病患者が気をつけるべきことをしっかり把握し、思い当たるところは是正していきましょう。
糖尿病は「生活習慣」にかかっている
糖尿病を「改善する」「悪化させる」は生活習慣にかかっています。
“生活習慣病”とも言われる2型糖尿病は、その名の通り「生活習慣」が大きく関与しています。
忘年会や新年会といった宴会では、ある程度は、自由に食べて飲んでも良いと思います。
会の前日や翌日に食べる量を調整するようにしましょう。
1日の暴飲暴食ですぐに糖尿病になるのではなく、暴飲暴食や不摂生が1週間、1ヶ月、1年と日常的に続いたとき、血糖値をコントロールするのが難しくなり、糖尿病が悪化する可能性があります。
内科を探す
合わせて読みたい
2022-05-30
「血糖値を下げたい!」
「室内でできる効果的な運動は?」
室内で手軽にできる「血糖値を下げる運動」を、パーソナルトレーナーにききました。
有酸素運動・筋力トレーニングの方法を詳しく紹介しますので、血糖値を改善させたい方は必見です。
室内OK!手軽な「血糖値を下げる運動」
踏み台昇降トレーニング
ラジオ体操
太もも上げ
カーフレイズ
ワイドスクワット
血糖値を下げたい方には、上記のような有酸素運動や筋トレがおすすめです。
無理なくできるものを、毎日継続して行うようにしましょう。
「有酸素運動」で筋肉への血流が増加すると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれて「インスリンの作用」が向上しやすくなります。
さらに「筋トレ」による筋肉量増加も、インスリンの作用の向上につながり、血糖値が低下しやすくなります。
ただし、運動を停止するとその作用は3日間ほどで消失してしまうため、継続して行うことが大切です。
また、最初から「強度の高い運動」するのは控えてください。
体に過度の負荷がかかると、エネルギー補充のために一時的に血糖値が上昇する場合があります。
運動① 踏み台昇降トレーニング
高さがある台を用意する
台の前に立ち、片足ずつ台の上に足を乗せる
片足ずつ台から足を下ろす
②~③を繰り返し行う
1回5~10分程度・1日3回を目安に行いましょう。
食後30~60分以内に行うとより有効性が高まります。
運動する習慣がない人は、最初は台を壁に沿わせて置き、片手を壁について昇降すると安全です。
1回目2回目と向きを変え、壁につく手を入れ替えながら行うと、左右差が出にくくなります。
踏み台昇降トレーニングは、有酸素運動になるだけでなく「下半身の筋力増強」も期待できるため、血糖値の改善におすすめの運動です。
運動② ラジオ体操
ラジオ体操第一を行う
続けてラジオ体操第二を行う
大きく深呼吸して呼吸を整える
心地よいと感じる程度の動かし方で、ラジオ体操をしましょう。
反動をつけて伸ばし過ぎたり、曲げ過ぎたりすると、関節や筋を痛める恐れがあります。
ラジオ体操第一、第二を合わせると約6分間の有酸素運動になります。
エネルギー消費量は多くはないですが、心拍数は90~100回/分程度まで上昇します。
歩行と同じくらいの運動量が期待できるため、血糖値の低下につながるでしょう。
運動③ 太もも上げ
まっすぐ前を見て太ももを上げる
リズミカルに、左右交互に肘と膝をタッチさせる(60秒~90秒)
1セット10~20回ほど行いましょう。
血糖値が上昇している「食後30~60分以内」に行うのがおすすめです。
太もも上げでブドウ糖をすぐに消費すると、血糖値が低下しやすくなります。
運動を習慣化することでインスリンが作用しやすい体質になり、血糖値の長期的な低下につながるでしょう。
運動④ カーフレイズ
立った状態で背筋を伸ばし、足を肩幅程度に広げる
①の状態のまま、かかとを上げてつま先立ちになる(3秒間キープ)
両足のかかとを「ストン」という感覚で下ろす
1セット30回・1日2~3回を目安に行いましょう。
転倒の恐れがある場合は、イス等の背につかまって、バランスを取りながらゆっくり行ってください。
カーフレイズは、ふくらはぎの筋肉を大きく使うことのできるトレーニングです。
ふくらはぎの筋肉量を増やすことで、インスリン分泌による効果が高まり、血糖値は下がりやすくなります。
また、かかとの骨に軽い刺激が加わると、骨から「オステオカルシン」というホルモンが分泌されます。
オステオカルシンには、インスリン分泌を増やし、血糖値を低下させる作用が期待できると考えられています。
運動⑤ ワイドスクワット
立った状態で両足を肩幅の2倍ほどに開く
つま先を外側に斜め45度程度にする
背中を丸めずゆっくりお尻を突き出すように、膝を曲げながら腰を落とす(※)
③の状態で一度静止してから、ゆっくり元の位置に戻す
※膝はつま先と同じ方向にしっかり開きつつ、つま先より前に出さないようしましょう。
5回を1セットとして、1日3セットを目安に行いましょう
より強く筋肉に負荷をかけたい方は、膝が90度くらいになるまで曲げてみてください。
人間の筋肉の約70%は下半身に存在しています。
その中でも特に太い筋肉がある「太もも」を鍛えると、糖・脂肪をエネルギーとして効率良く消費できるようになり、血糖値の低下につながると考えられています。
運動以外にもある「血糖値の急上昇を防ぐ方法」
副菜→主菜→主食の順で食べることで、食後の急激な血糖値上昇を抑制できます。
また、よく噛んでゆっくり食べると、満腹感を感じやすくなって食べ過ぎ防止につながります。
①副菜(食物繊維)
野菜/きのこ/海藻 など
②主菜(タンパク質)
お肉/魚/大豆製品など
③主食(炭水化物)
ご飯/麺/パン など
血糖値が高めな方は、運動だけでなく普段の食事の摂り方も見直してみるとよいでしょう。
▼参考
立命館大学 生命科学部
食後の血糖値は運動で下がる。でもどれくらいの運動が最適なの?
国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター 糖尿病の運動のはなし
公益社団法人 青森県医師会
自宅・職場でできる簡単エクササイズ!-目的別エクササイズ
久留米大学病院 にこにこステップ運動とは
合わせて読みたい
2022-05-30
「食後の血糖値を下げたい…!」
「どんな飲み物がおすすめ?」
コンビニで買える「血糖値を下げる飲み物」を、栄養士さんに聞いてみました。
効果的な飲み方・NGな飲み物も詳しく解説しますので、血糖値を改善させたい方は必見です。
コンビニで買える「血糖値下げる飲み物」一覧
からだすこやか茶W
蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)
ペプシスペシャルゼロ
パーフェクトフリー
野菜一日これ一本Plus
牛乳
「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」の表示がある飲み物は、基本的におすすめです。
トクホの飲み物は、「食後の血糖値の上昇を穏やかにする」と記載されたものを選ぶとよいでしょう。
これらの飲み物は、食事中の糖の消化吸収スピードを遅らせる成分を含むため、食後の血糖値上昇が抑制されます。
ただし、これらを飲んだだけで血糖値の上昇が完全に抑えられるわけではありません。
あくまでも「糖質に注意した食生活」の補助として使いましょう。
「特定保健用食品(トクホ)」は、国による有効性と安全性の審査を受け、消費者庁長官の許可を得て販売している商品です。
血糖値が高めの方が糖質を摂取する際にトクホを利用すると、血糖値の上昇を抑える効果が得られるという結果は出ています。
「機能性表示食品」は、特定保健用食品のように国による審査はありません。
しかし、事業者の責任において摂取に関する安全性を確保することを前提とし、科学的根拠に基づいた機能を表示しているため、血糖値の上昇抑制が期待できるといえます。
おすすめ① からだすこやか茶W
画像引用元:https://www.cocacola.co.jp/brands/karadasukoyakacha
「特定保健用食品(トクホ)」のお茶です。
「難消化性デキストリン」の効果で、糖質の消化吸収を遅らせて、食後血糖値の上昇を抑制します。
「からだすこやか茶W」は、食事のたびに1本(350ml)・1日3回が目安です。
似ている商品
綾鷹 特選茶
伊右衛門プラス おいしい糖質対策
といった商品も、からだすこやか茶Wと同じように血糖値の上昇抑制が期待できます。
これらは食事の際に1本(500ml)、1日1回が目安になっています。
3食の中で特に糖質が多いと感じる食事の際に飲むとよいですね。
おすすめ② 蕃爽麗茶(ばんそうれいちゃ)
画像引用元:https://www.yakult.co.jp/bansoreicha/
「特定保健用食品(トクホ)」のお茶です。
「グァバ葉ポリフェノール」の効果で、糖質分解酵素の働きを抑えてブドウ糖の吸収をおだやかにし、食後の血糖値の上昇を抑制します。
「蕃爽麗茶」は1回の食事につき200ml、1日3回飲むのが目安です。
ノンカフェインなので、妊娠中・授乳中など、カフェインを控えたい方にもおすすめです。
おすすめ③ ペプシスペシャルゼロ
画像引用元:https://products.suntory.co.jp/d/4901777235984/
「特定保健用食品(トクホ)」のコーラ飲料です。
「難消化性デキストリン」の働きで、同時に摂った糖質の消化吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑制します。
「ペプシスペシャルゼロ」は食事の際に1本(490ml)・1日1回が目安です。
食事中の糖質の吸収を緩やかにしてくれるものなので、1日の間で少しずつではなく、食事の際に目安量を摂ることがポイントです。
おすすめ④ 野菜一日これ一本Plus
画像引用元:https://www.kagome.co.jp/products/drink/A3347/
「機能性表示食品」の野菜ジュースです。
「トマト由来食物繊維」の効果により、糖の吸収を抑制して、食後血糖値の上昇を抑える作用が期待できます。
「野菜一日これ一本Plus」は食事の際に1本(265g)・1日1回が目安です。
さまざまな野菜が含まれているので、野菜不足が気になる方にもおすすめです。
おすすめ⑤ パーフェクトフリー
画像引用元:https://products.kirin.co.jp/alcohol/nonalcohol/detail.html?id=15
「機能性表示食品」のノンアルコールビールです。
「難消化性デキストリン」の働きで、同時に摂った糖質の消化吸収を遅らせ、食後の血糖値上昇を抑制します。
「パーフェクトフリー」は食事の際に1本(350ml)・1日1回が目安です。
なお、摂っていることに安心して食事を食べ過ぎてしまったり、早食いしてしまったりしないように注意しましょう。
おすすめ⑥ 牛乳
牛乳に含まれる「たんぱく質」と「脂質」が作用し、食後血糖値の上昇を抑制すると考えられます。
食事と一緒に200ml程度を飲むのが良いでしょう。
なお、牛乳には「糖質」や「脂質」といったエネルギーを含まれているので、食事全体のバランスを考え、飲みすぎに注意しましょう。
いつ飲むのがベスト?
食事と一緒に摂るのがおすすめです。
いずれの飲み物も、飲めば血糖値が下がるというものではなく、あくまでも「食後時中の糖質の吸収を穏やかにする」ものです。
こんな「食事」を心がけよう!
血糖値が気になる方は、
食事にお酢を15ml程度使う
野菜・海藻などから食べる
ゆっくり食べる
といった点を心がけて食事するとよいでしょう。
お酢に含まれる「酢酸」や、野菜・海藻に含まれる「食物繊維」には、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
また、早食いすると糖質が一気に体内に入ってきてしまうので、注意して食べましょう。
血糖値が気になるときは…この飲み物は避けて!
血糖値の急上昇を招きやすい飲み物
炭酸飲料
果汁飲料
砂糖入りのコーヒー飲料
砂糖入りの紅茶飲料
スポーツドリンク
上記の飲み物は糖質量が多く、消化に時間がかからない糖分が含まれているので、血糖値が急上昇しやすくなります。
果汁飲料は健康的なイメージもありますが、糖質量が多いので飲みすぎに注意しましょう。
糖質に糖質を重ねると血糖値が急上昇しやすいので、特にパン・お菓子などと一緒に摂るのはNGです。
また、体を動かしたり、発汗したりしていない時に「スポーツドリンク」をたくさん飲まないようにしましょう。
スポーツドリンクには、エネルギー補給とすばやい水分吸収のために「糖質」がある程度含まれているので、運動時以外で飲むと血糖値が上昇しやすくなります。
どうしても飲みたいときは運動するのがおすすめ
糖質の入った甘い飲み物が飲みたいときは、「飲んだ後に体を動かす」と決めるとよいでしょう。
ウォーキング・ジョギング・サイクリングなどの有酸素運動を行うと、糖の代謝が促されます。
▼参考
特定保健用食品(トクホ)とは|「健康食品」の安全性・有効性情報
難消化性デキストリン|「健康食品」の安全性・有効性情報
酢の力|ミツカン
食酢の食後血糖上昇抑制効果|糖尿病 54(3):192~199,2011
血糖値コントロールで糖尿病&肥満の予防・改善を|一般社団法人 Jミルク
女子大学生における米飯の食後血糖に及ぼす牛乳中たんぱく質・脂質の血糖上昇抑制効果
健常女子大学生における米飯の食後血糖に及ぼす 食物繊維,酢,油,大豆製品,牛乳・乳製品の影響
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書