もくじ
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高齢者が頭を打ったら、病院に行くべき?
受診の目安となる症状は?
「高齢者が頭部を打撲したときの受診目安」をお医者さんに聞きました。
転倒後に確認すべきポイントや応急処置の方法も解説します。
放置していると命に関わる恐れもあるので、要注意な症状をチェックしましょう。
かつしかキュアクリニック
院長
永澤 守先生
平成14年福井医科大学(現福井大学医学部)卒業
岐阜大学高齢科神経内科入局後松波総合病院にて内科研修、
岐阜大学高次救命救急センター出向。
美濃市立美濃病院内科。
東京さくら病院及び同認知症疾患センター勤務の後
令和元年7月かつしかキュアクリニック開業。
頭を打ったのであれば、念のため病院に行くことをおすすめします。
高齢者の場合は、自覚症状がなかったり、打った箇所の見た目に変化がなかったりしても安心はできません。
特に、下記の症状に一つでも当てはまる場合は、必ず病院で受診しましょう。
見た目の変化 |
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体の異変 |
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意識の状態 |
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これらの症状がある場合、頭の内部に何らかの異常が生じていることが疑われます。
という場合は、脳出血・脳挫傷といった「脳に損傷を受けている状態」が疑われるので、早急に受診が必要です。
自力で移動出来ない場合は、躊躇せず救急車を呼びましょう。
病院は「脳神経外科」で受診するとよいでしょう。
脳神経外科であれば、頭の内側や脳の状態を詳しく調べてもらえます。
注意したい病気「慢性硬膜下血腫」
慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)とは、頭の内部の血溜まりによって、「認知機能」や「身体機能」に様々な異常が起こる病気です。
頭を打ってから数カ月後かけて血が溜まっていくため、症状が徐々に出てくる点が特徴です。
発症すると、
などの症状が出てくることがあります。
放置すると命に関わることもあるため、注意が必要です。
たんこぶは、皮膚の中の血管が破れて、体液や血液が溜まっている状態です。
危険がないものは徐々に吸収されてなくなりますが、見た目で判断することはできません。
頭の中で出血が起こっている場合、放置していると後遺症や死亡のリスクが高くなります。
たんこぶが見られるときも、早めに病院で診てもらいましょう。
頭を打ったときは、以下のように対処しましょう。
応急処置を施した後は、なるべく早く医療機関を受診してください。
付き添いの方は、頭を打った時の状況や直後の様子を医師に伝えられるようにしておきましょう。
意識がない場合は、救急車を呼んでください。
※止血の際には、体を揺らさないように注意してください。
止血から3分経っても血が止まらないときは、急いで救急車の手配をしましょう。
保冷剤をタオルで包んで冷やします。
打った箇所全体を冷やすようにしてください。
応急処置の注意点
応急処置の間は、体を動かさず、安静にさせましょう。
吐き気・嘔吐がある場合は、顔を横向きにして寝かせてください。
脳神経外科では、問診・CT検査・MRI検査などにより、頭部に異変が生じていないか診察します。
治療は、状態に応じて、傷口の縫合・手術・飲み薬の処方などを行います。
頭部の状態 |
治療内容例 |
頭からの出血が止まらない |
傷口を縫う |
怪我が大きく出血が多い |
手術 |
出血が頭の内部で溜まっている |
経過観察・飲み薬の処方・手術 |
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
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