なぜ？歯茎の下半分が赤い…ストレスやタバコが原因かも。歯周病の進行に注意！

「歯茎の下半分が赤い…なぜ？」
「治すにはどうすれば？」

歯茎の下半分が赤くなる原因を、歯医者さんに聞いてみました。
歯茎の出血・痛みがある人は、歯周病の悪化も疑われるため要注意です。

歯茎の下半分が赤い…これはなぜ？

歯茎の下半分が赤いのは、歯茎に「細菌感染」が起こっている可能性が高いです。

考えられる原因としては、口内環境の悪化、免疫力の低下が挙げられます。

• 歯磨きが不十分な人
• ストレスや疲労が溜まっている人
• 食生活が偏っている人
• タバコを吸う人

に起こりやすい症状だと言えます。

この症状は大丈夫？歯医者行くべき？

歯茎の出血や痛みがない人は、セルフケアで様子を見ても大丈夫でしょう。
この場合、丁寧な歯磨きで口の中を清潔にすると、症状の改善が期待できます。

「歯茎の出血・痛み」がある人は歯医者で相談を

歯茎の出血・痛みがある場合は、歯周病の悪化も疑われます。
歯を失うリスクを避けるためにも、一度歯医者で相談しましょう。

また、セルフケアで改善が見られない場合にも、歯医者の受診をおすすめします。

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歯茎の下半分が赤くなる2つの病気

1. 急性壊死性潰瘍性歯肉炎（急激に進行）
2. 歯周病（少しずつ進行）

などの病気になっている可能性があります。

それぞれの症状の特徴や、治療法を解説します。

病気①　急性壊死性潰瘍性歯肉炎（急激に進行）

口の中の常在菌が過剰に増えてしまう病気です。
細菌感染によって歯茎が炎症を起こすため、下半分が赤くなります。

症状が早いスピードで進行する場合、急性壊死性潰瘍性歯肉炎が疑われます。

歯磨き不足の人、疲労やストレスが溜まっている人に発症しやすいです。
悪化すると、痛みや出血などによって会話や食事がしにくくなり、日常生活に支障をきたすおそれがあります。

症状の特徴

• 歯と歯の間の歯茎の先端が「えぐれたような状態」になる
• 歯茎の下が「灰色の膜で覆われる」
• 歯茎から出血する
• 歯茎が痛む
• 唾液の量が多くなる
• 口臭が強くなる
• リンパ節が腫れる
• 発熱する　など

発症の原因

「免疫力の低下」や「口内環境の悪さ」が原因で、細菌感染を起こして発症します。

発症のきっかけとしては、

• 不十分な歯磨き
• 喫煙習慣
• ストレス・疲労の蓄積
• 睡眠不足
• 栄養が偏った食事
• 免疫抑制剤の使用

などが挙げられます。

どんな治療を行うの？

口の中の清掃を徹底して行います。
正しい歯磨きの方法、塩水やクロルヘキシジンなどで口をすすぐ方法などを指導することもあります。

必要であれば、抗菌薬の処方も行います。

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病気②　歯周病（少しずつ進行）

歯を支える歯茎・骨が破壊されていく病気です。
歯周病による炎症で歯茎の内部に出血が起こると、歯茎の下半分が赤くなることがあります。

歯周病の場合、歯茎の出血・腫れを繰り返しながら、歯茎の下半分が少しずつ赤くなっていきます。

歯磨き不足によって歯垢・歯石が溜まることが、発症の主な原因です。

症状の特徴

• 歯茎のフチが腫れて赤くなる
• 歯茎から膿・血が出る
• 歯茎の痛み
• 歯がグラグラする
• 歯と歯の隙間が目立つ
• 歯茎が下がり、歯が長く見える
• 口臭が強くなる　など

発症の原因

「口内環境が悪い」ことが主な原因です。

• 歯磨きが丁寧にできていない人
• 歯並びがガタガタしている人
• 口を開けたままにする癖がある人
• タバコを吸っている人

に発症しやすい傾向があります。

どんな治療を行うの？

歯石の除去と歯磨きの見直しを行います。
症状の進行状況によっては、外科手術が検討される場合もあります。

歯石の除去の際には、スケーラーなどの器具を使用してきれいな歯の表面を作ります。

手術では、歯茎を切開して歯の根の汚れを取り除きます。
手術の後は、痛み止めや化膿止めを服用します。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。