【インビザラインの仕組み】値段は？効果はいつから？できない人もいるって本当？

「インビザラインってどんな矯正方法？」
「インビザラインができない人はどんな人？」

インビザライン矯正の仕組みを、歯医者さんに聞いてみました。
インビザラインの費用、適用できない人についても解説します。

監修者

歯科医

菊地 由利佳先生

経歴

歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。

インビザラインで歯並びがよくなる仕組み

インビザラインとは、数十個ものマウスピースを使って、少しずつ歯を動かしていく矯正方法です。
完成像を予測しながらマウスピースを細かく調整するので、理想の歯並びに近づきやすいです。

インビザラインの効果はいつから出るの？

個人差はありますが、6ヶ月程度で徐々に変化が出てきます。

インビザラインができない人もいる？

インビザラインは、ワイヤー矯正に比べると強制力がソフトです。
そのため、歯列が強く歪んでいるタイプの人は、インビザラインができない場合が多いです。

インビザラインでの矯正ができるのか、一度歯科で相談してみると良いでしょう。

インビザラインの費用は？

• 全体矯正用：70〜100万円程度
• 部分矯正用：30～40万円程度

かかります。

インビザラインのメリット

1. 矯正していることが目立たない
2. 装置の取り外しが自分で行える
3. 痛みが少ない

などのメリットがあります。

メリット①　矯正していることが目立たない

インビザラインのマウスピースは医療用のプラスチックでできているため、透明で目立ちにくいです。

「ワイヤー矯正は見た目が気になる」という人におすすめです。

メリット②　装置の取り外しが自分で行える

マウスピースでの矯正は、

• 食事するとき
• 歯磨きするとき
• 人と会うとき

など、自由なタイミングで取り外し可能です。

ワイヤー矯正はご自身で取り外せないため、ワイヤーや器具の隙間に磨き残しが生じやすく、多くの場合定期的なクリーニングが必要になります。
着脱可能なマウスピース矯正は、「お口をセルフケアしやすい」という点でも優れています。

メリット③　痛みが少ない

何段階かに調整して矯正を行っていくので、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないです。

また、金属の器具を口に入れないので、金属アレルギーがあっても使用できますし、口の中を器具で傷つけることもありません。

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インビザラインのデメリット

1. 取り外しが簡単なのでつけ忘れる
2. 口内環境の悪化
3. 全ての人に適応しない

などのデメリットがあります。

デメリット①　取り外しが簡単なのでつけ忘れる

取り外しが簡単なため、外したまま付け忘れていることが多いと矯正が進みません。

マウスピースによる矯正は、通常1日20時間以上装着を推奨しています。
「歯磨きをしてつけ忘れた」「お酒を飲んで、つけずに寝てしまった」など、ご自身で十分に管理ができない場合は適さない矯正方法です。

デメリット②　口内環境の悪化

1日でマウスピースをつけている時間が長いので、歯の隙間などに細菌が増殖しやすくなります。

歯周病・虫歯を防ぐためには、食後のブラッシング、デンタルフロスの使用が大切です。

デメリット③　全ての人に適応しない

• 歯周病が重度
• 歯列の並びが大きく歪んでいる
• 顎関節症などを持っている

などの場合は、インビザラインが適用できない場合があります。

なお、必要な治療を受けたのちに、インビザラインが可能になるケースもあります。
ご自身の歯列に適応するのか、一度歯医者で診察を受けてみましょう。

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インビザラインで後悔・失敗しないための注意点

その①　食後はすぐにマウスピースを装着する

つけ忘れてしまい、矯正治療が進むのが遅れてしまうリスクがあります。
食事の後は歯磨きをしてすぐに装着してください。

その②　食後は歯磨きが必要

マウスピースを装着する時間が長いため、食べかすが歯に残ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
食後にマウスピースを装着する前に歯磨きケアを行いましょう。

その③　マウスピースのケアが必要

マウスピースには口の中の細菌などが付着しているので、清潔に保つためのケアが欠かせません。
必要であれば歯ブラシ、デンチャーブラシ（義歯用のブラシ）を使用して、汚れを取り除きましょう。

また、お湯を使用すると変形する可能性があるため、水で洗う必要があります。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。