皮膚科医に聞く「マスク肌荒れの対処法」スキンケア方法や市販薬・素材の選び方も解説!

更新日:2022-08-10 | 公開日:2021-08-31
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皮膚科医に聞く「マスク肌荒れの対処法」スキンケア方法や市販薬・素材の選び方も解説!

「マスクをしているせいか、肌が荒れてきた…」
「ニキビも増えた気がする…」

なぜマスクで肌荒れが起こるのか、医師に聞きました。
セルフケア方法や皮膚科に行く目安も解説します。

監修者
経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任

なぜマスクをしていると肌が荒れるの?

医師女性

マスクで肌が荒れる場合、

  1. マスクによる摩擦
  2. マスク内の蒸れ
  3. 乾燥

が原因として考えられます。

マスク肌荒れの「特徴」
マスクで覆っている皮膚に、赤み、かゆみ、ぶつぶつ(ニキビ・湿疹)が発生します。

原因① マスクによる摩擦

医師女性
マスクをしていると、布や紙が肌を常に擦っている状態になるので、皮膚の炎症肌荒れをひき起こします。

特に会話をしているときは、マスクが動いて摩擦が強くなります。

原因② マスク内の蒸れ

医師女性
汗や呼気の水分で蒸れているマスクの中は、肌が細菌感染を起こしやすい状態です。

皮脂も分泌されやすいため、アクネ菌の増殖につながり、ニキビが発生する原因になります。

原因③ 乾燥

医師女性
紙や布が肌を擦ると、肌の水分や油分が拭き取られ、乾燥が起こりやすくなります。

乾燥は皮膚のバリア機能を低下させてしまうため、赤み・湿疹・ひび割れなどの原因となります。

マスク肌荒れ(赤み・かゆみ・ぶつぶつ)はどう対処する?

医師女性

マスクによる肌荒れは

  1. 毎日のスキンケアを丁寧に行う
  2. 市販薬を使用する
  3. ワセリンやガーゼで摩擦を防ぐ
  4. 肌に優しい素材のマスクを選ぶ

などの方法で対策しましょう。

その① 毎日のスキンケアを丁寧に行う

肌荒れの改善には、肌の調子を整えて、ターンオーバーを正常に近づけることが大切です。
スキンケアは、肌に水分や油分をプラスしてバリア機能を強化してくれます。

STEP1 まずはしっかりクレンジング

医師女性
ミルクタイプのクレンジング剤をたっぷり使い、肌の上を滑るようになじませます。
量が少ないと指が直接触れて、肌トラブルの原因になります。

クレンジングは、ファンデーションなどのメイク汚れを取り除いて、肌トラブルを軽減してくれます。
オイルやクリームなど種類がありますが、オイルクレンジングは必要な皮脂も落としてしまうので、あまりおすすめできません。

STEP2 優しく洗顔する

医師女性
洗顔料をホイップクリームのように泡立てて、肌に押し当てるように洗いましょう。
泡をたっぷり使うことで摩擦が減り、洗顔時の刺激が少なくなります。

余分な皮脂や角質を除去するうえで、毎日の洗顔は欠かせません。
優しく洗顔して、ターンオーバーをスムーズにさせましょう。

STEP3 化粧水・乳液で保湿する

医師女性
セラミドやヒアルロン酸など保湿力成分が高い化粧水と乳液で、しっかりと保湿してください。
化粧水がしっかりと浸透してから、乳液やクリームを使うと効果的です。

ただし、過度な保湿には注意しましょう。
自身の皮脂分泌を怠けさせてしまうと、肌荒れの原因になります。

その② 市販薬を使用する

医師女性
  • 保湿剤(セラミド、ヒアルロン酸など)
  • ニキビ薬(イオウ、イソプロピルメチルフェノールなど)

などの市販薬であれば、使用してもかいません。

保湿剤、ニキビ薬を使用すると、バリア機能が高まったり、殺菌、炎症抑制になります。
薬剤師にご相談の上、購入しましょう。

その③ ワセリンやガーゼで摩擦を防ぐ

医師女性
ワセリンを塗ることで油分の保護膜を作ってくれます。
さらにその上をガーゼでカバーすると、摩擦による肌荒れを防ぎやすくなります。

ワセリンは、スキンケアの後に塗りましょう。
ガーゼを挟む際は、マスクの繊維が直接肌に触れないようにしてください。

その④ 肌に優しい素材のマスクを選ぶ

医師女性
直接肌に触れる部分には、ガーゼシルクなど肌に優しい素材を使い、二重にマスクをしましょう。

ウレタンマスクは肌に優しいですが、感染症予防の観点からはおすすめできません。

清潔なマスクを着用しましょう!

マスクを洗わずに何日も使うのは、不衛生なので控えてください。
また、使い捨てマスクは毎日新しいものを使用しましょう。
不潔なマスクを使用していると、細菌が肌に付着して細菌感染を起こす恐れがあります。

こんな時は皮膚科で相談を

医師女性
  • かゆみ、赤みが強くなっている
  • 痛みがある
  • 湿疹が増えている
  • 出血している

といった場合は、皮膚科で相談しましょう。

放置して悪化すると、かゆみや湿疹がどんどんと広がったり、跡が残ったり、色素沈着が起こったりすることがあります。また、ウイルス感染の湿疹など、マスクによる肌荒れではない可能性もあります。

原因を特定するためにも、皮膚科の受診をおすすめします。

皮膚科ではどんな治療を受けるの?

炎症を抑える軟膏保湿剤などを使用して治療を行います。
ご自身にあった治療薬を処方してくれるので、市販薬より早い快方が見込めます。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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