メニエール病の症状をチェック。どんな病気?なりやすい人は?対処法も

更新日:2023-04-24 | 公開日:2023-02-28
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メニエール病の症状をチェック。どんな病気?なりやすい人は?対処法も

メニエール病ってどんな病気?
どうしたら治るの?

メニエール病について、分かりやすくまとめました。
症状のセルフチェックや発症しやすい人の特徴も解説するので、メニエール病の可能性がある人は必見です。

メニエール病とは

耳の中

メニエール病とは、耳の中にある「内耳」という平衡感覚を司る器官に、リンパ液が溜まっている状態です。
平衡感覚に異常が生じ、自分や周囲がぐるぐると回っているような「回転性のめまい」が起こります。

メニエール病の症状チェック

チェックシート

  • 自分や周囲がぐるぐる回るようなめまい
  • めまいの長さが、「数十分〜数時間以上」
  • 何度もめまいを繰り返す
  • 耳鳴りがする
  • 難聴発作(突然、耳が聞こえにくくなる)
  • 耳の閉塞感
  • 吐き気・嘔吐

上記の症状に当てはまる場合、メニエール病の可能性があります。
一旦治まっても再発することが多く、症状が繰り返しあらわれます。

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高齢者のめまいって、何科に行けばいいの? 病気の可能性もある…? 高齢者の「めまい」は何科を受診したらよいか、お医者さんに聞きました。 高齢者に多い「めまいが出る病気」についても詳しく解説します。 命に関わる病気が隠れている恐れもあるので、要注意の症状をチェックしましょう。 高齢者の「めまい」って何科? 症状 おすすめの診療科 急なめまい 慢性的なめまい 耳鼻いんこう科 「頭を打った後」のめまい 「頭痛」を伴うめまい 脳神経外科 高齢者のめまいは、「耳鼻いんこう科」、もしくは「脳神経外科」で相談できます。 診療科を選ぶときは、上記の表を参考にしてみましょう。 「耳鼻いんこう科」は、耳・鼻・喉の治療を専門とする診療科で、めまいの診察や治療も行っています。 「脳神経外科」は、脳の治療を専門とする診療科です。 脳に異変が起きていないか詳しく診察し、場合によっては手術も行います。 医師に伝えるポイント めまいのきっかけ(わかる場合) めまいの頻度 めまいの持続時間 めまいに伴う症状 受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進みやすいです。 耳鼻いんこう科を探す 脳神経外科を探す こんな症状がでたら、すぐに病院へ! めまいを何度も繰り返す めまいを起こしている時間が長い めまいが止まらない 体のしびれがある 体が動かしにくい 呂律が回らない 上記の症状に心当たりがある方は、すぐに医療機関を受診しましょう。 放置していると、悪化して治療に要する期間が長引いたり、後遺症が出たりするリスクがあります。 また、高齢者のめまいには、「脳卒中」等の緊急性の高い病気が隠れているケースも多いです。 万が一のリスクを避けるためにも、早めに診てもらうようにしましょう。 ▼「繰り返すめまい」がある方は… 耳鼻いんこう科を探す ▼めまいに「体の不調」「喋りづらさ」を伴う方は… 脳神経外科を探す 高齢者に多い「めまいがでる病気」の代表例 高齢者がめまいを引き起こす病気としては、 メニエール病 脳卒中 椎骨脳底動脈循環不全症 等が挙げられます。 病名 めまいの特徴 メニエール病 回転性のめまい (自分や周囲がぐるぐる回る感覚) 脳卒中 ふらつく 椎骨脳底動脈循環不全症 回転性の激しいめまい (ぐるぐると激しいめまい) 上記の病気は、耳・脳に何らかの異常が起きている状態です。 それぞれを詳しく解説していきますので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。 原因① メニエール病(回転性のめまい) メニエール病の症状チェック 自分や周囲がぐるぐる回るようなめまい めまいの長さが、「数十分〜数時間以上」 何度もめまいを繰り返す 耳鳴りがする 難聴発作(突然、耳が聞こえにくくなる) メニエール病は、耳の中にある「内耳」という平衡感覚を司る器官に、リンパ液が溜まっている状態です。 平衡感覚に異常が生じ、自分や周囲がぐるぐると回っているような「回転性のめまい」が起こります。 なりやすい人の特徴 メニエール病は、ストレスや疲労が溜まっている人・睡眠不足な人に発症しやすいです。 女性に多い傾向がありますが、男女ともに発症します。 こんなときは病院へ めまいを繰り返す 動けないほどのめまいがある といった場合は、医療機関へ早めに「耳鼻いんこう科」で受診しましょう。 メニエール病のめまいは、何度も繰り返すことが多いです。 放置していると悪化することが多く、難聴が治らなくなる人もいます。 早期に治療を開始できれば、2週間程度で快方に向かう人も多いです。 ※治療を受けても完全には治らないケースもあります。 また、メニエール病が疑われるときは、早い時期に体調を整え、無理をしないことが重要となります。 耳鼻いんこう科を探す 原因② 脳卒中(ふらつき・体のしびれ) 脳卒中の症状チェック めまいで起き上がれない ふらつく 頭痛 吐き気 体の片側が痺れる・動かない 呂律が回らない 言葉がでてこない 脳卒中は、「脳の血管が裂ける・詰まる」などにより、脳神経に障害が起こる病気です。 頭に溜まった血液による圧迫や、血流が滞って酸素不足が起きるなどして、めまいが現われます。 なりやすい人の特徴 脳卒中は、高齢者になるほど起こりやすいです。 また、 高血圧症・糖尿病などの持病がある 肥満 タバコを吸う 飲酒が多い といった人がなりやすいという特徴もあります。 「脳卒中」が疑われるときは、早急に病院へ 脳卒中が疑われるときは、早急に「脳神経外科」を受診しましょう。 ※動けないときは救急車を呼んでください。 脳卒中を放置すると、重い後遺症が残ったり、死亡したりするリスクが高くなります。 早めの受診を心がけて、病気の早期発見につなげましょう。 脳神経外科を探す 原因③ 椎骨脳底動脈循環不全症(ぐるぐると激しいめまい・気が遠くなる) 椎骨脳底動脈循環不全症の症状チェック ぐるぐると激しいめまい 気が遠くなる 目の前が暗くなる 話しにくい 「心臓から脳に向かう血流」が悪くなっている状態です。 血液量が減って脳に酸素が供給されなくなるため、めまいが起こります。 なりやすい人の特徴 糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病を患っている人は、椎骨脳底動脈循環不全症を発症しやすくなります。 生活習慣病を持っている人は、血管が硬くなる「動脈硬化」を引き起こしやすいためです。 症状に心当たりがあれば、病院で相談しよう 椎骨脳底動脈循環不全症の症状に心当たりがある方は、「脳神経外科」で受診しましょう。 特に、 激しいめまいを感じる めまいを繰り返す といった場合は早めの受診をおすすめします。 放置すると、悪化して「脳卒中」「脳出血」などの深刻な病気を招く恐れもあります。 リスクを避けるためには、血液循環を良くする継続的な治療や、生活習慣病を悪化させないことが大切です。 脳神経外科を探す ※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。 ▼参考 日本医療機能評価機構 メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2020年版

メニエール病の原因は?どんな人がなりやすい?

原因やきっかけは今のところわかっていませんが、疲労・ストレス・睡眠不足などで発症しやすいといわれています。

  • 30〜50歳代の女性
  • 自分をおさえ、熱心に仕事をする人
  • ストレスを溜め込みやすい人
  • 忙しい生活をしている人

に多い傾向があります。

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メニエール病を疑う場合の対処法

ゆっくり休養を取ることが大切ですが、まずは医療機関で原因を確認しましょう。
メニエール病は、治療しないと治らない病気です。
放置すると、最初は片方の耳のみだった症状が、もう一方の耳にも発症してしまう恐れがあります。

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病院で受ける治療法

飲み薬塗り薬

メニエール病は、薬を使って治療することが多いです。
浸透圧利尿薬・循環改善薬・抗不安薬などを使用します。

「内耳へ直に薬を投与する治療」や「手術療法」を行うこともあります。

耳鼻いんこう科を探す

治るまでの期間は?

早期に治療を開始できれば、2週間程度で快方に向かう人も多いです。
※治療を受けても完全には治らないケースもあります。

早く治すためにはセルフケアも大切!

水を飲む女性

  1. ストレスを溜めない
  2. 6~8時間の睡眠をとる
  3. 水分補給をする 

上記3つを心がけましょう。

水を多く飲むことで、内耳の水はけがよくなると考えられています。
男性は1日2リットル、女性は1日1.5リットルほどの水分をとりましょう。
一度に大量に水分を補給するのではなく、こまめに水分をとることが大切です。

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