「赤ちゃんの鼻づまりが苦しそう。」
「奥につまっていて見えない…。」
新生児の鼻づまりの取り方をお医者さんに聞きました。
鼻の奥の鼻づまりの対処法も聞きました。
監修者
経歴
福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業
新生児は「鼻がつまりやすい」
生後間もない新生児は、鼻まわりの器官が未熟で敏感です。
熱や咳もなく、風邪をひいていないのに、鼻づまりを起こすこともあります。
鼻づまりがあっても、哺乳に問題がなく元気そうな様子であれば、あまり心配する必要はありません。
ただし、鼻づまりで苦しい・眠れない・哺乳がしづらいときは、鼻づまりを解消してあげる必要があります。
新生児の「鼻づまりの取り方」
基本的には、出てくる鼻水を拭き取ってあげるだけで大丈夫です。
無理に奥からほじくるのはやめましょう。また、市販薬などで鼻水を止めてしまうのもNGです。
綿棒は鼻先に入れる程度にしましょう。綿棒は、赤ちゃん用の小さいものを使用してください。鼻の奥まで入れると、粘膜を傷つけて鼻血が出てしまう場合もあります。
また、鼻水は、細菌やウイルスが入らないようにする役目があります。鼻水を薬で止めてしまうと、かえって体のシステムが乱れる原因となるのです。
上手な鼻水の取り方のコツ
鼻を温めて・空気を加湿するのがコツです。
蒸しタオルやガーゼを鼻に当てて、しばらく温めてあげると、鼻通りが良くなります。
タオルをあてるときに、呼吸の通り道をふさがないように注意してください。
また、体を温めてあげると鼻水も出やすくなります。元気な場合は、沐浴をさせてみましょう。加湿器を使ってお部屋の空気を加湿するのもおすすめです。
「鼻吸い器」を使うのもおすすめ
鼻づまりが多い赤ちゃんは、市販の鼻吸い器を使って鼻水を吸い取ってあげるのもおすすめです。
鼻吸い器を使う場合も、機器を奥まで入れすぎないように気をつけてください。
「母乳点鼻」で鼻づまりが解消されるケースも
「母乳点鼻」を行うことで、鼻づまりが緩和され、ティッシュや綿棒で鼻づまりが取れやすくなる場合があるようです。
<母乳点鼻のやり方>
- 母乳を少量(小さなスプーンを使って2滴ほど)鼻に入れる。
- 母乳を入れたら鼻をつまんで優しく揉む。
※これらの鼻水ケアは、赤ちゃんが手を出しくると危ないです。
手が出せないように、赤ちゃんを布団で包んでから行いましょう
どうしても鼻水がとれないときは…病院で取ってもらおう!
ホームケアが難しい場合は、無理に鼻づまりをとろうとせず、耳鼻いんこう科や小児科で、鼻水吸引をしてもらいましょう。
鼻水の症状のみ→耳鼻いんこう科がおすすめ
鼻水以外にも症状がある→小児科がおすすめ
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新生児の「鼻づまり対策」
空気が乾燥していると、鼻水がネバネバして鼻づまりがおきやすくなります。
加湿器を置いて、お部屋の湿度を上げましょう。
<適切な湿度の目安>
夏場は45~60%程度
冬場は55~65%程度
加湿器がないときの代用案
- お湯を沸かす
- 濡れタオルや洗濯物を干す
- カーテンに霧吹きをかける
など
※赤ちゃんに熱気・熱湯がかからないように注意してください。
こんなときどうする?「鼻づまりで苦しそう」
自分で取るのはやめて、耳鼻いんこう科や小児科でとってもらいましょう。
しかし、一般的には無理して取る必要はありません。そのうちに自然と出てくることがほとんどです。
こんなときどうする?「鼻くそが奥につまってとれない」
新生児は口呼吸が苦手なため、鼻づまりがあると途端に息がしにくくなり泣きます。泣くと呼吸ができるのですが、息苦しくは感じていると思います。
また、部屋を加湿してあげましょう。
緑色・黄色の鼻水は粘りがあり、取れにくい場合もあります。その際は医療機関でキレイにとってもらいましょう。
こんなときどうする?「鼻づまりでいびきをかく」
赤ちゃんがいびきをかいていても、そのまま起きずに眠っているようであれば問題ありません。
大人と同様に、風邪を引いているとどうしても鼻がつまり、寝ている時にいびきをかきます。風邪症状が落ち着けば元に戻ります。ただし、いびきの途中で呼吸が止まる場合は、医療機関を一度受診しましょう。
病院受診のタイミング
風邪による鼻づまりであれば次第に良くなるため、しばらく様子をみてもよいでしょう。
ただし、
- 赤ちゃんがつらそう(苦しそう・機嫌が悪い)
- ホームケアでは鼻づまりが解消できない
- 鼻づまりのせいで、母乳・ミルクが飲めない
- 1週間以上、鼻づまりが解消されない
という場合は、医療機関を受診しましょう。
医療機関には、赤ちゃんでも使える「鼻の通りを良くするお薬」もあります。
鼻水が長引いて鼻が詰まると、「副鼻腔炎」を発症して、自然治癒が難しくなる場合もあります。また、風邪の鼻水かなと思っていたものが何らかの「アレルギー反応」であることもあります。
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2023-01-30
副鼻腔炎とは、どのような病気なのかを分かりやすくまとめました。
副鼻腔炎の主な症状も紹介するので、「副鼻腔炎かも…」と思う人は心当たりがないかチェックしましょう。
副鼻腔炎とは
副鼻腔炎とは、副鼻腔(鼻の奥にある空洞)や鼻の粘膜に、細菌やウイルスが侵入し、炎症が起こる病気です。
副鼻腔に膿が溜まったり、腫瘍が発生したりすることで、目の下の骨に痛みが生じることがあります。
副鼻腔炎の症状
鼻がつまる
黄色や緑色の鼻水(膿性鼻水)が出る
発熱する
痰がからむ咳が出る
ほほ、おでこに痛みが出る
頭が痛い
目が痛い
歯が痛い
副鼻腔炎の原因
副鼻腔炎にかかる原因としては、下記が挙げられます。
風邪
ハウスダスト
花粉
カビ
風邪以外の原因に関しては、それらが鼻から入って副鼻腔にまで侵入し、炎症を起こして鼻水が臭うこともあります。
副鼻腔炎になりやすい人
副鼻腔炎は、誰にでも発症する可能性のある病気ですが、次のような人は特に注意が必要です。
75歳以上の高齢者
糖尿病、慢性肺疾患、慢性腎疾患などにかかっている方
ウイルスや細菌感染による鼻症状を繰り返している方
過去一ヵ月に抗菌薬を使用した方
肥満傾向の方
喫煙習慣のある方
ぜんそくや気管支炎のある方
副鼻腔炎に使える市販薬は?
市販の鼻炎薬を使用することで、回復することもあります。
市販薬の例
アレルギー性副鼻炎の場合…
ナシビンメディ:佐藤製薬
アルガード鼻炎クールスプレーa:ロート製薬
風邪による副鼻炎の場合…
パブロン鼻炎アタックJL:大正製薬
アレルギーによる場合には、副鼻腔炎だけでなく鼻閉(鼻づまり)も併発している可能性があるため、点鼻薬がおすすめです。
また、最近では漢方薬による副鼻腔炎の治療薬も出始めています。
蓄膿症の漢方薬としても用いられている辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)がおすすめです。
こんな症状は早く病院へ
副鼻腔炎が悪化している場合、自然に治りにくいです。症状が2週間以上続いているときは、早めに受診しましょう。
副鼻腔炎が悪化すると、症状の慢性化や中耳炎を発症するリスクがあります。
中耳炎は聴力に悪影響を及ぼす恐れがあるため、注意したいものです。
さらに、重症化して髄膜炎(※)を引き起こすケースも稀にあります。放置しないようにしましょう。
※「髄膜炎」…頭蓋骨と脳の間にある「髄膜」という膜に、細菌・ウイルスなどが感染し、炎症を起こす病気。頭痛や嘔吐、錯乱などの症状が現われ、最悪の場合命に関わることもある。
病院は何科?
副鼻腔炎の症状は、耳鼻いんこう科で相談しましょう。
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副鼻腔炎の治療法
薬の処方、点鼻噴霧ステロイド、鼻洗浄を行います。
処方するお薬には、鼻の中の環境を整える「抗菌薬」、痰を出しやすくする「去痰薬」などがあります。
症状によっても異なりますが、2〜3ヶ月程度で治るケースが多いです。
なお、薬物療法で改善が見られない場合には、内視鏡での手術も検討されます。
病院は、耳鼻科?小児科?
鼻水を吸い取ってもらう場合は、耳鼻いんこう科または小児科を受診しましょう。
基本的に耳鼻いんこう科か小児科どちらでも診てもらえます。
鼻づまりのみ・いびきに困っている場合は、鼻と喉を専門としている耳鼻いんこう科がよいでしょう。ただし、発熱などの全身の症状を伴うときは、小児科を受診してください。
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新生児の鼻づまりが悪化すると…こんなリスクが!
鼻づまりが続くと、別な病気を発症してしまうこともあります。
副鼻腔炎(ちくのう症)
鼻の奥(副鼻腔)に、膿のようなドロっとした鼻水が溜まっている状態です。
緑~黄色の粘性の高い鼻水がでるのが特徴です。自然治癒が難しいケースがあります。
後鼻漏症候群
「後鼻漏症候群」とは、鼻水が喉の方へ流れて痰がからんだ咳をします。
風邪の後になりやすく、長引きやすいので、この場合も小児科や耳鼻科で、鼻腔吸引をしてもらいましょう。
中耳炎
鼻と耳は繋がっているので、鼻づまりから中耳炎を発症することがあります。鼻水には病原菌が含まれているのでその菌が耳に入り込んで中耳炎を発症します。
赤ちゃんの場合、耳を触る・頭を振る・耳だれがでるといった中耳炎のサインがでることがあります。
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2019-10-07
赤ちゃんが発熱したときの正しい対処方法と、病院受診の判断目安をお医者さんに聞きました。
赤ちゃんの高熱の対処法
38度を超える高熱が出た場合は、病院を受診してください。
38度以下の場合は、呼吸困難や嘔吐などの症状がなく元気であれば自宅で様子を見てもよいです。
ホームケアの方法
熱を無理に下げる必要はありません。
発熱は、体に入ってきたウイルスや細菌と戦っている免疫反応です。
<ホームケアの4ステップ>
タオルに巻いた保冷剤や濡らしたタオルなどで、脇や首筋などを冷やしてください。
手足が冷たく、体をブルブル震わせる場合には温めましょう。
体が温まったら、厚着をしないで通気をよくしてください。
汗をかき始めたら、汗を拭き、こまめに着替え、濡れた衣類や汗で体が冷えるのを避けましょう。
お風呂は入ってもいいの?
熱が38度以上のとき、または嘔吐や咳がひどい場合には、ホットタオルで体を拭くくらいにしてください。
熱が少し下がったからお風呂に入ろうと大人と同じ感覚で入浴させてしまうと、赤ちゃんの体力が奪われ、弱ってしまう場合があります。
熱が下がり元気が戻っても、あまり長風呂はさせずに、さっと入浴するところから始めてください。
【病院の受診目安】何度から病院?
何度から病院?
38度を超えたら、医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんは、まだ小さく免疫や体の機能も未発達なので、急激に症状が悪化する場合があります。
体調をよく観察して、38度を超えたら病院を受診すると心に留めて、すぐに出られるよう備えはしておきましょう。
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38度以下でも要注意!体調チェックリスト
このような症状が、発熱と共にあれば危険信号です。病院を受診しましょう。
<病院に行くべき場合>
ずっと泣いている
元気が無く、ぐったりしている
よく嘔吐する
ミルクを飲まない
尿の量が少ない
顔色、唇の色が青紫
呼吸困難がある
ゼイゼイと肩で息をしている
高熱が続けば体力や水分が失われ、危険な状態になる場合があります。あまりに高い熱が出ている場合、解熱剤を使用し、熱を下げるのはその状態を避けるためです。
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「発疹」を伴う原因
赤ちゃんで多いのは、突発性発疹です。
熱が高い割には、元気なのが特徴です。多くは、熱が下がってきたら発疹が出ます。
その他の発熱時の発疹では、溶連菌感染症や川崎病の可能性があります。病院を受診してください。
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「嘔吐」を伴う原因
風邪や、ウイルス性胃腸炎などが考えられます。
嘔吐がなんども続いている、おさまらない場合は、病院を受診しましょう。
嘔吐したものが「緑色」(胆汁性嘔吐)、血が混じっているような「赤・茶色」は、危険です。診療時間外でもすぐに病院を受診してください。
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「下痢」を伴う原因
風邪や、ウイルス性胃腸炎などが考えられます。
下痢がひどく、おさまらない場合は、病院を受診しましょう。
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「痙攣」を伴う原因
高い発熱があり、痙攣が起きれば熱性痙攣が考えられます。
まずは横を向かせ、嘔吐したものが気道につまらないようにします。
数分でおさまるようであれば、おさまってから病院を受診します。
意識が朦朧としている、何度も痙攣する、5分以上の痙攣があれば、すぐに救急車の手配をしてください。
発熱の後遺症について
感染症に伴う熱が原因で、後遺症が出るということは基本的にありません。
脳症や髄膜炎などは、感染していたウイルスや細菌が直接、髄膜に浸潤しています。この場合には発達遅延やけいれんなどの後遺症などが残る可能性はあります。
参照
子育てハッピーアドバイス知ってよかった小児科の巻
http://www.happyadvice.jp/archives/118
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2019-12-04
赤ちゃんの鼻水が止まらない…!
鼻づまりが苦しそう。
そんなとき、どう判断したらいいのか、お医者さんに「鼻水タイプ」ごとの原因と対処法を聞きました。
赤ちゃんは「鼻水が出やすい」
赤ちゃんは、ちょっとした刺激で鼻水の量が増えてしまいます。また、まだ十分に鼻毛がはえていなかったり、鼻と耳をつなぐ通路(耳管)が太く水平のため、細菌やウイルスが入りやすい構造なのです。
鼻づまりが続くと、苦しそうなのはもちろんですが、うまく母乳やミルクが飲めなくなったり、目が腫れてしまうことがあります。赤ちゃんの鼻水は、こまめに排出してあげることが大事です。
タイプ1.サラサラの鼻水が出る
アレルギーの疑いがあります。
粘着質ではないサラサラとした鼻水は、鼻に侵入してきた何か(チリ・ホコリ・花粉など)を洗い出そうとしている可能性があります。
サラサラ鼻水の対処法
部屋の掃除をこまめに行い、ハウスダスト対策をしましょう。
花粉やホコリは大量に付着するので、カーテンも定期的に洗いましょう。
赤ちゃんを床に布団を引いて寝かせている場合、周りを歩いた時にホコリが飛び、赤ちゃんが吸い込んでいる場合もあります。少し高めの位置に寝かせるように工夫してみましょう。
タイプ2.透明でネバネバの鼻水が出る
風邪のひき始めかもしれません。
「母体から受け継いだ免疫があるから風邪をひかない」といイメージがありますが、赤ちゃんでも、風邪をひきます。
ママからもらった免疫が働いてはいますが、風邪の症状を引き起こす細菌やウイルスは多く、免疫でまかないきれずに赤ちゃんでも風邪を引く場合があります。
“ネバネバ鼻水”の対処法
出てくる鼻水をそのままにはせず、ハンカチやタオル、ガーゼなどでふき取ってください。
鼻水をとってあげるとは鼻通りも楽になります。
ミルクや母乳を飲みやすくなるので、栄養を補給して早く体調も回復します。
タイプ3.咳・くしゃみを伴う鼻水
風邪をひいていると思われます。
風邪が進行すると発熱や咳を赤ちゃんでも出します。
息苦しくしていないか・熱はないか・元気はあるか・呼吸しているかなどを確認してください。
咳・くしゃみ鼻水の対処法
熱を測り、体調に異変がないかはチェックしましょう。
風邪の場合、基本的には安静にさせて様子を見ても大丈夫ですが、熱が38.0度以上になるようであれば、すぐに小児科を受診しましょう。
赤ちゃんは、まだ体力がないので一気に体調が悪くなる場合があります。高熱の場合は医師の診察が必要です。
タイプ4.黄色・緑色の鼻水が出る
風邪が治りかけているサインだと考えられます。
風邪の後、ウイルスと戦った白血球が大量に死骸となり鼻水に混ざります。白血球の死骸が混ざると黄色や緑色の粘っこい鼻水になります。
緑色の鼻水の対処法
出てくる鼻水を拭き取ってあげてください。
鼻水が粘っこくなると詰まりやすくなります。鼻水吸引器を使用するのも良いでしょう。
鼻水が粘っこくなると詰まりやすくなります。鼻水吸引器を使用するのも良いでしょう。
タイプ5.鼻水に血が混じっている
赤ちゃんは好奇心で鼻に指を入れて、自分で傷をつけてしまう場合もあります。
赤ちゃんは、鼻の粘膜が弱く、少しの刺激で細い血管が破れて出血する場合があります。
血が混じる鼻水の対処法
少量の血が混じっている程度でしたら、ふき取ってあげるだけで大丈夫です。
大量の鼻血が止まらない場合は、早急に医療機関を受診してください。
鼻づまりが気になって、鼻に指を入れて、鼻の中を傷つけてしまうこともあります。赤ちゃんの鼻水ケアはしっかりしてあげましょう。
赤ちゃんの鼻水の取り方
ティッシュやガーゼで、外に出てくる鼻水をやさしく拭き取りましょう。
鼻の中に鼻水がみえても、奥までほじったり、無理やり鼻水を出したりしなくても大丈夫です。
ティッシュやガーゼを当てるときは、力を入れないようにしましょう。ゴシゴシこすると、鼻周りの皮膚が荒れてしまいます。鼻周りが荒れそうなときは、ワセリンなどで保湿してあげるとよいでしょう。
市販の「鼻吸い器」もおすすめ
ネバネバの鼻水は、なかなか取りづらいですよね。
赤ちゃんの鼻づまりがひどい、夜に寝つけないほど鼻水がでる場合は、鼻吸い器を使うのもよいでしょう。
鼻吸い器は使用する鼻吸い器にあった月齢であれば使用可能です。素早く、正確に行うのが嫌がらせないコツです。
▼鼻水をとった後に気をつけること
鼻水をとったティッシュ等は、フタ付のゴミ箱にすぐに捨てましょう
鼻水をとったら、手を洗いましょう
赤ちゃんの鼻水から、風邪などをもらってしまうことがあります。
「鼻づまりで寝られない」…どうすれば?
赤ちゃんが鼻水が苦しそうで眠れないみたいです…。
どう対処してあげたらよいでしょうか。
蒸しタオルを鼻の根元にあてて、鼻水を出してあげるとよいでしょう。
また、鼻水が出やすいように、お部屋を加湿してあげましょう。
また、苦しそうであれば、横に寝かせておくよりも縦に抱っこしてあげた方が、鼻は通りやすくなります。
▼部屋の湿度の目安
夏:45~60%程度
冬:55~65%程度
▼加湿器がない場合の代用方法
お湯を沸かす(赤ちゃんに熱気・熱湯ががかからないように注意してください。)
洗濯ものを干す
濡れタオルを干す
鼻水が出ているけど…お風呂は入っていい?
風邪や鼻水のみ症状の場合は、入浴しても大丈夫です。
お風呂にはいることで、お鼻が温められて、鼻水が出やすくなることもあります。
ただし、38度以上の発熱を伴うときは、入浴はお休みしましょう。その場合は、ホットタオルで体を拭く程度にしてください。
病院に行くタイミング
赤ちゃんの鼻水が止まりません。
どれくらい続く場合は、病院に行った方がよいでしょうか。
1週間以上経っても鼻水の量が減らない場合は、医療機関を受診して、適宜必要な治療を受けましょう。
放置すると、鼻呼吸ができないためうまくミルクを飲めなくなったり、「中耳炎」や「副鼻腔炎」などの病気を誘発してしまったりすることもあります。
こんな症状がある場合も病院へ!
鼻づまりがひどく、苦しそうに息をしている
哺乳をする力が弱い
発熱がある
病院は何科?
耳鼻いんこう科や小児科を受診しましょう。
鼻水の症状のみの場合は、耳鼻いんこう科を受診しましょう。
発熱がある場合や、元気がない場合は、小児科を受診しましょう。
小児科を探す
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