【糖尿病の手のしびれの特徴】ピリピリする・気づいたらしびれている人は要注意！

「手がしびれる…」
「これってもしかして糖尿病？」

糖尿病による手のしびれの特徴について、お医者さんに聞いてみました。

糖尿病は、腎不全・心筋梗塞といった重い合併症を引き起こす病気です。
悪化が疑われる「要注意な症状」も載せていますので、チェックしてみましょう。

監修者

平塚共済病院　小田原銀座クリニック　久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院　小田原銀座クリニック　久野銀座クリニック

「糖尿病の手のしびれ」ってどんな感じ？

上記のような手のしびれは、糖尿病が疑われます。

糖尿病とは、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。
この状態が続くと、神経細胞に「神経の働きを阻害する物質」が溜まっていきます。
さらに血流の悪化によって、末端の神経に「酸素」や「栄養」が行き届かなくなることで、手や足先にしびれを感じるようになります。

「糖尿病ではない」しびれの特徴

上記のようなしびれは、糖尿病ではない可能性が高いです。
この場合、関節や神経の異常など、他の原因が考えられるでしょう。

糖尿病の初期症状チェック

糖尿病の初期には、上記のような症状が現われることがあります。（※）
手足のしびれは、糖尿病を発症して5年くらい経った頃から、次第に現れてくることが多いです。

※初期症状に気づかないケースもあります。

【要注意！】こんな症状は「糖尿病が進行している」かも

上記の症状が見られる場合、糖尿病の進行が疑われます。
特に「高血糖を指摘された」という方は、早急に受診しましょう。

糖尿病を放置すると、合併症によって「腎不全」「失明」「足の壊疽（えそ）」を招くリスクがあります。
足の壊疽が起こった場合、足の切断が必要になる人もいます。

これらの恐ろしいリスクを避けるためにも、できるだけ早いうちに治療を受けるようにしましょう。

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「糖尿病になりやすい人」の特徴

上記の特徴に当てはまる人は、糖尿病になるリスクが高いです。

糖尿病は、血糖値を下げる「インスリン」が少なくなったり、正常に作用しなくなったりすると発症します。
Ⅱ型糖尿病の場合、「生活習慣の乱れ」も主な原因として挙げられています。

糖尿病が「自然に治る」ことはある？

糖尿病は、放置していても自然に治ることはありません。

糖尿病の症状を改善させるには、血糖値の上昇を抑えてコントロールする必要があります。

軽度の場合は、食事・運動習慣の見直しによって快方に向かうこともありますが、自己判断は危険です。
ある程度症状が進行すると、薬の服用も必要になるため、まずは医師の診察を受けることが大切です。

糖尿病かもと思ったら、内科へ

手のしびれで糖尿病を疑うときは、内科で受診しましょう。

糖尿病は、少しずつ血管にダメージを与えていく病気です。
症状が悪化すると、心筋梗塞・脳卒中といった「命に関わる合併症」を招くリスクもあります。

また、糖尿病を早期発見できれば、生活習慣の見直し・投薬治療だけで済むことも多いです。
合併症を未然に防ぐためにも、早めに診察を受けるようにしましょう。

受診時に伝えるとよいこと

診察の際には、上記の点を聞かれることが多いです。
メモにまとめておくと、伝えやすくなるでしょう。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。