もくじ
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トイレが近いのは、ストレスのせい?
過活動膀胱の原因を、お医者さんが解説します。
医療機関に行く目安や対策法もあわせてチェックしましょう。
膀胱の周辺にはある“排尿筋”は、尿を溜めやすくするために普段はゆるんでいます。
しかし、ストレスによって排尿筋の収縮が促されると、膀胱の中にそれほど尿が溜まっていなくても、急に尿意を催してしまいます。
緊張するとトイレに行きたくなる人がいるのは、そのためだと考えられています。
加齢や妊娠がきっかけになることも
膀胱や子宮を支える骨盤底の筋肉が弱くなることによって、過活動膀胱を発症するケースもあります。
そのため、出産を経験した方や高齢者は、発症リスクが高いといえます。
といった症状がある方は、受診をおすすめします。
頻繁な尿意でお困りの場合は、一度医療機関で相談してください。
膀胱がんなど、命に関わる病気が隠れているケースも稀にあるため、早めに受診しましょう。
なお、上記のように重い症状でなければ、膀胱のトレーニングや生活習慣の見直しによって改善できる場合もあります。
低下した膀胱の働きを元に戻すことができるため、過活動膀胱の改善につながります。
まずは尿意を感じたときに、トイレに行くのを5分ほど我慢してください。
最初は短時間から始め、慣れてきたら15~60分など、我慢する時間を長くしていきましょう。
尿意を2~3時間我慢できるようになったら、トレーニングは終了です。
万が一尿が漏れてしまっても良いように、自宅にいるときに取り組みましょう。
また、どんな間隔で、どれくらいの量の尿をしているかを知るために、「排尿日誌」をつけると良いでしょう。
最初は尿意を我慢することが難しいことがありますが、継続することが大切です。
控えたほうが良い飲み物
<カフェインを含むもの>
<カリウムを含むもの>
骨盤底体操の方法(1セット10回)
上記の内容を、1日に5セット以上、何回かに分けて行いましょう。
慣れてきたら、さらに素早く肛門・膣・尿道を締めて、緩めてください。
なお、この体操はすぐに効果が出るものではないため、2~3ヵ月ほど継続する必要があります。
諦めずにこつこつと続けましょう。
過活動膀胱を引き起こす病気には
などが挙げられます。
上記の場合、病気による膀胱の過剰反応や、脳と膀胱をつなぐ神経のトラブルなどが原因です。
体を動かす機能や命に関わる病気が隠れているケースもあるため、注意したいものです。
薬には、抗コリン薬やβ3受容体作動薬、漢方薬といったものがあります。
電気治療は、膀胱や尿道の機能を上げる治療法で、主に薬で改善しない患者さんに行われます。
放置すると、さらに悪化したり、命に関わるケースもあるため、一度医療機関に相談することをおすすめします。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。