鼻水が止まらないと脱水症状になる?かんでもかんでも鼻水が出るのはなぜ?

更新日:2024-03-07 | 公開日:2024-01-26
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鼻水が止まらないと脱水症状になる?かんでもかんでも鼻水が出るのはなぜ?

鼻水が出過ぎると脱水症状になる可能性はあるのか、解説します。

「かんでもかんでも鼻水が止まらない…」

「鼻水を止める方法ってないの?」

そんな人は必見!止まらない鼻水の原因と対処法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

監修者
経歴

名古屋市立大学医学部卒業、医師免許取得
安城更生病院耳鼻咽喉科 勤務
名古屋市立大学病院耳鼻咽喉科 勤務
豊橋市民病院耳鼻咽喉科 部長就任
もたい耳鼻咽喉科 開業
医学博士号 授与

ダブルトールカフェ名古屋」オーナー・デザイナーの一面も持つ。

鼻水が止まらないと脱水症状になる?

鼻水が大量に出たというだけでは、脱水症状にはならないと考えられます。
脱水症状は、体重の2~3%以上の水分が失われることで引き起こされます。鼻水にも水分は混ざっていますが、いくら大量に出たとしても、体重の2~3%以上の量にはならないでしょう。

ただし、鼻水だけでなく発熱や下痢などの症状もある場合は要注意です。体から大量の水分が排出されることで、脱水症状が生じるリスクがあります。

かんでもかんでも鼻水が出るのはなぜ?

鼻水

鼻を何度かんでも、花粉やウイルスなど、鼻水の原因となっているものが排出されない限り、鼻水は止まりません。
鼻水が出るのは、花粉やウイルスなどの異物を体から追い出すための防御反応だからです。
特に、花粉症などアレルギー性鼻炎の人は、この防御反応が過剰に働くようになっているため、鼻水が止まらない状態に陥りやすいです。
また、風邪などの感染症の場合、ウイルスや白血球の死骸が鼻の中に溜まるため、これを排出するために鼻水が出続けるケースもあります。

鼻水の水分はどこから来ているの?

大量に出てくる鼻水…。
この水分はいったい体のどこから来ているのか、気になりますよね。

鼻水に含まれる水分は、鼻の毛細血管からにじみでた水分や、鼻の粘膜から分泌された水分です。
この水分が、花粉やウイルス、空気中の水蒸気などと混ざり合って鼻水となります。

鼻水を止める方法が知りたい!6つの対策

  • 水分を多く摂る
  • 湯船に浸かって血行を良くする
  • 部屋を加湿する
  • 「鼻吸い器」や「鼻うがい」を使う
  • ツボ押しを試す
  • 市販薬を服用する

1.水分を多く摂る

水

水分をしっかり摂ることは、体に侵入した異物と戦う「免疫力」の活性化をサポートします。
鼻水の原因となっている花粉やウイルスを体から追い出すためには、十分な水分補給を行うことが大切です。

水分は、一日1.5Lを目安に摂りましょう。一気にたくさん飲むのではなく、こまめに飲むようにしてください。

また、水分補給には、水や白湯がおすすめです。
コーヒーや紅茶など、カフェインを含む飲み物には利尿作用があるため、せっかく摂った水分が排出されやすくなります。
水分補給を目的とする場合、カフェイン含有飲料は控えめにした方がいいでしょう。

2.湯船に浸かって血行を良くする

湯船に浸かって体を温めると、血行が良くなることで、鼻水の症状が和らぎやすくなります。

お風呂に入れない場合は、電子レンジで1分ほど温めた蒸しタオルを鼻にあてるのもおすすめです。
鼻周囲の血行を促進して、鼻水を一時的に抑えることが期待できます。

3.部屋を加湿する

加湿器

部屋の空気が乾燥していると、鼻粘膜の刺激となり、鼻水が出やすくなります。

加湿器を活用して部屋の湿度を40%~60%になるように加湿しましょう。
加湿器がない場合は、お湯を沸かしたり、濡らしたタオルを室内に干したりすると、乾燥対策になります。

4.「鼻吸い器」や「鼻うがい」を使う

鼻うがい

「鼻吸い器」や「鼻うがい」は、鼻水の原因となる花粉やウイルスを取り除くことができます。

「鼻吸い器」とは、その名のとおり、鼻水を吸い取るための器具です。
赤ちゃんや小さな子どもに使用するイメージがありますが、大人が使用できる鼻吸い器も様々なメーカーから販売されています。

「鼻うがい」は、鼻の中を直接洗い流すことで、すっきりとした感覚が得られます。
「鼻うがい」と聞くと痛そうに感じるかもしれませんが、生理食塩水や市販の洗浄液を使用すれば、痛みを感じにくいですよ。

▼生理食塩水の作り方
水道水500mlに対して、5gの食塩を溶かして作ります。
ぬるま湯くらいに温めて使いましょう。
作った食塩水は、衛生上24時間以内に使いきってください。

▼鼻うがいのやり方
片方の鼻の穴を押さえて、もう一方の鼻の穴から生理食塩水を吸い込み、口から排泄するという動作を繰り返し行います。
やり過ぎると鼻への刺激となるため、ある程度鼻がすっきりしたら終わりにしましょう。
鼻うがいが終わったら、片方ずつ、ゆっくりと優しく鼻をかんでください。

5.ツボ押しを試す

迎香

小鼻の脇のくぼみにある「迎香」というツボは、鼻水や鼻づまりに良いといわれています。
両手の人差し指を使って、優しく、少し長めに押してみましょう。

6.市販薬を服用する

薬

大量の鼻水で日常生活に支障があり、原因が明らかな場合は市販薬を使用してもいいでしょう。

市販薬を使用する場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談して購入し、用法用量を必ず守ってください。
特に、他に服用中の薬がある場合は、併用しても問題ないかどうか必ず確認しましょう。

市販薬を飲んでも症状が治まらないときは、病院を受診して医師に相談しましょう。

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