もくじ
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「歯周病の症状が進行している気がする…」
「これって手遅れ？」
歯周病の手遅れの症状を、歯医者さんに聞いてみました。
ご自身の症状から進行度をチェックしましょう。
悪化した歯周病を放置するリスクなども解説します。
歯科医
菊地 由利佳先生
歯は健康に欠かせません。美味しいものを食べる・会話をする・美しい表情を保つ…、健康な歯は人生の質を高めます。歯の正しい知識を知って、より健康な日々を手に入れましょう。
もくじ
歯周病とは、歯茎が「細菌」に感染して炎症を起こす病気です。
歯垢が溜まってできる「歯石」が主な原因なので、歯磨きが不十分だと歯周病を招きやすくなります。
軽度の歯周病の自覚症状
軽度であれば、歯ブラシや歯間ブラシを使用して歯垢をしっかり落とすことで、症状の回復が期待できます。
除去には、スケーラーという専用器具を使用することが多いです。
中等度の歯周病の自覚症状
（※）歯周ポケット…歯と歯茎の間の溝。歯石が溜まることでどんどんと深くなる。
中等度になると、セルフケアだけでは改善が困難になります。
そのため、歯医者での治療を受ける必要があります。
重度の歯周病の自覚症状
※状態によっては抜歯が必要になることもあります。
などの状態は、「歯を抜くしかない」と判断されることがあります。
上記のような場合、抜歯をしないと歯周病菌の潜伏場所になったり、全身に歯周病菌が回るリスクになるため、抜歯をする必要が出てきます。
上記の症状には「重度の歯周病」が疑われます。
手遅れの歯周病を放置すると、
などのリスクがあります。
歯周病に気がついた時点で、早急に歯医者で受診しましょう。
歯が抜けると、
などに悪影響をもたらすと考えられています。
歯が無くなると、
などの影響をもたらします。
また、食事が満足に摂れないと、「生活習慣病」を引き起こすなどのリスクも高まります。
特に高齢者の場合は、食事への悪影響で身体が弱くなりやすいので要注意です。
会話が上手くいかず、話すことが苦痛になると「精神面」にも影響を及ぼすことも考えられます。
歯を残せないような”手遅れ”の状態だと判断された場合は、
などの治療を行います。
抜歯になってしまった場合には、「入れ歯」や「ブリッジ」などで歯を補い、失った部分でも噛めるような状態にします。
歯周病は、「歯を支える骨」をどんどん溶かしていきます。
次第に歯はグラついて、歯茎はぶよぶよと腫れていき、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
目安としては、
などの症状が出たら、早めの受診をおすすめします。
できれば定期的に歯医者で受診して、口内を清潔に保ち、細菌の増殖しない環境を作ることが理想的です。
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