運動不足のせい?「すねが痛い」のはシンスプリントの可能性大!治すにはどうすれば?

更新日:2022-01-17 | 公開日:2022-01-14
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運動不足のせい?「すねが痛い」のはシンスプリントの可能性大!治すにはどうすれば?

「運動をするとすねが痛い…!なぜ?」
「運動不足?」

運動をするとすねが痛む原因を、お医者さんに聞いてみました。
痛みを抑える対処法、運動初心者さんにおすすめの運動方法なども解説します。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

なぜ?運動をするとすねが痛い

医師男性
「歩くとすねが痛い」「つま先をあげるとすねが痛い」という症状があらわれている場合、シンスプリントが疑われます。

シンスプリントは、すねの骨膜(筋肉)に炎症が起きている状態です。

シンスプリントの症状の特徴

  • 足を着地する瞬間に痛む
  • 運動を始めるとまた痛む
  • 患部を指で押すと痛みが強くなる(圧痛)
  • 腫れや熱感を伴う
  • すねの前方内側に、鈍くズキズキするような痛みがある

運動不足のせい?シンスプリントになりやすい人

医師男性
運動不足の人はシンスプリントになりやすい傾向があります。

シンスプリントは、長時間の歩行や、ランニング動作を繰り返したり、ハードな運動を急にすることで生じます。

シンスプリントは自然に治る?

医師男性
痛みが軽い(しばらく運動をすると軽快する程度)場合は、そのまま自然治癒する可能性があります。

ただし、症状が重いケースでは適切な治療を受けないと慢性化し、痛みが半年以上継続することもあります。

症状の程度をご自身で判断するのは難しいため、「なかなか改善しない」というときは医療機関で相談しましょう。

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シンスプリントの痛みを抑えるには

医師男性

シンスプリントの痛みを抑えるには、

  1. 冷やす
  2. 鎮痛・消炎作用のある湿布薬を使う

といった方法が有効な場合があります。

対処① 痛い部分を冷やす

医師男性
痛みのある部分を冷たいタオル氷嚢(ビニール袋に少量の水とブロック氷を入れたもの)などで冷やすとよいでしょう。

冷やす時は、1回あたり5~10分程度にしましょう。続けて行う場合は、必ず40分以上時間をあけてください。

対処② 鎮痛・消炎作用のある湿布薬を使う

医師男性
まずは、冷湿布を使用してください。
  • サリチル酸メチル
  • メントール
  • 非ステロイド性抗炎症薬

などの成分が配合された湿布を選ぶとよいでしょう。

<サリチル酸メチル>

鎮痛成分です。症状をやわらげる効果があります。

 

<メントール>

冷湿布に含まれていることが多いです。独特の清涼感があります。

実際に温度が下げるわけではなく、神経の冷たさを感じる部分に作用して冷たく感じさせます。

体を冷やした時と同じように感覚を鈍らせるので、痛みを緩和する効果があります。

 

<非ステロイド性抗炎症薬>

インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなどの成分が配合された薬です。

高い鎮痛、抗炎症作用があり、ドラッグストア等でも購入可能です。

おすすめの「ストレッチ」のやり方

医師男性
シンスプリントはそのまま放置していると、症状が悪化してしまうことがあります。
これ以上悪化させないために、次のようなストレッチを行ってください。
 
 

  1. 立った状態で前後に脚を開く(痛みのある脚は後ろ側)
  2. 後ろ脚は「かかと」を床につけたまま「つま先」を内側に向ける
  3. 前側の脚に体重を乗せる
  4. 後ろ側のふくらはぎの一部の筋肉が伸びて張りを感じたら、15秒キープする

※ストレッチをすることで痛みが出る場合には、ストレッチを中止しましょう。

運動初心者さんにおすすめの運動

医師男性
まずは、「足の指を伸ばす筋肉」のトレーニングを行いましょう。
つま先を浮かせたまま、かかとで歩いてください
この時にできるだけ足音をたてないように気を付けて行いましょう。

足の衝撃吸収にかかわる筋肉を強化させることで、すねの筋肉へのストレスを緩和できます。

※ただし、運動不足が原因でシンスプリントになってしまった場合は、いきなり激しい運動をしないように気をつけてください。

「痛みが2週間以上続く」ときは、整形外科で相談を

医師男性
  • 2週間以上経っても痛みがある
  • 安静にしていても痛みがある

といった症状の場合、自力で治すのが難しいケースもあります。

治療が必要かどうかは自己判断せず、一度整形外科で相談しましょう。

特に、骨の隆起があったり、「痛みで歩けない」などの場合には、必ず医療機関を受診してください。

“疲労骨折”しているケースも

2週間以上経っても痛みが引かない場合は、疲労骨折も疑われます。
疲労骨折とは、骨にヒビがはいったり、進行して骨折に至ったりする状態のことを言います。

すねの前面が痛む病気と、疲労骨折を見分けるのは難しいため、一度整形外科で相談しましょう。

疲労骨折の原因

 

骨の特定の部位に繰り返し小さな力が加わることで発症します。

  • 筋力不足
  • 運動不足
  • 体の柔軟性不足
  • オーバートレーニング
  • 不適切なシューズを履く
  • 練習場が固すぎる・柔らかすぎる

などがキッカケになるケースもあります。

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