もくじ
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「生理前の黄体期がつらい…」
「うまく乗り切る過ごし方は?」
黄体期の過ごし方について、栄養士さんに聞いてみました。
おすすめの食べ物なども詳しく紹介しているので、黄体期を穏やかに過ごしたい方は必見です。
株式会社Luce
栄養士・食育栄養インストラクター
神原 李奈先生
株式会社Luce・健康検定協会 所属
CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。
体の変化の例 |
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心の変化の例 |
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黄体期は、体や心に不調を感じやすくなる時期です。
これは「プロゲステロン」の分泌が増え、ホルモンバランスが乱れるためです。
「プロゲステロン」は女性ホルモンの一種で、わかりやすく言うと“妊娠を継続させるために必要なホルモン”です。
「プロゲステロン」は、体に水分や栄養を蓄えたり、気持ちを不安定にするなどの影響をもたらします。
体温が高くなったら「黄体期」のサイン
黄体期に入ると、体温が普段より0.3~0.6℃程度上昇します。
体温が高めのときに体と心の不調を感じる場合は、黄体期が原因となっている可能性が高いです。
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やるといいこと |
朝起きたら… |
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イライラするときは… |
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「むくみ」が気になるときは… |
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「肌荒れ」が気になるときは… |
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寝る前は… |
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黄体期には、まず休息をとってリラックスできる時間を作ることが大切です。
また、上記の表のような行動を心がけると、体と心の調子が整いやすくなります。
朝起きたら、
といった点を心がけましょう。
朝の習慣で自律神経を整えることで、黄体期の不調が和らぎやすくなります。
目覚めが悪い人は、軽いストレッチで血行を促進させてみるとよいでしょう。
イライラしたときは、まずストレスの原因から離れることが大切です。
また、
など、自分に合った方法で気持ちをリフレッシュさせましょう。
ストレスの軽減・気分の改善には体を動かすことが大切です。
近所への散歩や買い物でもよいので、少しでも家を出るようにしましょう。
マイナス思考になって落ち込んだときには、外に出て歩くだけでも気分の改善につながります。
黄体期は情緒不安定になりやすい時期なので、イライラしても自分を責めないようにしましょう。
水分を溜めやすい黄体期は、マッサージやストレッチをしてむくみを改善しましょう。
ストレス軽減も期待できるため、心身ともにスッキリすることができます。
ゆっくり行ったり、リズミカルに早く行なうなど、動きに変化をつけることで、血行が改善されます。
※回数や時間は決まっていませんが、仕事の合間などに数回行いましょう。
黄体期の肌は敏感で皮脂が多く分泌されるため、「ニキビ」などもできやすいです。
肌荒れが気になる人は、洗顔後や入浴後に保湿剤でしっかりとケアしましょう。
保湿をすると、肌の状態が整えられてトラブルが起こりにくくなります。
寝る前は、
といった行動を心がけると、眠りにつきやすくなります。
黄体期は体温のリズムにメリハリがなくなるため、眠りが浅くなりやすいものです。
深い眠りにつくためには、入浴したり、気持ちが落ち着きやすい環境を整えたりすることが大切です。
ビタミンB6 |
豚肉/まぐろ/かつお/鮭など |
食物繊維 |
きのこ類/海藻/野菜/こんにゃくなど |
「ビタミンB6」は、しあわせホルモンと呼ばれる「セロトニン」の合成に必要な栄養素で、イライラや落ち込みを和らげる効果が期待できます。
「食物繊維」は、黄体期による便秘の改善が期待できます。
※基本的には、副菜・主菜・主食が揃った「バランスのよい食事」をベースに取り入れましょう。
黄体期のむくみ・体重増加・イライラを防ぐためにも、
といった行動は控えましょう。
黄体期は、体に水分を溜め込もうとするため“むくみやすい時期”です。
体が冷えると血流が悪くなり、更なるむくみにつながります。
「温かい食事・服装」で身体を温めましょう!
スープなどの温かい食事を摂る、飲み物を飲むことで内側から温めることができます。
また薄着にならないようにして常に靴下を履くなど、冷えないように意識をして行動することで予防できます。
黄体期はホルモンの働きの影響で血糖値が下がるため、“甘いものを食べたくなる時期”です。
しかし、黄体期は脂肪を溜め込みやすい時期なので、甘い食べ物をたくさん食べると太ってしまうことがあります。
1日3食、バランスのよい食事をとろう
1日3食、欠食なく食事をとることで、間食に対する欲求を減らせます。
空腹の時間が長くなると甘い物に手が伸びやすくなるので、注意しましょう。
セルフケアを行うと、黄体期の気分・体調のゆらぎが改善されやすくなります。
黄体期を穏やかに過ごすためにも、一度生活習慣を見直してみることをおすすめします。