「黄土色でふわふわの便」が出た…これって大丈夫?原因は?要注意の症状も解説

更新日:2023-04-24 | 公開日:2022-11-30
18

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

「黄土色でふわふわの便」が出た…これって大丈夫?原因は?要注意の症状も解説

ふわふわした便が出るけど、大丈夫なの?

黄土色のふわふわした便が出る原因について、お医者さんに聞いてみました。

要注意なケースも紹介するので、心当たりがないかチェックしましょう。

監修者
岡村 信良 先生

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
内科医

岡村 信良先生

経歴

平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

「黄土色でふわふわの便」が出た!体に異常があるの?

医師男性

黄土色や黄色は、通常の便の色です。
また、ふわふわした便が1回出る程度であれば、「ゆるい便が出ただけ」と考えられるため、心配いりません

便に含まれる水分が多いと、ふわふわした柔らかい便になります。
体の冷えやストレス、暴飲暴食などの原因が考えられますが、1回程度であれば問題ないでしょう。

こんな便は要注意

 

便の色が黒色濃い茶色だと、便が腸に停滞している可能性があります。

また、赤色が混じると出血が疑われるので、注意が必要です。

ふわふわうんちの「よくある3つの原因」

  1. 体が冷えている
  2. アルコールのとり過ぎ
  3. ストレス・緊張

ふわふわした黄土色の便が出る場合、よくある原因として上記の3つが考えられます。

よくある原因① 体が冷えている

全身の震え 病気

医師男性

体が冷えると、胃や腸も冷えて動きが悪くなります。

すると、腸が水分を吸収しきれず便に水分が多く含まれるため、ふわふわした便が出ます。

デスクワークで座っている時間が長い人や、運動不足の人は体が冷えやすいです。

対処法は?

体の冷えに心当たりがある人は、普段から以下の対策を行いましょう。

  • 部屋の温度を暖かくする
  • 暖かい格好をする(衣類で調整する)
  • カイロをなど使ってお腹を温める
  • 温かい食べ物・飲み物をとる
  • 適度に体を動かす

よくある原因② お酒を飲みすぎている

お酒

医師男性

お酒をたくさん飲むと、大腸が活発化して水分が吸収されなくなるため、便に水分が多く含まれます。
その結果、柔らかい便が出やすくなります。

また、アルコールの過剰摂取は、水分・電解質が排出されやすくなるため、下痢を起こしやすいです。

対処法は?

お酒を飲みすぎたら、きちんと水分補給を行いましょう。
経口補水液を飲むのがおすすめです。電解質を補給できるため、早い回復が見込めます。

よくある原因③ ストレス・緊張

緊張

医師男性
ストレスや緊張によって自律神経が乱れると、腸が過敏になりやすいです。
すると、便が柔らかくなったり、下痢を起こしたりすることがあります。

一時的なものであれば過度な心配はいりませんが、ストレス自体は自律神経に影響してさまざまな不調につながるため、適度に発散することを心がけてください。

対処法は?

まずは、

  • 6~8時間程度の睡眠時間を確保する
  • 仕事や家事で無理をし過ぎず、適度に休息をとる
  • 温かい飲み物を飲む

などして、体を休めましょう。リラックスして過ごすことが大切です。

黄土色のふわふわ便を繰り返すときは要注意!

  • 短い時間に何度も同じ状態の便が出る
  • 下痢症状があり、悪化している
  • 強い腹痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 冷や汗
  • めまい
  • 湿疹
  • 痙攣
医師男性
上記に該当する場合、ウイルス感染食中毒などが考えられるため、医療機関で受診しましょう。

感染したウイルスによっては、治療が必要なケースもあるので、早目に受診してください。
まずは「内科」で相談するとよいでしょう。
病院では、問診・腹部の触診などが行われます。

医師に症状を伝えるポイント

  • 頻繁な排便があったか
  • 時間の経過に伴う便の変化
  • 便の特徴以外の症状(発熱・腹痛・嘔吐・吐き気など)
  • 不調の原因として思いあたること

受診の際に上記の点を伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。

内科を探す

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

合わせて読みたい
なぜ?下痢が3日以上も続く原因。早く治すには?食事・病院の受診目安も
2020-09-23
3日以上も続いている、つらい下痢を早く治したい! 少しでも早く、下痢の症状を楽にする方法をお医者さんに教えていただきました。 やってはいけない対処法、病院に相談が必要なケースなども解説しているので参考にしてください。 下痢が長引いている…早く治すには? 下痢の症状を早く抑えたいときは、次の対処法を試してください。 水分補給を十分に行う 消化のよい食べ物を食べる (例)おかゆ、煮込んだうどん、みそ汁、野菜スープ、りんごのすりおろし等 傷ついた粘膜を改善するためタンパク質を含む食品を摂る (例)豆腐、卵、鶏ささみ 乳酸菌を摂る (例)ヨーグルト、納豆等 安静にする 体が冷えないように温める 下痢のときに「やってはいけない対処」 次のことを下痢の状態で行うと、症状を悪化させる可能性があります。 消化吸収がよくない食品を食べる(腸に負担がかかる) (例)脂肪分を多く含む肉類、魚類、ラーメン、貝類等 刺激が強い食品を食べる(腸の運動が過剰になる) (例)アルコール類、炭酸飲料、コーヒー、香辛料等 暴飲暴食 暴飲暴食は、腸に過度の刺激を与えるため下痢が起きやすくなる 自律神経のバランスを崩す生活 過度のストレス、睡眠不足等は自律神経のバランスを崩して、腸に負荷をかける場合がある 市販薬は使ってもいい? 症状が軽い場合は、市販の下痢止めや整腸剤を使い、下痢による脱水や体力の消耗を食い止めてもいいでしょう。 ただし、下痢を起こす原因によっては、市販薬の服用により症状の改善が期待できない場合があるため、できるだけ医療機関を受診し、症状や原因に合った薬の処方や治療を受けることをおすすめします。 なぜ?3日以上も続く下痢の原因(腹痛ナシの場合) 下痢が長引いていて、腹痛をともなわない場合は、次の原因が考えられます。 それぞれに対応する対処法を行ってください。 原因① 消化機能の低下 暴飲暴食により、消化しきれず残った食べ物等が腸に刺激を与えると下痢を起こす場合があります。 また、胃腸が冷えると、胃腸の血行不良が起こり、消化機能が低下して下痢を起こす場合があります。 下痢の特徴:水っぽい便 下痢以外の症状:腹部不快感、ゲップ等 対処方法:暴飲暴食しない、冷えないようにする 原因② ストレス 過度のストレスや過労等により自律神経が緊張状態になり、腸が過剰反応する(腸が痙攣する)と下痢を起こす場合があります。 下痢の特徴:水っぽい便 下痢以外の症状:便秘 対処方法:ストレスを溜め込まない、ゆっくり休む、十分な睡眠時間を確保する 原因③ 刺激物の摂取過剰 アルコールや香辛料等の刺激が強いものを過剰摂取すると、胃酸が必要以上に分泌されて、胃壁粘膜を傷付けたり、蠕動運動を活性化したりして下痢を起こす場合があります。 下痢の特徴:水っぽい便 下痢以外の症状:便秘 対処方法:胃を休める、水分をしっかり摂る、安静にする 3日以上も続く下痢の原因(腹痛アリの場合) 長引く下痢の中でも、腹痛がある場合は、次の原因が考えられます。 原因① 過敏性腸症候群(IBS) ストレスや緊張等が原因で、消化管の運動異常、知覚過敏が起こり下痢を起こすと考えられています。 下痢の特徴: 月に3日間以上腹痛を伴う下痢や便秘が起こる 排便すると症状が緩和するケースが多い 下痢と便秘を交互に繰り返すケースが多い 下痢以外の症状:腹痛、腹部不快感、腹部膨満感(ガスの過剰生産)、便秘 対処方法: 多くの場合、整腸剤等を用いた薬物療法、ストレスの除去、生活習慣の見直し・改善、十分な睡眠時間を確保する等を行う 原因② 食中毒(感染性腸炎) サルモネラ菌、ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、O-157等のウイルスや細菌が体内に侵入することで下痢が起こります。 下痢の特徴:激しい下痢 下痢以外の症状:腹痛、発熱、嘔吐、血便等 対処方法: 水分をしっかり摂り安静にする ウイルス性の場合には抗生物質は無効、細菌性の場合は有効 (腹痛が強い、血便がある場合は、細菌性の下痢のケースが多い) 原因③ 乳糖不耐症、アレルギー性胃腸炎 牛乳等の乳製品に含まれている乳糖を分解する酵素が少ないことで下痢が起こります。 アレルギー性胃腸炎は、アレルギーを引き起こす原因物質を摂ることで下痢が起こります。 下痢の特徴:水っぽい下痢 下痢以外の症状:腹痛、嘔吐等 対処方法:水分をしっかり摂り安静にする 病院に行くべきケース 次の症状が出ているときは、病院を受診してください。 経験したことがないほど症状の重い下痢 排便しても腹痛が続く 下痢や腹痛等の症状がどんどん悪化していく 下痢が続いて脱水症状が起こっている(尿量低下、口がひどく渇く等) 下痢症状に加えて、発熱、悪心、嘔吐等の症状があう 血便 下痢が1週間以上続く 上記の症状が出ているときは、内科、胃腸内科、消化器内科の受診をおすすめします。 内科を探す 「深刻な病気」が隠れているケースも なかには、ただの下痢では済まされない、深刻の病気の可能性があります。下痢が長く続くときは、病院を受診するようにしましょう。 潰瘍性大腸炎・クローン病 慢性的に消化管(腸)の炎症が続く状態です。 腸に炎症が生じると、腸粘膜から細胞内の液体や血液成分が滲出し、便の水分量が増加して下痢状態になります。 慢性膵炎 膵臓に炎症が生じて膵液の分泌が減少すると、脂肪分の消化吸収が滞り、下痢が起こります。 虚血性腸炎 腸に血液を送る血管の血流が滞り、腸の機能が低下する状態です。 大腸がん 大腸がんが進行して、大腸の内部が狭くなると、下痢と便秘を繰り返す症状があらわれることが多いです。 参考 日本臨床内科医会 下痢の正しい対処法 http://www.japha.jp/doc/byoki/042.pdf 公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター 潰瘍性大腸炎(指定難病97) https://www.nanbyou.or.jp/entry/62 公益財団法人長寿科学振興財団 下痢 https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/geri.html

無料で試せるストレスタイプ診断

スマホを触る女性

完璧主義や心配性など、あなたのタイプを簡単に診断!

日々のストレスに対処するスキルを身につけましょう

「Awarefy」のストレス診断
無料で受けてみる

※ストレスタイプ診断は無料ですが、結果を見るには無料のアカウント登録が必要です

\3000円相当のポイントプレゼント実施中/

メザニン

「メザニン」
まずは無料相談

\この記事は役に立ちましたか?/
役に立った! 18
※記事の内容は公開日時点の情報です。掲載後の状況により、内容に変更が生じる場合があります。

さやけん

おすすめ記事
関連記事