「尿が魚臭い…」原因は膀胱炎?病院は何科?泌尿器科と婦人科、どっち?

更新日:2022-08-31 | 公開日:2022-08-31
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「尿が魚臭い…」原因は膀胱炎?病院は何科?泌尿器科と婦人科、どっち?

尿が魚臭い…。
これって膀胱炎?

膀胱炎だと「尿が魚臭くなる」ことはあるのか、お医者さんに聞きました。

他の病気の可能性や、受診目安についても解説します。

監修者
荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

「尿が魚臭い」のは膀胱炎のサイン?

医師男性
膀胱炎を発症している時の尿は、魚臭くなることがあります。
しかし、「尿が魚臭い」というだけで、膀胱炎にかかっているとは言い切れません

尿の臭いだけでなく、排尿痛や下腹部痛などの症状がある場合は、膀胱炎が疑われます。

膀胱炎は、尿道や膀胱で細菌が増殖してしまう病気です。
細菌の死骸や、細菌を攻撃するために使われた白血球などが尿に混じることがあります。

そのため、いつもと比べて尿の色や臭いが変わることがあります。

臭いが強いのは重症化してるってこと…?

 

臭いの強弱でだけで病気の進行具合を判断することはできません。

体の細胞が細菌と戦って、細菌をやっつけた残骸から臭いが発せられたりすることもあるためです。

膀胱炎を発症している場合の「尿の特徴」

医師男性
膀胱炎を発症しているときには、下記のような特徴や症状が見られます。

臭い

  • 魚臭い
  • 生臭い
  • 食べ物が腐ったような臭い

見た目・色

  • 透明感がない・濁っている
  • 色が濃い
  • 血が混じっている
  • 薄ピンク・赤っぽい色

排尿間隔

  • 排尿間隔が短くなる(トイレに行きたいと感じる回数が増える)

排尿感

  • 残尿感(尿が残っている感覚)が強くなる
  • 出ないのにまだ出したいという感覚がある
  • 排尿痛が出ることがある
  • 尿失禁(自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまう状態)が出ることもある

そのほか

  • 発熱が出ることがある
  • 下腹部痛がでることがある

「膀胱炎以外の病気」でも尿の臭いは変わる?

医師男性
膀胱炎の他にも、糖尿病ガンなどにより、尿の臭いが変わることがあります。

「膀胱内での細菌の増殖」「尿を作る・尿をろ過する機能にトラブルが起きる」等により、通常よりも尿の臭いがきつくなることがあります。

また、体調がよくない時に、一時的に臭いが強くなることもあります。

普段から尿の臭いをチェックしよう

 

尿は健康状態を把握するバロメーターです。

  • 魚臭い・生臭い →「膀胱炎」
  • 甘い臭い →「糖尿病」

など、病気によって、尿の臭いにはそれぞれ特徴があると言われています。
健康体の尿は、排出したてのときはほとんど臭いません(※)。

 

いつも尿の臭いを嗅いでおくと、臭いが変わったことに気が付きやすくなります。
普段から臭いをチェックする習慣をつけましょう。

 

※ただし、そのままトイレで流さないで放置していると、アンモニアが増えて臭いを出します。

病院で相談する目安

医師男性
尿の臭い以外に、以下のような症状が出ている場合は、膀胱炎が疑われます。
早めに病院を受診しましょう。
  • トイレが近い・尿の回数が多くなる
  • 夜間に何度もトイレに行く
  • 尿が出にくい
  • 残尿感がある
  • 血尿が出た
  • トイレを我慢できずに漏らしてしまう
  • 排尿中・排尿後に痛みが生じる
  • 下腹部痛
  • 発熱を伴う
  • 腎臓周辺(わき腹と背骨の中間あたりの場所)に痛みがある

膀胱炎を放置して悪化すると、下腹部痛・頻尿・排尿痛が強くなり、医療機関を受診するのもつらくなります。
そのまま進行すれば「腎盂炎」(腎臓の周辺の炎症)に悪化する可能性もあります。

膀胱炎以外の他の病気のリスクもあるため、早めの受診が重要です。

違和感を覚えたときにすぐ受診して尿検査を受ければ、早期に膀胱炎だとわかり、早く治療を受けられます。

市販薬の使用には注意!

 

市販薬の使用には注意が必要です。

市販薬に頼っていると、膀胱炎以外の病気だった場合に発見が遅れてしまいます。

早めに病院を受診して、なるべく処方された薬を使うようにしてください。

市販薬を使いたい場合は、医師に確認をとりましょう。

病院は何科?

医師男性
膀胱炎が疑われる場合は、「泌尿器科」を受診しましょう。

泌尿器科では、尿管・尿道・膀胱・腎臓などを中心に詳しく診てもらえます。

「内科」や「婦人科」でも診てもらえる?

医師男性
内科や婦人科でも、「尿検査」を通して膀胱炎の有無を調べられます。
抗生物質の処方もできるため、軽度の膀胱炎であれば治療可能です。
  • 症状が軽い
  • 自宅近くに泌尿器科がない

といった場合は、「内科」「婦人科」で相談するとよいでしょう。

また、膀胱炎は女性に多く、妊娠中もなりやすいです。
妊娠中に腹痛や尿の臭いの変化があれば、早めにかかりつけの「産婦人科」に相談しましょう。

医師に伝えるポイント­­­­­­­­

  • 気になっている症状
  • いつから症状が出始めたか
  • 過去に膀胱炎になったことがあるか
医師男性
受診の際は上記の点を医師に伝えると、診察がスムーズに進むと考えられます。

尿の臭いで膀胱炎を疑う場合は、「尿の臭いがきつくなって、臭いので調べて欲しい」と伝えましょう。

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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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