【体内酵素を増やすには?】おすすめの食べ物・メニュー!サプリで補える?

更新日:2023-04-24 | 公開日:2021-09-17
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【体内酵素を増やすには?】おすすめの食べ物・メニュー!サプリで補える?

消化酵素を節約し代謝酵素の量を増やすことや代謝酵素の働きをサポートする役割が食べ物に含まれている「食物酵素」です。

栄養士さんに「おすすめの食べ物」「食事メニュー」を聞きました。
サプリドリンクでも体内酵素を節約できるのかどうかも紹介していくので、併せてチェックしましょう。

監修者
望月 理恵子 先生

株式会社Luce
管理栄養士

望月 理恵子先生

経歴

株式会社Luce代表/健康検定協会理事長、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。

体内酵素を節約する食べ物は?

専門家女性

体内の酵素を増やすためには、

  1. 生の野菜や果物、ナッツ類
  2. 発酵食品

を摂るといいでしょう。詳しく解説していきます。

その① 生の野菜・果物・ナッツ類

果物

専門家女性
酵素は、食べ物の中でも特に生野菜や果物に多く含まれています。

生野菜や果物から酵素を摂取すると、もともと体内にある酵素の消費量が抑えられます。
その結果、体内酵素を節約できると考えられています。

具体的には、以下の食材を取り入れるようにしてみましょう。

野菜 トマト、ほうれん草、レタス、小松菜、ブロッコリー、大根、ニンジン、アボカド等
果物 バナナ、イチゴ、キウイフルーツ、いちじく、りんご、パパイヤ、マンゴー等
ナッツ類 生アーモンド、生カシューナッツ

その② 発酵食品

発酵食品

専門家女性
微生物の力で発酵が促進された食べ物の中には、食物酵素が豊富に含まれています。
そのため発酵食品を積極的に摂取すると、体内酵素を補うことができます。

その結果、酵素を作り出す腸内細菌の活動も活性化します。

具体的には、納豆、味噌、醤油、酢、ヨーグルト、チーズ、漬物、キムチ、麹、鰹節、発酵玄米などを毎日の食事に取り入れることをおすすめします。

いつ、どんな風に食べるのがいいの?

専門家女性
食べた物がすぐにエネルギーとして使用される朝食時に摂ることがおすすめです。

特に果物に含まれている果糖は、体内への吸収が早く、素早くエネルギーに変換されます。
果物は食後に食べるイメージがありますが、食前または食間に食べる方が、果物がもつ栄養分を十分吸収できると考えられています。

また、ボリュームの多い食事や遅い夕食の前に摂っておくことで、消化がスムーズになります。

より効果が実感できる「おすすめの食べ方」は?

擦りおろし大根

<野菜、果物の場合>

  • 野菜、果物は新鮮なものをそのまま生で食べる
  • 旬の食材を食べる
  • 大根は生のまますりおろして使用する(ニンジン、タマネギもおすすめ)
  • 果物はいろいろな種類を加えてミキサーで混ぜてスムージーやジュースにする

※生の食べ物には、熱に弱い酵素が多く、加熱(多くの場合50度以上)によって失活します。また、植物性の酵素を含む栄養分は細胞膜に包まれているため、細胞膜を破る食べ方(すりおろしやジュースなど)をすることで活性化します。 また、旬の食材はその時の栄養価が一番高いものを旬というので、酵素も多く含まれていると考えられます。

<発酵食品の場合>

  • 納豆とキムチを合わせる
  • 味噌と酒粕を合わせた粕汁(野菜も加える)
  • 甘酒とヨーグルトを合わせる
  • 酢とオリーブオイルを合わせてドレッシングとして活用する

体内酵素は、サプリやドリンクでも補える?

専門家女性
酵素配合のサプリメントやドリンクの摂取をしても、酵素による健康効果は期待できません。

口から摂取した酵素は、自身がもつ消化酵素により分解されてアミノ酸として吸収されるため、そっくりそのまま酵素としては吸収できません。

酵素を体内で増やすには、たんぱく質の材料となる栄養素やサポートする栄養素(ビタミン、ミネラル等)を摂ったり、腸内環境を整え腸内細菌酵素を活性化する必要があります。
そのため、栄養補助や整腸を目的としたサプリ・ドリンクであれば、酵素を増やすサポートができます。

他にも、こんなことを心がけよう

身体 温める

専門家女性

酵素の機能を向上できるよう、

  1. 体を冷やさない
  2. ストレスを溜めない
  3. 生活習慣を見直す

といったことを心がけましょう。

その① 体を冷やさない

専門家女性
体を温めることで酵素の働きが活性化すると、大量に酵素を使用しなくても活動できるようになり酵素の無駄使いを抑制できます。

具体的には、

  • 首、足、腹部等を温める
  • 半身浴をする
  • 足湯をする
  • 冷たい飲食物を摂り過ぎない
  • 薄着をしない

等、体が冷えないようにしてください。

その② ストレスを溜めない

専門家女性
過剰なストレスが掛かると酵素の機能が低下します。
ストレスを溜め込まないように、することで、代謝や体温が上昇し、酵素が活性化します。

ストレスを感じないようにするのは難しいため、そのストレスを上手に発散する方法を見つけて実践するようにしてください。
ウォーキング、ヨガ、ストレッチ、腹式呼吸等を無理のない範囲で行うことがおすすめです。

その③ 生活習慣を見直す

専門家女性
上記に加えて、十分な睡眠時間を確保する、食べ過ぎない等も心掛けるようにしてください。
  • 酵素は眠りについている時間に作られるため、十分な睡眠時間を確保する
  • 食べ過ぎると、消化するために多くの消化酵素を消費してしまう
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