「暑いのに汗がでないのはなぜ?」
無汗症の症状について、医師が詳しく解説します。
汗は体温調節に重要な役割を担っています。
汗が出ない人は熱中症にかかりやすいので要注意です。
監修者
経歴
北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長
を経て2024年JUN CLINIC横浜 就任
暑いのに汗がでない…まずは水分不足に注意!
水分不足、熱中症は命に関わることもあるため危険です。
まずは水分を十分にとり、涼しい場所で体を休めましょう。
原因
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症状
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対処法
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水分不足
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体温が上がる、顔が赤くなる、食欲がない、唇など皮膚がカサカサしてくる、ぼーっとする
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体を冷やす、水分を補給する、点滴治療を受ける
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熱中症
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体温が上がる、顔が赤くなる、食欲がない、意識レベル低下、めまい、吐き気、尿量減少、頭痛など
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体を冷やす、水分を補給する、点滴治療を受ける
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自律神経の異常
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のぼせ、ふらつき、頭痛、めまい、疲れやすい、残尿感、便秘、下痢、不眠、記憶力低下など
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体と心を十分休める、飲酒やカフェイン摂取をやめる、規則正しい生活を心がける
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全く汗がでない場合…「無汗症」を発症しているかも
無汗症とは、全身的に発汗がない(汗をかかない)状態をいいます。
無汗症の人は、発汗ができない以外の体の異常はありません。
しかし、汗をかけないため高温環境では体温が上昇しやすく、熱中症になりやすい傾向があります。
無汗症を発症しやすい人
無汗症は、先天的なものと後天的に発症するケースの両方があります。
後天的な場合は、10〜30代の若い男性に多く発症しています。
無汗症になってしまう原因は?
- 汗腺の異常(エクリン腺など)
- 自律神経の異常
- 自己免疫疾患(※)
- 薬剤の副作用
などが原因として挙げられます。
(※)自己免疫疾患…自分の細胞を異物と認識し、排除しようとする病気
無汗症になってしまう原因は多岐にわたり、人によって様々です。なかには原因が不明なケースもあります。
無汗症の症状チェック
「汗をかかない」という症状に加え、以下に心当たりがある人は、無汗症が疑われます。
- ほてり感、顔面紅潮
- 体温上昇
- 頭痛
- めまい、吐き気
- 発熱
- 動悸(どうき)
- 脱力など
※重症化すると、熱中症を引き起こす場合もあります。
無汗症かもと思ったら…一度病院で検査を!
暑いのに汗が出ないことが度々ある場合は、放置せずに医療機関で相談をしましょう。
無汗症は熱中症につながる病気なので、医師の診断のもとで対処する必要があります。
「汗をかかないなんて羨ましい」は大間違い
汗には、
といった重要な働きがあるため、無汗症によって体に不調をきたすケースもあります。
汗をダラダラかいてしまうのを不快に感じるかもしれませんが、汗をかくことで体の健康が保たれているのです。
皮膚科を探す
基本の対処は「涼しいところで過ごす」こと
無汗症の人は、
- 涼しい環境で過ごす
- 激しい運動を控える
- いつでも体を冷やせるように、ペットボトルを携帯する
の3つを心がけてください。
無汗症の人は、「運動をする」「高温多湿なところに長い時間滞在する」といった行動で、熱中症を発症するリスクが高くなるため要注意です。
ペットボトルは、水分補給のために使いますが、冷やしたものや凍らせたものであれば、体を冷やすことにも使用できます。
気温の上昇や熱い場所に行く際は何本か用意し、脱水や熱中症予防にしようしましょう。
病院で行われる「無汗症の治療」
無汗症の病気を根本から治す治療はありません。
そのため、病院では病気の進行を抑え、重症化を防ぐための治療が行われます。
また、ほかの病気が原因で無汗症を発症している場合、その病気を治療も行います。
ステロイド剤で「症状が軽くなる」ケースも
後天性の無汗症の場合、半数以上がステロイド剤の全身投与が有効です。
有効な人は、ステロイド剤の作用で症状が軽くなります。
無汗症は…何科で相談すればいい?
まずは皮膚科で相談しましょう。
梅雨〜夏時期に無汗症を疑う場合は、早急に受診しましょう。
暑い季節は熱中症にかかるリスクが上がるので危険です。
医師に伝えるポイント
- 「汗が出にくくなっている」と感じたのはいつ頃からか
- 他に感じる体調不良があるか
などを医師に伝えましょう。
皮膚科を探す
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2022-02-24
「40代、何をしても痩せない…」
「どうすれば痩せられる?」
40代で急に痩せにくくなる理由を、栄養士さんに聞いてみました。
痩せたい人におすすめの食事や生活習慣についても解説します。
40代になって「何をしても痩せない…」
20代の頃は少し食事を制限したりちょっとウォーキングを続けるだけでサっと体重が落ちたのですが、40代になって若いときと同じようなことをしても全く体重が変わらずガッカリしました。
(40代女性)
少し痩せたと思っても、脂肪以上に筋肉が減っていく感じがするのできれいに痩せるのが難しいと感じます。
(40代男性)
40代「急に痩せにくくなる」理由
40代になると、
「加齢による筋肉量の低下」 → 基礎代謝量が落ちる
「女性ホルモンの低下」 → 脂質代謝が悪くなる
などの理由で痩せにくくなります。
20代~30代までは代謝が良いことから、多少太ってしまっても短期的な食事制限などで体重が元に戻りやすいです。
一方で40代からは脂肪が落ちにくくなるため、食事・運動の習慣をきちんと見直さないとなかなか痩せられません。
40代「痩せにくい人」の特徴
太ってしまうのは、体質よりも生活習慣の影響が大きいです。
下記は、痩せにくい人の特徴としてあげられます。
栄養バランスが偏った食生活
不規則な生活をしている
睡眠不足
運動不足
なぜ?「何をしても痩せない…」
なかなか痩せられない人は
野菜ばかり食べる
カロリーばかり着目している
運動した後に食べ過ぎている
などの間違ったダイエットを行っている場合があります。
間違い例① 野菜ばかり食べる
野菜ばかり食べてたんぱく質が不足していると、筋肉量が減ってしまいます。
筋肉量が減ると「基礎代謝量」も減少して痩せにくくなってしまいます。
間違い例② カロリーばかり着目している
食事のカロリーばかり気にしていませんか?
食事に含まれる塩分の摂取量が多いと「むくみ」が生じやすくなるため、痩せにくくなってしまします。
特に加工品や惣菜は、食塩が多く含まれるものが多いため、塩分の過剰摂取になりやすいです。
間違い例③ 運動をした後に、食べ過ぎている
運動による消費カロリーは思っているよりも少ないため、運動後に食べ過ぎてしまうと太る原因になります。
消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っていると、痩せるのは難しいです。
▼カロリー消費量の一例(体重50㎏の人の場合)
運動方法
時間
消費カロリー
ランニング
15分
90 kcal
ジョギング
30分
130 kcal
早歩き
10分
25 kcal
※上記は一例です。運動による消費カロリーは運動時の負荷や筋肉量などによって変わります。
「いろいろ試したけど痩せない」人が最初にやること
まずは「一日に何をどのくらい食べているか」を記録してみましょう
現在の食生活を振り返り、不足や過剰がある場合は改善することで痩せやすくなると考えられます。
本気で痩せたい40代が「食事で気をつける3ポイント」
40代で痩せたい人は、
1日3回、バランスの良い食事をとる
副菜→主菜→主食の順で食べる
減塩を心がける
などの「食事改善」が効果的と考えられます。
また、食事改善に加えて運動も取り入れると良いでしょう。
特に「筋トレ」で筋肉量をアップさせると、代謝が促されやすくなります。
ポイント① 1日3回、バランスの良い食事をとる
バランス良く栄養が摂れるよう、「和定食」のように主食・主菜・副菜を揃えましょう。
3食バランスの良い食事を心がけると、代謝が良くなって痩せやすくなると考えられます。
バランスの偏った食事は、血糖値の変動や食後の腹持ちに影響します。
血糖値の急上昇による脂肪の蓄積を避けるためにも、糖質の多い食事は控えましょう。
特に、空腹時に糖質を最初に食べたり多く摂取したりすると、脂肪の蓄積を招いて太る原因になってしまいます。
反対に、痩せたいからと食事を抜くと、間食や次の食事で食べ過ぎにつながってしまうことがあります。
「たんぱく質」を毎食取り入れよう!
たんぱく質は「筋肉を作る材料」になるため、基礎代謝を上げて痩せやすい体を作るために大切な栄養です。
また、たんぱく質は消化に時間がかかるため、毎食しっかりとることで空腹を感じにくくなり、間食や食べ過ぎを防げます。
色々な食材を組み合わせ、毎食しっかりたんぱく質をとりましょう。
食材
たんぱく質含有量の目安※
鮭
22.3g
牛肉(モモ)
21.2g
たまご(Mサイズ2個分)
12.2g
木綿豆腐
7.0g
絹豆腐
5.3g
ひきわり納豆
16.6g
糸引き納豆
16.5g
※全て食品可食部100gあたりのたんぱく質含有量です。
ポイント② 副菜→主菜→主食の順で食べる
副菜→主菜→主食の順で食べると、食べ過ぎや血糖値の急上昇、脂質の吸収を抑えられるため、太りにくくなります。
特に食事の最初に「海藻類」を食べると、海藻に含まれる「水溶性食物繊維」が糖質や脂質の吸収をゆるやかにし、脂肪蓄積の予防につながります。
また、一口ずつよく噛んでゆっくり食べましょう。
何かをしながらの“ながら食い”はやめましょう。
ポイント③ 減塩を心がける
減塩を心がけることで、むくみにくくなり痩せやすい体になります。
味噌汁や煮物はダシをとって味をつける
減塩調味料を使う
醤油やタレはかけずに“つける”
ハムなどの塩分が多い加工品は控える
麺類・煮物の汁は残す
インスタント食品は控える
などを心がけて、減塩しましょう。
汁物の味付けは、昆布やカツオ節からとると減塩につながります。市販の食塩無添加のだしパックを使うのもよいでしょう。
醤油などは直接食事にかけるよりも、小皿にとって少しずつつけて食べるのがよいでしょう。
\摂りすぎ注意/
水産加工品
しらす、干物、スモークサーモン、いくら等
畜産加工品
ベーコン、ハム等
40代のための「痩せる習慣づくり」
健康的に痩せるためには、
1日7〜8時間の睡眠時間を確保する
こまめにストレスを発散させる
規則正しい生活を送る
といったこと意識しましょう。
痩せる習慣1. 1日7〜8時間の睡眠時間を確保しよう
睡眠不足は食欲増進ホルモンの分泌を促してしまうため、睡眠はとても重要です。
1日7〜8時間を目安に、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
良質な睡眠をとれるよう、
寝室の温度・湿度を調節して過ごしやすくする
肌さわりのよいパジャマを着る
といった対策もおすすめします。
痩せる習慣2. こまめにストレスを発散させよう
ストレスや疲労が溜まると、食べ過ぎてしまうことがあるので要注意です。
好きな音楽を聴く
友人や家族と会話する
などで、溜まったストレスをこまめに発散させましょう。
痩せる習慣3. 規則正しい生活を送ろう
「自律神経」のバランスが安定した状態になると、代謝が良くなりやすいです。
休日も平日と同じ生活リズムで過ごす
起床したら、陽の光を浴びる
起床1時間以内に、朝食を食べる
夜更かししない
などを意識して、規則正しい生活を送りましょう。
「40代でも痩せられた!」ダイエット成功体験談
私が主人と一緒にやって無事に体重を各自5キロほど落としたダイエット方はワンプレートダイエットです!
ワンプレートにご飯・スープ・おかず・サラダ等すべての献立を盛り付け、その分だけ食べてお代わりは無しです。
朝昼は自由に食べて、夜だけワンプレートダイエットを行いました。夜だけなのでストレスも少ないし、盛り付ける作業がゲーム感覚で楽しかったです。
(40代女性)
まず間食を控えました。
甘い物やお菓子が大好きだったので、甘い物が食べたくなった時はドライフルーツやフルーツを食べました。それでもチョコが食べたくなる時は、間食ではなくご飯の時に食べることにしました。
以前は体重計には毎日のっていましたが、「体重よりも見た目を重視すべき」と気づいたので、体重が減らなくても気にしないようにしました。
(40代女性)
自分一人では気持ちが続かないため、スポーツジムに入り、そこで専門家指導のもとダイエットを行いました。
スポーツジムに行かなくなると、担当者が尻を叩いてくれたことで、目標の体重まで落とすことができました。
(40代男性)
定期的に運動をすることに加え、毎日スクワットを行い、太ももの筋肉を鍛えることで基礎代謝をあげで体重を落とした。
体型が変わるとオーダーメイドで作ったスーツを着られなくなるので、「ずっとスーツを着続ける」ことを目標に体重を維持するモチベーションを保ちました。
(40代男性)
▼参考
日本人の食事摂取基準(2020年版) たんぱく質
文部科学省 食品成分データベース
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2022-03-31
「何をしても痩せないのは、ホルモンバランスが関係してるの?」
「この場合どのように対処したらよい?」
ダイエットをしているにもかかわらず全然痩せないのは、ホルモンバランスが関係しているのか栄養管理士さんに聞いてみました。
”ホルモン太り”の基本対処法、ホルモンの種類ごとのダイエット方法なども解説します。
何をしても痩せないのは「ホルモンのせいかも」
ダイエットをして食事にも気を遣っているのに全然痩せません。
ホルモンバランスが関係しているかもしれないって本当ですか?
100%そうとは言い切れないのですが、ホルモンバランスが崩れると、代謝が悪化して、脂肪を溜め込みやすい体質になる可能性があります。
そのような状態の場合、食事に気を遣ってもダイエットの結果が出にくくなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ予防はシンプルです。
規則正しい生活をする
睡眠は十分にとるようにする
バランスのよい食事を心がける
適度な運動を行う
といったことを行うとよいでしょう。
あなたはどれ?ホルモン太りタイプ別チェック
ホルモン太りにも、3つのタイプに分けることができます。
あなたはどのホルモン太りタイプでしょうか?チェックしてみてください。
タイプ
特徴リスト
①女性ホルモン減少型
動悸や息切れがする
肩がこり、疲れやすい
眠りが浅い、眠れないことがある
間食がやめられない
②ストレスホルモン増加型
ストレスの多い職場で働いている
考え込んでしまう
睡眠時間が短い
生活リズムが一定でない
疲れが溜まっている
自分の時間がない
③甲状腺ホルモン異常型
常にだるく、元気がない
むくみやすい
便秘気味
首あたりに圧迫感がある
タイプ① 女性ホルモンの減少型
女性ホルモンが減少することで糖や脂肪の代謝が悪くなり、太りやすい身体になっています。
女性ホルモンは、体内の様々な機能の調整を行っています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2種類があり、これらは糖や脂肪の代謝にも関与しています。特にエストロゲンにはコレステロールを減らす働きがあります。
また、喫煙も女性ホルモンを減少させてしまいます。
「女性ホルモンの減少型」におすすめのダイエット
生理周期が乱れていたら、
規則正しい生活
バランスの取れた食事
しっかりと6~8時間の睡眠をとる
など生活の改善を行い、正しい生活サイクルに戻すことをおすすめします。
他にも
体を冷やさない
ストレッチやマッサージをする(血流がよくなるように)
腸内環境を整える
大豆製品を食べる
節煙・禁煙する
といったこともおすすめです。
ホルモンは血流に乗って体内の作用する場所へ移動します。
血行が悪いとホルモンが行くべき場所へ行けなくなってしまい、結果的に代謝量の低下につながる可能性があるため、季節に関わらず身体は冷やさないようにしましょう。
朝や夜にストレッチを行う習慣をつけると、基礎代謝を上げる助けとなるのでおすすめです。
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た化学構造をしており、食べることで女性ホルモンの減少を補うのではないかと期待されています。
納豆や豆腐など+1品しやすい食材でもあるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
その② ストレスホルモンの増加型
ストレスホルモンが過剰に分泌されることによって太りやすい身体になってしまいます。
ストレスが原因で分泌が増えるホルモンには数種類ありますが、特に「コルチゾール」
というホルモンは、慢性的に分泌されると糖新生(※1)を促進させ、インスリン抵抗性(※2)を高めます。
※1糖新生とは
体内の糖質でない物質(タンパク質や脂質等)から糖質を生成することをいいます。糖新生が過剰に行われてしまうと、筋肉が減ってしまい、代謝が低下して痩せにくい身体になってしまいます。
※2インスリン抵抗性とは
体内の糖質を筋肉や内臓、脂肪組織に取り込むのを促進するホルモンです。インスリン抵抗性とは、インスリンが効きづらくなる状態のことをいいます。筋肉や内臓でインスリンが効きづらくなると、脂肪組織への糖質の取り込み量が多くなります。
そうすると、脂肪組織が大きくなり、結果的に肥満に繋がってしまいます。
「ストレスホルモンの増加型」におすすめのダイエット
毎日少しでも身体を動かす
半身浴でリラックスする
深呼吸をする
しっかりと睡眠をとる
といったことを意識しましょう。
少しでも身体を動かすことはストレス解消になります。
ランニングなどの運動はもちろん、ウォーキングでも十分にストレス解消効果があります。
20分以上歩くことで、ダイエットにもなります。
半身浴もおすすめです。
寝る前に半身浴を行うことで、眠りにつきやすくなります。継続して行うことによって体温が上がり、基礎代謝が上がるといわれています。
また、寝不足や夜更かしは、自律神経を乱し、ストレスホルモンを増加させる原因となります。できる限り毎日決まった時間に就寝・起床するようにしましょう。
その③ 甲状腺ホルモンの異常型
甲状腺ホルモンの分泌が減少すると、代謝が低下してしまい痩せにくく太りやすい身体になってしまいます。
甲状腺ホルモンは内臓や脳など全身の臓器に作用して、代謝の調整をするホルモンです。
甲状腺ホルモンの分泌量が増えると代謝が高まり、興奮状態になります。
「甲状腺ホルモンの異常型」におすすめのダイエット
なるべくストレスを溜めない
減煙・禁煙をする
睡眠時間を一定にする
1日3食食べる
など、できることから行ってみてください。
ただ、病気が隠れていることもあるので、念の為内科、または内分泌内科で相談しましょう。
全てに共通することですが、ストレス・喫煙・不規則な生活リズムによって、ホルモンバランスは崩れます。
あまりに疲れ・だるさがひどいときには、病院を受診しましょう。
ホルモンを味方につけて、正しいダイエットを!
ストレスは女性ホルモンを減少させる原因となります。
なるべくストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
「ストレスで月経不順になる」ということは聞いたことがあるかと思います。
これは、女性ホルモンの分泌が減少している状態ともいえます。
また、女性ホルモンには分泌サイクルがあり、時期によってダイエットの効果が出やすい時期とそうでない時期があります。
エストロゲンの分泌量が増加している生理終了から排卵の前までの時期は1か月サイクルの中で一番痩せやすい時期です。その時期に効率良く痩せられるよう、周期の安定をまずは目標にしてみてください。
▼参考
高橋一広「2女性の健康とエストロゲン」日産婦誌60巻9号研修コーナー
宮澤節子,長浜幸子編「新編応用栄養学実習-健康なライフステージのために-」株式会社学建書院,2019年3月.
内田さえ「エストロゲンの機能とストレス~生涯を通じて健康を維持するために~」国際抗老化再生医療学会雑誌第2巻(11-18),2019
柳瀬敏彦,野見山崇,田邉真紀人「内分泌疾患に続発する肥満症」日本内科学会雑誌104巻4号
一般財団法人日本内分泌学会「橋本病(慢性甲状腺炎)
MDSマニュアル家庭版「甲状腺機能低下症」