40代で太る女性の6つの共通点。ジワジワ太るのが怖い…痩せる方法は?

更新日:2023-02-13 | 公開日:2022-02-25
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40代で太る女性の6つの共通点。ジワジワ太るのが怖い…痩せる方法は?

「40代になって太ってきた…」
「あの人は痩せているのに…なぜ?」

40代で太る女性の共通点を、栄養士さんに聞いてみました。
40代で痩せるためにできることもチェックしましょう。

監修者
望月 理恵子 先生

株式会社Luce
管理栄養士

望月 理恵子先生

経歴

株式会社Luce代表/健康検定協会理事長、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活動をおこなっている。

女性が「40代で急に太りやすくなる」理由

専門家女性
40代になると女性ホルモンの減少」「加齢による筋肉量の減少」などで、代謝機能が下がりやすくなります。
エネルギー消費の効率が落ちている状態なので、乱れた食生活を続けていると太っていく傾向があります。

「40代でも痩せてる人」との違いは?

専門家女性
  • 1日3食、バランス良い食事を摂っている
  • 運動習慣があり、筋肉量が維持されている
  • 規則正しい生活を送っている
  • 十分な睡眠をとっている

といった人は、40代になっても太りにくい傾向があります。

40代になると代謝機能が下がりますが、必ず太るというわけではありません。
基礎代謝量を維持し、エネルギーの消費がきちんと行われていれば、脂肪の蓄積を防ぐことができます。

「40代で太る女性」6つの共通点

  1. 女性ホルモンの分泌量が低下している
  2. 若い頃と「食べる量」が同じ(または増えている)
  3. 「糖質」ばかり食べている
  4. タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足している
  5. 体内の「酵素量」が減少している
  6. 日頃から運動をしていない

それぞれの「太るメカニズム」と「対処法」を解説しますので、心当たりがあるものをチェックしてみましょう。

共通点① 女性ホルモンの分泌量が低下している

専門家女性

女性ホルモンには、

  • 血糖値の上昇を抑える
  • 脂肪の蓄積を阻止する
  • インスリンの感受性を高める
  • コレステロールを正常値に調節する

などの働きがあるため、更年期に伴って女性ホルモンが減少すると太りやすくなると考えられています。

更年期からは「よく噛んで食べる」を習慣づけよう

専門家女性
女性ホルモンの分泌量低下の影響により、満腹感を感じにくくなっている場合があります。
食事の際は早食いせず、ゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

ゆっくりよく噛んで食べることで口内の刺激が脳へと伝わり、神経ヒスタミンが分泌されます。
この神経ヒスタミンには、満腹中枢を興奮させて満腹と感じさせてくれる作用があるため、食べ過ぎの予防になると考えられます。

共通点② 若い頃と「食べる量」が同じ(または増えている)

専門家女性
40代になると、10~20代の若い頃よりも 基礎代謝が低下します
基礎代謝量が低下しているのに、若い頃と同等またはそれ以上に食べていると、カロリーを消費しきれずに太ってしまいます。

40代からの食事で「避けたいこと」

専門家女性
  • 過食
  • 早食い
  • 暴飲暴食

などは、摂取エネルギーが多くなるので控えましょう。

太りにくい体にするには、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスを調整することが大切です。

\「食事の減らし過ぎ」は逆効果!/

 

食事を摂らない等の“極端なダイエット”は止めましょう。

体に必要な栄養が不足していると、逆に太りやすい状態に陥る恐れがあります。

共通点③ 「糖質」ばかり食べている

「糖質の多い食べもの」の例

  • 穀類(白米・食パン等)
  • イモ類
  • 甘い菓子類(白砂糖・生クリーム等)
専門家女性
糖質が多い食べもの食べ過ぎていると、糖質の過剰摂取で体が「糖化」し、脂肪の蓄積を促進させます。

「糖化」とは、“糖と結合したタンパク質”が蓄積してしまう状態”です。
糖化したタンパク質は、通常のタンパク質とは異なり、体や肌の老化を促進したり、肥満の原因になったりする場合があります。

「体の糖化」にはこうやって対策しよう!

専門家女性
  • ゆっくりよく噛んで食べる(20分以上)
  • 糖質を多く含む食品を過剰に摂らない
  • 就寝の2時間前には食事を済ませる

などを意識すると、糖化を防ぎやすくなります。

食べ始めて20分後に脳から“満腹のサインが送られる”といわれているため、食事の時間は長めに設定しましょう。

共通点④ タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足している

「タンパク質・ビタミン・ミネラル」が不足する食生活

  • 肉・魚・大豆類(タンパク質)の摂取量が少ない
  • 野菜(ビタミン・ミネラル)の摂取量が少ない
  • 海藻(ミネラル)の摂取量が少ない
  • 欠食が多い
専門家女性
タンパク質・ビタミン・ミネラルが不足していると、筋肉の合成などが滞ります。
その結果、基礎代謝が低下し、太りやすくなってしまうと考えられます。
また、エネルギー代謝が滞り、脂肪が蓄積されやすくなります。

こんな食べ物をおすすめします

栄養素

おすすめ食材

タンパク質

  • 鶏のささみ
  • 鶏のムネ肉
  • 赤身肉

など

ビタミン・ミネラル

  • 緑黄色野菜
  • キノコ類
  • 海藻類

など

太る人の共通点⑤ 体内の「酵素量」が減少している

専門家女性
酵素が減っていると、活性酸素※を除去しにくくなります。
その結果、「新陳代謝の低下」や「食べ物の消化・分解が滞る」といった状態になり、太りやすくなると考えられています。

※活性酸素…いわゆる“体をサビつかせる”細胞の機能を低下させる物質

体内酵素は、年齢ごとに1年で作られる量が決まっています。
20代をピークに徐々に量が減るため、40代頃から太りやすくなると考えられます。

食事から「抗酸化物質」を摂取しよう!

抗酸化物質

多く含まれる食材の例

β-カロテン

カボチャ/ニンジン/ホウレンソウ など

ビタミンC

小松菜/ブロッコリー/レモン/いちご など

ビタミンE

アーモンド/カボチャ/イワシ/ホウレンソウ など

ポリフェノール

ブルーベリー/緑茶/大豆/りんご など

フラボノイド

緑茶/レタス/大豆/春菊など

専門家女性
意識して“抗酸化物質(※)を含む食品”を摂取しましょう。
抗酸化物質を体内に取り入れることができると、肥満防止につながると考えられます。

※抗酸化物質活性酸素の発生や働きを抑制、取り除いてくれる物質

太る人の共通点⑥ 日頃から運動をしていない

こんな女性は要注意!

  • デスクワーク中心
  • 運動習慣がない
  • ほぼ家にいる
  • 近い場所でも乗り物を利用する
  • 階段を使わない
専門家女性
日々の運動不足により基礎代謝量が低下し、さらに消費エネルギー量も減少していると、太りやすくなります。

体を動かす習慣をつけよう!

専門家女性
  • ウォーキング
  • 水泳
  • ヨガ
  • ストレッチ

などの有酸素運動を継続して行い、脂肪を燃焼させましょう。

なかなか運動を始められない人は、「移動は徒歩にする」「階段を使う」などを意識すると良いでしょう。
軽い運動でも“自律神経の活性化”が期待できます。

自律神経は、女性ホルモン分泌に多大な影響を与えており、太りにくい体作りに有効と考えられます。

「下半身の筋トレ」で基礎代謝量をアップさせよう!

「下半身の筋トレ」の方法

  1. 仰向けになり片方の膝を立てる
  2. もう一方の足を伸ばした状態で持ち上げる
  3. ②のままさらにお尻も持ち上げる

※1セット20回、1日1~2セットを目安に行いましょう。

専門家女性
筋肉量を増やすと基礎代謝量のアップにつながります。
全身の筋肉の約7割が下半身にあるため、下半身の筋肉量を増加させるのが効率的です。

「40代でも痩せる方法」まとめ

専門家女性

40代で痩せるためには、

  1. 食生活の見直しと改善
  2. 少しでも運動できるように工夫する
  3. 十分な睡眠時間を確保する

がポイントです。

痩せる方法① 食生活の見直しと改善

  • タンパク質をしっかり摂る
  • 脂質・糖質は控えめにする
  • 食事は良く噛んでゆっくり食べる
  • 野菜を積極的に摂る
  • 夕食は20時までに済ませる。(特に就寝2~3時間前までに済ませる)

などを意識して実践するようにしてください。

これらの食生活は、「痩せやすい体づくり」と「カロリーの摂りすぎ」を防ぐうえで大切です。

痩せる方法② 少しでも運動できるように工夫する

  • こまめに家の掃除をする
  • 家にいても立っている時間を作る
  • 階段を使う
  • 散歩する

など、できる範囲から体を動かすようにしましょう。

エネルギーをきちんと消費して、脂肪の蓄積を防ぎましょう。

痩せる方法③ 十分な睡眠時間を確保する

1日6時間以上は眠るようにしましょう。

睡眠不足は、満腹ホルモンの減少、空腹ホルモンの増加、自律神経の乱れによる代謝異常などを引き起こす原因になることがあります。

要注意!40代のダイエットでの「NG行動」

  1. 栄養バランスを考慮せず、極端に食べる量だけ減らす
  2. アルコールの過剰摂取
  3. 朝食を抜く
  4. 炭水化物を摂らない

これらは太りやすい体になる原因になることがあるため、避けましょう。

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▼参考

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