二週間も生理が遅れている…。
妊娠検査薬は陰性なのに、なぜ?
「二週間以上生理がこない」理由を、お医者さんに聞きました。
妊娠の可能性や病院に行く目安も解説します。
監修者
経歴
医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院
陰性なのに二週間以上遅れている…これ大丈夫?
生理周期の乱れは、ストレスや疲労など、自分でも気づかないような些細な変化によって生じるため、健康な方でも生理が遅れることはよくあります。
ただし、二週間以上の遅れがある場合は、安心を得るためにも一度病院に行くのがいいでしょう。
陰性でも妊娠の可能性はあるの?
検査薬で陰性が出ても、妊娠している可能性があります。
検査薬を使うタイミングが早すぎると、妊娠していても陰性になってしまう可能性があります。
受診するのは婦人科?産婦人科?
婦人科と産婦人科、どちらを受診しても構いません。
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生理が遅れる4つの原因
妊娠していないのに2週間以上生理がこない場合
1.過度のストレス・疲労
2.過度なダイエット
3.肥満
4.甲状腺機能低下症
といった原因が考えられます。
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2022-10-27
20代後半だけど、なかなか妊娠できない…。
考えられる原因をお医者さんに聞きました。
健康的に妊娠・出産するために心がけたい生活習慣や、病院に相談する目安についても解説します。
20代後半でなかなか妊娠できない「よくある原因」は?
20代後半なのですが、なかなか妊娠しません…。
何が原因でしょうか?
20代後半で「なかなか妊娠できない」場合、以下のような原因も考えられます。
食事の栄養バランスが偏っている
過度の肥満
過度の体重減少
精神的ストレスの蓄積
激しすぎる運動習慣
それぞれ解説するので、心当たりがある場合は、生活を見直してみましょう。
原因① 食事の栄養バランスが偏っている
食生活の乱れによる栄養バランスの偏りは、妊娠しにくくなる要因の一つとなります。
卵巣や子宮を正常に働かせるためには、食事によって健康な体を作ることが大切だからです。
心当たりはありませんか?
食事の量が多すぎる
よく欠食する
揚げ物ばかり食べている
炭水化物ばかり食べている
加工品(インスタント食品やレトルト食品など)ばかり食べている
野菜を食べない
お菓子やジュースをとりすぎている
お酒をよく飲む
夜食が多い
極端に食事制限をしている
原因② 過度の肥満
過度の肥満は、「卵子の質の低下」や「子宮内膜が受精卵を受容する能力の低下」につながります。特に、BMI30以上の方は、不妊のリスクが高くなると考えられています。
BMIの計算方法
BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
心当たりはありませんか?
食事の量が多すぎる
揚げ物ばかり食べている
早食いをしている
野菜を食べない
食事の回数が少なく、一度の食事量が多い
間食・夜食が多い
運動不足
生活リズムが不規則
原因③ 過度な体重減少
痩せすぎてしまうと、脳の下垂体(※)からホルモンが分泌されなくなり、卵巣の働きに影響が出ます。
すると、排卵がうまく行かず不妊の原因になる可能性があります。
※下垂体:さまざまなホルモンの分泌量を調整する働きを持つ脳の部位。
特に、BMIが18.5未満の方は要注意です。
心当たりはありませんか?
最近、食欲が出ない
過度なダイエットをしている
食べる量は変わっていないが、運動量が増えた
普段のストレスが多い
疲労がたまっている
原因④ 精神的ストレスの蓄積
過度のストレスを感じることで女性ホルモンの働きが鈍くなり、不妊を招いてしまう可能性があります。
心当たりはありませんか?
不安を感じやすい
緊張しやすい
真面目すぎる性格
感情の起伏が激しい
相談相手がいない
自分の気持ちを表現することが苦手
人間関係が難しい環境下にいる
原因⑤ 激しすぎる運動
激しすぎる運動をすると、体内に大量の活性酸素が発生します。
その影響により、卵子の老化を促す恐れがあり、不妊につながる可能性があります。
心当たりはありませんか?
長時間の筋トレをする
ランニングをする
冷たいプールに入る
縄跳びをする習慣がある
重い荷物を運ぶ
普段から、上記のような体に強い負荷がかかる運動をしていたり、仕事で体を酷使していたりする方は注意が必要です。
「運動の強度を落とす」「適度に休憩する」など、負担がかかりすぎないようにしましょう。
健康的に妊娠・出産するために…意識したい「5つの習慣」
必要な栄養を十分摂取する
生理周期を確認する
湯船につかって体を温める
ストレスを適度に発散する
睡眠の質を向上させる
母子ともに健康的に妊娠・出産するために、上記のことを意識して生活しましょう。
おすすめ習慣① 必要な栄養を十分摂取する
母子ともに健康的に妊娠・出産するためには、十分に栄養を摂取する必要があります。
特に、
ビタミンD
ビタミンE
葉酸
を積極的にとるように心がけましょう。
必要な栄養素
多く含む食品
ビタミンD
鮭/サンマ/ブリ/しらす干し/きくらげ/干ししいたけ/卵
ビタミンE
アーモンド/卵/アボカド/オリーブオイル
葉酸
枝豆/ほうれん草/ブロッコリー/とうもろこし/納豆/グリーンアスパラ
必要な栄養素① ビタミンD
「ビタミンD」は魚類に多く含まれており、免疫力を高めてくれます。
20代の場合、ビタミンDの1日あたりの必要量は、「8.5μg」です。
過剰に摂取すると、健康を害する恐れがあるため、適量を摂取しましょう。
必要な栄養素➁ ビタミンE
「ビタミンE」はナッツ類に多く含まれており、子宮内膜の状態を整えてくれます。
20代の場合、ビタミンEの1日あたりの必要量は「5.0mg」です。
また、ビタミンEは、抗酸化作用を高めるためにも「ビタミンA」や「ビタミンC」と一緒に摂取するとよいとされています。
必要な栄養素
多く含む食品
ビタミンA
卵黄/バター/人参/ほうれん草/モロヘイヤ(※)
ビタミンC
パプリカ/ブロッコリー/芽キャベツ/ジャガイモ/サツマイモ/オレンジ/レモン
※人参・ほうれん草・モロヘイヤなどにはβカロテンが豊富に含まれています。βカロテンは、ビタミンAに変換されて作用します。
必要な栄養素③ 葉酸
「葉酸」は、枝豆やブロッコリーに豊富に含まれています。
健康な胎児が育つよう、妊娠前から必要です。
葉酸は1日あたり食事で「240㎍」(※)、サプリメントで摂取する場合は、1日あたり「400㎍」を目安にとりましょう。
※ゆでた枝豆100g弱には、約240㎍の葉酸が含まれています。1食分40g(25さや程度)に含まれる葉酸は、約104㎍となります。
これはやめよう!NG食生活
食事を抜いたり、1回の食事でたくさん食べたりするのはやめましょう。
「和定食」をイメージして、一日3食、主菜・副菜・主食の揃った食事をとるようにするといいですよ。
また、脂質や糖質のとりすぎは、肥満につながるのでよくありません。
肥満気味の方は、揚げ物やお菓子は控えめにしましょう。
おすすめ習慣② 生理周期を確認する
ご自身の「生理周期」を確認しつつ、「生理日数」についても知っておきましょう。
生理周期や日数が乱れている場合には、ホルモン異常や無排卵の可能性があります。
生理周期は25~38日、生理日数は3~7日程度が一般的です。
スマートフォンのアプリを使うと、日数管理がしやすくなります。
なお、「生理痛の重さ」も普段から気にするようにしてください。
生理痛が重い場合には、「子宮内膜症」や「子宮筋腫」の可能性があり、不妊のリスクが高まります。
これらを早めに知ることで、早期の治療につながり、よりよい健康状態で妊活に臨むことができます。
おすすめ習慣③ 湯船につかって体を温める
体を冷やしてしまうと、子宮まで血液が行き届かなくなってしまいます。
毎日、お風呂の湯船につかり、体の芯から温まりましょう。
38~40℃の湯に15分程度つかるようにしましょう。
体を温めて血流をよくすることで、妊娠しやすい体を作ります。
また、食後すぐに入浴するのは避けましょう。
就寝の2~3時間前ぐらいに入浴すると、入眠しやすくなるのでおすすめです。
おすすめ習慣④ ストレスをこまめに発散する
睡眠をしっかりとる
ストレッチなどで軽く体を動かす
人と話したり、笑ったりする
夢中になれる趣味を見つける
などにより、ストレスをこまめに発散して、溜め込まないようにしましょう。
ストレスを軽減して自律神経を整えることは、女性ホルモンを正常に分泌させることにつながるため、妊娠に効果的です。
「やらなきゃ」と思うとかえって負担になるので、無理なく続けられるストレス発散方法を見つけましょう
おすすめ習慣⑤ 6~8時間程度の質のよい睡眠をとる
睡眠の質が上がると自律神経が整いやすくなります。
その結果、女性ホルモンを正常に分泌させることができ、妊娠に効果的です。
目安の睡眠時間は6~8時間ですが、個人差があります。
「起床時に疲れがとれている」「日中に眠気を感じない」状態を目安にして、ご自分にとって十分な睡眠時間を確保しましょう。
「深い眠り」を得るためのポイント
朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びる
昼寝は15時までに30分以内にする
夜は23時(遅くとも24時)には寝る
夕方以降は「カフェインを含む食品」を控える
夕食は就寝の2~3時間前までに済ませる
飲酒は、就寝の3~4時間前までにする
就寝の2~3時間前に入浴する
就寝前はできるだけパソコン・スマホを触らない
病院は行くべき?
妊活中に「もしかしたら不妊なのでは?」と思ったタイミングで、病院で医師に相談してみるとよいでしょう。
「不妊」は、一般的に1年ほど避妊をしないで性交していても妊娠しない場合を指します。
ただし、現時点で「不妊かも?」と思うのであれば、1年を待たずに受診してもかまいません。
不妊治療にはこんな「メリット」が
病院で診てもらうことで、
妊娠に対して前向きになれる
生活習慣の改善につながる
万が一病気があった場合に早く見つけられる
というメリットがあります。
なお、従来から保険が適用されていた「タイミング法」に加えて、2022年4月から「人工授精」「体外受精」「顕微授精」にも保険適用が始まりました。
不妊治療に「デメリット」はないの?
不妊治療を受けることで、
精神的・肉体的な負担が大きい
費用がかかる
といったデメリットはあります。
まずは、生活習慣を見直すなど、今自分たちにできることを行いましょう。
その上で不妊治療を受ける場合には、ぜひ前向きな気持ちで向き合ってみてください。
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※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
公益社団法人 日本産科婦人科学会
株式会社宝島社「妊活にはセルフケアが大切!産婦人科医が産める体つくりを伝授
原因1.過度のストレス・疲労
過度のストレスや疲労は、ホルモンバランスを崩してしまい生理不順や生理を遅らせる原因となります。
スポーツや仕事、勉強などを頑張っている人に度々見られます。
眠れない、イライラする、ニキビや肌荒れが起きる、体が冷えやすくなることもあります。
一時的なものであればよいのですが、長く生理が止まれば「無排卵」などの原因ともなり、将来妊娠しにくい体になることもあります。
改善するためにできること
ストレスを溜めないよう、毎日十分な睡眠時間を確保して、食事をとりましょう。
また、ストレス発散に好きなことをしたり、運動をしたりしましょう。適度な運動は、血流を良くしてストレス発散によく立ちます。
原因2.過度なダイエット(神経性食欲不振症)
食事を抜いて、栄養が足りなくなるような過度なダイエットは、卵巣へ栄養が回らなくなるため、生理が止まる原因となります。
- 痩せたのに動くのがつらい
- 常に体がだるい
- 息が苦しい
「神経性食欲不振症」という病気になっているケースもあります。
<神経性食欲不振症の診断基準>
(参照:厚生労働省特定疾患·神経性食欲不振症調査研究班 平成元年)
- 標準体重の-20%以上のやせ
- 食行動の異常(不食、大食、隠れ食いなど)
- 体重・体型についての歪んだ認識(体重増加に対する極端な恐怖など)
- 発症年齢:30歳以下
- 無月経
- 痩せの原因と考えられる器質性疾患がない
改善するためにできること
食事は3食しっかりとりましょう。
ダイエットには運動量を増やし、筋肉量を増やすことが必要です。
神経性食欲不振症が疑われる場合は、心療内科・精神科を受診しましょう。
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原因2. 肥満
肥満(目安としてBMI値25以上)の場合は、生殖機能に異常が発生、し生理不順と引き起こすことがあります。
改善するためにできること
肥満の場合は、過度な飲食を避けるためゆっくり噛んで食べるようにします。
毎日少しずつ運動量を増やして、標準体重を目指しましょう。
原因3.甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症となると、甲状腺からの排出のホルモンが少なくなり卵胞が作られにくくなります。そのため生理不順や過多月経、無月経などが起こります。
甲状腺機能低下症は、軽度の時期には明らかな自覚症状は現れません。
重症の甲状腺機能低下症に進行すると、やる気が起きない、体のむくみ、体重の増加、倦怠感、便秘、冷え、皮膚の乾燥などを併発することがあります。
橋本病の患者さん、脳下垂体の病気がある方、甲状腺の手術後などはなりやすいです。
改善するためにできること
甲状腺機能低下症には、病院での治療が必要です。
生理不順や体調不良の他にも上記に挙げたような症状が多いようであれば、内分泌内科に相談をしましょう。
内分泌内科を探す
体からのサインに気づいて!早めの受診がオススメ
通常、いつも遅れなしに来ていた生理が2週間こない場合は、何らかの体からのサインであると考えられます。
病気が影響していることもあり、病気の原因が早くわかれば、治療も早く始められます。
生理は、ホルモンの排出の影響を受けているので、必ずしも生理の遅れが子宮の異常ではありません。他の部位からのサインであることも多くあります。
生理が遅れているときは、病院を受診しましょう。
妊娠していないか、婦人科系疾患がないか診察を受けましょう。
婦人科を探す
※異常がなければ、他に原因があると考え、別の病院を紹介されることもあります。
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2021-02-22
赤ちゃんをなかなか授からない…。妊娠できないのは、なぜ?
妊娠できない人の特徴と不妊の対処法ついて、お医者さんに聞きました。
病院での治療が必要な場合もあるので、不妊にお悩みの方は確認してみましょう。
「妊娠しにくい人」9つの特徴
生理痛が重い
生理の血の量が多い
生理の血の量が少ない
生理周期が乱れている
性行為の際に痛みがある
性感染症にかかったことがある
子宮筋腫を患っている
子宮内膜症を患っている
35歳以上である
以上の「妊娠しにくい人の特徴」に当てはまる場合は、一度婦人科・産婦人科行って相談してみましょう。
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妊娠しにくい状態を改善するために「心がける4つのこと」
病院での治療以外に、
適度な運動
栄養バランスの良い食事
カフェインの摂取を控える
冷え性の改善
の4つを日常生活に取り入れましょう。
① 適度な運動
ストレッチやウォーキングを習慣化しましょう。
ホルモンバランスが安定したり、血流がよくなることで生殖器官の働きが良くなったりします。
ストレスはホルモンのバランスを崩す原因の一つです。
適度な運動はストレスの発散にもなるので、不妊改善につながります。
女性だけではなく、男性にも“適度な運動”は必要です。
男性の場合、体の機能が向上し勃起力や射精力が高まります。
② 栄養バランスの良い食事
1日3食、規則正しい時間に食べましょう。
栄養バランスの良い食事は体の基本となります。
「◯◯さえを食べれば妊娠しやすくなる!」とは考えないようにしましょう。
大事なのは“栄養バランス”です。
主食(ごはん、パン、麺など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜、きのこ、海藻など)などバランスのよい食事を心がけてください。
③ カフェインの摂取を控える
カフェインの過剰摂取は妊娠の妨げとなる可能性があります。
コーヒーなら1日5杯以上飲む習慣がある場合は控えましょう。
ノンカフェインのハーブティーはリラックス効果もありおすすめです。
④ 冷え性の改善
体を温めるよう意識し、血行を良くしましょう。
体が冷えていると妊娠しにくくなります。シャワーではなく湯船に浸かり、冷たい食べ物を控えてください。
お医者さんには、なんて言えばいい?
生理周期と基礎体温を伝えましょう。
その他に、「過去に妊娠したことはあるか」「不妊治療の経験」を伝えてください。
また、性生活についても「月に約何回程度あるのか」など詳しく聞かれることがあります。
話しづらいかもしれませんが、不妊治療では必要な情報なので答えましょう。
どんな治療を受けるの?
基本的な治療の流れは3ステップです。
婦人科検診(子宮などに異常がないかを検査)
基礎体温の計測
タイミング指導
という流れで進むことが多いです。
まずは、婦人科検査を行います。
子宮がん検査、超音波検査、クラミジア感染症や淋菌感染症の検査、採血検査などを行います。
次に、基礎体温の記録を行なうように指導します。そしてタイミング指導を行います。タイミング指導とは、ホルモン値や卵胞の状態を計測し、妊娠しやすい性行為のタイミングを医師が指導する方法です。
※タイミング指導を行っても妊娠が難しい場合、人工授精(※1)や高度生殖医療(※2)とステップアップして治療を行っていきます。
※1 人工受精…あらかじめ採取した男性の精子を、排卵日前日~当時に子宮内に直接注入する不妊治療のこと。
※2 高度生殖医療…卵子や精子を採取して、体の外で体外受精や胚移植などを行う不妊治療のこと。
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男性側も検査を受けよう
不妊の原因は男性側にある場合もあります。
WHOの調査によると、女性側だけに問題がある場合が41%、男性側だけに問題がある場合が24%、男女両方に問題がある場合が24%でした。
「男性側の問題」とは?
精子に問題がある(精子形成障害※3、無精子症※4など)ケースや、勃起障害など性機能障害の可能性があるので男性側の検査も必要です。
※3 精子形成障害…精巣に異常があり精子が生産されにくくなる病気。
※4 無精子症…精液中に精子が認められない病気。
男性側にも問題がある可能性はおおいにあり、きちんと検査を行う必要があります。
女性だけで悩まず、パートナーと一緒に治療を進めていきましょう。
▼参考
一般社団法人日本生殖医学会