「生理前に3㎏も体重が増えた…」
「ちゃんと戻るか心配…」
生理前に体重が増加しやすくなる原因を医師に伺いました。
ご自身でできる対処法も解説します。
監修者
経歴
医療法人社団 石野医院
日本医科大学
日本医科大学付属病院
日本医科大付属第二病院
国立横須賀病院
東部地域病院
石野医院
生理前に3㎏も体重が増加!これって大丈夫?
一般的に生理前は、1~3㎏の体重増加がみられる時期です。
あまり心配しなくても良いでしょう。
むくみやすい人や便秘になりやすい人は、生理前に体重が増えやすい傾向があります。
体重の増減には個人差もあるので、自分の体重の変化を記録してみるといいでしょう。
合わせて読みたい
2023-01-31
数ある「生理管理アプリ」の中から、おすすめのアプリを徹底調査!
一般の方50名が選ぶベストアプリに輝いたのは…!?
今回Medicalook編集部でもアプリを試してみたので、実際に使ってみて感じたリアルな感想もお届けします。
<編集部員A 20代後半・未婚>
「ルナルナ」のヘビーユーザーです。他の選択肢は考えたことが無かったため、妊活をはじめるまでに知っておきたいかも。
ホンネ調査!おすすめの生理管理アプリ
今回は、「いくつかの月経管理アプリを使ったことがある30名の女性」に、最も気に入ったアプリはどれかアンケート調査を実施しました!
気になる結果は、以下の通りです。
(アンケート:「月経管理アプリで一番気に入ったのはどれ?」50名に聞きました)
「ルナルナ」が1位を独走!差を付けつつも「ラルーン」が2位、3位にはソフィから出ている生理アプリがランクインしています。
1位は、やっぱり「ルナルナ」(24票)
1位は、累計ダウンロード数1,800万を突破している「ルナルナ」。2022年11月でサービス開始から22周年を迎えたそうです!
よかった!
・ひと目で分かりやすい、シンプルで簡単なつくり
・生理日だけでなく体調管理もできる
・入力項目が少なく継続の負担が少ない
・不調がある際は、病院予約も併せてできる
・専門家監修のコラムで情報収集ができる
不満
・カップルでの共有機能が無い
・広告が大きめに表示されるのが煩わしい
・生理周期が少しのズレ・遅れると、病気や妊娠を疑われて受診を勧められる仕様が煩わしい
・生理日予測以外の機能も欲しい
・高校生や中学生向けな印象。30代後半以降は必要のない情報も多い
愛用者の口コミ
スケジュール帳がシンプルで明確。排卵日はいつか、近頃不調になりやすいのかどうかなど、アプリを開いたらすぐに分かるからいいですね。こういうアプリは外出時や人と居る自宅で長時間開きたくないため、すぐに閉じることができるものを選びたいです。(26歳)
これまで記録したものが数年前までパッと見られてとても管理がしやすかったです。また、「ルナルナ体温計」というアプリと連動させて月経日の確認もでき、妊活中に重宝しました。(36歳)
要らない情報が少なく、感覚的に使いやすいアプリだと思います。継続的に使いたくなりました!(41歳)
ルナルナ ダウンロード(Apple)
ルナルナ ダウンロード(Android)
2位は、ダイエット管理もできる「ラルーン」(11票)
生理日の予測はもちろん、婦人科系のお悩み相談コーナーや月経周期に合わせたダイエット、体重管理など、幅広いニーズに合わせたコンテンツが魅力の「ラルーン」。
体調一括で管理できる点が好評で、2位にランクインしました。
よかった!
・体重や体脂肪、肌や体調など美容管理も一括で行える
・匿名の掲示板機能もある
・体調管理において専門家からのアドバイスをもらえる
・コラムなど体調に関する情報記事が多くタメになる
不満
・カップルでの共有機能が無い
・コラムが10代の性に関しての悩みが多かったので、あまり使用しなかった
・無料版は広告が多くて煩わしい
・慣れるまでは、操作方法が分かりにくい
・無料の会員登録が必須
愛用者の口コミ
アプリ利用者が書き込める提示版があり、同じ悩みがある人を見つけられた点がよかったです。(33歳)
生理周期だけではなく、肌の状態やダイエット期間なども表示してくれてとても便利でした。(52歳)
広告がそこまで多く出てこない印象です。予測も割と的確だと感じています。(31歳)
ラルーンダウンロード(Apple)
ラルーンダウンロード(Android)
3位は、シンプルで使いやすい「ソフィ」(6票)
ユニ・チャームの生理用品ブランド「ソフィ」から出た生理管理アプリ。広告表示が無くシンプルなつくりなので、初めて生理管理アプリを利用する人におすすめです。
よかった!
・とにかくシンプルなので、感覚的に使いやすい
・広告表示が無い
・生理や体調を記録すると、24の体質から自分の生理タイプを診断できる
・専門家監修コラムで情報収集できる
不満
・カップルでの共有機能が無い
・以前の生理日を入力する工程でカレンダーからわざわざタップしないといけない
・カレンダーとして予定入力ができない(生理日入力しかできない)
愛用者の口コミ
医療用品メーカーのアプリだから安心できる点でいいです。(30歳)
デザインがとにかくシンプルで、とても使いやすいです。(44歳)
学生時代に姉妹アプリの「ソフィガール」を使用していて、自分の体質を調べられた点がよかったので年齢と共に「ソフィ」に乗り換えました。(22歳)
ソフィダウンロード(Apple)
ソフィダウンロード(Android)
4位は、予測精度の高さが魅力の「Flo(フロー)」(3票)
人工知能(AI)による生理日予測に定評がある「Flo(フロー)」。利用するほどパターンを学習して、より精度の高い予測をしてくれる点が人気で、世界中でシェアされています。
よかった!
・生理日予測の精度が高い
・妊活中の人は、正確な排卵日が分かる
不満
・カップルでの共有機能が無い
・カレンダーなどUIがシンプルで若干物足りなさを感じる
・AIが学習するまでは予測が当たりづらい
生理日予想の精度がかなり高く、モードに合わせて管理できるのが使いやすかったです。(31歳)
カレンダーがシンプルで見やすいです。(29歳)
Floダウンロード(Apple)
Floダウンロード(Android)
5位は、カップルで使える妊活アプリ「コノトキ」(3票)
生理日や排卵日などをパートナーと共有できる「コノトキ」。排卵日や通院日が近づくと通知してくれる機能もあり、妊活をしっかりサポートしてくれます。
よかった!
・パートナーと排卵日を共有できる
・通院や薬をもらう日、仕事やプライベートの用事など様々な予定も共有できる
・通知機能がある
・専門家による妊活アドバイスを受け取れる
・パートナーとのやりとりができるメッセージ機能が付いている
不満
・体調や通院記録などのコメント入力ができない
・多機能過ぎて上手く使いこなせなかった
愛用者の口コミ
パートナーと無料で生理日の共有ができる点が気に入っています。(22歳)
妊活をしていたので、月経日の記録だけでなく、それに付随してアプリからのお知らせや色々な体調面や気分を簡単に見やすく記録できるのがよかった。(30歳)
排卵予測日が近づくと、パートナーと自分に通知が来るため予定を立てやすく便利でした。(33歳)
Konotokiダウンロード(Apple)
Konotokiダウンロード(Android)
(PR)編集部からのおすすめ「4moon」
編集部のおすすめは「4MOON」。体重・体脂肪や、体調、基礎体温の記録に加えて、ニュースコラムページや懸賞イベントまである充実のアプリです。
新機能「毎日チャレンジ」では、歩数などのミッションをクリアするとチケットがもらえて、抽選に参加できます。当選すると「UNIQLO eGift Card」や「Amazonギフトカード」がもらえますよ!
よかった!
・ダイエット記録ができる
・ニュースコラムが充実している
・懸賞などイベントを行っておりお得な情報が入ってくる
・日記機能もあるため手帳代わりに活用できる
不満
・機能が多いためシンプルでいい人は持て余すかも
・広告が多い
愛用者の口コミ
4moonは、不正出血や体調、体重なども記入できて、スケジュール帳として活用しています。便利で使いやすいです(22歳)
4MOONの前身のMOONを利用していましたが、サービス終了したためこちらにうつりました。シンプルで使いやすいです(31歳)
4MOON ダウンロード(Apple)
生理管理アプリの選び方
ご紹介したアプリにはそれぞれ違った魅力があるので、どれを使うのがベストなのか悩んでしまいますよね。
「どのアプリがいいかわからない!」という方は、下記の一覧を参考にしてみてください。
※上記は、Medicalookが独自に検証・リサーチした傾向です。すべての人に当てはまるわけではありません。
生理日だけ記録したい人向け
機能は最小限、スケジュール管理だけで充分!という人は、スタンダードな「ルナルナ」か「ソフィ」がおすすめ。シンプルなので、「使い方がよく分からない」と悪戦苦闘することもなさそうです。
生理日以外も記録したい人向け
体の状態をすべて管理しておきたい人は、「ラルーン」がぴったり。医師監修コラムや掲示板など、様々なコンテンツを楽しみながら体調管理ができます。
生理日と排卵日が知りたい人向け
あまり時間をかけたくない人にうれしいアプリ。シンプルなデザインと、AIが排卵日を予測してくれるので、より正確に排卵日・生理日を把握したい人におすすめです。
妊活中の人向け
パートナーとのスケジュール共有やメッセージ機能が魅力のコノトキ。体調面や予定まで記録できるので、「しっかりと妊活したい人」向けのアプリといえるでしょう。
編集部でも試してみました!
上位にランクインした5つのアプリを、Medicalook編集部でも試しみました!
感想は以下の通りです。
<編集部員A 20代後半・未婚>
「Flo」「ソフィ」は生理日記入がとても楽!ワンタップで生理日を記録できるので、面倒くさがりな人は試してみてほしいです。
ずっと使用していた「ルナルナ」も気に入っていますが、ワンタップ記録を知ってしまった今、可もなく不可もない印象です。
<編集部員N 30代前半・未婚>
「ラルーン」は暇な時間に読みたいコラムが充実していて、通勤中の時間潰しになってよかったです。ダイエット中なので、体重や体脂肪まで管理できるのもありがたい!
<編集部員K 40代前半・1児の母>
「コノトキ」は妊活向け&パートナーありきのアプリかな…と思いました。私は妊活していないので、管理不要な項目が多く戸惑いました。
本気で妊活したい人向けですね!
生理管理アプリは、ご自身の目的に合わせて選ぶと失敗が無さそうです。
「どの程度しっかり生理を管理したいか」「妊活しているかどうか」を軸に、自分に合ったアプリを選んでみてくださいね。
※本記事に掲載している情報は、Medicalookが独自に検証・リサーチした内容で、メーカーによる公式情報ではありません。アプリの使用感は、あくまで個人の感想です。
※アプリ名やアプリ概要等の情報は、リサーチ時点での情報なので、変動する可能性があります。
生理前は体重が増加しやすくなるはなぜ?
- 体が栄養を蓄えようとする
- プロゲステロン(女性ホルモン)が増加する
- 血糖値が下がる
といった理由によって、生理前は体重が増加しやすくなります。
体が栄養を蓄えようとする
排卵後から生理前までの時期は、妊娠に備えて体が栄養を蓄えようとするため、脂肪が燃焼しにくく体重も減りにくくなります。
プロゲステロンが増加する
生理前に増加する「プロゲステロン」という女性ホルモンには、水分を体に取り込みやすくする作用があります。
そのため、むくみやすくなり、体重が増加します。
また、プロゲステロンは腸の働きも弱めるので、便秘による体重増加も起こりやすいです。
血糖値が下がる
生理前は血糖値が下がりやすくなります。
血糖値を上げようと食事量が自然に増えることで、体重が増加するケースもあります。
増えた体重、ちゃんと元に戻る?
ホルモンバランスの変化が原因で増えた体重であれば、生理後に元に戻ります。
特に生理が終わってからの約1週間は、体重が最も減りやすいタイミングとなります。
元に戻らない場合は、食べ過ぎや運動不足など、生理が原因でない事が考えられます。
生理前の体重増加を防ぐ方法は?
生理前の体重増加は体の自然なサイクルなので、完全に防ぐことはできません。
ただし、
- 食事回数を増やす
- しっかりと睡眠をとる
- ストレッチをする
といった点を心がけることで、ある程度は軽減できると考えられます。
その① 食事回数を増やす
1日の食事の総量は変えずに、食事回数を1日4~5回にしましょう。
生理前は食欲が増すことが多く、その分体重が増えてしまうことがあります。
空腹の時間を長く作らないようにすることで、食欲を満たし暴飲暴食を防ぐことができます。
その② しっかりと睡眠をとる
1日6〜8時間、睡眠時間を確保してください。
夜はカフェインの摂取を控え、ハーブティーなどのリラックス効果のある飲み物を飲みましょう。
睡眠不足は食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌を増加させます。
また、生理前はストレスを感じやすいため、体をゆっくりと休めることが大切です。
ストレスが溜まると、ストレス発散のために食べすぎてしまう場合があります。
その③ ストレッチをする
朝起きた時や寝る前などに、深呼吸しながらゆっくりとストレッチを行ってください。
一人で行うことが難しい場合は、ヨガなどのレッスンに通ってみてもいいでしょう。
ストレッチをすることで、血流がよくなりむくみを改善することができます。
ストレスの発散にもなるので、食欲の増進を抑えることにもつながります。
おすすめのストレッチ方法
- ラジオ体操を行いましょう
- ヨガを行いましょう。1日5回、3~5セット行いましょう
おすすめのヨガのポーズ
- 四つん這いの姿勢をとり、両手と両ひざは肩幅くらいに開く
- 腕と太ももが床と垂直になるようにする
- 息を吐きながら、背中を丸める(両手と両ひざの位置は動かさない)
- 息を吸いながら、ゆっくりと背中を反らせる
体重の気にしすぎはNG!リラックスして過ごそう
体重を気にしすぎると、不安やイライラによるストレスで、つい食べ過ぎてしまう場合もあります。
生理前後はできるだけリラックスして過ごしましょう。
ご自身の体重の変化を記録して、生理後には戻ることを体感しておけば、生理前に多少体重が増加しても不安にならずに過ごすことができます。
気にしすぎてしまう人は、生理前に体重を計測しないこともおすすめです。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
合わせて読みたい
2022-10-27
生理が早まると痩せるってホント?
太ることはある?
「生理周期と体脂肪の関係」について、お医者さんに聞きました。
ホルモンバランスを整えるための生活習慣についても解説します。
生理が早まると痩せる?
生理が早まると「痩せる」ように感じます。そんなことってあるのでしょうか?
個人差があるため、生理が早く来るからといって、必ずしも「痩せやすくなる」とは言えません。
痩せてしまう原因が先にあり、その影響で生理が早まるということは考えられます。
例えば、過度なダイエットにより体重が減少している場合、その影響で生理周期が乱れることがあります。
また、「甲状腺機能亢進症」(※)という病気を発症している場合は、生理が早まり、体重が減少するケースがあります。
甲状腺機能亢進症とは?
甲状腺機能亢進症とは、「甲状腺ホルモンが過剰」に分泌されてしまう病気です。
甲状腺ホルモンは卵胞の成長を早める働きがあるため、生理周期が短くなることがあります。
また、代謝にも影響するので、体重が減りやすくなります。
反対に…太りやすくなる可能性は?
生理周期が乱れると太る気がします…。「女性ホルモン」のバランスの乱れで太るって本当ですか?
はい。女性ホルモンのうち、「プロゲステロン」の分泌が多くなると、むくみや食欲が増進されるため、太りやすくなります。
さらに、ホルモンバランスの乱れは、「太りやすくなる」こと以外にも、女性の体に様々な影響を与えます。
生理不順や不正出血(生理以外の出血)、PMS(月経前症候群)などの不調が起こりやすくなり、自律神経失調症や不妊の原因となることがあります。
【体験談】生理が早まって痩せた・太った!
生理が早まって、痩せた・太った方々のエピソードを集めました。
生理が早まって痩せた!
生理が10日ほど早まったとき、2キロ程痩せました。いつもでは、そんなに変わりはありません。(43歳女性)
生理が2週間早まった際には、だいたい1.5キロくらい痩せた。ただ、食欲がなく、頭痛や胃部不快感などがありました。体調が悪くてやつれた感じです。(45歳女性)
生理が早まって太った…
生理が早まって痩せたことはありません。
たまに生理が早まるときには、2~5kgくらい太ります。12日ほど生理が早まったときには、体重が5kgくらい太りました。(25歳女性)
生理が7日ほど早まった際に2キロほど太りました。同じようなことが何回かあり、むくんでいたのかなと思いました。(29歳女性)
生理周期と体脂肪の関係
女性ホルモンには、「エストロゲン」「プロゲステロン」の2種類があり、それぞれ体脂肪や体重の増減に影響します。
種類
働き
エストロゲン
脂質の代謝を促す
精神状態を安定させる
プロゲステロン
体内に水分を溜め込む
食欲旺盛になる
「痩せやすい」時期はいつ?
生理が終わってからの約1週間は、体脂肪が落ちやすいと言えます。
この時期は、脂質の代謝を促してくれるエストロゲンが多く分泌されるためです。
生理前は「太りやすい」?
生理前の排卵後から生理前までの時期は、むくみや食欲を増進させる「プロゲステロン」の分泌が多くなるため、脂肪が燃焼しにくく、体重も減りにくくなります。
この時期は、妊娠に備えて体が栄養を蓄えようとするため、プロゲステロンが多く分泌されます。
女性ホルモンが乱れやすい人の特徴
油分の多い食べ物を頻繁に食べる
食べ物の好き嫌いが多い・偏食傾向
ダイエットで食事制限している
食事の時間が不規則
朝食をとらないことが多い
在宅ワーク・デスクワークが多い
ストレスが多い・発散できていない
夜勤が多い
朝に弱い
睡眠不足
上記に当てはまる場合、自律神経のバランスが乱れたり、女性ホルモンの分泌が「プロゲステロン」に偏りやすくなったりします。
この他、思春期や産後、更年期にも、ホルモンバランスは乱れやすいです。
ホルモンバランスを整える5つのポイント
ホルモンバランスを整えるためには、自律神経を安定させることが大切です。
普段から以下の5つのポイントを意識して生活しましょう。
規則正しい生活をする
ストレスをこまめに発散する
6~8時間程度の質のよい睡眠をとる
1日3食、主食・主菜・副菜の揃った食事をとる
週2回以上、汗ばむくらいの運動をする
ポイント① 規則正しい生活をする
規則正しく生活することで、体内リズムが整い、自律神経やホルモンバランスが整いやすくなります。
「規則正しい生活」を送るポイント
毎日、同じ時間に起床・就寝する
朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
夜は早めに寝る
食事は3食、規則正しくとる
特に、朝食は必ずとりましょう。体内時計をリセットし、自律神経を整えてくれます。
ポイント② ストレスをこまめに発散する
ストレスが溜まると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスも乱れやすくなります。
普段から、ストレスをこまめに発散するように心がけましょう。
おすすめのストレス発散法
好きな音楽を聴く
アロマをたく
お風呂にゆっくり浸かる
友人や家族とおしゃべりする
など
特に、「ストレスが溜まっている」と感じる日には、帰宅後にリラックスする時間を設けて、その日のうちにストレスを発散できるように心がけましょう。
ポイント③ 6~8時間程度の質のよい睡眠をとる
しっかり睡眠をとることで、自律神経のバランスやホルモンバランスを整えることができます。
「深い眠り」を得るポイント
入浴は、就寝の2~3時間前にする
夕食は、就寝の2~3時間前までに済ませる
コーヒー・緑茶・チョコレートなどのカフェインを含む食品の摂取は、就寝の5~6時間前までにする
就寝前のアルコールは控える
就寝前のスマホやタブレット、PCでの作業は控える
昼寝をするなら、15時までに30分以内にする
寝室を快適な温度・湿度に保つ
寝室を余計な音や光が入らない、静かで暗い環境にする
パジャマの素材を心地よいものにする
規則正しい生活をする
ポイント④ 1日3食、主食・主菜・副菜の揃った食事をとる
1日3食、栄養バランスのとれた食事をとることで、自律神経やホルモンバランスを整えることにつながります。
「和定食」をイメージするとよいでしょう。
ポイント⑤ 週2回以上、汗ばむくらいの運動をする
週2回以上、1日30分以上を目安に、体がぽかぽかして、汗ばむくらいの運動をしましょう。
続けやすい「おすすめの運動」
ウォーキング
ジョギング
ストレッチ
ヨガ
など
生活リズムが整いやすくなるので、日中に適度に体を動かすことをおすすめします。
ストレス発散やリラックス効果も期待でき、その結果、自律神経やホルモンバランスを整えることができます。
一人で運動を続けることが難しければ、家族や友人と一緒に行うとよいでしょう。
キレイに痩せるために気をつけること
過度な食事制限は、ホルモンバランスに影響し、生理周期の乱れにもつながります。
食事は3食しっかりとることを基本とし、体重が減り過ぎないように注意しましょう。
また、激しすぎる運動はストレスに繋がり、逆効果となる可能性があります。
「汗ばむくらい」の強度を心がけてください。
※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。
▼参考
荘田レディースクリニック ホルモンバランスについて
合わせて読みたい
2022-02-17
「生理前に、そんなに食べていないのに太ってしまうのはなぜ…?」
「太ったまま戻らなかったらどうしよう?」
生理前に体重増加してしまう理由について、栄養士さんに聞いてみました。
生理前は何日前に太るのかといったことや、“太りやすい期間”に気をつけることについても紹介していきます。
生理前に「食べる量は変わらないのに太る」理由
生理前は、女性ホルモンの分泌に変化があります。
そのため
脂肪が燃焼しにくくなっている
むくみやすくなっている
便秘になりやすい
という状態で、太るような行動をしていないのに、体重が増えることがあります。
“太りやすい期間”はいつからいつまで?
生理前の2週間にあたる排卵後から生理前までの時期は、痩せにくくなります。
何キロくらい体重が増える?
生理前に1㎏~3㎏の体重増加がみられることが多いです。
体の中で何が起こっているの?
生理前の排卵後から生理前までの時期は、妊娠に備えて体が栄養を蓄えようとするため、脂肪が燃焼しにくく体重が減りにくくなります。
また、生理前にはプロゲステロンという女性ホルモンが増加します。プロゲステロンには、水分を体に取り込みやすくする作用があるため、生理前はむくみやすくなります。
プロゲステロンにより腸の働きが低下すると、便秘を起こしやすくなり、その結果体重が増えることがあります。
また、血糖値が下がりやすくなるため、血糖値を上げようとして食事量が増えると、体重の増加につながります。
※ホルモンバランスの乱れで一時的に便秘になっていると、お腹がぽっこりしてしまうケースもあります。
生理が終われば、体重も戻る?
生理前に増えた体重は、とくにダイエットなどをしなくても自然と落ちるのでしょうか…?
はい。
ホルモンバランスの変化による体重増加であれば、自然と落ちることが多いです。
“太りやすい期間”に気をつけること
生理前の太りやすい期間は、
1日3食、バランスのよい食事をとる
食べる順番を工夫する
しっかり睡眠をとる
体をあたためる
体重をあまり気にせず、リラックスして過ごす
といった5つのポイントに気をつけるとよいでしょう。
Point① 1日3食、バランスのよい食事をとる
食事は欠食せずに、1日3食食べましょう。
食事をとるときは、和定食のような主食、主菜、副菜の揃ったバランスのよい食事を心がるとよいでしょう。
食事を抜くと、空腹感が強くなり、かえって食べすぎてしまう可能性があります。
とくに、糖質の多いものをたくさん食べたり、食事の最初に食べたりすると血糖値の急上昇が起こり、脂肪の蓄積につながります。
もし3回の食事だけでは「空腹感に耐えられない」のであれば、1日の食事の総量はそのまま変えず、食事の回数を1日4~5回に増やしましょう。
Point② 食べる順番を工夫する
食事は、副菜→主菜→主食の順で、よく噛んでゆっくり食べましょう。
食べる順番を工夫することで、エネルギーの過剰摂取や血糖値の急上昇を抑えられ、減量しやすくなります。
特に食事の最初に海藻類を食べると、海藻に含まれる水溶性食物繊維が糖質の吸収をゆるやかにしてくれるため、脂肪蓄積の予防につながります。
Point③ しっかり睡眠をとる
7〜8時間を目安にしっかり睡眠をとりましょう。
より快適に眠るためには、快適な温度・湿度に設定しましょう。
音や光は、質のよい睡眠を妨げます。静かな環境を整え、電気は消しましょう。
パジャマの素材などにも気をつけるとよいでしょう。通気性の綿の素材や、肌触りのよいシルクの素材などがおすすめです。
寝る前に“早めにすませる”とよいこと
就寝の2~3時間前までに夕食をとる
就寝の2~3時間前に入浴する
コーヒーやチョコレート、緑茶などのカフェインを多く含む食品の摂取は、就寝の5~6時間前までにとる
寝る前には“控える”こと
アルコールの摂取
スマホ・PC作業
また、夜に眠れなくなる原因となるため、夕方以降に昼寝をするのは、やめましょう。
Point④ 体をあたためる
シャワーではなく、お風呂につかり、体をあたためましょう。
飲み物や食べ物は温かいものを選ぶようにしてください。
Point⑤ あまり気にせず、リラックスして過ごす
体重増加について気にしすぎると、その不安やイライラによるストレスで、食べ過ぎてしまうこともあるので、体重についてはあまり気にしないようにしましょう。
好きな音楽を聴く
アロマをたく
お風呂にゆっくり浸かる
友人や家族とおしゃべりする
など、リラックスできることをして、できるだけストレスをためないようにしましょう。
生理前の体重増加は「ちゃんと戻る!」
ホルモンバランスの変動により、体重が一時的に増えることもありますが、自然と戻ることが多いです。
あまり気にせず、できることをして過ごしましょう。